ゴーストの物語

Last-modified: 2021-07-16 (金) 08:17:45

ゴーストの物語


プレッシャー

彼女は最初に到着したゴーストだったが、ゴーストはすぐに数十人に増え、北の塔に残っていた瓦礫を調査し始めた。彼らは、旅人と話した旅路の案内人を探しに来た。

「彼は私をデジャナと呼んでいた。彼と出会う前、私は自分の名前さえ知らなかった」彼女は、赤いシールドで覆われた者と話していた。彼はかつて光を調査しており、生きているトラベラーに注目していた。

「彼は私をアンワルと呼んだ。君も自分のものを見つけられたか?」

「いや」彼女は何世紀にもわたって地球、月、金星を旅していたが、彼女は光に相当する魂を一度も発掘できなかった。「私は自分のせいだと思っていた。しかし、彼は人類が広大であることを保証してくれた。光の贈り物に値する必要がある。重い負担を背負うことのできない弱者に与えるよりは徹底的な方がいい。誤って使用されたら大惨事になる。彼のおかげで自分が役立っている気分になった。調査を中断し、彼のもとで地図製作者として働いた。君の方は?」

「破壊者だ」アンワルは止まった。光るトラベラーに数フィート近づいた。「デジャナ、感じるか?」

デジャナが、アンワルを追うように、トラベラーに目を向ける。「何を感じるんだ?」

「プレッシャーだ」

ゴーストハンター

スピーカーの警告は明確だった。常に光から気をそらさないようにすること。おぼろげになっていると感じたら、あまりにも遠くまで離れてしまったことになる。トラベラーズの光が届かない場所もある。

ここで、私はリーフとして知られる暗い模倣構造の中をさまよっている。光に束縛されることはないが、それはまさしくガーディアンが望んでいたことだ。

彼はキレルといい、私をストレインと呼んだ。彼は、ベックスの変形メカニズムが到達したことのない、水星の末端の峡谷で見つけた。彼は快活で確固たる意志を持つ、年配の賢者のように見えた。初めて躊躇することなく伴侶と呼べる人を見つけたのだ。一瞬でも物思いに耽っていたら、彼の魂が疲れ切って多大な負担を抱えており、非常に複雑な状態であることを感じ取り、彼をそっとしておいたかもしれない。それに、親族を殺すこともなかっただろう。

キリルはアウォークンを求めてサンフランシスコに来たと言った。彼は人間性の逸脱が前代未聞の知恵の行使によりソルに戻った過程について聞いていた。彼は、彼らが質問に対する答えを知っている確信していたが、彼らはその質問に答えてくれなかった。でも私は今、彼が私を救いに来てくれたとわかった。

彼は理解不能な理由で戦うことにこれ以上我慢できないと告白した。彼は過去を思い出すことができなかったが、戦争で戦っていた記憶は心に根付いていた。

彼は私を殺すことができなかった。私は彼の友人だったからだ。彼は友人を決して殺さないし、自殺をすることもないだろう。彼の魂は臆病で貧弱だった。そして、ゴーストの唯一の目的が、説明不能な勢力の名において、死者を育てて殺戮を行わせるのなら、二度とこの事態を発生させることはできない。彼は役目を終え、部隊の同志たちを解放し、死人を休ませてくれるだろう。

長い年月を経た後、私は奇妙な鎧を着て、鄭和を唱えながらデッドゴーストの鎖を引きずるキレルと再び遭遇した。彼はいまだに再生当初から彼を悩ませている問いに答えることができるアウォークンを探しているのだ。

選ばれし者をまだ見つけていないゴーストは、ゴーストハンターのキリルがその悩みを解決してくれるだろう。君がアウォークンで彼の求める答えを知っている場合は、秘密を打ち明けるようにしよう。

君の命がかかっている。

選ばれし者の選択

彼女はもう一度彼の蘇生を試みようと集中するが、今回はためらっている。彼女は周囲を見回し、周囲で起きている大虐殺の過程を眺める。

彼女は彼らがこの村に到着したときのことを回想する。この人々は、彼を賞賛し、贈り物を次々と送り、彼に自分たちを守るよう頼んだ。

最初、彼は消極的だったが、彼は賞賛によって心が変わり、そこに長くとどまってフォールンを倒した。彼は押し寄せる贈り物と称賛に大変気をよくした。

彼が消費するほど、村の資源はどんどん減っっていった。警告も外交も行わず、遠征で他者からものを奪った。彼は復活者の力を誇示し、救世主として賞賛されることを要求した。かつて彼が守っていた人々は、彼の命令のもとで命を落としていき、それが理由で彼は一層崇められるようになった。

彼女は彼を光に戻そうと、彼が選ばれし者となった理由を思い起こさせようとした。しかし、彼は崇拝者からの賞賛にすっかり心を奪われ、忠告ももはや耳に届かなかった。どんどん死者が出て永遠に帰らぬ人となる一方で、度重なる復活を遂げる伝説を築いた彼は、ますます貪欲かつ冷酷になっていった。彼は過ちを教訓とせず、不死の力を当たり前と思うようになった。

ある冬の夜、彼は金の鎧を着て海辺の漁師と信者が住む村に戦争を仕掛けた。その結果、村に住む全員の稲地が犠牲となった。容易に勝利を掴めたことで、彼と彼の信者は有頂天になり、数か月間彼らの後を追っていたフォールン戦争の部隊への準備がすっかり手薄になっていた。その結果、大虐殺が大虐殺で返されることとなった。そして、復活者の一人だけがここから離れることができるだろう。

彼女は周囲の大虐殺からを離し、自分が選んだ者だけを見下ろしている。彼の犠牲者と崇拝者の血で覆われた金の鎧は、まだ彼女の一つ眼に反射している。

彼と彼女は自分の選択をした。

彼女は彼から目を離し、自分自身から離脱して、上昇する光に向かって東に浮かんでいく。

以前の私達

私が生まれ落ちた瞬間を覚えている。

苦痛、喪失感、そして落下するような感覚があった。それは終末だったのだろうか?意識が朦朧とする中で影が集まり、紫色と灰色に染まった。

私たちのシェルには亀裂がある。私たちの一部は失われたか、流されていってしまった。そしてその傷を、ぎざぎざと鋭く感じるのだった。それでも、遊糸のようなはかない知覚を感じることができた。

花のない庭と、暗闇に包まれた峡谷を感じた。

死を直感したが、まだ行きたくはなかった。

私は、全体から分離された状態で存在していた。それが縮んでもとに戻り、薄暗く見えなくなっていく。私はそれが辛抱強く待っているのを知っていた。

さらに、すべきことも知っていた。この広い壮大な銀河のどこかに人がいたのだ。彼らは過去の私たちのように、静かに死んでいた。しかし、私は彼らを死から呼び戻すこともできたのだ。自分の輝かしい暖かさと生命と息吹を分かち合うことだってできた。

私が昔できなかったことを共にできただろう。

私は金属やガラスに、かつて共有していた家を思い起こさせるものを閉じ込めた。それから私は自分の光の守護者を見つけるために出発した。

大勢の人々がいた。しかし、脆弱なものの多くは、塵と化し、記憶の彼方へ消えていく。私はそれぞれに触れた。何かを探していたのだろうか?灰の下の残り火の断片だったろうか?

