ブラッドハーレーの馬車

Last-modified: 2009-08-05 (水) 14:42:51

ブラッドハーレーの馬車/沙村 広明

831 :マロン名無しさん:2008/01/31(木) 13:08:19 ID:???
第1話


ブラッドハーレーという資産家が行っている聖公女歌劇団。
その舞台に上がることがその国のすべての少女達の憧れである。


舞台には毎年3、4人の少女達が新人としてお披露目されるが、
その少女達は国中の孤児院から毎年1人ずつ選ばれ、
ブラッドハーレー家の養女として屋敷に迎えられるという。


ある孤児院で今年選ばれた少女はダイアナ。
ダイアナはお世話になった先生にお礼を言い、馬車で迎えられ孤児院を出て行く。
彼女を見送ったあと、その先生は孤児院の裏庭で隠れて泣く。
それは、単純な寂しさによる泣き方ではないように見える。


ダイアナを乗せた馬車は、ある建物の前に着く。
それは高い塀に囲まれ、屋敷と言うよりまるで収容所か刑務所のように見える。
ダイアナは、連れられて狭い部屋に入れられる。
そこで彼女は、凶悪な表情をした数十人の男達に性的陵辱を受ける。


・・・ダイアナはそのとき、ずっと前から感じていた違和感を思い出す。
国中の孤児院から少女を集めるというブラッドハーレー家。
しかし、舞台に上がる3、4人以外の少女はどこへ行ってしまうのだろうか?


これは、国の長期服役者の性欲求や破壊衝動を抑え、
暴動や脱獄を防ぐために、仕組まれたことだったのである。


その頃、ダイアナの親友であるコーデリアは、ダイアナへの手紙を書いていた。
だが、その手紙をダイアナが読むことはあるのだろうか・・・



832 :マロン名無しさん:2008/01/31(木) 13:08:54 ID:???
第2話前半


馬車に連れられて来てから3日目の少女、ステラ。
毎日続く陵辱や暴力に疲れ切って、簡素な部屋でベッドに寝ている。
ステラは壁に空いた小さな穴から、右の部屋に対して話しかける。
「プリシラ・・、プリシラ・・、今いる?」「いるわよ、ステラ・・」
プリシラはステラと同じ孤児院から昨年選ばれた少女。
プリシラの話によると、彼女は特別に所長に気に入られ、
1年前からずっと所長1人の「お務め」をさせられているという。


ステラの左手の指は全て折れている。
施設の囚人達によると、性的虐待だけでなく、
殺さなければ何をしてもいいと言われているという。
しかし、その「殺さなければ」という条件も果たして守られるかどうか。


ステラはプリシラから、1週間この苦痛を耐え抜けば
ブラッドハーレー邸に引き取られるという話を聞く。
ステラはプリシラの存在だけを頼りに、あと4日間を生き抜こうと希望を繋ぐ。



833 :マロン名無しさん:2008/01/31(木) 13:09:58 ID:???
第2話後半


次の日、また次の日、陵辱と暴力は次第に酷くなっていく。
男達の数が日増しに増えているようだ。30人、その次は68人。
おそらく、少女達が日毎に死んでいくので、
その分1人の少女に割り当てられる囚人の数が増えていくのだろう。
片目をえぐられ、両乳首を失うステラ。


6日経った日の夜、ステラは瀕死の状態で、プリシラにある事実を打ち明ける。
1年前、孤児院から選ばれたプリシラをステラは妬み、
プリシラのドレスを切り裂いたという事実。
「やっと言えた・・、1年間ずっとそれが言いたかった。ごめんなさい、プリシラ」
そう言うステラに、プリシラは「知っていた」と返す。
「気づいていた。だけど、ステラなら許そうと思っていた」と。
「ごめんなさい。ありがとう」、右側の部屋へ向かって、そう繰り返すステラ。


