月光

Last-modified: 2008-09-22 (月) 11:56:48

月光/那州 雪絵

325 :月光1:2008/07/25(金) 16:38:13 ID:???
月光連載前の「Over the lights Under the moon」1


女子高生・藤美はコンビニへ買い物へ行った。
有線放送でかかっていたロックバンドが気になっていると、
後ろを通りかかった男が「オーバーザライトってゆーんだよ」と呟いた。
その声がボーカルの声と同一だと確信した藤美は「運命の出会い」だと思い込み、
男が落していったペンダントを持って、オーバーザライトのコンサートへ行った。


コンサートが盛り上がり、ファンも含めての大合唱になったところで、
客席の上に、魚のような巨大生物が突如出現。
オーバーザライトのメンバーは、その生物の背に飛び乗って、生物ごと突如消え去ってしまった。


急に不思議な現象とともに失踪したロックバンドに、マスコミは大騒ぎ。
そんな中、テレビ番組を電波ジャックして、オーバーザライトのボーカルが現れて、
「君が持っている俺の大事なものを返してほしい」と日時・メッセージを残した。
自分が拾ったペンダントの事ではないかと思った藤美は、なんとか件のコンサート会場で、
オーバーザライトのメンバーと合流に成功。
一方的にマーカー(ペンダント)を返せと要求するボーカルに対し、
藤美は突如失踪したことを「ファンに対する裏切り」だとなじる。
ボーカルの態度に腹を立てた藤美は、マーカーを返さずに逃げ出した。
そのうち、奇妙な小動物のようなモンスターの群れに取り囲まれてしまう。
藤美に追いついたバンドメンバーが、結局藤美を救出。藤美は彼らの話を聞くことにした。



326 :月光2:2008/07/25(金) 16:39:33 ID:???
「Over the lights Under the moon」2


バンドリーダー・カマスの言う事には、彼らは4人は異世界からやってきた宮廷騎士団。
異世界を自由に行き来する生物・竜の暴走に巻き込まれ、行方不明になった女王を探しに来ているらしい。
竜を普通の術者が呼び出すのは難しく、大勢の人間の力が必要だという。
(女王は力が強いので簡単に呼び出せる)
騎士団の4人はコンサートを利用して人間を集めて、竜を呼び出し、
一度自分たちの世界に帰って、女王捜索をやり直すつもりだったのだ。


マーカーとは、女王やこの世界を作っている理(ことわり)の力を借りるための媒体。
これをもっていれば騎士団は自由に空を飛びまわったり、遠あてのような超能力を使うことができる。
藤美は持ち主だったボーカル・カイトにマーカーを返し、カイトは藤美に再開を約束して別れた。


カイトは捜索の途中、たびたび藤美の元に立ち寄るようになった。
二人は空中散歩中に、夜なのに虹を見つける。カイトはあれは女王からの合図だろうと言い、
藤美を地上に降ろして虹の方へ飛び去ってしまった。
藤美も電車で同じ方向をめざす。
途中、駅で大量の例のモンスターを目撃した藤美は、彼らが女王を狙っているという話を思い出し、
モンスターの後を追う。
すると思ったとおり、モンスターにもみくちゃにされた老女を発見。思わずカイトの名を叫ぶと、
騎士団がすぐにやってきた。
老女はやはり、異世界の女王陛下だった。意外とこちらの世界が楽しくてつい、長居してしまったという。
すぐに元の世界へ帰るという女王とカマスの発言を聞いて呆然とするカイト。
藤美は「バカね!今まで気付かなかったの!?当たり前でしょ、あたしたち世界が違うのよ!!」
と言った。
カイトはマーカーを藤美に渡し、「またきっと来るから!」と叫びつつ、仲間にひきずられて、
女王があっさり呼び出した竜に乗せられて帰って行った。
女王は帰りがてら、サービスと称して、東京中の上空に竜の群れの幻を見せて帰り、
その不思議な現象は、長い間、世間を賑わした。そしてその真実を知るのは藤美一人である。