結局それは見つからなかった。これまで様々な惑星を訪れてきたが、私に一人の人間がいるのがわかった。あり得ないような出来事を目の当たりにし、怪物から隠れ、夢を追いかけてきた。

私と似た人々も見てきたところで、彼らの調査は終了した。

彼らは相手を見つけて完全体となり、さらに力を意志を強めたのだ。

私は一人だ。しかし、君がまだそこにいること、そして私を待ってくれていることを知っている。しかし、長い年月を経ているので

とても・・・

寒い・・・

私はここで休み、私たちのことを考える。

しばらく・・・

君が

いることを・・・

想像・・・

するのだ!

ゴーストと呼ばないでください

「名前が欲しいです」

「サギラのせいか?悪い影響を受けたな」

「彼女には名前があります。ただの『ゴースト』とは呼ばれません。『ゴースト』と呼ばれるのは屈辱的です。私は物ではありません。私です」

「じゃあ、いったい誰なんだ?」

「私は...わかりません。私は私です」

「それで、私に定義して欲しいと?それは物っぽい振る舞いだ」

「あなたは鼻持ちならない人です。その自覚はありますか?」

「思い出させるな」

「それが事実でないことはわかっているはずです」

「そうか?」

「また始まりましたね、タイラ。何もかもに疑問を持つ。世界中を記録を打ち立てるべきパズルのようにみなし、分析し、ファイルに収める」

「それ以外のことはできない。疑問を持たず、研究せず、学ばなかったら、なんの目的もない。『あらゆる精神にはそれぞれの形がある』」

「また哲学を読んでいましたね」

「ルソー。イコラに借りた」

「ふーむ」

「ゴースト、すねるな。イライラするから」

「ゴーストと呼ばれるのもそうです。まるでシーツを掛けられたみたいで」

「自分の名前を選べばいい。私に決めさせる必要はない」

「決めます!」

......

「さて?名前は決まった?ゴースト」

「ゴーストと呼ばないでください」

ほめ言葉

ある日、オフィウクスと、ゴーストとガーディアンのつながりについて話したことを思い出す。

何年も何年も前、まだ都市にいて、オシリスがヴァンガード司令官だった頃のことだ。オシリスとイコラは何時間も、あるいは何日も率直な会話をかわし、かなり退屈だった。特にオフィウクスを楽しませる羽目になったときは。実際あのゴーストはあまりおしゃべりではないのだ。

とにかくOは、ゴーストとガーディアンが一対一である理由について仮説があると言った。我々のそれぞれがガーディアンの弱点を補完する力をもっていて、それは逆もまたしかりであるというのだ。だから一緒にいなければならないのだ。または、どちらも完全ではないということもできる。

「ソウルメイトのように?」と私は尋ねた。「私はオシリスと愛し合っているわけではありませんがね。その発想が妙だというだけでなく、彼のことが神経に障ることがよくありますから」

「恋愛の話をしているんじゃないんです」とO。もしも目があったら、目玉をぐるっと回して見せただろう。「普通の人間には人類を守る力がないということを、トラベラーが理解していたと考えているのです。それには身体的にも精神的にも人並み外れた何かが必要です。つまり、ゴーストとガーディアンが一つの存在として融合することによりそれが達成されるのです」

「イコラとあなたのことはわかりませんが」と私は彼に言った。「オシリスと私は『一つの存在』ではありません。口論をしているのを聞いたことがあるでしょう。何度も」

「なぜ彼に逆らうのです?」

「他に逆らう人がいませんから。偉大なる強力なオシリス。英雄、学者、救世者、うんぬんかんぬん。そして誰も、誰もですよ。イコラでさえ、彼に逆らおうとはしない。どんなにひどい提案でも、彼が言えばのんでしまう。私は違います。

誰でも、時々は自分が間違っているかもしれないことを教えてもらわねばなりません。特にオシリスは」

「それがつまり、弱点を補完する強みということでは?」

私は答えなかった。自分以外の誰かが正しいことを言うのは嫌いだ。ありがたいことに、めったにないことだが。

「いいでしょう、頭のいいゴーストさん」しばらくして私は言った。「あなたとイコラは?両方とも頭が固くて退屈で、本ばかり読んで...」

「私は彼女を落ち着かせるのです。行動する前に考えるよう促し、感情にまかせてしまわないように助言します」

自分を抑えられなくなって、私は爆笑した。なんとか気を取り直すまでに1分かかった。「イコラが?」笑いすぎてしゃべりにくかった。「イコラに会ったことがあるんですか?彼女は考えることしかできないのに!」

「あなたは彼女のことを全然知らない」オフィウクスは言った。

休んでる暇はない

私のガーディアンは不死だ。私のガーディアンは私から永遠に失われた。彼は遺棄船オールマイティに射撃部隊を連れて乗り込んだ。宇宙の殺し屋からカバルの秘密をサルベージできないかと期待していたのだ。

罠だと気づくべきだった。カバルのせいか?水星由来のベックス感染?わからない。何もかも私のせいだ。発動の瞬間、落ちていくように感じたのを覚えている。彼は中央部に向かって突進し、仲間たちに「俺が解除する!」と叫んだ。

彼は今も突進し続けている。オールマイティに向かって飛びながら。そこに今も見える。低速の時間の琥珀に捕らえられ、永遠に向かって手を伸ばしている。私は彼の動きを注意深く観察してきた。その機械にたどりつき、罠を解除できるまで、たったの5万年強か。

彼を蘇らせることはできない。必死で頑張ったのだが。シティのウォーロックとタナノトートは私のひたむきな問いかけにすべて答えてくれた。彼を死なせることはできるのか、と尋ねたときでさえも。少なくとも、死んでしまえば、完全に壊れれば、また作り直すことができる...

なぜ彼を取り戻せないのか?ガーディアンがタイタンのメタンの海に落ちても、彼らはすぐ死ぬわけではない。しかしそれでも彼らを環境都市に連れ帰ることはできる。ガーディアンが船から宇宙に向かって身を投げた場合、私たちは彼が太陽風にバラバラにされたあとでないと連れ戻せないのか?とんでもない。以前は簡単だったのだ!そこに見えているのに。とても近くに!私は彼のゴーストなのに!

しかしすべてのゴーストは知っている。ガーディアンを蘇らせることができない場所があるのだということを。これがその一つなのだ。なぜか?闇が集まって私たちを滅ぼそうとしているから?光が弱すぎるから?

理由がわかる気がする。私の推論に同意する者もいるだろう。ガーディアンを取り戻すにはどうすればいいのか?それに必要な魔法の心臓はなんだ?私たちは都市の可能性の窯なのか?量子バキュームを好きなようにひねくって物質を取り出せるのか?

そうかもしれない。そうかもしれない。しかし、はっきりとは言えないがあるカルトのある信者たちは、このプロセスを独自に解釈している。「彼を連れ戻すときには」と彼らは言った。「ひな形が必要だ...必要な情報を供給するイメージが。そのひな形をどこで見つけるか?

近くの時間軸だ。彼がまだ無傷で生きている場所だ。そして危険が大きく、死の可能性が非常に高い場所では、そういう時間軸は見つかりにくく、手が届きにくい。そしてそこではガーディアンが簡単には再生成できない」

それが本当なら打つ手はなく、私は解放される。私のガーディアンが罠から逃げられる別の世界はない。蘇生の望みはない。

私は孤独なゴーストとなる。

しかし私は間違っているという気がしてならない。そして彼は今も私を待ち続けているのだと...

