わたしは真悟

Last-modified: 2011-05-22 (日) 14:01:47

わたしは真悟/楳図 かずお

502 :わたしは真悟:2011/05/08(日) 10:44:19.28 ID:???
未解決から楳図かずおの「わたしは真悟」をざっくりと

小学生の悟と真鈴は町工場の産業用ロボットを通じて惹かれあい、将来を約束しあう。
しかし、真鈴の家が外国へ行くことになり、大人たちの都合で二人は離れ離れになってしまう。
二人は、思いの証として子供を作ることを考える。どうすれば子供ができるか、と産業用ロボットに聞く。
ロボットの「333のテッペンカラトビウツレ」という回答に従い、
二人は東京タワーのてっぺんに登り、救助に来たヘリコプターに飛び移る。
二人は大人たちに怒られて引き裂かれ、真鈴は外国へ行ってしまう。

しかし、二人がロボットの指令どおりにしたことで、ロボットに自我が目覚める。
ロボットは親二人の名前をとって自らを「真悟」と名乗り、悟が残した真鈴へのメッセージ
「今でも愛しています」を伝えるために行動を開始する。



503 :わたしは真悟:2011/05/08(日) 10:46:22.75 ID:???
コンピュータネットワークを通じて知能と能力を増大させ、人工衛星までも乗っ取り、真鈴を探す真悟。
真鈴は外国で悪意ある男に言い寄られ、精神を病んでいた。真悟は真鈴を守るため人工衛星を落とす。
悟からのメッセージを受け取った真鈴は「わたしも愛しています」という言葉を伝え、
そのときに真鈴の「こども」は終わった。

真悟は真鈴のメッセージを悟に伝えようとするが、人工衛星を落としてからは急速にその知能と能力が衰えていく。
それでも必死に伝えるべきメッセージを忘れまいとしながら悟をさがす真悟。
最後に自分の腕で記憶に残った二文字を地面に書き残して力尽きる。
そこを通りがかった悟が地面に書かれた「アイ」という二文字を見つけ、そこで悟の「こども」は終わる。
そして、アイだけが残った。

以上です。