328 :月光・キャラ:2008/07/25(金) 23:49:58 ID:???
Over the lights Under the moonのキャラ
高野藤美 普通の女子高生。たまたまカイトが落したマーカーを拾った。
     なんとなくカイトと惹かれあう。
     のちにカイトのマーカーごと異世界ユース・ドームへさらわれる。
     理の力を操る才能がある。
     
カイト  異世界ユース・ドームの宮廷騎士。力は強いが16歳と若く、性格的には悪ガキ。
カマス  宮廷騎士団の一部隊を任されている。元僧侶
サバ   宮廷騎士。16歳と若いが、宮廷騎士の中では最も才能を期待されていて、
     王の候補になったこともある。
エービー 宮廷騎士。地方領主フルブク太守の息子。7番目の子なので、宮廷勤めをしている。



330 :月光3:2008/07/27(日) 01:57:06 ID:???
ここから連載版「月光」。
「Over the lights Under the moon」のそのまま続きです。



ユース・ドーム(光の半球)へ帰ってきた女王と騎士団一行。
騎士・カイトは騎士の証であるマーカーを手放したことを罪に問われ、謹慎処分を受ける。
騎士・サバは、地球滞在中に亡くなった養母の葬式のため、実家へ帰った。
王宮の人々はは女王帰還を喜ぶが、女王は浮かない顔。
自分がしばらく姿を消せば、次の王が出現するかもしれないと思っていたのだった。


帰還パーティの翌日、何の前触れもなく女王は眠るように亡くなってしまった。
次の王が決まらないうちに、現王が亡くなるなど、前代未聞の事態であり、
王宮の評議会は女王の死をしばらく国中に隠すことにした。
騎士団に非常招集をかけ、理(ことわり)の力だけは強いカイトの謹慎も一時保留になる。
しかし招集をかけたはずの騎士・サバは行方が知れなくなっていた。


そんな混乱のなか、天空宮を2人の男が襲撃する。一人は行方不明だったサバ。
もう一人はギンガと名乗り、女王の遺体を確認した後、自分こそが次のユースドームの王だと名乗る。
そして、サバこそが、デイス・ドーム(闇の半球)の王だと宣言した。
そして、いきなり上空にドーム・ヌイ(異世界の意・東京)への道を開き、
ギンガとサバは東京へ飛び去った。
ギンガとサバの狙いが、藤美の元へ残してきたマーカーだと考えたカイトは、同僚エービーに頼み、
一緒に東京へ飛んだ。



331 :月光4:2008/07/27(日) 01:59:43 ID:???
一方、東京ではすでに10か月たっていた。
カイト達が東京にやってきたことを感知して、
藤美の持っているマーカーが反応を見せ始める。
カイトが約束通り会いにきたと思った藤美は近所のビルの屋上へ上がる。
藤美の狙い通り、カイトと再開を果したものの、そこをサバが襲撃。
藤美はビルの非常階段へ逃げ込むが、サバは非常階段ごとビルから引きはがして持ち上げ、
階段ごと、藤美とマーカーをユース・ドームへ連れ去る。
なんとかサバをカイトが撃退したものの、そこはユース・ドームの辺境だった。
運よく、新王審査団の飛行船に拾われたカイトと藤美は審査官・アヴァーヒに事情を話し、
天空宮へ連れて行ってもらう事にした。


七日の空の旅ののち、天空宮の評議委員・ロリスの案内で、藤美とカイトは女王の遺体を見舞う。
その時、王の部屋で奇妙な力が発生、騎士団達が駆けつけてきた。
同じくやってきた新王審査官・アヴァーヒの言うには、今「調和」と「反発」が同時に起こった。
つまり藤美かカイトのどちらかが、ユース・ドームの次の王である、と。


次の王を最終決定できるのは前の王のみ。
その王が既に亡いので、どちらが本当の王なのか、大僧正トクビレに判断してもらうことになった。
トクビレは病床にあり、ロチェ山から出られないので、こちらから出向くことになる。
ロチェの僧出身のカマスやアヴァーヒと共に、ロチェ山についてみれば、
そこは見知らぬ連中の支配下におかれていたのだった。