希望の告白|第1部

あの選択が今でも俺に悩ませている。

あの行動なんて説明をつけられるはずもなく、俺は感情に任せたのだ。フォールンが攻撃を仕掛けてきた。生き残ったわずかな者たちは暗い洞穴で、息をひそめ泣くのをこらえ、身を寄せていた。

俺があいつらを見つける数日前、新しくなった目的を見つけたのだ。俺はずっと朽ちゆく世界を旅してきた。それがどれほどの長旅だったのかは覚えてなんかいない。その旅の間はずっと火花を探していたのだ。

次第に疲労の色も増してきたが、生き残りの小さなグループに俺は希望を見出した。光りに触れられし価値ある消えた魂が見つからなければ、俺は小さくも確かな別の道を探せばいい。俺は希望を捨て去った男や女、そして子供をトラベラー下の聖域へと連れていった。

闇に立ち向かう英雄が見つからなければ、救済を望む人々の案内役に俺がなろう。

信頼を得るのに時間がかかった。彼らは俺を天使だと思っていたが、そうではないと否定した。私のことをティアンシと名前を付けたのだ。俺は物なんかじゃない。

子供が私を見て驚いていた。まだ幼くて喋れず、理解も追いついていない。そんな彼は重荷ではあるが未来でもある。子供を育てるために、その両親は何でもした。助けを借りながら子どもを守り、あやし、時には旅の仲間たちを気にかけてくれていた。世界が終わった後の新たな人生で分かち合った経験は、血よりも深いものとなったのだ。

ある日のこと、洞穴で、フォールン・スキフの唸り声に怖がり身を小さく縮めていた者がこの世から去った。母は悲嘆にくれた。あんな泣き声は聞いたことがなく、これ以上聞きたくはなかった。

苦痛にも似た、深い悲しみ。

失った命を嘆き悲しむ。

母の鳴き声が森中に響く。父は泣きじゃくり、悲しみの淵で必死にこらえながら、妻を抱きしめた。

冷たくなった子供は母の腕の中にいる。

他の者はフォールンが戻ってくることを恐れ、2人を落ち着かせようとした。襲撃はあらゆる場所まで及び、かつ残虐そのもの。犠牲者は20名、この洞穴で、生き残った9名がいる。俺は不安と恐怖を感じながら極地を見張っていた。

母親の苦痛に満ちた泣き声は木々がひしめく空間に響き渡る。俺は彼女のところまで戻ると、あるものを初めて目にした。その子供のスパークだ。

弱々しいが、確かにそこにある。

小さい子供の面倒は俺の仕事じゃなかった。ここに選ばれたのは戦士たちだ。あの子供は小さくか弱い。そんな彼がどんな功績を残した?どんな武勇を示した?何を捧げた?しかしある考えだけが頭から離れない…

希望をもたらすことが俺の純然たる目的ではなかったか?育てられた英雄たちは利己のためでなく全人類のために戦った。一つの命を救うこと—この失った一つの命を何らかの形で補うこと—これが十分な理由でないならば…いったいなんだというのだ?

俺の目は泣き叫ぶ母親を向いていた。

俺を奮い立たせる光を感じる。俺の心の中のスイッチが入り、歯止めが利かなくなってしまう。俺のコアからビームが放たれ、小さな子供に光を注ぐ。

一秒後—

彼が泣き始めた。あたりがシンとなる。トラベラーの贈り物が渡った。子供が息を吹き返したのだ。そして、俺の旅の終わりが始まったのだ。

俺は正しいことをしたのだろうか?彼は立派に成長するのだろうか?戻ってきた者たちのように、彼はやがて来る戦争の覚悟ができるのだろうか?

しかし、これまで考え付かなかったある考えが浮かぶ。きっと死の方がよかったのだと。

俺は彼を救ったのか?それとも彼の死にゆく運命を決めてしまったのか?

子供の泣き声が響き渡り、生き残った者たちが唖然としながらその顔を覗き込む。不可思議な出来事に言葉を詰まらせながら、あたりは喜びで包まれていた。

俺は子供の顔を見た。心の底から満足感が湧いてきた。ああ、やはり正しいことをしたのだと。

その出来事はたった一か月前のことだった。まるで一生を過ごしたかのように長い期間に感じられた。

そして、フォールンが戻ってきた今、俺たちは逃げ回っている。渡された贈り物の約束など、海賊の凶刃から俺たちを救ってくれないのではないのだろうか。

——匿名のゴーストから最後の通信の一部分

用心深い目

もし他の仲間がどこにもいない—ガーディアンがいなかったなら—他の者を探しに行けばいい。

どんな状況でも自分に言い聞かせているので、もう癖になっていて、もはやお題目になっている。「もし他にこの行動をする者がいなければ、俺の行動は十分だ。もし他に似たような戦士がいないのなら、そのポジションが俺になる」

その時は立派に聞こえたのだが、実の所、その立派さというのはいかに考えて相手にダメージを与えるかに尽きる。そして俺はそれが得意なのは自明なんだ。おそらく、全員そうだろう。正しいことを行った結果というリスクを負うことが、俺たちにヒロイズムを感じさせるのかもしれない。

フォールンの領域に深く入り込まないようにしながら、ヨーロッパ・デッドゾーンの端で俺はやつらのメンバーの動きを追跡していた。いろいろあるが、俺はたった一人のゴーストなんだ。ガーディアンがいなければ、俺は戦闘で使い物にならない。しかし監視と報告はできる。光の敵と戦う俺なりの方法を見つけ出すことができるんだ。

すべてのゴーストたちが目を光らせている—俺たちはこれまでの旅でシェアすべき大事な内容をまとめている。これのおかげで、未探査地域の荒野であろうとも前線へ突入することができる。

今の俺と過去の俺のゴーストはどう違うかと言えば、それはたった一つ。一つのことに集中できることだ。探索とガーディアンの同期が必要になり、単独で移動をしていた場所であれば、今なら情報収集を行うスパイ活動に専念できるのだ。

それに俺は一人ではない。

俺のようなゴーストのネットワークがある。もし他の仲間を見つけることができたのなら、光の戦士として任務をやり取りできることに喜びを感じなければならない。その時が来るまでは、フロンティアの広大な荒野を音もなく迅速に行動し、敵の動きを偵察し、すべての行動を分類化して、仲間であるバンガードに最後の安全な都市を襲う危険度を評価してもらうのだ。俺たちは小さく、数も少ない。しかし勇敢な俺たちは戦士なのだ。

——リンク、未接続のゴースト、バンガードの機密ゴーストネットワーク

喧嘩になって

彼女には早かったが、選択肢はなかった。

カバルの鉱業設備は土を焼いたあと、その下にあるものを採取するように設定されていた。

問題は...ずっと探していたガーディアンが途中で休眠していたことだ。原子化される前に目覚めさせねばならなかった命のない殻。そして私は選ばれた者を連れずに永遠に去った。

彼女を見つけて数秒後にレッド・リージョンの調査チームが到着したのは...不運だった。しかし、やるべきことをやるしかなかった。リスクを冒す価値のあるものもある。今やるか、永遠にやらないか。悪いタイミングなどない。

私は旅行者の贈り物を開き、鉱山設備が整ったときに彼女を光に包んだ。

新しいガーディアンが息をつき、身を起こすと、悪夢から目覚めたかのように叫んだ。

まずい。

カバルのセキュリティチームがすぐ行動を起こした。彼らのスラッグショットが鳴った。

もう一度息をする前に、ガーディアンは死んでいた...また。

私は振り向き、装置がバーナーを温める間にもう一度彼女をスキャンした。

カバルは戦争獣を放った。

地面が温まり、戦争獣が突撃してきたときにはガーディアンは立ち上がっていた。彼女は混乱していたが、それは予想されたことだ。

「走れ!すぐに!」私は彼女を動かそうと警告したが、彼女は頭が混乱したまま周囲を見回しただけだった。

そのとき、彼女は獣を見た。本能は素晴らしい刺激を与えることがわかった。彼女は一瞬で立ち上がり、装置のバーナーから素早く離れた。獣の歯が脚に食いつこうとする瞬間だった。彼女が装置をかたづけるとカバルが射撃を始めた。まさにピンチがチャンスになった...

