エクセル・サーガ

Last-modified: 2020-11-27 (金) 08:17:27

未解決から『エクセル・サーガ』
詳細を書くとやたらと長く複雑になるのでざっくりした要約で
というかそもそも明言されていない事があるため真相を知ってるのは作者だけ
推測で書いてる部分も多いから、修正できる人はやってくれ。
 
・大まかなストーリー(コミカル方面の話)
「秘密結社アクロス」の総帥イルパラッツォは腐った世界を正すべく
世界征服を開始する…が、いきなり世界征服は性急すぎて民が付いて来れないので
日本征服から開始する…も、ちょっとダメっぽいので息切れ回避の為
市街征服から開始するべく、部下のエクセルと共に活動を開始する。
色々トラブルはあったが何だかんだで世界征服は完了、『エクセル・サーガ』完!
 
・シリアスに踏み込んだ話
本作の物語の根底には作者の他作品『Holy Brownie』の主人公ピオラとフィオが関わっている。
高次元の何か(おそらくは神と呼ばれる存在)の使いとして人間を手伝う妖精の仕事をこなしていた二人だったが
必要以上に人間に干渉するやり方が神の反感を買ったのか見捨てられてしまう。
力を失ったせいで高次元世界に帰れなくなった二人はこの世界で生きて行く事になったが
ピオラは元の世界に帰る事を諦められず、知識と技術を人間に与える事で文明を発達させ
かつての自分達と同じ力を持つ存在を造る事で元の世界への帰還を考えていた
しかしその目論見は成功せず、数え切れない失敗と挫折と絶望の中でピオラの人格は狂ってしまい
壊れた人形のように届かない元の世界に焦がれ、破滅を求めるようになった。
(イルパラッツォが二重人格のように振る舞うのはピオラが彼の人格に宿っている為)
ピオラとフィオとその他の人物が色々と動き回り物語を掻き回したが
最終的にエクセルがピオラ達の求めていた力を手に入れ
世界征服を済ませた後、エクセル達が高次元へと向かうシーンで終わり。
頂点に立っていいのはイルパラッツォただ一人であり
偉そうにふんぞり返っている神をぶっ飛ばしに行くのが目的。
 
細部は違うだろうがこれで大体合ってるはず。
 
 
以下は根幹に関わる主なキャラクターの補足と顛末(説明のないキャラは自分達の人生を謳歌してると思っていい)
・エクセル
かつての自分達の力(作中では『核』と呼ばれている)を得るべく、ピオラとフィオが造り出した存在
本来ならば今までの失敗作の核のように力を得る事は出来なかったが
エクセル自身にイルパラッツォへの意志(いわゆる愛)が芽生えた事で力を手に入れた。
この世界の理は『造り出す』のではなく『生み出す』必要があり
ピオラが失敗し続けたのは核を『造り出そう』とした為だったらしい。
最後はイルパラッツォと共に高次元世界へ旅立つ。
 
・ハイアット、エルガーラ
おそらくピオラの人格が出ている時のイルパラッツォが造った他の核(の失敗作)
ハイアットは超病弱、エルガーラは思考駄々漏れという欠点を抱えていたが
力を得たエクセルによって欠点を排除されて普通の人へと生まれ変わった。
ただし、「一から作り直す必要があった」みたいな事を言ってるので
クローン人間のような存在だと思われる(元の彼女達は既にいないという事)
 
・イルパラッツォ
元々は古代超文明ソラリアに生きていた人物
優れた指導者だったがピオラが宿った事で徐々に狂い始めソラリアは滅亡
ピオラの他にも四王寺天満宮の干渉も度々受けていた為、余計に話がややこしくなってる。
蒲腐博士いわく「疾うの昔に彼は彼でなくなっていた」ので、彼本来の人格はすでに無い。
世界征服に能動的で「ハッハッハッハ」と陽気に笑っている方がピオラの人格。受動的なのが天満宮。
最後はエクセルと共に高次元世界へ旅立つ。
 
・四王寺天満宮
凄まじい技術力を持った科学者であり、本作を引っ掻き回したキャラの一人
推測だが亡くなった妻を取り戻すのが彼の目的らしく
(時間移動で亡くなる前の妻を連れてくる、過去を改変して妻が生存する歴史に変える等)
ピオラ達の力(核)ならそれが可能と考えた為、舞台の裏から干渉を開始する
しかし、ピオラ達の力も全能ではない(自分の目的は果たせない)と知った為に途端に興味を失った。
やるべき事がなくなってしまい、自分を退屈に飽きる神に例え自嘲するが
自分の予想を超えて突然アジトに乗り込んできたエクセルに捕まり扱き使われる羽目になった。
最後はエクセル達と共に高次元世界へ旅立つ。
 
・ピオラ
『Holy Brownie』の主人公の一人で本作の元凶。
突如、神に見捨てられ、この世界で人として生きて行く事になったが
元の世界への帰還を諦めきれず色々と画策したが全て失敗して最後は狂ってしまった。
生真面目な性格であった為に正気でいる事に耐えられず(神に捨てられた事実を受け止められず)
それならばいっその事、壊れてしまう事を望んだような節がある。
 
・フィオ
『Holy Brownie』の主人公の一人。
元々楽観的な性格だったので、神に捨てられた事も特に気にしていなかったが
ピオラが壊れていく事にだけは耐えられず、ただピオラが望む事を叶えようとし続けた。
自ら眠りに就いていたが、イルパラッツォの中にいたピオラと同時期に目覚め度々干渉してきた
エクセルを自分とピオラの子供と捉えているらしい。
最後はエクセル達と共に高次元世界へ旅立つ。
 
・毒ババア
初期に出てきた謎の人物。
放っておくとヤバイのでエクセル達の高次元世界への旅立ちは結局中断した。