翌朝、ステラは死んでいた。処理班にかつぎ出されるステラ。
その部屋は建物の一番右側の部屋で、その右側に部屋は存在しなかった。



すみませんが、3話目以降はまたそのうち。





476 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:39:09 ID:???
ブラッドハーレーの馬車 沙村広明

時代は18世紀後半から19世紀初頭のヨーロッパのどっかの国。

第一話
孤児院のダイアナがブラッドハーレー家の養女に選ばれるところから始まる。
ブラッドハーレーは国4位の財産を有する公爵家。
年に一度各地の孤児院から少女を養女にし、孤児院出身の養女だけの劇団を作っている。
孤児院では年に一度その劇団の公演を見に行くので少女たちの間では選ばれることは=幸福になることであった。

ダイアナは選ばれたことを孤児院の仲間たちに祝福され親友のコーデリアにも手紙を書くと約束をして出立する。
だが幸せになれると信じて連れて行かれた場所は刑務所だった。
ワケの分からないまま囚人たちに輪姦されるダイアナ。
そこでネタバラシ。
実はこの国では過去に囚人たちが暴動を起こし大問題になったことがあった。
スポーツや各自イベントを行っても囚人たちの不満は解消されないとブラッドハーレー家が主導して
孤児院から13歳以上の少女を選び、年に一度だけ輪姦できるようにしたのが『1.14計画』と呼ばれるオチ。
そして一話では輪姦初日が終わりボロボロになったあたりで場面が変わりコーデリアがダイアナに手紙を書くところで終了。



477 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:40:35 ID:???
第二話
一話とは別の孤児院から選ばれたステラという少女の話。
輪姦3日目を終えボロボロになっているステラ。
そのステラの隣の部屋には同じ孤児院出身のプリシラがいて話相手になっている。
プリシラは1年前に選ばれ、初日に刑務所の所長に気に入られ専属の女になっていた。
そのせいもあり輪姦ほど酷い目にはあっておらず1年を生き抜いてこられたのだった(輪姦コースなら数日で死ぬ)
二話はステラとプリシラの思い出話がメイン。
その中でこの輪姦に1週間耐えられればブラッドハーレー本家に引き取られる噂があるとプリシラが言う。
だが日に日に人数が増えていく輪姦。どうやら他の孤児院から来た少女が死んだ分の囚人もあてがわれているらしい。
6日目が終わり全身ボロボロになったステラはプリシラに今まで言えなかったことを言う。
実はプリシラが選ばれたときに用意されたドレスを妬んで切ったのは自分だという。
しかしプリシラは知っていた、と答える。
そしてステラだから許そうと決めていたと。それを聞いたステラは「ごめん」「ありがとう」と繰り返す。
そしてその翌日の朝、ステラは死亡。
これにて今年度のプログラムを終了します、と偉いさんの会話で終了。



480 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:41:58 ID:???
第三話
年老いたジョナスと呼ばれる男性の回想の話。
若かったジョナスの生家の近くに小さな孤児院があり、
ジョナスはそこのフィリパと言う少女にしょっちゅう会いに行っていた。
フィリパは自分がブラッドハーレー家の劇団に入れたらなぁ、と憧れる。
そして、一週間後。フィリパがその年のその孤児院から選ばれることとなった。
その2年後。
ジョナスは父親が死に、町に住んでる叔父の家に引き取られた。
そこでその年のブラッドハーレーの劇団のチラシを見つけ、フィリパに会えるかもと出待ちをする。
そこで見習いをしてるフィリパに会え、それからも暇を見つけては会いに行くジョナス。
そしてフィリパの初舞台が決まりフィリパに招待され劇を見に行くがどこにもフィリパが見当たらないことに気づく。
優しくしてくれる劇団員に話を聞くと初舞台の前日に足に大怪我をしてしまったらしい。
それから教えてもらった場所に行くもフィリパはもう舞台には立てないと絶望していた。
何とか励ましたかいもあり、フィリパは徐々に元気を取り戻していく。
それから夏が過ぎある秋の日。
フィリパはお義父様が足を完全に治せる医者を用意したと聞き喜ぶ。
そしてジョナスにその医者のいる住所を書いた紙を渡し、会いに来てと伝え馬車で出立する。
その日がジョナスがフィリパを見た最後の日となった。
後日、その場所に行っても何もなく彼女が戻ってくることは二度となかった、と回想に戻り終了。