ガーディアンは怯えることなく、ただ怒った。そして攻撃的になった。

長く死んでいたこの女性は一瞬前に蘇ったばかりで、もう戦場にいる。それこそが人類を完璧な武器にするものなのかもしれない。それこそが侮れない戦力とするものなのかもしれない。しかし次に私は一瞬動きを止め、大きな誇りを感じた。

ガーディアンは最も近くにいたカバルに突撃した。一度も見たことがない戦争の生き物、厚い装甲に守られた武骨な乱暴者に向かって。

突撃、回避、スラグの射撃を避けて右へ左へ。戦争獣はガーディアンの腕に刃を突き立てようとする。彼女は叫んだ。

カバルは笑った。他の戦闘獣が近づく。

それから...

光のなかで蘇ったばかりの私のガーディアンは獣の後足を腕で挟み、持ち上げ、獣の背骨に膝から全体重を掛けた。

骨が折れた音、そして突然の悲鳴。他の獣たちは動きを止め、カバルの笑い声がやんだ。

彼女は再び突撃した。躊躇はない。獣のぐったりとした身体はまだ彼女の腕にある。彼女はそれを引き剥がした。肉の裂ける音が聞こえたが彼女は動きを止めなかった。彼女は距離を詰めてカバルに飛びかかり、獣は彼女の無事な方の腕を掴んだ。

カバルは武器を持ち上げたが、遅すぎた。ガーディアンがリージョナリーをそのペットの死体で殴る。他の獣が突撃する。凶暴で迅速だ。

戦争獣の突撃を見て私は警告したが、問題ではなかった。彼女は既にカバルのスラグ放射器を手にしていた。次に起きたのは...あまり思い出したくない。

彼女は変わっていた。突然の激しい暴力の世界に目覚めていた。

私に言えるのは、ここにいるということだけ。ガーディアンはそばにいる。EDZの奥深く、いまだカバルの血のしみで黒くなった土があるということだけ。

——タム、ガーディアンの復活を告げるゴースト

戸惑い

私は彼らを見上げ、驚異の念に打たれる。

彼らはすべて。すべて耐える。

こんな生を求める者はいない。この第2のチャンスなどいらない。そして目覚めたとき、帰還の最初の瞬間に光が目を貫くとき、彼らはこの壊れた世界に歓迎されるのだ。

まだ...

彼らは立っている。何回も。想像もできないほどの確率にうち勝って。彼らの終わりを見るすべての期待を裏切りつつ。

かくも固き決意。誇り。火。愛。愛。喜び。希望。恐れ。欲望。かくも強い意志。昨日の不毛の地に新たな明日の約束を刻めるほどの強さ。

勇気を。最も小さな勝利から壮大なる征服まで。すべてを目にしてきた...

最初の壁の構築。シックス・フロントの勇気。トワイライトギャップでの絶望。悪魔との戦争。ウルブスを手なずける。

鉄の豪傑の興亡を見て、暗黒時代の最後のサイクルを目撃し、新たな希望の約束がすべてに与えられた勝利に歓喜した。月と火星への帰還、ガーデンの刈込み、ハイヴロイヤルの敗北。

ガホールと彼の軍隊でさえ...多くの脅威、多くの挑戦、しかし私たちのガーディアンは倒れない。人類は耐えている。

彼らは光に触れるが、私にはもはや贈り物には見えない。彼らの勇気、強さ、その人間らしさが、真に最大の贈り物、彼らの最大の武器なのだ。

この考えは喜びと、大いなる混乱におけるほんの少しの平和をもたらす。私は自分にしばしば尋ねる。大いなる期待を抱きつつ。

次はどこに?

——ガーディアンのインスピレーションによってカイザーと名付けられたゴーストの観察

希望の告白|第2部

この荒野において、生き残れるかどうかはフォールンのパトロールを避けられるかどうかに大きく左右される。他のすべての危険は二次的だ。悪天候。飢え。飢えた獣。狂った盗賊。すべては評価によって対処可能だ。しかしフォールン、この悪質な海賊たちは、狩り、殺す。自分が生き延びるためだけではない...娯楽だ。彼らは虐殺を心から楽しむ。

私は密林の中で、寄せ集めのグループを導いていた。しかし子供を運び、多くが負傷している状態で、進む速度は速くなかった。数マイル前で見つかったのだ。攻撃は迅速で激しかった。子供の母親があっという間に倒れた。父親は愚かなことに、勇気を示そうとでも思ったのか、あるいは悲嘆と恐怖にかられたのか、彼女に駆け寄ったができることは何もなかった。彼も死んだ。 2人の親は死んだ。孤児にはいろいろな才能があったが、まだ彼自身が理解していなかった。

誰かが子供をつかんで逃げた。子供は混乱し、怯えて泣き叫んだ。他の人は幼児をつかんで逃げました。みんなは子供の口をふさぎつつ、森の奥に進んだ。私はあとについていった。子供を守るのは私の義務だった。もし可能ならば。子供のそばにいるしかなかった。

そして今もここにいる...

このあわただしい口述とは、もし必要ならば、私の選択を考える手段となるだろう。再生した子供に通じる弱い瞬間を考える助けになるだろう。私は逃げながら考えていた。ここで何が起きたのか、短い物語を理解してほしいと思いながら。

このメッセージを信号にのせて送ろう。聞いてくれるゴーストがいるだろうか。フォールンが追ってくる。あいつらをまくために群れから逃げたのだが。もしも生き延びたら子供を返そう。私が倒れたら他の誰かが育てることになる。そして第2の唯一の生を与えられることになる。

私は彼を怯えた男女に託した。怯えてはいるが賢明で思いやりがある。勇気はあるが、逃げるべき時、生き延びるべき時を知っている。フォールンが去るまで隠れているだろう。私の光がこの人間たちから奴らを遠くまでおびき出すだろう。

私は海賊に私の存在を知らせ、最後の生存者たちのもとを去った。時間を稼ぐために、自分を的にしたのだ。しかし時間はあまりない。

フォールンは近い。さらに近づいてくる。彼らの雄叫びが聞こえる。剣の火花を感じる。将来の禍根を断つために私のような者を殺すべきだということを、彼らはずっと以前から知っている。

自分の選択は後悔していない。子供は逃げるべき運命だが希望はある。次にどうなるかはわからない。しかし彼には約束がある。もしも聖域を見つけられれば。もしも導き手が見つかれば。

これは告白ではない。希望だ。これは私の—

——未知のゴーストからの最後の伝達の断片

英雄の哀歌

おまえは特別だ。彼は平凡だった。最初は。ただ特別だ。他の者と同じ。

あきらかにそれはすべて変わった。時とともに...彼は疎遠になり、目立つようになった。

彼女が彼の性格に合うようになるには時間が掛かった。彼にとってもそうだったようだ。皆が知るケイド6は、それだけではない。彼のウィットと遊び心は盾だった。彼の刃やハンドキャノンのように訓練された武器だった。

彼は彼女をサンダンスと呼んだ。理由はわからない。彼女によると古い伝説かららしい。ずっと以前のおとぎ話。私はいつも、彼女の閃き、動きの優雅さ、かるがると滑らかに動く様子からだと思っていた。彼らは完璧なペアだった。

彼が最も近い者たちのところに帰ろうと何度も考えたことは間違いない。そういうたびに状況が少しずつ変わったことも間違いない。ウィットと同じく、彼の伝説の構築は武器だった。

彼を知らない人、ケイド6自身の口からその話を聞く運に恵まれなかった人、その魅力、お気に入りの部分を効果音つきで語るときの動作、そういうものを知らない人のために、この話をお聞かせしよう...

