最初に 
Diablo2というゲームを語る上で避けては通れないのがトレハン要素とトレードである。
そしてトレハンを語る上で、またトレードをする上で重要なのが、大まかにアイテムの質や性能を表す為の“区分け”の概念である。
簡単に言うと「Dia2プレイヤー達はアイテムをどう区別し、それらをどう呼んでいるか」ちう事。
装備品かその他か 
まず最初に、敵及びフィールドオブジェクト(壺や樽など)から得られるアイテムは装備品とその他に分かれる。
- その他
矢筒、ポーション、鍵など道中必要になる道具類とGem、Rune。
Hellfire Torchに関連する臓器や鍵もこれに含まれる。
MFの影響を受けない品々。
装備品を区分けする 
装備品を区分けする際に使用される言葉はNormal ItemとMagic Item。
RingとAmuletは必ず魔法効果が付くためNormal Itemとしては存在し得ない。
広義のNormal Item 
- 白色で表記される Normal Item
- 灰色で表記される Socket Item
及びそれらにSuperior, Low Quality系の接頭辞が付いた品々を指す。
トレードではSuperiorか否かが極めて重要な違いとなるため、Superiorの品にそれと書くのは元より、そうでない物を「無地」「白物」などと、ことさら強調して表記される。
Normal ItemをベースとするRune Wordsもここに含まれる。
広義のMagic Item 
- 青色で表記される Magic Item
- 黄色で表記される Rare Item
- 黄緑色で表記される Set Item
- 黄金色で表記される Unique Item
- オレンジ色で表記される Crafted Item
以上が広い意味でのMagic Itemにあたる。
「広い意味で」と書いたのは上記4種類すべてがMagic Itemであると同時に、その中の青文字 Magic Item もまたMagic Itemと呼ばれるためである。
キューブレシピに“Magic Item”“Magic Weapon”とあるものは青文字の Magic Item の事を指す。
こうして文章にするとなにやら小難しく感じるかも知れないが、実際には会話の種類と文章で容易に読みとれる筈なので無問題であろう。
トレードでは青色のMagic Itemはそのまま「青物」と呼ばれ、Rare Itemは「レア」「黄色」、以下は文字通り「セット」「ユニーク(ウニ)」「クラフト」と呼ばれる。
装備品のグレード 
装備品のうち、武器と防具にはグレード(Grade)が3段階設定されていて、ベースのデザインが同じ物でも性能と装備条件に差が設けられている。
http://classic.battle.net/diablo2exp/items/weaponsandarmor.shtml
- Lv1~と低レベルから装備できるNormal Grade
- Lv25前後から装備できる物が多いExceptional Grade
- Lv約40~70overとかなりのレベルを要するElite Grade*1
基本的にグレードの高いアイテムの方がDamageやDefenseの基本性能に優れているが、その分装備に必要なStr/Dexはより厳しくなる。
これらのグレードはアイテム種別が Rare または Unique の場合に限り、特殊なキューブレシピを使うことによって一段階Upgradeすることができる。詳しくはUpgrade活用の手引きを参照。
青物のMagicアイテムや白・灰色のベースアイテムのグレードは後から一切変更できないため、クラフトやルーンワードを新たに作る際は素材のグレードも意識しておく必要がある。*2
おまけ 
「町の中にアイテムを置いたと思ったらいつの間にかアイテムが消えていた。」
そんな経験がある方も多いだろう。
これは別に催眠術だとか超スピードだとかそういった類の物ではなく、鰤がセットした時限式アイテムあぼーん爆弾のせいである。(呼び名は筆者の勝手な創作)
これはあくまでも長時間放置されたアイテムを対象としたもので、定期的に拾い上げる事で時間はリセットされる。
何故このページにこういった事を書くかと言えば、Normal ItemとMagic Itemでは消えるまでの猶予が異なるからである。*3
体感ではあるが、Normal Itemは放置して10分程で消失、Magic Itemは30分程で消えるか消えないか、といった具合である。
上にも書かれているが、Rune WordsはNormal Item扱いなので注意。
地面経由の移動をのんびりやろうものなら、なけなしの高級品を時間切れで失いかねない。
最初に「町の中に~」とは書いたものの、これは町中に限った現象ではない。
トレハンの際、最初の方に狩ったエリアに戻ってみる事でもこの現象を確認できる。
そこが10分以上30分未満が経過した場所なら、Magic Itemだけが転がっている光景を目にすることが出来るだろう。