呪文/【タイム・ストップ】

Last-modified: 2023-01-14 (土) 14:47:34

原語は「Timestop」。
自分は動けるが、周りは静止するという現象を起こす魔法の呪文。
「時間停止」という効果はSF作品の特殊な装置や超能力の1つとして昔から存在している。近年でも様々な作品で、特殊効果の1つとして使用されている。

クラシック・ダンジョンズ&ドラゴンズ

マジックユーザー呪文及びエルフ・ウィザード第9レベル呪文。
時間を停止させる呪文。時間が停止している間は、術者のみ行動可能となる。効果は2~5ラウンドなので、もたもたしなければその分の行動できる。
制限は以下の通り。

  • 時間停止中に呪文を発動しても、時間停止中は発動しない。時間停止が解除された瞬間に全てが同時に効果を発揮することになる。
  • 術者は物理的にしろ呪文発動にせよ、時間停止中に他者を傷つけることはできない。
  • 他者が握っているアイテムは外せない。ただし「くっついていない」物は外すことができる。
  • 術者は「プロテクションフロムエビル」や「アンチマジックシェル」の効果を通り抜けることはできない。
  • 火や冷気、ガス、毒などの効果を術者が被っている場合、その効果範囲内にとどまる限り、時間停止中でもその効果を受けてしまう。
 

上記の制限と第9レベル呪文である事を差し引いて考えても、非常に強力な効果を持つ呪文。高レベル域の魔法戦ではこれで一気に複数の呪文を叩きこむのが定番の戦法。
ちなみに解説文によると、時間停止の効果は「術者のスピードを猛烈に高める為」であり、そのため周りのもの全てが凍結しているように見えるとされている。

アドバンスド・ダンジョンズ&ドラゴンズ

第2版

ウィザード9レベル呪文。訳語は「時間停止」。
オルタレーションに属する。
コンポーネントはVのみ。
効果範囲内の時の流れを1ラウンドだけ停止させる呪文。
外部から見ると、一瞬だけ直径30フィートの球状が輝いたように見えるだけだが、その一瞬で術者は1d3ラウンド分の時間だけ行動することができる。この呪文の効果範囲は半径15フィートしかなく、術者がその効果範囲から出るとその時点で呪文は終了してしまう。


術者がとれる行動や制限に関しては特に明記されていないが、概ねクラシックD&D版と同じと見なしていいだろう。