481 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:45:04 ID:???
第四話
刑務所の中にいるトマスという囚人の話。
トマスは12年刑務所におり、少女を輪姦するイベント-通称「パスカの羊」が始まったのは7年前。
最初は女を抱けると聞き喜ぶも最初の年の少女の目とそれに写った自分を見て何もできなかったのだ。
トマスはそれから7年不参加。囚人仲間のクリフも不参加。
クリフは政治家のスキャンダルを追ってるうちに捕まり身に覚えのない殺人容疑で終身刑になった男。
彼は色々と知識があり、刑務所に入る馬車がブラッドハーレー家のものに類似していることや
パスカの祭りの詳細、なども知っていた。(一話の囚人の暴動に関する話、等)
そしてクリフは更に深い推測の話もしだす。
パスカの祭りはブラッドハーレーが権力などを得るために提出した計画であること、
世間に一切バレてはいけないためあらゆる手段を持って不安要素を排除するであろうこと、
つまり、一度でも参加した囚人は仮釈放すら絶対にされずに死ぬまで刑務所の中だろう、とも。
そんな話を刑務所内でしてしまったクリフは2日後、謎の喧嘩に巻き込まれそのまま姿を消す。
それからトマスと仲間たちはブラッドハーレーの名を出すことをしなくなった。
そんなある日、その年のパスカの羊が刑務所内に運ばれ囚人たちの前に連れてこられる。
その少女を見た瞬間、トマスの仲間の一人のピアスが叫び泣き崩れる。
実はその少女はピアスの娘であったのだ。
ピアスは少女を抱え、刑務官を振り切り逃げようとする。トマス達もそれを手伝う。
しかしトマス達が押さえ込まれたのとほぼ同時にピアスと少女は射殺される。
トマスは罰として一週間の懲罰房に入り、そこから出たときに偉い人に質問する。
あの2人は同じ墓に入れたのか?と。
当然だろ、それが?と答える偉い人。
アンタ方にも少しは人間らしいところがあったんですね、と言い部屋に戻るトマス。
最後に部屋に戻ったトマスは妻から送られた娘の写真を見て泣きそうになって終了。



482 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:46:10 ID:???
第五話
孤児院の話。
ジェンとルビーは年も近いこともあり親友だった。
その年のブラッドハーレーは2人を最終選考に残し、そしてジェンが選ばれる。
ルビーはジェンのために何かしてあげたいとお菓子を作ることを提案する。
その翌日のお茶会で食中毒が発生、ジェンは重症になるも命に別状はなく回復する。
調査により、ケーキの中に毒物が入っていたことが判明するも誰がやったかまでは不明。
その翌日にジェンが井戸の底から死体となって発見される。
その年の養女に選ばれるはずだったジェンの代わりにルビーが選ばれる。
そして馬車で運ばれるルビーが忘れていった鞄の中の手紙を偶然見つけるお手伝いさん。
その手紙はルビーの母からルビーに当てたもので

ルビーは貴族の血を引いており、ブラッドハーレー家の一員となって本当の父に会いに行きなさい。
またこの小瓶を用意するから今が辛いならすぐ飲みなさい、私に会えるから。(母は自殺
恐ろしかったり何も分からないなら警察に手紙ごと渡しなさい。
そしてそのどちらでもないなら貴方の人生のしかるべき局面で使いなさい。

と書かれてあった。
その手紙を読んだ園長先生はもう彼女は私たちの手が届くところにはいない。
だが犯した罪が本物ならルビーはいずれ過酷な罰を受けるだろう。
と言ったところで終了。



