冥王ハーデス十二宮編

Last-modified: 2008-12-20 (土) 17:12:54

聖闘士星矢/車田 正美 冥王ハーデス十二宮編

172 :冥王ハーデス十二宮編 1/4 :04/01/09 17:31 ID:???
ポセイドン編後、中国の老師は243年前の聖戦でアテナが封印した邪悪が蘇ってくるという気配を感じ取る。
冥王ハーデスと108の冥闘士(スペクター)は地上を支配する戦いを始めるだろう。新たなる聖戦の始まり~。

その頃ギリシア・サンクチュアリでは数ある聖闘士の墓が荒らされていた。
しかしそれは外からではなく、墓の内からこじ開けられたような痕跡だった。
そしてサンクチュアリには死んだハズの聖闘士が攻めてくる。

第一の白羊宮を守るムウは怪しい影をとがめ聖域への侵入を止めようとするが、その人物に驚愕し挙げ句土下座までさせられる。
どうやら頭が全く上がらない偉い人が来てしまったらしい。
そしてその人物の後に現れたのは、十二宮の戦いで死んだハズのデスマスクにアフロディーテ。
驚くムウに、その人物は命令する。「12時間以内にアテナの首をとってこい」

そんなのムリですごめんなさいと消極的に抵抗するムウに襲いかかるデスとアフロ。
ムウは阻止しようとするが、頭の上がらない人に超能力を押さえ込まれサンドバッグ状態。
それに横槍を入れたのは毎度おなじみ目立たない主人公星矢であった。
ところがデスと戦おうとする星矢にムウは、アテナがオマエラ来たら殺せっていってるよ てなことを言い放ち、
必殺技スターライトエクスティンクションでどこかにとばしてしまった。ここから長く主人公不在の「聖闘士星矢」が始まる…。

開き直ってデスとアフロに引導を渡したムウだが、その前に新たな人物が続々登場。
なんとそれは、同じく十二宮の戦いで死亡したサガ、カミュ、シュラであった。
3人組はどうやら血の涙を流しているらしいが、攻撃自体は容赦ない。
偉い人はアテナの首をはよとりにいけと三人を先に進ませ、ムウにとどめをさそうとするがそこに老師登場。
老師は243年ぶりに再会だといい、その人物の名を呼ぶ。
それはサガに殺された前教皇で、元牡羊座の聖闘士、ムウの師でもあるアリエスのシオンであった。
ハーデスによって新たな肉体を得たシオンは老師と対峙することに。



173 :冥王ハーデス十二宮編 2/4 :04/01/09 17:41 ID:???
タウラスのアルデバランは弁慶さながらの仁王立ちで死亡(涙。

双児宮に入ったサガ・カミュ・シュラはサガの弟ジェミニのカノンと戦う。
改心したカノンはアテナに頼んでセイントとして働くよう認められたらしい。
しかし遠隔攻撃を受けて兄にやられてしまう。
しかも周囲に信用されていないため、スコーピオンのミロによってこの期に及んで拷問技を受ける羽目に。
サド攻撃に耐えたカノンは見事セイントとして認めて貰えたようだ。

無人の宮である巨蟹宮に入った三人組は幻影で翻弄される。
ようやく悪趣味な宮を抜けたと思いきや、3人がいたのはなんと仏像の手の平の上。
こんなことするから正体バレバレなのだが、三人を翻弄していたのは処女宮にいるバルゴのシャカであった。
シャカは必殺技、天魔降伏で巨蟹宮を攻撃し、その直後三人組は小宇宙を断つ。

3人のコスモが消えたので焦るシオンは、老師・童虎と決着をつけようとする。
老いぼれ爺とピチピチ18歳の肉体差で劣勢の童虎だが、なんとアテナに施された裏技で蝉のごとく脱皮!
18歳の童虎が中から出てくる。ピチピチ同士の戦いで千日戦争勃発。
強大な技のぶつかり合いがあり、二人の小宇宙もまた断たれた。