332 :月光5:2008/07/27(日) 02:27:49 ID:???
その頃天空宮へは、フルブク領からエービーの妹・チカが馬を飛ばし、
命からがら辿りついていた。
チカは、「最近変な人がフルブク太守である父に取り入って、女王が死んだと吹き込み、
王宮への反乱をおこそうとしている」とエービーに告げる。
それをギンガとサバではないかと考えたエービーは、チカに口止めをして一人でフルブク領へ向かった。
2日後、なんとか騎士団長はチカから、その内容を聞き出すことに成功する。
騎士団を総動員して、エービーに遅れてフルブク領へ向かう。
兄の身を案じたチカは女王に目通りを願うが、対応したロリスは彼女に女王がすでに亡いことを明かし、
「これからは王に頼らない時代がやってくる」と説いた。


ロチェ山ではカイト達一行は、謎の支配者に反対する僧の一団と合流を果していた。
戦闘に不向きな者や藤美をアジトに残し、カイトやカマスは謎の支配者を倒しに向かう。
カイトが謎の支配者(闇の半球から来たらしい)を倒すと、アヴァーヒやカマスをリーダーに
僧たちが一斉蜂起し、無事大僧正トクビレを救出した。
そして、あっさりトクビレは、藤美こそが王であると言った。



334 :マロン名無しさん:2008/07/27(日) 21:14:06 ID:???
乙。
王かそうでないかってどうやって分るんだろう



335 :月光の人:2008/07/28(月) 00:19:43 ID:???
大僧正はいろいろ極めてる人なので、
気(この場合理の力)とか見えるみたいです 

説明不足でわかりにくい点、多々ありそうなので、以下補足



336 :月光・補足:2008/07/28(月) 00:41:56 ID:???
異世界  地球のように球状で、ユース・ドーム(光の半球)と
     デイス・ドーム(闇の半球)に分かれている。
     それぞれが調和を取り合っていて、光の方で王が死ねば、闇の方でも
     王が同じく死んでいるはず。
理の力  ユース・ドーム側の大気に満ちている力の源。
     才能のある人はこれを操って、テレパシーができたり、宙に浮いたり、
     治癒ができたりする。魔力とか気とかそんなかんじ。
     操れる人はごく少数。
王    理の力をコントロールして、ユース・ドームでの気象などをある程度管理
     する人。地球風に言うと神さま。普通は現王が次の王を探して指名しておくものらしい。 
マーカー 宮廷騎士ひとりひとりに専用の理の力のコントロールを助けてくれる物。
     王がいないと作ったり、調整したりできない。



337 :月光6:2008/07/28(月) 02:13:32 ID:???
ユース・ドームにとっては異世界人なのに、お前が王だと言われて藤美は戸惑う。
そこへ、ロチェ山へも、フルブク領反乱の知らせが届いた。
次の王が明らかになれば、フルブク太守は王宮への反乱を起こせない。
カイト達はまだ戸惑ったままの藤美をつれて、トクビレの協力を得て、
竜を利用してフルブク領の戦端上空へ一気にワープする。


フルブク領では、到着した宮廷騎士団と、ギンガ・フルブク軍が睨みあっていた。
その上空へいきなり竜の群とともに、藤美達が現れ、戦場は混乱。
そこへ、新王審査官としてアヴァーヒが声高らかに新王誕生を宣言し、双方を収めた。
ギンガは竜の群に巻き込まれ、どこか別の世界へ飛ばされてしまった。


王宮へ帰ったのち、正式な審査をして女王と確定した藤美は、カイトと引き離されてしまう。
一方、評議会では異世界人の王をどう扱うかで紛糾していた。
異世界人は基本的に速やかに、元の世界へ帰す決まりなのだ。
教えの書によると、「王」はすべての世界にたった一人の存在。
つまり、藤美はユース・ドームにとっても、地球にとってもただ一人の王。
ずっと教えの書の研究をしていた、ロリスは言う。
「つまり、ユース・ドームが王に守られる時代は終わった」のだと。
評議員達がロリスの前衛的な考えに反対する中、大僧正トクビレがロリスを支持。
評議会は混乱を極めた。



