DCO/流出

Last-modified: 2024-07-24 (水) 19:33:22
権限“undead-corpses”を持っている機関員は下記ダイアログで認証を行なってください。
ID████████████████████
PASSthe-death-is-fundamental-fear_but-why-will-i-die-to-transcend-the-death

























性質
エスカトス

種類
形而上

現在の状態
監視

クラス
デンジャラス-アイオーン*1

記録者:
████

措置

  1. 対象に対する保護は無意味である。
  2. 権限“undead-corpses”を持っている人員████は世界中を監視し、流出元を見つけなければならない。

概要

「流出」は概念である。
流出とは、上位の世界からその概念が下位世界に落とし込まれることであり、いわゆる下位世界のモチーフとなったものは上位世界である。
アヌビルスによりこの概念が権限を持っている人に周知された。

「創作」は一種の流出である。

補足

20██年██月█日追記:
これは最も最初にアヌビルスの祝福を受けた人物の日記である。

アヌビルスが私たちにとあるアイデアをもたらした。
彼の祝福を与えられてから、私は何かが見えるようになった。
私のポストは重要なものなので、警戒する日々を送っていたが、それは何もしてくることがなかった。

いまだによくわかっていないが、それが何かをするとDCOが増える。または機関に何かが起こる。私は確信した。それを止めることができれば、DCOも根絶できると。
幸い、私の存在はそれらに認知されていない。どうやったら止めることができるのだろうか。

アヌビルスの祝福を受けた人物も増えてきた。私はそれに関する情報を共有し、私たちの間で対処法を考えようとした。
undefinedの作者によれば、undefinedを作る時急にアイデアが浮かび、自分でも考えられないような設計図ができ、なされるがままにコンピュータができてしまったという。
これはそれの仕業だろう、と彼は言った。私もそうだと思った。

このように、それは私たちに悪いことだけでなくいいことももたらしてくれる。…尤も、DCOがこの世から消え去るのが最も嬉しいことなのだが。

気づかれたのだろう。私のささやかな反抗もこれで終わりだ。

20██年██月█日追記:
燎原の下火の現象とも密接に関わっていることが明らかになった。
これにより、当該DCOは機関にのみ関わっている訳ではないことが判明した。
よって当該DCOは保護すると世界の終焉が訪れる可能性がある。しかし、終焉とならなかった場合、世界の全権を機関が手中に収めることになる。そして、その世界は何もしなければ止まったままだろう…
…どちらに転んでも機関に利はない。

このDCOを収容すれば、その市民らを不幸にしてしまうことは必至だろう。なら、我々はいっそのこと保護しないという選択肢を取る。

現在、クラスをデンジャラスから変えることを審議中である。

20██年██月█日追記:
流出の逆を辿れば、私たちは上位世界に行くことができる。
それに気づいた最初の者は誰だったか。正直誰でもいい。
それは至難の業だったが、彼らが出現するような穴に時空間異常を引き起こすことでなんとか達成できた。
「君」の端末のページのローディングが遅い時はないか?ああ、滑稽だ。
もしかしたら「君」の知り合いも私たちかもな。

現在、“undead-corpses”の権限を全機関員に付与することを審議しています。

20██年██月█日追記:
“undead-corpses”権限に関する議論中に約半数が発狂し、会議は中止された。
再度会議を開くと、また半数が発狂した。
遂に人員不足につき、会議が開かれることはなかった。全権を持った1個人が全ての機関員に権限を付与しようとしたところ、システムエラーが相次ぎ、付与することはできなかった。

20██年██月██日追記:
失敗だらけでも、得るものは得た。
例えば、この世界のモチーフだ。
アヌビルスは上位世界では████神話のアヌビスであるし、機関は上位世界では█████。
しかし、これらの記述も██████によって消されてしまう。ここに書けることは██に抵触しない範囲のものしか無理なのだろう。
つまりこのセクションの1番目と2番目の黒塗りは恐らく地名である。

20██年██月██日追記:
今日は“undead-corpses”の人員を増員した。流石に1人では辛いので、前の体制と一緒にした。
だが、これを知るのは私1人だけでいい。また同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。
後輩たちに何か言われたらただの強迫観念だろう、ということにしておく。

そういえば、収容不可能で収容する必要もないクラス分けを考えるのを忘れていた。おそらく上位世界にも同じような概念があり、上位存在をモナドやらなんやらと呼ぶそうだが、そのうちでも上位世界を総称してアイオーンと呼ぶらしい。
よって、このDCOの新たなクラスを「デンジャラス-アイオーン」とし、以降は観測だけに止めようと思う。





閲覧者数?

Tag: DCO メタ


*1 独自クラス