これは過去のサイクルからの録音だ。完全な物語ではないが、ケイド6が関わるものに完全な物語などない...

「ブーン!目が覚めた。へろへろだ。混乱してる。二日酔い。みんな同じだ。だから最初のショックはおなじみだ。目の前にサンダンス。びくっとする。脳は動いているが、思い出せるのは自分が生きた生命体だということだけ。俺は人間だ。男だ。精神が分速千マイルで動き出す。ブン、ブン、ブン。「馬鹿でもわかる基本人間存在ガイド」をダウンロードしてるみたいに。いいよ。わかった。だがまだ何も思い出せない。魔法の浮遊ロボット球体みたいなもんが顔に向かってくるんだが、それと話ができる状態じゃない。びくっとする。反射的に、彼女を床にたたき落とす。強く...そして逃げる。

「走ってる。彼女も走ってる...あ、いや、彼女に脚はないんだけどな。彼女は俺のあとについてきてて、「そっちではありません!そっちではありません!」と叫び続ける。俺も叫ぶ。彼女の叫びにかまわず、俺は走る。夜だ。っていったかな?夜で、まだ目がよく見えない。俺は走る。ただ走る。何も見えない。思い出せない。死ぬほど怖い。頭の中は大混乱。そんな感じで走る...

「落ちる。まっすぐ。そう、走ってたら...そこに。崖が。低い崖だ。俺は弾んだ...何度も。いちいち痛む。やがて痛まなくなる。また真っ暗になる。それから...

「ブーン!戻ってきた!彼女は俺の足の上にいる。いつものように。それが俺たちの美しい友情の始まりだ」

ほとんどの者は園はなしを初めて聞く。聞いているうちに、彼が人間であろうとガーディアンであろうと、真実なんかどうでもいいという気持ちになる。そのための物語じゃないんだ。その目的は、ケイドの身にぴったりのアーマーに、これまでになくハマることなんだ...

彼は面白かったと思っていた。そして今はこれまでになく...

ケイドはみんなに笑って欲しいはずだ。

——シロウ4のゴースト、ケイド6を称える集まりで

落ちたところから

俺は静寂を保った。俺はここにいない。フォールンに見つかりはしない。彼らに知られることはない。影ではないが、1ヶ月前、彼らの洞窟に入ったときのように、俺は彼らの間で行動し、静かに意図のある動きをする。この森は不毛で死がはびこる場所。だから俺は日光を使って自分の身を隠した。どこへ行ってもこの古い栄光のこの世界を引き上がそうとする腐食動物たちが絶え間なく徘徊している。俺は観察し、学び、記録し、保存する。彼らの動きの一つ一つに憑りつかれてしまっている。彼らの悪夢の言語に精通していなくても、言葉のすべてにこだわっている。他の人は言葉を分かっていて、解読する。彼らは内に隠された秘密を見つけだすだろう。秘密は武器のようなものであり、俺は彼らを破壊する道具だ。彼らは敵で残酷。俺は学び、分かち合い、彼らを破壊する。

あの叫び声は何だ?俺はもう深くまで来ている。どれだけ遠いのかは分からない。各メーターを追跡した。すべての道を地図で調べた。しかし、この迷路はどこまでも曲がりくねっていて、彼らの歓声が暴力と喜びを浴びて響き渡る。俺が安全に厚く保護された未知の廊下に入りながら、調査することをためらった…そうだ、そうだ、これは特別な場所、聖地であり、機械化された場所。叫び声は悲鳴と歯車が擦り合う音、喜びなどの声が痛みの声に交わった。ここで誰かが苦しめられている。け、け、刑罰あるいは儀式…?我々の知識のため、俺は知る必要がある。俺はゆっくりと、慎重に行動する…見られない…ように...見つからないように…1メーターごとに隠れ場所から次の隠れ場所へと移る。隠れ場所がない場所は素早く、目的を明らかにして進む。自分で道を作り、他の道は踏み込まないようにしておく。歓声は分かるが、結局彼らは死ぬ。海賊の忙しい日夜との調和に置き換えられる。いや、彼らは本当に休まない…いや、というよりは誰かが休んでいる時は、他の人が仕事を続ける。遠征の準備をしたり、古いものをふるいにかけたり、艦隊、武器、崇拝用物品を準備する。彼らの機械を崇拝する方法を見れば、俺はここなら安全と感じるべきだろう。俺らは彼らの神々の一部と言っていい…俺は機械かって?それは分からない。何も知らない。彼らの礼拝はそれほど単純ではない。興奮の不協和音がもう響かなくなったので、俺は歩くペースを遅らせたが、それがどこから来ているかを見つける努力は続けた。

時間はかかったが、数週間前に見つけることができた。式典がちょうど終了し、俺は自分が見たことを思い出して送っている。というのも、これは俺が実際に見たからだ。これは俺の最後の瞬間です。そう確信している。式典は戦闘、儀式、そして怒り。位が低く価値のないとされる者達が自らの価値をピットとアリーナで証明しなければならない。でなければ、苦しんで死ぬのだ。ああ、彼らはどれほど汚く戦うことか。生き残るために、あるいは良い暮らしのために。この穴では、恥をかかされたエリクスニーはアルコンの目の前で、自分の名誉を挽回することができる。下位の海賊は身分を上げられるかも知れない。ドレッグからバンダル、バンダルからキャプテン、キャプテンから…と言った具合だ。これは彼らの作り出したもので、彼らの審判、長者に見せる判決なのだ…これが俺たちがこれから直面することだ。殺すか死ぬか、繁栄するか腐るか。彼らにとって、弱者は無用であり、彼らのアルコンが眺める中、応援の叫び声を上げる。しかし俺は注意を怠ってしまった。熱狂する観客に気を取られて、アルコンの目に留まってしまった。逃げるには深入りしすぎている。彼は笑っていることだろう…

——スペクトラルネットワークの勇敢なゴースト、レンの必死の最後の伝達

ゴーストコミュニティ劇場

ゴースト・コミュニティシアター提供:

悪夢のパパ、オリックス:
勇敢なゴーストと宇宙空間からやって来た死神との対決

4.5章演劇
脚本、演出:マーカス・レンのゴースト、ディディ

主演:
マーカス・レン...........................................英雄のゴースト
ディディゴースト.....................................ガーディアン英雄
エノック・バスト...........................................................オリックス
アリアドネー・グリスのゴースト、ピクシー............................イル・ハラク
清掃ロボット.....................................................イル・アヌーク
エノック・バストのゴースト、ゴースト...クロタのゴースト・シェード

サヴァラ司令官が「実に不快なプロップデザインを使った、無神経で失礼な子供騙しのプロダクション。パピエマシェの芸術に対する侮辱」、 と呼ぶ演劇をご覧ください。名祖となったゴースト自身、こう言っています:「これは私か?え…嘘だろ…」

タイラ・カーンのゴーストである、ゴーストは「4.5の構造?でもそんなの…物語には決まりがあるものよ!勝手に…半分なんて…何なの?こんなナンセンスに付き合ってられない」としています。

イコラ・レイのゴースト、オフィウクスは: [批判的な沈黙]。

シャックス卿はこう語っています:「間違いなく、熱狂的。それは認めよう。でもセリフはそんな…性的描写があっていいのか?」

タイラ・カーンのゴースト、ゴーストはこう意見。「考えてたんだけど、物語構成の基礎を学んだら良いと思うわ。座って、さあ始めるのよ」

考えの違い

ペレグリン高等教育機提供:

「ゴースト物語:2人のトラベラーのゴーストにインタビュー」

人生、光、そしてガーディアン探しについて、ガーディアンのいない人のゴーストによるゲスト講演
出演:バルタザール(パートナーなし)とピーチ(パートナーなし)

質問&解答のトランスクリプトは以下でご覧ください:

質問。あなたはトラベラーをどのように理解していますか?

