映像作品/【ダンジョン&ドラゴン2】

Last-modified: 2021-03-01 (月) 23:20:52

原題は「Dungeons & Dragons: Wrath of the Dragon God」。
相変わらず邦題は「ダンジョン&ドラゴン」と複数形が無理やり省略されている。
監督はジェリー・リヴリー。上映時間は105分。アメリカ合衆国では劇場公開はされず、2005年10月8日にDVDが発売された。タイトルでは前作の続編とされているが共通するのは一部の名称と、ブルース・ベインが「ダモダー」という悪役を演じるという部分のみで、ストーリーに関連性はない。
日本では2006年10月21日に劇場公開された。この時「THE ELEMENTAL MIGHT」という副題が付いていた。
2007年1月25日にジェネオン エンタテインメントよりDVDが発売されている。

あらすじ

イシュミール王国の宰相べレクはハース山で、かつて見た古代文明チュランの遺跡にあった古文の通りに眠る巨大な黒竜(ブラック・ドラゴン)を発見する。そこで妻である魔術師メローラの協力で書庫にあったチュランの書(リブラム)を解読する。そこから判明したのは、3000年前に起きた悪の竜神ファラジュアの存在とその支配を防がんとしたチュランのメイジ達との戦いや“ファラジュアの宝珠(オーブ)”などを駆使したファラジュアの封印、100年前にアンデッドの呪いを受けたダモダーが遂に宝珠を手に入れてファラジュアの復活を目論んでいるという事実だった。
国王より宝珠奪回の命を受けたべレク再び剣士となり、女戦士ラックス、オバドハイに仕える神官(クレリック)ドリアン、エルフの女魔術師オーマリン、悪党(ローグ)ニムの精鋭達を選りすぐった。
僅か5人で任務を成功させるべくべレクが考えたのは、アレクの地下納骨堂にある“透視の水槽”で宝珠の在り処とダモダーの防御態勢を確認し、一気にオーマリンの瞬間移動(テレポート)でダモダーから宝珠を強奪する事だった。納骨堂の場所を知る筈のカートルの小鬼(ゴブリン)の村へと急ぐベレク達一行だが、その前には悪名高い“心臓刈りの森”が広がっていた。
一方、宝珠の再封印法を探っていたメイジ評議会ではメローラの活躍でチュランの書の解読が進み、メローラが最初に幻視術(ビジョン・スペル)で視た封印の儀式の間を発見していた。しかしメローラはその幻視術が元でダモダーに呪われており、体が徐々にアンデッド化しつつあった。
そんな中、ファラジュアが復活する『最初の新月の夜』は、あと数日後に迫る。

評価

映画批評のサイトではそれほど評価は高くない。
しかしファンタジーアクションとしてはベタだが、D&Dを遊んでいたプレイヤーたちからは前作よりは設定や物語がD&Dらしくまとめられているとの声がある。