483 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:47:20 ID:???
第六話
パスカの祭に選ばれた少女の部屋の警備をしてる刑務官ケネスの話。
ケネスは初日を終えた少女の様子を見ていると少女は自殺をしようとしていた。
その日は何とか説得するもそれからも自殺をしようとし困ったと上司に相談する。
その話を聞いた上司は「一週間耐えられればブラッドハーレー家に引き取られる」と伝えればいいという。
それは本当なのかと問うケネスに上司は
「嘘だが、一昨年その自己暗示のおかげで6日生き延びた少女がいる」と言う。
実際は一週間生き延びても毒殺されるだけなのを知りケネスは悩む。
だが、2日目を終えた少女の姿を見てケネスはとっさに
「あと2日我慢すればブラッドハーレー家に引き取られる」と言ってしまう。
なんとか3日目を生き延びた少女にケネスは重罪と知りながら連れ出すための準備をする。
そして4日目が終わり、ケネスは少女を連れ出そうと計画を実行する。
だが連れ出すための馬車のところにいたのは上司だった。
上司は「悪いことをした、君が博愛主義だと知ってればここには呼ばなかった」と言い
それに対し「自分でも驚いています」と答え射殺される。
最後は雪が降る中、待ち合わせ場所でケネスを待つ少女の場面で終了。



484 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:50:12 ID:???
第七話
劇団員に選ばれた女レスリーの話。
ある日、いつものように劇をこなすレスリー。
劇が終わり劇場を出るとかつて同じ孤児院にいたメイティがかけつける。
メイティはブラッドハーレーではなく普通の家に引き取られ幸せに暮らしている少女。
そんなメイティがレスリーに「マーガレットはどこ?」と無邪気に聞く。
実はマーガレットはレスリーが劇団に選ばれた以降の年に選ばれた少女で
メイティはマーガレットを確かに送り出したという。
しかしブラッドハーレー家にはマーガレットという名の少女は養女にしていないと言われる。
念のためレスリーは孤児院の恩師に確認の手紙を出すが
マーガレットは選ばれていない、病気で別の場所で療養中、メイティの勘違いではないか?と返事が返ってくる。
その話を聞いたメイティは確かに送り出したといい、レスリーは困惑する。
劇団員の仲間のカザリンも似たような話がいくつかあがってるらしく誰かが嘘をついているのではないか、
と怪しむようになる。
しかし恩師の手紙に不審な点はなくメイティにも病院に送るのを勘違いしたのではないか、といい宥める。
そして最後に確かめるようにマーガレット宛に猫のぬいぐるみを添えて手紙を出す。
それに対する恩師の返事はマーガレットは猫のぬいぐるみを喜んで云々。
実はマーガレットは過去に飼っていた鶺鴒を猫に殺されてから猫を病的なまでに嫌っていたのだ。
その返事を見たレスリーはブラッドハーレー家により禁じられている孤児院への帰省をする。
そして恩師に過去に送った手紙を見せてもらったところ自分が送った手紙は一枚もないことが判明する。
そのことを当主に話すと「裏門から馬車を出すので真実を知りたければ乗りなさい、
マーガレットもそこにいる」と言われる。
そしてその馬車に乗り込みメイティが見送りに来て馬車が走り出すところで終了。



485 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:51:53 ID:???
第八話
主人公は第一話に出てきたコーデリアとブライスと呼ばれる女性。
ブラッドハーレー家は3年前に戦争が始まってから衰退の一途を辿っていた。
『議員からは兵員不足の中、『1.14計画』は有期刑者さえも無期刑にし、
執行猶予さえ無効にし釈放させないとして批判されている。
一蓮托生になることはないからその城を出てこっちにおいでよ。』
と馬車の中からマシュウと呼ばれる者から手紙を読む女性。
あれから7年が経ち20歳になったコーデリアが孤児院から選ばれ、馬車に乗るところから始まる。
コーデリアは同乗者のブライスという女性と今の劇団について会話する。
今のブラッドハーレー家はボロボロと暗に言うブライスにコーデリアは戦争が終わればまた元の劇団に戻れると言う。
そして過去に養女になったダイアナはいるか?会えるか?と質問、それに対し会えると答えるブライス。
コーデリアは送られた少女達の数と劇にあがる少女たちの数が合わないことに気づいていたと言い、
そしてみんなが幸せになれるわけではない、どんな過酷な現実があろうともブラッドハーレー家を恨まないと言う。
何故なら選ばれなかった少女はもし選ばれたら、という仮定でこの8年間幸せに過ごせた、
親のいない私達は毎日そればかり言ってとても素晴らしい毎日だった、と言う。
そしてコデーリアはブラッドハーレーの劇がいかに素晴らしかったかを熱く語りだす。