174 :冥王ハーデス十二宮編 3/4 :04/01/09 17:43 ID:???
パピヨンのミューという、名前も姿も素敵な敵とサイコキネシス対決したムウは勝利を収め、
また獅子宮でアイオリアは筋肉パワーでもって数々の冥闘士を葬るが、残りの冥闘士は宮を突破してしまった。

その冥闘士共を相手する羽目になったのは処女宮のシャカである。
電波な台詞と技で冥闘士を軽くあしらうシャカは、結局サガ・カミュ・シュラと戦うことになる。
さすがに劣勢のシャカは奥義・天舞宝輪を放ち相手の五感を奪ってゆく。てゆーか強すぎ。
なんとしても12時間以内にアテナの元へ行かなければならないらしい3人組は、
黄金聖闘士の禁断の技・アテナエクスクラメーションを三身一体で放ち、シャカはポエムを残しアテナに何か配達して消滅する。
それを見て何か覚悟を決めたらしいアテナ。

とうとう黄金聖闘士同士ぶつかり死者が出てしまった…怒りまくるアイオリア、涙を流すムウ、そして場違いの紫龍。
こんなに泣かれると、第二の宮で死んだアルデバランの立場がないのだが。
三人組がしぶとくアテナエクスクラメーションで脅してくるので、もはや禁断の技ということははるか彼方にとばしたらしく
同じくアテナ(略 で対抗しようとするムウ・アイオリア・ミロの3人組+紫龍。
ビッグバンに匹敵するアテナ(略 をぶつけ合った六人だがよく処女宮が壊れるだけですんだもんだ。

サガ達にとどめをさそうとしたミロだが、それを止めたのはアテナ。
すぐに三人を自分の元へと連れてくるよう命ずる。もっと早く止めたれよ。
そしてサガに、13年前に自分を殺そうとした短剣を渡し自分の喉をついた!
アテナ死亡に揺れ動くサンクチュアリ。



175 :冥王ハーデス十二宮編 4/4 :04/01/09 17:46 ID:???
アテナを守れなかったと今頃現れて自責いっぱいの星矢達の前に現れたのは、童虎と戦っていたはずのシオン。
どういう経過で戦闘脱出したのかしらんが
「アテナは死んだ…だが本当の戦いはこれから始まろうとしているのだぞ」と告げる。
そしてハーデス城に乗り込んでハーデスを倒せ、と命ずる。
アテナとシャカが自ら死んだのもそのためだと。

サガ達がアテナの元へ来ようとしたのは、斥候監視下の元必死にアテナの聖衣のことを伝えにきたのだという。
アテナの聖衣はアテナ自身の血で蘇ることと、ハーデスと戦うためには聖衣が必要であるということ。
アテナのために動いていることがわかれば即行で消滅させられてしまう。
そのために味方を倒してでもアテナの元へ急いでいたのだ。
(んなもん一言「アテナの聖衣、血で復活だぞ!」だけ言えば、後はどうなっても良かったと思うが禁句)
しかもアテナは肝心の聖衣を持たずに冥界行っちまった。ダメじゃん。

アテナの血でおニュークロスになった星矢達に、アテナに聖衣を届けろとシオンはいい残し朝日で消滅する。
そしてハーデス城へと乗り込む星矢達。

その頃ハーデス城では、サガ達がハーデス軍最重要人物と思われる女・パンドラにアテナ死亡報告をしていた。
ところが証拠のアテナの遺体は消滅しており、パンドラはアテナがハーデスと直接対決しに行ったことに気づく。
三人の命は朝日に任せて消滅させ、パンドラは冥界ハーデス城へと向かった。
星矢達は3人の遺志を引き継ぐことを誓う。
冥界のハーデス城へ生きたまま行くには第七感のさらに上の第八感エイトセンシズに目覚めなければ、そのまま死者の仲間入り。
エイトセンシズに目覚めることに賭け、皆は冥界へと続く穴に飛び込んだ。


この後冥王ハーデス冥界編 へと続きます。
長々と失礼。