クッキー☆

Last-modified: 2023-08-06 (日) 14:49:49

概要

正式名称は『【東方合同動画企画】魔理沙とアリスのクッキーKiss』(2010年2月15日)。
コンテンツ名に含まれ、存在感を示している“☆”はタイトル自体には使われていない。
HZNが企画した東方声当て合作動画。クッキー☆の原点であり中心。全ての元凶とも。
ニコニコミュニティの「マリアリが俺のジャスティス!」内にて持ち上がった企画であり、当初はHZNとは違う人が企画していたようだが、その人が辞退したことで、当時コミュ内で活動的であったHZNが企画を受け継いだとされている。
ぷはーRIMUDK姉貴といった、クッキー☆でお馴染みのネタやキャラの多くはこの動画で生まれた。
狭義の意味でクッキー☆と言う場合は、この動画を指す。ただ、界隈全体を指すためにもクッキー☆という語が頻繁に使われるため、近年では「初代」と呼ばれることも多い。

いわゆる百合ファン向けの東方動画であったが、43人のスタッフと、合作としては規模も手間もかかっているにもかかわらず、その粗末な仕上がりから東方ファンからの評価はいまいちであった。
そして、タグの編集合戦が繰り広げられ、その用いられたタグの中に棒読み演技繋がりで「真夏の夜の淫夢」が含まれていたため、そこから淫夢厨が流入し、コメントを埋め尽くしてしまう風評被害に遭ってしまう。
これを受けてHZNは遺憾の意を追記し、淫夢関連のコメントをすべて「クッキー☆」に置換するフィルターの試行、最終的には動画内のコメントを強制的に非表示にした。
このフィルターが当該動画、ひいては界隈全体を示す「クッキー☆」という名称に繋がった。

そのままネタが風化するかと思われたが、HZNが淫夢関連のクッキー☆動画、人気のあったMADを権利者削除し、これにより再炎上。その後は淫夢の素材として活用され続け、単なる東方二次創作の枠を越え、淫夢系列の独自の文化へと変貌を遂げてしまうこととなってしまった。
その後も、クッキー☆騒動といった様々な問題や、他の動画が新たなクッキー☆として迎え入れられてしまうなど、数々の風評被害を連鎖的に引き起こしていくこととなる。

内容は、とにかく東方二次の悪い部分を凝縮したような寒い原作・二次ネタの羅列、テンポが悪く回りくどいやりとりに反して安直なストーリー、声優の素人感丸出しな棒読みや滑舌の悪さ、兎に角安定しない作画など、作品として全方位に数々の問題を抱えており、総じて『典型的な東方厨が作りがちな二次作品の見本』と言わざるを得ない代物。しかも再生時間が30分近くと、苦行そのものと評される。特に冒頭の神社パートを抜けると苦行と呼ばれる紅魔館パートが始まり、脱落者も増える。
しかし、長年ネタにされ続けてきただけあって作品内におけるネタは充実しており、そういったネタで楽しむことはできる。MADにもよく使われている為、素材元を知ることができるという面白さもある。
それでも、最後まで通しで視聴するには、ある程度の覚悟は必要となるだろう。

2021年10月1日の16時頃、500万再生を突破した。

登場キャラクター
  • 霧雨魔理沙:宇月幸成(UDK姉貴)
  • 博麗霊夢:れう(RU姉貴)
  • アリス・マーガトロイド:ひなせはるか(ALC、HNS姉貴)
  • 伊吹萃香:やみん(SIK、野獣妹)
  • 十六夜咲夜:幸村理桜(893姉貴、原発姉貴)
  • 小悪魔:柚子湯(クソデブ姉貴)
  • 風見幽香:誠田(早口おばさん)
  • 霊烏路空:なでこ(NDK姉貴、核我那覇くん)
関係者

