カードとしてのスキュラ
スキュラ | ||
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レアリティ:★★★★ | コスト:8 | 入手先:ダンジョン固有 |
16固定ダメージ 自身に8魔撃/1Turnを付与 |
単発の魔撃付与としては最大の効果量を誇るカード。
とはいえこれでもまだ実戦レベルには遠い。アークメイジ?やグレタでしっかり増幅して使いたい。
増幅のスターターとしてはもちろん優秀……と思わせつつ、実際はそうでもない。コスト8で8魔撃、かつ1ターンで終了というのは微妙に弱いのである。
例えば増幅の初速で言えば、同じコスト8で5魔撃だが5ターン続くルハインツの方が実は上。
効果は落ちるがコストパフォーマンスの面ではシャーマンやリッツの方がお得ということも多い。一番はコスト1でデッキ圧縮にもなるマジックワンド。
魔撃デッキはランキングダンジョンなどの優勝者のデッキで頻出するが、そこでも採用率はほぼゼロなのがこのカードの立場を物語っている。
このカードは研究所跡のダンジョン固有ドロップ。
スキュラは15Fではなく10Fのボスだが、例外的にレアリティ★★★★のダンジョン固有ドロップである。注意。
ピックカードとしては他のダンジョンでも出るので、それを拾ってからクラフトで作成する手順でも入手できる。
関連カード
- 魔撃つながり
- シャーマン(3魔撃1T)・マジックワンド(5魔撃1T)・見習い術師 リッツ(5魔撃1T)・スキュラ(8魔撃1T)
デーモンロード(1魔撃5T)・四聖の司 ヨウゼン?(1魔撃5T)・死の冒涜者 ギアン?(2魔撃5T)・ 稀代の大賢聖 ルハインツ(5魔撃5T)
氷の女王 シャルデ?(敵1凍結>1魔撃5T)・アークメイジ?(自1魔撃>1魔撃5T)・隻眼の グレタ(1魔撃/自1魔撃>1魔撃5T) - ホムンクルス
- 創られた奇跡 レル・レダ・創られた悪意 ゾーイ・カンカンダラ・スキュラ・ホムンクルス・滾血の猛牛 オーガスト・汚れた聖魔 ルーシー?
ボス敵としてのスキュラ
名前 | HP | 使用技 | 常時発動 | ||
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スキュラ | 188 | アイスニードル | 3nターン | 4固定ダメージx3 2凍結5T | なし |
ブリザード | 4nターン | 2固定ダメージx3 2凍結5Tx3 | |||
毒牙 | 2nターン | 6通常ダメージ 2毒5T | |||
トルネード | 5nターン | 2通常ダメージx10 | |||
復讐の牙 | 3nターン | 5通常ダメージ 5損傷5T |
研究所跡10Fボス。
通常ダメージと固定ダメージ、状態異常をバランスよく使ってくる。シールドよりも守護ガードの方がノーダメージに抑えやすい。
連撃が非常に多いのが特徴で、状態異常も連続で飛んで来る。予防は万全にしておきたい。
例えばアイスニードルの2凍結を受けてそのまま放置すると、次のブリザードによる3回攻撃で追加ダメージも3回もらってしまう。さらに凍結も計6加算。
そうすると同一ターンで来る毒牙にも8の追加ダメージ……と雪だるま式にダメージが増す(ブリザードだけに)。こうなると命が危ない。
アイリーンくらい強力な抵抗カードがあれば楽だが、無ければガーゴイルを複数枚ピックして重ね張り、ユニコーンで増幅といった対策を用意しておくこと。
それが無理なら守護ガードで耐えるしかない。凍結や毒はどんどん累積していくので、治療カードも使わないと追い詰められる危険が大きい。
また連撃ばかりということは、克己や反射が大活躍するということでもある。薬学も好相性だがこれだけで凍結を受け止めようとは思わないように。
難易度ハード以降はさらに連続攻撃の数が増える。トルネードは軽いガードで簡単に防げるが、凍結状態ではくれぐれも受けないこと。
復讐の牙は単発の被害は小さいが、周期が短いため何度も食らいやすい。最大HPを減らされ過ぎないよう注意。
過去作品でのスキュラ
「また一緒に遊ぼうね!」
上半身は人間の美女。下半身は複数の犬の頭や触手、魚類の尾などで構成された異形の魔獣。
……の、名前と肉体を強要されたようじょ少女のホムンクルス。
自分の醜悪な姿に絶望した彼女は、その巨体と魔力を振るって自分を生んだ研究所を壊し尽くす。
それでも悲しみは収まることなく、いつしか彼女は目につくもの全てに憎悪と破壊をぶちまける悪鬼と化した。「みんないなくなれ…」
DDFでは悲劇の洞窟のボスとして登場。仲間に加えることもできた。
心ある人たちに拾われてからは暴力的な行動も落ち着き、本来の年齢相応のあどけなさが見られるようになる。
冒険者と一緒にダンジョンへ「遊びに」行ったり、ハロウィンの日には係員を踏み潰しながら大喜びではしゃぎ回ったりもした。
仲間になると必殺技が「みんないなくなれ」から「みんなといっしょ」に変わるのも涙を誘う。
……そうやって人の輪の中に入りかけたスキュラだったが、DDD2の時代にはまた魔物の巣窟へと戻っていってしまった。
王国が新魔王の脅威にさらされ、手を差し伸べてくれた英雄たちが全滅した結果、人間社会に彼女の居場所がなくなってしまったとしても不思議はないだろう。
今のスキュラは「みんないなくなれ」とは叫ばない。代わりに剥くのは「復讐の牙」。それは自身のためか、あるいは英雄たちの敵討ちを誰彼構わずしているつもりなのか。
胸中は知れないが、もはや少女の怒りは静まりそうにない。倒すしかなさそうだ。