はこぶね白書

Last-modified: 2011-06-06 (月) 09:33:43

はこぶね白書/藤野 もやむ

732 名前:はこぶね白書 1/2[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 15:37:36 ID:???
『はこぶね白書』 藤野もやむ
(月刊コミックBLADEで連載中)
2006年7月現在コミックス1巻発売中


福田ねこ(15歳)は、頭が悪い。
そのため中学の卒業式になっても高校の合格通知が
届いていなかった。ぐるぐると不安がつきまとう。
そしてようやく森盛高校という全寮制の学校に
合格することができた。が、実は森盛高校は
「人間じゃないものが人間になろうとがんばる学校」
つまり化け系動物が(人間に化け)通う学校だった。
ねこは「入学状」を渡す際に人間であることが知られ
一度は追い返されそうになるが、食い下がりなんとか入学させてもらう。
人間であることは他の生徒に知られてはならず、
他に人間がいるのかということも教えてもらえない。
かわりにねこは「森盛辞典」という「学校のことなら
大概載っている」分厚い本を渡された。
不安を抱えながらもねこは学校生活で友人を作り
また他の人間の生徒も見つかり、部活に入る、
テストの番数の良さに驚くなど、ときどき元の生活を
気にしながらも皆にとけこみ日々をすごす。
しかし「ねこが迷っているとき」現れる紫の筋の模様を
持つ白蛇や、謎めいた同級生の存在、外と自由に出入り
できない学校と不意に現れ消える抜け穴が存在する
周辺の構造、外につながる電話がかけられる寮の1階に
ある電話など気になることも……。


といった学園物のような動物物のようなちょっと不思議な話。



733 名前:はこぶね白書 2/2[sage] 投稿日:2006/07/09(日) 15:41:09 ID:???
【登場人物】

福田ねこ(人間)
主人公。1年白組。運動はちょっと人並み以上にできる。
好奇心に駆られ忍者部に入る。

鈴原みぃ子(猫)
クラスメイトで寮も同室。他の生徒を「狸くさい」などと
叩いたりする。わがまま。ねこに懐いている。忍者部。

荒木狐タ郎(狐)
クラスメイト。学校にはヨメ探しに来たらしい。みぃ子が
好き。裕一のことをねこに紹介した。バスケ部。

宅間裕一(人間)
クラスメイト。狐タ郎と寮で同室。猫好き。ねこ以上に
元の生活を気にかけている様子。バスケ部。

鎌場梅花(狸)
クラスメイト。大人しい子。頭の花飾りがないと人間に
化けられない。お姉さんも森盛高校に在学。美術部。

相模左甫(?)
クラスメイト。落ち着いた性格。よく黒猫といる。謎。
美術部。

相模右甫(?)
1年赤組の生徒。左甫の兄(らしい)。忍者部。

(あと蛇も生徒にいる)





532 :はこぶね白書1:2011/05/30(月) 06:44:55.62 ID:???
途中までだったのでつけたしてみる

動物たちが人間になるための学校に入学した福田ねこ(頭の文字をとってあだ名はフネ)は
人間だということを周囲に隠して学校生活を送ることに
(名前がねこなので生徒には猫だと思われている)
フネを猫だと思ってる同室のみい子(正体は猫)、みい子を好きなコタロウ(狐)
コタロウを好きな梅(狸)、フネが好きでフネと同じように動物のフリをしてる宅間(人間)
だいたいこのメンバーでつるんでいる

フネと友人のみい子は一緒に忍者部という謎の部に入部することにした
そこでクラスメートのサスケの双子の兄(顔そっくり)ユウスケと出会う
(本当は一度会ってるがその時はユウスケをサスケと勘違いした)
ユウスケはフネに宅間が好きかと問いかけたり
みい子にキスをしたりサスケを脅したり
フネの森盛辞典(担任からもらった大事な本)をこっそり奪おうとしたり
とにかく周囲をひっかきまわす

ある雨の日、体力アップのため校内をランニングする忍者部の面々
バスケ部の宅間やコタロウも校内を走っている
宅間はユウスケに福田との仲をからかわれ
「まさか!種族違うし(なんて本当は同じ人間だけど)」と答える
ユウスケはそんな宅間にため息をつき、誰も見てないのを見計らって
宅間を外の階段から突き落とす
声をききつけたフネが外を見ると………そこには倒れている狐の姿があった