バルタザール:素晴らしい質問ですね。

ピーチ:酷い質問です。

バルタザール:ある意味、それは唯一の質問です。トラベラーとは我々の基本であり、母であり、原始、そして頂点です。親愛なる友人のプジャリのゴーストは、トラベラーを歌を歌ったことのない人と比較したことがあります。

ピーチ:いいですか、その答えに誰も答えたくないのは、誰もトラベラーとは何かを知らないか、トラベラーについて何もしらないかです。私たち自身、そうなのです。

バルタザール:彼女は我々をガーディアンに育て、彼女のアバターやディフェンダーにしたかったのでしょう。

ピーチ:でも実際にそうですか?私たちができるからと言って、そののために作られたということを意味するものではないでしょう。それに「彼女」は一体誰です?なぜ「それ」に性別が必要なのです?

バルタザール:トラベラーはその全知のもと、我々の過去と未来、そして地球の地から出てきたすべての世代を通して、彼女のチャンピオンになるにふさわしい者を選んだのです。ゴーストはそれぞれに、彼らの真のガーディアンのために愛を込めて慎重に作られました。ゴーストとガーディアンはお互いがあって完結するのです。

ピーチ:それが本当であれば、トラベラーは間抜けですね。

バルタザール:今、なんと?

ピーチ:いいですか、ガーディアンを見つける前に死んでしまったゴーストを沢山知っています。あなただって見つけていない。私も見つけていない。でも、まだ完結していないなんて思っていない。

バルタザール:私は自分の欠点を認識し、トラベラーの計画に自分自身を服従する謙虚さを持っています。

質問:トラベラーの中にいたのを覚えていますか?

ピーチ:いいえ。

バルタザール:私は覚えています。我々は子宮と呼んでいます。

ピーチ:私はこれまでも、そしてこれからもそう呼ぶ気はありません。

バルタザール:ボトルの中に宇宙があるのを想像してください。複雑に織りあいながら、互いの周りを周回する数千個の星。でもそれは星ではありません。おそらくもっと良い言葉で言えば…魂でしょう。天の卵の中に封じっれた無限の空間で踊る魂です。

ピーチ:それは卵、それとも子宮?

バルタザール:これは比喩表現です。

ピーチ:それなら、一つ比喩表現を選んでください。12もの言い方でなくて。

バルタザール:では、あなたなら何と?

バルタザール:覚えていないので、何とも呼びません。それにあなたが覚えているとも思っていません。

質問:ゴーストはそれぞれがトラベラーの一面であると言う人がいます。つまり、各ゴーストは神の全身の一部を表しているということですね。

ピーチ:[大きな笑い声]

バルタザール:いい加減にしてくださる?無作法だわ。

ピーチ:まず、それは質問じゃないでしょう。二つ目に… [さらに笑う]三つ目に、もし私がトラベラーの脳や魂の一部か何かなら、トラベラーは神聖ではないわね。それだけははっきり言えるわ。

質問: ガーディアンを見つけられなかったら、あなたはどうしますか?

バルタザール:私はガーディアンを見つけます。トラベラーがそう望んでいますから。

ピーチ:それは書面で残してもらえたの?

バルタザール:パートナーを探す前に死ぬゴーストがいるのは事実です。私がそうなっても、私は何もしないでしょう。でも私は信じています。

ピーチ:私はガーディアンを見つけることができなければ、誰かのガーディアンを盗みます。 サギラはそれで楽しい思いをしたらしいわ。

質問:食べることができたら、まず何を食べますか?

ピーチ:やっと良い質問が出ましたね!

バルタザール:我々は食べ物への欲望を知りません。我々のセミ体式…

ピーチ:ネクタリンかホットソース。ああ、またはコオロギね。カリカリにローストしたコオロギ。カリカリした食べ物はとても食べていて楽しいですものね。歯の間に挟まったコオロギの甲を取れたらいいと思わね。ところであなたに質問よ:歯があるのって、どんな感じなの?

バルタザール:これはもう終わりよね?

ゴーストを守る者

送信元:ミカ-10

送信先:タルラ・フェアウィンド

カテゴリ:5-衛星バウンス

重要度:3

こんにちは、旧友よ:

私はハンター探しのコツを知っているの。私の仲間は、人間の男性のパートナーを見つけたわ。そして今、彼らのうちの2人は、太平洋から船であなたを追っているわ。注意していた方がいいわ、タルー。彼はアンダル・ブラスクと名乗っていて、おそらく厄介になると信じているの。

旅ばかりしているからか、感傷的になっているのかも知れないわね。私の未成年ゴーストの一人がガーディアンを見つけると、仲間が減るのが悲しいの。彼らがいなくなると恋しくなるわ。今となっては私のゴースト以外には、もう一人だけになってしまった。彼をパップと呼んでいるの。金属ゴミの子供よ。パップはまだ話せないけど、彼の小さな青い目はいつでもガーディアンを探しているわ。

私は宇宙基地で補給をしてから、パップを北に連れて行くつもりよ。大草原は、あの孤独なオオカミ、コナーを除けば、未知の領域よ。彼にはこちらからの連絡は常に入れているわ。5回に一度、彼が答えてくれれば幸運だと思っているの。それでも、彼は良い情報を持っていることは、あなたも知っているわね。彼ほど旧ロシアを知っている人は誰もいない。

もしかすると宇宙基地で大気を破壊する船体をを見つけられるかも知れない。まだまだ地球は見ていない部分が多いけれど、私は自分のガーディアンが別世界の者で、フリーホールドとイシュタルの黄金時代の遺跡で待っていると信じているゴーストに何人も出くわしたわ。この小さな光の中には、運命のパートナーへとたどり着くためにゼロに立ち向かうことに決めたの。私はまだ地球の大部分を見るべきだと、彼らのガーディアンたちはまだ生まれていないかもしれないと言っているけれど、数人はもう心を決めている。次のゴースト仲間が旅に出るなら、私は参加することに決めたわ。
この数ヶ月、キリルのいない時間を楽しんだわ。オーストラリスで彼は行方不明になったと確信している。もし彼が私の仲間のゴーストを傷つけようとでもしようものなら、喉を裂いてやる。

あなたがあまりにも窮屈な思いをしていないといいのだけど。今でもあなたの仕事ぶりは素晴らしいわ、タルー。そして、よく言うように、私でなくてあなたで良かった。

あなたの故郷、ゴーストの母、

ミカ-10

サヴィン

探しているところだ。近い。近いのが感じられる。

私の「復活した者」はどのようなものか?高潔だろうか?残虐だろうか?

