セキュリティログE-205
実験番号: 259 - 超時間航行 - 試験3
ステータス: 機密
個人情報: C・ブレイ I、J・ウォン、参加者01-05
場所: エウロパ – イーブンタイドコロニー
[C.B.] 彼らを送れ。
[J.W.] //参加者は全員前進してポータルの中へ。鎖から手を離さないようにしてください。10数えたら元の位置に戻ってください。//年を取るか若くなるか、どちらに賭けますか?
[C.B.] 年を取るほうだ。ただ若返って戻ってきたら、次は私が入る。
[J.W.] (笑う)自分を実験台にするなら、もっと臨床試験をしてからにすべきです。
[C.B.] 始めるぞ。ポータルに入った。
[J.W.] カウントダウン: 10、9、8、7、6、5、4、3、2、1…//鎖を引っ張って彼らを引き戻せ。//
[C.B.] 皆はどこだ?
[J.W.] 鎖が引っかかっているようです。
[C.B.] もっと強く引っ張れ。
[J.W.] //ウインチで巻き上げろ。//このままだと切断されてしまいます。向かった先がよっぽど気に入ったのかもしれません。
[C.B.] あるいは何かが彼らをそこに引き留めている可能性もある。
[J.W.] 諦めたようです。彼らが戻ってきました。(ムチで叩くような雑音) (水しぶきの音)
[C.B.] おお、こいつは酷いな… 臭わないか? ガラス越しに染み出してくる。あれはいったい何だ?
[J.W.] どうやら、完全に細胞が変質してしまったようです。彼らはただの… ドロドロとした粘液です。それ以上に相応しい言葉が思いつきません。
[C.B.] どうやら私が入るのはまだ先になりそうだな。
[J.W.] 人類にはまだ克服できないものが存在しているということかもしれません。
[C.B.] 本気でそう考えているならそれは間違いだ、ジャスティン。適切な微調整が必要なだけだ。