そんな言葉を聞いている途中、空から爆弾が降ってきて馬車の近くに落ちる。
馬車を引いていた者は即死、コーデリアはブライスに庇われるもブライスは瀕死の重傷を負う。
そこでブライスは少しボカしながら今までブラッドハーレー家がやったことのネタバラシ。
貴方は今さっきの場所でお祭りをする予定だった、と言う。
実は今コーデリアが馬車に乗ったのは刑務所からでそこの刑務所では『1.14計画』が中止になったために
別の刑務所に移送する途中だったのだ。



486 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 01:53:00 ID:???
そして「ブラッドハーレー家に行きたい?」と問うブライス
「舞台に上がれなかった少女がどうなるか私は知らなければならない」と返すコーデリア。
コーデリアは7年間舞台に一度も立たなかった親友がどうなったかをどうしても知りたかったのだ。
そんなコーデリアにブライスはある資料を渡し「それを持ってとある新聞社に行け、
それを渡せばダイアナがどうなったかが分かる、それからでもブラッドハーレー家に行くのは遅くない」と言う。
そして最後に名前を教えて欲しいと言うコーデリアに答えるブライス。
実はその名前はコーデリアの死んだ母が好きだった歌手の名前だったのだ。
その言葉を聞き「ありがとう、覚えていてくれて」と言い息を引き取るブライス。

そこでブライスの回想。
ブライスはブラッドハーレー家の当主が苦しんでいたことを知っていた。
当主の部屋の天井には天使の絵が描かれており、
『パスカの祭り』が終わるごとに死んだ少女の数だけ天使を足していたのだ。
そのことに唯一気づいたブライスは自分からその苦しみを手伝わせて欲しいと願ったのだ。
そして文字だけの回想で過去に遡っていく。

  • 元恋人が死んだ話
  • 婚約をした話
  • 後輩のカザリンが挨拶をしにきた話
  • 初めて舞台に立った日の話
  • 孤児院から選ばれて兄マシュウに祝福される話



    488 :ブラッドハーレーの馬車:2009/08/02(日) 02:02:10 ID:???
    エピローグ(2Pの文章のみ
    1917年、小さな新聞記事の発端から『1.14計画』-通称『パスカの祭り』が完全に撤廃された。
    それから25年後の1942年、被弾した連合軍の戦闘機がブラッドハーレー邸に墜落。
    パイロット2名と場内にいた数名が死亡。
    場内にいたのはブラッドハーレー当主と二十六女カザリン、三十七女サンザ、使用人二人。
    それがこの時代のブラッドハーレー家の全ての人間であった。



    492 :マロン名無しさん:2009/08/02(日) 09:38:37 ID:???
    >>491
    バレさんの文章からは抜けてる部分がある。
    二話のラスト。
    ステラのいた部屋は角部屋で、ステラが壁越しに語り続けていた隣の部屋が存在しなかったことが
    最後のページで明らかになる。



    493 :マロン名無しさん:2009/08/02(日) 10:42:18 ID:???
    >>492
    そんなオチがあったのか…見逃してた。
    指摘thx

第二話の説明の最後の行の「偉いさん」=所長でやけに年老いた女性っぽいなぁ
でもプリシラの話があるから本当は酷いヤツで男なんだろうなぁ、と思ってたが
全部ステラの妄想だったのね。