聖域十二宮編

Last-modified: 2008-12-20 (土) 17:06:06

聖闘士星矢/車田 正美 聖域十二宮編

22 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 1/5 :03/12/21 05:07 ID:???
はじめに<用語>
地上に邪悪がはびこる時に降臨するといわれている、戦争の女神アテナの化身。
聖闘士(セイント)とは守護星座の聖衣(クロス)を纏い、己のオーラ=小宇宙(コスモ)を高めて、
アテナのために戦う戦士の少年達である。

聖闘士には12星座を守護星座とするトップの黄金聖闘士>白銀聖闘士>青銅聖闘士の順に階級がある。
実力はランク毎に雲泥の差であるが、実は20代>10代後半>10代前半の年順となっているのは早い者勝ちということか。

聖闘士星矢は、主に下っ端の青銅聖闘士の少年達が、アテナの元に集い悪と戦う話である。

<聖域十二宮編>
・序章~銀河戦争編
ギリシャで聖闘士になるべく修行させられた主人公星矢は、ペガサスの聖衣を得て見事聖闘士になった。
修行後日本に帰った星矢は、たった一人の身内の姉・星華がが行方不明であることを知らされる。
そして姉の捜索を条件に、城戸光政の孫で現総帥・城戸沙織13歳の主催する格闘大会・ギャラクシアンウォーズに参加する羽目になる。
また、星矢と同じく世界各地に送り込まれ聖衣を得た聖闘士達も続々日本に帰還してきて、イベントに参加することに。
他の参加者の動機は、空位になっている黄金聖闘士・射手座のクロスが景品であるためが多いようである。

10人の少年達が下っ端の戦いを繰り広げる最中、射手座のクロスは箱に(!)潜んでいた謎の仮面男に持ち去られてしまう。
それは参加者の一人、アンドロメダ瞬の兄・フェニックス一輝であった。
すっかり荒んでしまった一輝は感動にむせぶ弟を足蹴にすると、クロスを持ち手下とアジトの富士山麓に引きこもってしまう。
城戸沙織はクロスを取り戻すよう命じ、星矢達は嫌々ながら追いかける。



23 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 2/5 :03/12/21 05:11 ID:???
・暗黒聖闘士編
ペガサス星矢、アンドロメダ瞬、キグナス氷河、ドラゴン紫龍の4人がアジトに潜入。
顔でレギュラー入りを果たした幸運な仲間達らしい。
フェニックス一輝の部下の暗黒聖闘士達とタイマン対決し、一輝を追いつめた4人は驚くべき事実を知らされる。
それは聖闘士養成のため送り込まれた100人の少年達が皆、城戸光政の子供であるというものであった。
星矢達は皆異母兄弟であったのである。(100人の異母兄弟…!)
この後一輝は自分を取り戻しレギュラー入りを果たすが、一匹狼らしく今後は愛する弟・瞬のピンチに現れる
とんだブラコン野郎となって登場するようになる。

・白銀聖闘士編
富士より脱出した4人は、教皇に派遣された白銀聖闘士・蜥蜴座のミスティや星矢の師である鷲座の摩鈴によって
制裁を受け戦うことになる。ミスティは伝説の股間フラッシュをかますも星矢の男気の前に倒れる。
また、他の白銀聖闘士と瞬・紫龍・氷河は戦いこれに勝利する。白銀>>>青銅のハズであるがいともあっさりと。

クロスを取り戻した4人はイベント会場に戻るが、そこには城戸沙織が一人彼らを待っていた。
4人は小娘からただならぬ小宇宙を感じ、その正体を知る。
なんと城戸沙織は悪がはびこる時天が使わすという、アテナの化身であったのだ。
アテナは銀河戦争を開催したのは、地上にはびこる邪悪と戦うための戦士を選抜するためだったと明かす。
彼らはそのおめがねに叶ったらしいが、幼少時彼女に虐められたトラウマから素直にその言葉を信じがたい4人は
彼女の元を去ろうとし、アテナは一人戦うことを宣言する。



24 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 3/5 :03/12/21 05:12 ID:???
しかし宣言した早々、敵=悪の手下のカラスに連れ去られるアテナ。
渋々星矢は彼女を追い、成り行き上一人でアテナを助ける羽目に。
どうやらアテナのお気に入りに入れられてしまったらしい星矢は、今後アテナの加護という必殺技を身につけ、
アテナを守り抜くアテナ直属の戦士となってしまった。
白銀に追われるアテナと星矢を他の3人が救けにくるが、ゴルゴンの盾による石化攻撃に劣勢の味方チーム。
紫龍は対抗するためあえて自らの目を潰し、白銀聖闘士たちに勝利した。

アテナは、自分を狙うのは聖域(サンクチュアリ)を治める教皇であるといい、13年前の出来事を語った。
地上を治めるアテナを補佐するのが本来の役目である教皇は、13年前赤ん坊のアテナを抹殺しようとしたが
間一髪、アテナは射手座の聖闘士アイオロスに救われる。アイオロスは死亡し、アテナは城戸光政に託された。
アイオロスの遺志を聞いた城戸光政は、アテナを守るために自分の子供達を修行に追いやることになったという。