338 :月光7:2008/07/28(月) 02:17:37 ID:???
カイトは藤美の元へ忍んで会いに行く。藤美は王になりたくない、帰りたいと言った。
藤美の意志を一切無視して事を進める役人たちに嫌気がさしていたカイトは、
藤美を東京へ返すと約束して、藤美をこっそり王宮からつれだしてしまった。


二人で逃亡している最中、今度はカイトの元から金目当ての悪者に藤美が誘拐される。
それを助けたのは、なんとサバ。
サバは素直に、藤美をこちらへ連れてきてしまったことを詫び、また、
自分が闇の王ではない事も認めた。
藤美が光の王である以上、闇の王も地球に生まれている筈だからだ。
サバは、ギンガの目的が王になることではなく、この世界を滅ぼすことだと言い、
また、ロチェ山の戦闘で割れたカイトのマーカーを調べろと言って去った。


カイトと藤美はまた王宮へ帰り、諸問題に向き合うことにした。
王宮へ帰ったカイトは、ロチェ山で捕らえたデイス・ドーム人のアン・ワンと引き合わされた。
アン・ワンはカイトの力は間違いなくデイス・ドーム人と同じ物だという。
自分がユース・ドーム人だと信じ込んでいたカイトは、いきなり敵扱いされたように感じて、混乱する。



339 :月光8:2008/07/28(月) 02:19:03 ID:???
その頃藤美は評議委員長やロリス、宮廷騎士団長を前に、
自分は異世界人だから、この世界の王にはなれない。
また、現在地球世界には王(神)はいないけど、人々は努力と知恵でなんとかやっている。
ユース・ドームでも同じことができるはず、と伝えた。


カイトがユース・ドーム人だと信じていられたのは、身体的特徴がユース・ドーム人と変わらなかったから。
様々な文献や記録を引っ張りだし、カイトの育ての父・ライオンが元宮廷騎士だったこと、
前女王の命令でデイス・ドームへ行ったこともあること、
また、カイトは異世界人と思われる女性から引き取った子供である事などが判明。
以上のデータから、アヴァーヒはカイトが実は地球人で、かつ闇の王だろうという考えを導き、
皆に披露した。


4日後にはほとんどの調査が終わり、
・やはりカイトとその母・スギは、こちらへ紛れ込んだ地球人であること。
・彼女は混乱のまま、赤ん坊のカイトをライオンの元へ置いて去ってしまったこと。
・そのあとスギは、別の赤ん坊を誘拐していたこと(これがサバ)
などが判明。
そして、大僧正は藤美の時と同じように、カイトを闇の王だろうと言った。
そして、滅びに向かっている地球世界を救うために、二人は世界から遣わされたのだろうとも言った。



340 :月光9:2008/07/28(月) 02:21:33 ID:???
ギンガが、味方につけたデイス・ドーム人の軍勢とともに天空宮へ攻め入ってきた。
デイス・ドーム人はギンガに騙されているのだと、捕虜アン・ワンは言う。
空間に穴をあける術を利用し、ギンガは王の部屋を制圧する事に成功。
元々ギンガは、100年前に王の候補になったこともあるが、結局認められなかった。
それを不満とし、反乱をおこしたため別世界へ吹き飛ばされていたのだった。
それを100年かけて、空間に穴をあける術を身につけ、復讐する為に帰ってきたのである。


世界すべてに復讐するために、ギンガは術を利用して、地球世界とカイト達の世界をぶつけて
消滅させようとする。そこへサバが乱入してギンガへ攻撃。
サバは返り討ちにあうが、その隙に藤美が王の部屋のコントロール権を奪い返し、
カイトがギンガに直接攻撃をして、なんとかギンガを討つことに成功、世界は救われた。



341 :月光10:2008/07/28(月) 02:35:41 ID:???
藤美の女王としての初仕事は、前女王の葬式をすることだった。
そして、その場で、国民達へ宣言する。
「此度の葬儀をもって、王政を終わりにします」
国民はびっくり。評議員達はすでに納得済みの様子。
そして、裏手に引っ込んだ藤美とカイトは抱擁しあった。