533 :はこぶね白書2:2011/05/30(月) 06:48:35.36 ID:???
宅間祐一は自身を人間だと思い込んでいた狐であった
※落ちたショックで変身がとけた
みい子やコタロウは匂いで最初から狐だと知っていたようだが
(猫は匂いがいろいろなのでフネの正体がばれる心配はないらしい)
フネと宅間の衝撃は大きく
宅間は「(フネに)好きだと言わなくて良かった」とつぶやいて
気持ちを整理するため学校をやめることに

宅間を引き留める事が出来なかったフネは涙を流し
自分はこの学校にいていいのか、自分のいるべき場所はここなのかと悩みだす
そんなフネのもとにユウスケが現れ
「無理をしてここにいる必要はない」と慰める
その言葉から、フネは勢いでみい子に「私人間なの」と告白し
荷物をまとめ学校を脱走する(時間は夜)


534 :はこぶね白書3:2011/05/30(月) 06:51:22.98 ID:???
ユウスケがフネを学校から追い出そうとしてる
と知った弟のサスケはコタロウにフネを追いかけるよう促す
翌朝、フネのいる場所までたどり着いたコタロウ
自分は人間で、私とコタロウたちの間には境界線がある
本当は入っちゃいけないんだよ、とコタロウと自分の間に1本の線を引く
しかしコタロウはそんな事はおかまいなしに境界線を越え
フネやみい子、宅間たちと繋がった「友達の線」を描く(人物相関図っぽいの)
そんなコタロウに説得され一緒に学校に帰ることに
帰ってきたらみい子は寝ていて
「フネが人間だという夢をみた」となぜか夢にされてしまった

翌日「猫のサスケと狸の梅の異種間恋愛発覚」
と校内新聞に張り出される。またもユウスケの策略
そんな二人にもやもやするフネだがいろいろあって誤解は解け騒ぎは収まる

その後担任の綿貫から「この学校には動物の生徒にまざって
生徒が人間世界で暮らすに問題がないか判断するテスト試験管…忍者がいる」
と聞く。担任はフネがその忍者であると勘違いし、「森盛辞典」を渡してしまった
そして本当の忍者はユウスケで任務のためにフネの存在は邪魔であると思い
追い出そうとしていたらしい。本来の持ち主のユウスケに辞典を返しユウスケとは和解
フネはユウスケとサスケが人間だと知る



535 :はこぶね白書4:2011/05/30(月) 07:05:48.01 ID:???
しばらくして学校では「死」の授業が行われた
死というものがなんなのか多くの動物たちはしらないらしい
その授業のあとからみい子の様子がおかしくなる

みい子が人間になる理由、それは「テルオ」(人間)に会いたいから
テルオはみい子の好きな人
病弱な売れない小説家で小さな賞をとって喜んでいた
ある時テルオはずっと目を覚まさず、しばらくして彼はどこかへ連れて行かれた
動物だったみい子はテルオの死が分からないまま
家を脱走しこの学校にやってきたのだった
「テルオに会いたい」「もう会えないなら人間になるのやめる」
と泣くみい子に「私も人間だよ…でもみい子と友達でいたい」とフネは言う
その後みい子はテルオの死とフネが人であることを受け入れ
「テルオと同じ場所に立ってみたい」と人間になることを再度決意する

あとはフネがサスケに告白したり、サスケが死のうとしたり
フネがこの学校にきたのはサスケのせいだと判明したり
サスケが学校出ていったりととにかくサスケのターン

しばらくしてユウスケからサスケと一緒に忍者の仕事をやるかもしれないと聞かされる
また宅間からコタロウやフネに手紙が届き、「人間になったら会おう」と約束する
色々な事が一段落して、フネは今までの事やこれからの事を書きとめたいと思い
担任に日記をもらう(日記帳はないので白紙のノートをもらった)
そしてサスケからフネ宛てに手紙が届いて終了



536 :マロン名無しさん:2011/05/30(月) 07:13:06.84 ID:???
森盛辞典や他の方が書いたあらすじにある蛇の話は
言葉だと説明しにくいし二転三転してややこしいので省きました
最初はほのぼのとした可愛い雰囲気で
宅間が出ていってから暗い展開になっていきます
全体的にはフネとみい子の友情と成長を描いた作品だと思います