アテナは教皇の正体を、本来の教皇に成り代わっている者が内部にいると疑っていた。
しかし当然聖域を守る殆どの聖闘士は教皇についており、ポッと出のアテナにつくとも思えない。
アテナは敵だらけのサンクチュアリに乗り込んで、教皇と直接対決を試みようとする。
結局星矢、氷河、紫龍、瞬の4人がアテナの護衛として共に赴いた。



25 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 4/5 :03/12/21 05:19 ID:???
・十二宮突破編
着いて早々、矢座のセイントに矢を射られあっさり倒れるアテナ。
矢は心臓に刺さっており、12時間以内に教皇を連れてこないとその命はない。
12時間の火時計が灯され、4人の12宮突破が始まった。
そして各々の宮で4人いるのになぜか1vs1のタイマンバトルが繰り広げられる。

白羊宮→アリエスのムウはアテナに味方し4人のクロスを強化してくれる。(しかし一緒には来てくれない)
金牛宮→タウラスのアルデバランは4人を圧倒するが、星矢にクロスの角を折られ武士らしく負けを認めて通してくれる。
双児宮→誰が治めるのか分からない無人の宮には迷路がしかけられていた。
2組に別れるも異次元空間で翻弄されなかなか脱出できない。
星矢は失明中の紫龍の心眼とやらで迷路を抜け、氷河は突っ込んで自爆し他宮に飛ばされる。
巨蟹宮→キャンサーのデスマスクは、セイントのくせに殺人狂であり宮を死人のお面で飾っている男前な変態であった。
紫龍の恋人を殺そうとしたため青銅ごときの逆鱗に触れあぼんする。
獅子宮→アイオロスの弟、レオのアイオリアはアテナの味方のはずであったが、教皇の術にかかり星矢に襲いかかって
くる。人一人殺さない限り解けない術を解くため、星矢を恨んでいた男・カシオスは敢えて犠牲になった。
(ちなみに星矢←蛇使い座のシャイナ♀←カシオス という関係がカシオスが犠牲になった理由である。)
処女宮→金髪碧眼のインド人ことバルゴのシャカは、電波な台詞と必殺技を繰り出し星矢達はとても敵わない。
そして弟の危機に呼ばれてフェニックス一輝登場。しかしことごとく技を封じられすぐに絶体絶命の一輝。
敢えてシャカに奥義・六感断ち(正式名;天舞宝輪)を使わせることで第7感に目覚め、シャカと共に自爆する。
天秤宮→ライブラの童虎が治める宮。しかしそこにいたのは師に氷付けにされた氷河だった。
童虎は中国におり、ものぐさに自分の武器だけをよこしてきた。紫龍はその武器を使い氷河を解放するが、
冷凍されていた氷河は虫の息。瞬は自らの命のコスモを燃焼させ氷河を救おうとする。



26 :聖闘士星矢 聖域十二宮編 5/5 :03/12/21 05:31 ID:???
天蠍宮→瞬を連れ遅れて現れた氷河とタイマンはるスコーピオンのミロ。
サドな拷問技で氷河を追いつめるが、その根性に負けを認める。
人馬宮→13年前アテナを守って死んだサジタリアスのアイオロスの守っていた宮。
空の宮に現れた射手座のクロスは隠されていたアイオロスのメッセージを伝える。「少年達よ、アテナを託す」
感動し泣く少年達。必死に逃げてヒマなどなかったはずであるが、いつ書いたのかは不明のままだ。
磨カツ宮→カプリコーンのシュラの必殺技・聖剣エクスカリバーに負けまくりの紫龍は、禁じられていた自爆技を使いシュラとお星様になる。
宝瓶宮→師・アクエリアスのカミュと凍気の勝負をする氷河だが、師匠に全く歯が立たない。
しかし意識を失った氷河に、お人好しにもなお指導を続けるカミュのおかげで究極の絶対零度の凍気を会得した氷河は
カミュを打ち倒し共に散る。
双魚宮→全星座一の美の化身ピスケスのアフロディーテ♂と戦うアンドロメダ瞬。
女より乙女らしい男同士の戦いである。
師の白銀聖闘士ダイダロスをアフロに殺された瞬は、鎖を使わない方が強いというナメた潜在能力で相打ちでアフロを倒した。

教皇の間→教皇としてそこにいたのは、善良な顔をした男、双児座の聖闘士ジェミニのサガであった。
サガは涙を流しアテナを救う方法を星矢に伝えるが、突如苦しみ出す。不審がる星矢を急かせるサガは、
次の瞬間凶悪な容貌となり黒髪チェンジ、なんと全裸にクロスを纏い星矢に襲いかかる。
その強さになすすべもない星矢。     
皆のコスモを一身に受けた星矢はゴキブリのごとくはい上がり、とうとうアテナを救う盾まで辿り着き盾を掲げた。
するとアテナの矢は消え失せ、サガの邪悪な人格も消滅する。サガはアテナに罪を懺悔し、自らの胸を突いて命を絶った。
そして瀕死=ほぼ死亡の星矢達を想い、アテナは自らの運命=世界平和のために戦うことを誓うのだった。
                                          
<12宮編・完>