クレジットで名前の上がった順に紹介

大まかなストーリー

アリスにバレンタインのお返しを渡すことを忘れていた魔理沙は、急遽ホワイトデーのプレゼントを作ることにした。
厨房を借りるために紅魔館に訪れるがそこで咲夜と小悪魔と出会い、一緒にクッキーを作ることになった。しかし材料を切らしていたため仕入れに行くこととなる。
そこでアリスと再会し仕入れようと行った店はアリスもよく利用していたことを知る。特別なクッキーを食べて欲しかった魔理沙は産みたての卵を使うことを決心した。
卵を手に入れるためにミスティアを襲うが、その際幽香といざこざを起こして魔理沙はやられてしまう。しかし帰りの途中、永琳に卵を貰ったことでお菓子作りを再開する。
3人は無事クッキーを完成させるが、アリスは博麗神社に行ってしまっていたため魔理沙は1人箒で飛び立つ。だがその際空とぶつかり、作ったクッキーを割ってしまう。
しかしそれでもアリスは喜んでくれた。一方咲夜も美鈴にクッキーをプレゼントし喜んでもらった。

ニコニコでの扱い

クッキー☆の大本なだけあって、動画でも静画でも最もポピュラーな題材として活用されている。
また、主役からモブ、背景、更にはBGMまで余すことなく素材として使用されているのも大きな特徴である。
特にUDK姉貴、RU姉貴、ALC、SIKはクッキー☆の中心的な存在で、彼女らをメインにした作品は非常に多い。
この初代クッキー☆さえ理解してれば、クッキー☆にだいたい親しむことができるだろう。
ただ、長年ネタにされ続けただけあって、そのネタの量は膨大。まずは前述の4人から覚えていくのが良いだろう。

本スレでの扱い

主役のUDK姉貴を中心に起きたクッキー☆騒動がきっかけで誕生しただけあって、騒動時はこの動画についての話題で非常に盛り上がった。
主な話題としてはUDK姉貴やRU姉貴のニコニコ生放送、HZNの起こした問題、HNS姉貴の被害といったものが多かった。
しかし、騒動が収まっていくと次第に話題が減り、クッキー☆☆登場以降はそちらの話題にシフトしていくこととなる。
その後も、RU姉貴やYMN姉貴の生放送を観たり、そのほかのクッキー☆声優のツイッターなどの監視といった話題もよくしているが、かつてほどの盛り上がりは見られない。

実況での扱い

現在では多種多様な動画を実況しているが、元々実況スレはこの動画を実況するスレであった。
そのため、実況対象としてはもっともポピュラーなもので、準備体操感覚で周回実況することもよくある。また、0.5倍速クッキー☆など、加工されたものも豊富である。
しかし、さすがに現在では飽きも出てきたのか、誰かがレスしてくれると慢心したのか、時折スレが落ちてしまう事態も起きている。

CTVでの扱い

当初は声優の棒読みや内容の酷さから、完走難易度が非常に高いものとされていた。
しかし、新たな苦行本編が発掘される、作者は健常者シリーズの研究が進むなどで、クッキー☆は相対的な完走難易度を下げていき、クッキー☆が面白いと感じる人々も増えていった。
CTV☆内でも多数のネタが開発されているため、完走難易度は低い方といえる。

コメント

  • 湯葉 -- 2021-10-31 (日) 02:08:55
  • 福島県解放戦線 -- 2022-09-16 (金) 13:54:41
    • 知床解放戦線 -- 2023-01-14 (土) 17:40:14
  • ? -- 2023-01-10 (火) 07:46:13
  • 「タイトルロゴで存在感を示している“☆”」まさかクッキー☆厨の作ったロゴを公式だと思ってる? -- 2023-07-09 (日) 17:05:10
    • あれHZNの口癖じゃないのかゾ? -- 2023-07-09 (日) 19:42:58
    • 指摘されるまで全く気付かなかった -- 2023-07-09 (日) 20:09:44

*1 企画wikiでは「輝代」。