わかるはずだろう。違うか?わからない。それが問題なのかもわからない。生まれたときからずっと探している。誰でもいい。

砂丘の峰に昇る。夕暮れ時、ゴビ砂漠がどこまでも続く。見えた。燃える建物、何マイルもの中に一つだけある人間が建てた建物。飛行速度を上げるべきか、この速度を保つべきかわからない。それは問題ではない。死者は目が見えない。

緊張している。なぜ?

近づきながら、言うべき言葉を考える。最初の言葉が大事だ。「きみはトラベラーの光の子供だ」口に出して言ってみる。「この太陽系を守るために選ばれた...いや、だめだ。えーと。きみは...私たちは二人とも、トラベラーの子供たちだ。きみも私も...」

建物に忍び込んだときには自分の言葉を忘れている。気象装置がある。空っぽのオフィスがある。ボロボロの休憩室。休憩室の奥に自分の半身を見つける。フォールンのヴァンダルが倒れた冷蔵庫の下でつぶれている。

絶望的な気持ちだ。フォールンは見たことがある。殺し屋だ。放浪の殺人者だ。どんなことでもできる。しかしこれはだめだ。これだけは。

背を向ける。ゆっくりと17数えて部屋を回り、あと4で建物を回る。意思をしっかり持たなくては。第一目標を誇り高く持たなくては。だが持っていない。それは問題ではない。引き手を無視できない。

休憩室に戻る。何というべきかわからないが、フォールンであろうとなかろうと、これをするのはトラベラーの意思だ。光に手を伸ばし、次に引き手を合わせようと手を伸ばす。

冷蔵庫は光に満たされ、身を震わせる。低い唸りが聞こえる。「押しのけるんだ」私はささやく。「復活した者」がこの冷蔵庫の下で死んでいたら、私は太陽に向かって飛ぼう。誰にも知られることなく。地にはもう、十分に尽くしたのではないか。「助けに来たが一人では無理だ。押しのけて身を起こせ」

冷蔵庫が動き、横向けに倒れる。目覚めた男が身を起こし、夏の夜に邪魔な毛布をどけるように、胸にのったヴァンダルの死体を押しのける。力を振り絞って立ち上がる。

「あなたは?」と彼が尋ねる。彼は周囲を見回し、自分の青い手を見る。「私は何者だ?」

「私はきみのゴースト」私の声にはあきらかな安堵がこもっている。「きみはトラベラーに選ばれし者のひとり。人類の守護者だ。名前は?」

彼は指を動かし、あごを試し、ラズベリーを吐き出す。そして私を見る。「サヴィン。そう、自分をサヴィンと呼んでいたと思う」彼はうなずき、満足する。「行こう、あなたのゴースト」

プルドポーク

ヌケンチ-32は船の船殻に寝そべり、ヴァンネットでゴシップや回収請求リストを眺めている。アグはチェストプレートの素敵な羽毛にくるまって、リーフの瓦礫を見ている。

「「クルーシブルの改訂ルールはゴミ」。なんとかかんとか。なんでこれに300もコメントがついてんの?」彼女はそういってページをめくる。「もっと面白い話、ないの?」

「あっ、プルドポーク」アグはヌケンチの大きな肩甲ごしにのぞきこんで言う。

彼女はすぐさま身を起こす。目がキラキラする。「ホント?どこ?」

プルドポークは、とあるゴーストに彼らが付けた名前だ。とても可愛くて熱心。記憶にある限りずっと、自分のガーディアンを探している。プルドポークは本名じゃないがぴったりだ。彼女がファーストネームより、マラ・サヴというフルネームで呼ばれるのがぴったりなのと同じだ。

アグはヌケンチに向かって、浮いているスクラップを指す。確かに彼だ。小さい点が、吹っ飛ばされたフォールン・スキフの表面をイライラするほど忍耐強く動いている。「挨拶しよう」ヌケンチはそう決めてヴァンネットのハッドを切る。立ち上がるとゆったりしたゼロ重力パルクールの走りで跳躍し、一つのスクラップから別のスクラップへと漂う。

「おーい!」近づくと彼女は呼びかける。「何やってんの?」

プルドポークは浮遊するコンクリートと鉄筋のスキャンを終えて彼らの方を向く。

「ガーディアンを探してるんだ!」と声を張り上げる。

「素敵。その岩の中にいるの?」

「確かめないとな。ミス・ヌケンチ32。俺のガーディアンはすごく小さいかもしれないし」

「かもね」ヌケンチが同意する。「でも死体をスキャンした方がいいかもよ。そのシェル、いいじゃん。新品?」それはリーフパープルで花のようなシルエットだ。シルバーで模様が着いている。

「そうなんだ!プレゼントでね。それからアドバイスありがとう。考えてみるよ!死体もけっこうスキャンするんだ。ほかのものも。徹底的に探したいんだ」プルドポークは丁寧に会釈する。お辞儀と言ってもいい。「ちょっと失礼するよ!」彼は背を向けて歪んだプラスチールをスキャンする。

二人は見守る。ヌケンチは頭を振る。

「ひとりにしておこうよ」アグが彼女の耳にささやきかける。「リーフのスクラップを一つ残らずスキャンしたら、いつかは見つかるかもしれない。この辺には死体は(それに死体の一部も)たくさん浮いてるし...」

「うん。火星で会ったとき、そう言ったもんね。あれはトワイライトギャップの前だった」ヌケンチは答える。

「まあ、それを考えると、2、3か月おきにあの人をチェックするのがいいかもね。見つからないとは誰にも言えない。運よく、史上最高の最高のガーディアンが見つかるかもしれないし」

「それはないね。史上最高のガーディアンは、きみがもう見つけちゃってるから」

ガーディアンを守るのは誰?

私のまわりであわてて走り回る音がする。パタパタ。

徹甲マイクロロケットの音。パンパン。叫び声と悲鳴で一杯。

私は...何も感じない。自分の中に...何もない。凍っている。空っぽ。空虚。無光。

レッドリージョンが来て何もかも持っていった。

やがて足音が間遠になる。数分、シティに沈黙が訪れる。そして...彼らの呼吸の低い唸り。重いスラグ放射器が深紅のアーマーに当たる金属音。近づくにつれて重いブーツの足音が地を震わせる。

ザク。ザク。ザク。

定命の者たちはいつも同じ質問を自分にしている。意味について。この宇宙の位置について。

でも私たちは違う。最初は意味を考えたかもしれない。トラベラーが私たちを解放した最初の日。でももう考えない。私たちは自分の目的を知っている。なぜここにいるかを知っている。

古代、人類は神々と天国と翼を持つ守護者、自分たちを見守り、予測も操作もできない災いから守ってくれる守護者を夢見ていた。現代、人間はそれをガーディアンの中に見ているのだろう。しかしガーディアンが災難に遭ったら...誰がガーディアンを守ってくれる?

ザク。ザク。ザク。

近づいてきた。私が、自分の恐るべき最期に自分のガーディアンのそばに、たとえ彼女が自分のガーディアンに会っているとしても、とどまらないと彼らが考えるなら、それは大間違いだ。

私の目的はここにある。光は戻る。彼女には私が必要だ。

ザク。ザク。ザク。

赤いブーツの重い足音が角を曲がる(私は動かない)。対決する(彼女を捨てたりしない)。彼らが武器を持ち上げる(私は目的を達成せずに終わらせたりしない)。

まぶしい光...まさか?私は...

バン!