これからは、ユース・ドームとデイス・ドームは協力し合っていかなければならない。
評議員達は自分たちの力だけで、政治をするのだと張り切り、
アヴァーヒはデイス・ドームへの使者へ立候補して、やる気まんまん。
藤美は東京へ帰り、カイトは自分が育ったユース・ドームで騎士を続けると決めた。
割れたマーカーの片方を藤美に渡し、カイトは
「これがあれば、どこにいても必ず見つけられるから。必ず会いにいく」
と言い、藤美が「待ってるから」と言った。



342 :月光11(終):2008/07/28(月) 02:44:05 ID:???
60年後 東京
夜の街を少女が歩いていると、街灯の上から青年が
「藤美!久しぶりだな」と声をかけてきた。
青年は人違いに気付き、空を飛んで少女の家の方へ向かっていく。
少女はあわててあとを追った。


「竜も少なくなったし、こっちとの行き来はむずかしくなるな。
 とりあえず、天空宮の修復がやっと終わったんだ、見にこないか?」
「そうねえ、それじゃ……」


少女が家に着いた時には、おばあちゃんの部屋は窓があいたまま、もぬけの殻だった。



343 :マロン名無しさん:2008/07/28(月) 16:40:38 ID:???
ユース・ドームがコンドームに見えて仕方がなかった俺の心は汚れている

月光は前にどっかで「おばあさんになっても現れるピーターパーン」とかいう感想を聞いたことがあるが、
こういうラストだったのか行き来が難しくなっているということは、もう藤美はもといた世界に帰らないのか



350 :マロン名無しさん:2008/07/29(火) 01:58:45 ID:???
>藤美はもといた世界に帰らないのか

作中ではあいまいなままですが、
「育った世界で、その世界のために頑張る。」 と繰り返し言っていたので
行き来が可能なうちに、普通に東京に帰ってくるのかもしれません。



352 :月光・キャラ2:2008/07/29(火) 02:00:24 ID:???
連載版「月光」のキャラ

藤美    異世界ユース・ドームに攫われてきた女子高生。
      のちに光の王(ユース・ドームの神に当たる)であることが判明。
      自分の生きるべきは地球世界だと考え、惹かれあったカイトとも別れ、
      東京に帰って人生を送る。
カイト   ユース・ドームの宮廷騎士だったが、実は地球出身で、かつ闇の王(デイス・ドームの神)。
      判明した後も、自分の育ったユース・ドームで騎士として、生活することを選ぶ。
アヴァーヒ ユース・ドームの新王審査官。
      ロチェ山で修行生活をしていた頃から、女傑として名を馳せていた。
      宮廷騎士団長より強いらしい。
      デイス・ドーム人のアン・ワンとも親しくなり、後にデイス・ドームへの使者となる。
ロリス   宮廷で書記官と評議委員を務めている。
      独自に予言書の研究・解読をすすめ、ユース・ドームに王の居ない時代がやってくることを
      予見していた。
      地球の話を聞いて燃焼機関を真似て製作するなど、理の力が使えない分、
      王の居ない時代にむしろ前向き。
トクビレ  ロチェ山の大僧正。前女王とも親しく、理の力に関しても超越した人物。
      予言書に関しては、ロリスと同じ解釈をしている。
サバ    元宮廷騎士。赤ん坊の頃誘拐され、そのまま誘拐した女(実はカイトの実母)に育てられた。
      人との交流も不得手で常に自分の本当の素性がわからないことに、不安感をもっていた。
      ギンガの策略には、自分の意思で加担していたが、最後にはギンガに逆らって殺される。
ギンガ   100年前に王の候補になったほどの術者だったが、結局王ではないと判明。
      反乱をおこして異世界へ追放されていた。
      空間に穴をあけて繋ぐ術が使えるようになって、復讐の為に帰ってきた。
      最後は、藤美とカイトに負け、死亡。
(前)女王 享年354歳。次の王を認定できないまま亡くなる。
      100年前の反乱の折、血縁であるギンガを死刑にすることができず、追放した張本人。