アイテム/【ラフト】

Last-modified: 2023-04-01 (土) 05:36:15

原語は「Raft」。
筏(いかだ)、救命ボート、浮桟橋のこと。
ウィキペディアの記述によると、

いかだ(筏・桴)は、木材・竹など浮力を持つ部材をつなぎ合わせ、蔓などで結びつけた、水上構造物である。 航行や養殖の目的に用いられており、用途に応じて船舶または浮きの集合体とみなされる。

船のように、素材を組み合わせて浸水しない空間を形成して浮力を確保しているわけではなく、丸太や皮袋など素材本来の浮力をそのまま使っている。そのため、転覆はしても浸水による沈没はしない。
木や竹を蔓やロープで縛り付けた物が一般的だが、空気を入れた皮袋を浮力材として使うタイプもある。積載量は少なく波に耐える能力も低いが、ある程度の幅がある河川や沿海ではよく使われていた他、渡し船や木材の運搬でも使われた。
また筏の上に小屋を建てて定住する例もある。
ファンタジー作品では河川を渡る場面や乗っている船が難波する場面などで出てくる程度。コンピュータゲームの『ゼルダの伝説』シリーズの初期では河川を渡るアイテムとして登場する。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

クラシックD&D第4版ではエキスパート・ルール・セットで登場する水上の乗物の1つ。ルールサイクロペディアの日本語版では「いかだ」と訳語が当てられている。
船大工が作り上げる正規品と、現場で自作される物に分けられる。
基本価格は1平方フィート当たり1gp。10フィート四方のものが基本だが、最大でも30フィート×40フィートまでの物しか作られない。自作の物は600平方フィートまで。
収容力は本職の船大工が製作した物なら100平方フィート(10フィート四方)当たり10000cn。自作した物はその半分しかない。
移動には櫂(オール)を使うので移動速度は遅い。

関連用語

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