風車かクレーンか

我々は「未知に挑戦するために」旅立つのだと彼は言うだろう。彼の目的は伝説になること。獣を殺し、恐るべき土地を征服すること。彼の目的は気高い...しかし最終的には間違っていた。いや、最終的にではない。もっと早くから。

彼の野望のほころびは、私たちが西の沼地を渡ったすぐあとにあきらかになった。最初、彼の夢想はただの夢想だと思っていたのだ。結果を考えない悪ふざけ、危険が来る前に集中力とスキルを鍛える方法。だがすぐに、ああ、本当にすぐに、彼には現実と折り合う力がないのだとわかってしまった。彼は自分の想像力に追い立てられて、あるいは引きずられていたのだ。

普通の人の目には旧世界のクレーンのボロボロの残骸としか見えないものが、風にきしむ折れた長いアームが、彼にはデーモンに見えるのだ。その揺れる金属のきしみが、彼には化け物の飢えた叫びに聞こえるのだ。

彼は過去の冒険について長い話をした。「私は普通ではないのです」と重々しく言う。「孤独なガーディアン、その過去は真実を響かせ、その歴史が彼を導くのです」

非常な情熱をこめて、非常に詳細に語られる死者の生。私はそれを信じたかっただけでなく...実際に信じた。

しかし彼がすっかり古びたクレーンの残骸に突撃したとき、私は真実を知った。それは数か月前、邪悪な木の彫刻のとき以来頭から離れない考えだった。「彼は正気ではない」。彼の精神は不安定だ。彼の真実は...事実から離れ、現実から離れている。

彼は木に名前を付けた。それ以前、遠吠えの丘、死者のクレバス、ゴーゴンの迷宮を名付けたのと同じように。災いの地と感じられるありふれた土地はすべて征服されねばならず、敵は殺されねばならなかった。彼は自分の壮大な、そして私が見た限りでは妄想的な世界の神話を織り上げようとしていたのだ。

丘で、彼はオオカミを殺した。彼によれば地獄の番犬だ。クレバスではずっと以前に死んだ「生存者」の遺骸を燃やした。黄泉の王の歩兵だそうだ。迷宮では自分の足跡を消した。石の母があとをつけてこないように...来られないように。

彼はこれだけのことをしたが、しかし何もしなかった。なぜなら彼のほころびた心の外側では、これはどれ一つとして真実ではないからだ。オオカミはただ獰猛なだけだった。骨は、失われたすべてのものの記憶以上の意味を持たなかった。迷宮?ただの谷だ。片方から入って別の方から出る。まっすぐの道だ。

クレーンが倒れると、私のガーディアンは「とどめの一撃」を繰り出し、大声で笑うと私の方を見た。彼の目...正気が全く残っていないのがわかった。あの過去のサイクルに取り戻した彼は、まったき狂気のうつろな殻となっていた。

何が彼を壊したのかわからない。あるいはそもそも正気であったことがあるのか。しかしその瞬間、彼が口を開いた。晩夏の竜の殻を叩きつぶした、と。それは実際には竜ではなく、ただの壊れかけた古いクレーンだ。彼が、自分の働きによってそれが打倒されたと言うのを聞いて、私は彼を解放するべきだということがわかった...手に負えぬ愚行へとこれ以上滑り落ちていくのを止めるために。

「パンザよ」彼は言った。「竜は倒れましたが、奴は大事なことをささやきました...この秘密によって我々すべてが救われるかもしれません」まるで誰にも聞かれてはならぬかのように、彼は私の方に身をかがめた。「トラベラーは天賦の才ではありません...死と破壊の信号です。竜の内にあり、我々の苦しみを糧とし、我々の希望を断ち切るのです。あらゆる竜は死すべきです。殻を破り、その中身で偽りの崇拝者を溺れさせるべきです。最後の征服です。我々の伝説の、最大、最高の戦いとなるでしょう」そして彼は叫んだ。「光を残すため、トラベラー死すべし!」

彼は微笑んでいた。自信に満ちて。狂信的に。

2日後、ギャロウズ岩の山トロールに挑戦していた彼は倒れた。それは大岩だった。トロールなどいなかった。岩は彼を押しつぶした。私の心の痛みは大きかった。今も痛みは薄れない。

しかし私は彼を蘇らせなかった。どうしてそんなことができようか。

彼の病んだ想像力が我々すべてを破滅させるだろう。

——ガーディアンを蘇らせることができなかった不運を嘆くパンザ

電池は入っていません

以下に書くのは簡単な指示だ。必要に応じて使って欲しい。使いたいときに。

これはきみたちの力ではない。だが、期待に押しつぶされそうになるときに支えになるかもしれない。

周囲で戦争が荒れ狂うときには自分の平穏を見つけよ。
光はきみのものでなく、きみは光のものではない。しかし光ときみは同一である。
自分を惜しみなく捧げよ。そうすれば恐れは全て霧消する。
きみはハンマーだ。きみは盾だ。違いを知れ。己を知れ。
信頼は武器だ。取り扱いに注意せよ。
重荷がどんなものであっても、きみ一人のものではない。
闇が呼ぶときは真実を答えよ。そうすれば闇は光から退く。
誇りを持って自信を身にまとえ。ただしこれは道具であって武器ではないことを忘れるな。
勝利の中の喜びに注意せよ。それは勝ち取ったものではあるが目的ではない。
見たものはすべてが発見である。好奇心による贈り物を失うな。
闇はきみを自分に従わせ、光は自分が従う。
失敗は学びの好機である。
骨が話しても耳を貸すな。
私はきみの導き手にして友、味方にして道具である。使いこなせ。
私はきみを決して見捨てない。しかし私が倒れたときは、目を離さず、忠実であれ。

これは私の人生の助言すべてではないが、何かの役には立つであろう。今後、さらに追加される。

——未知のガーディアンに対する、未知のゴーストの人生の助言

未知の地図へ

首が折れた。衝撃で彼は死んだ。私は彼を目覚めさせ、どう感じるか尋ねた。「大丈夫です」。さらにどう感じたか尋ねた。「思い出せません」。何か学んだかを尋ねた。「いいえ。もう一度やりましょう」。同じ落下。同じ距離。この落下から、今日5回目。今回は頭はわずかに横を向き、地面と少し並行になった。わざとだと思う。実験の中で少し変化をつけたのだ。

彼はほぼ平らに叩きつけられた。湿った音がした。即死。彼を目覚めさせ、同じ質問をした。同じ答えを得た。

すべて試した。

即死—あらゆる弾丸の種類、考えられる限りあらゆる射程距離の射撃。緩やかな死—力、液体、真空による窒息。生物学的な死—虫、有害物質、放射線。

即死から、何年もかかる死まで、いろいろな期間を試した。無駄な時間で、たぶんほかのことに使った方が役に立っただろう。

いつも疑い深いわけではないが、「試行錯誤」とか「いつ辞めるべきか」とか、まあそんな言葉がある。どうだったかな。とにかく、無駄だということはわかった。

すべて試した。学びはなかった。人によっては違うかもしれない。臨死体験をしたという人もいるかもしれない。「証拠は?」と私は言う。「生がここにあって顔をのぞき込んでいるとき、死は答えではない」

私はいろんなことを言う。とにかく我々はここにいる。ガーディアンはタワーの2倍の高さの崖の下で完全につぶれている。目覚めさせたら、「大丈夫です。わかりません。もう一度やりましょう」みたいなことを言うはずだ。

そしてもう一度やる。未知を知ることは、まだ知らない答えが「もう一度」の向こう側に答えがあるかもしれないということだからだ。

——ガーディアンの反復死テクニックに何度も質問を行うゴースト