<Infinite Dendrogram>/用語集

Last-modified: 2021-12-27 (月) 22:54:17

このwikiは、ページ荒らしとwiki管理者の不在により、下記の新しいwikiに移行しました
https://wikiwiki.jp/ifdendoro/


あ行

アイテムボックス

自身の持ち物を入れる収納鞄。
中は収納用の異次元空間になっており【窃盗】等のスキルを使わなければ盗むことはできない。
容量が大きな物や【窃盗】対策がとられた物等バリエーションは様々。破壊されると中身を全て周囲に撒き散らす仕様になっている。
初期配布の物はサイズが教室1個分、重さは1トン程入る。

<アーキタイプ・システム>

<Infinite Dendrogram>の世界の“先代の管理者”が遺した世界を管理するシステムの一つ。『ジョブ』を管理するもの。別名“先代管理者の遺産”。
ジョブクリスタルを通じて人々にジョブを与えるほか、個人の適性や才能、人生などを測定し、“試練”によって超級職に相応しい者を選別する機能を持つ。
また、スキルとしての確立による、魔法の簡略化*1、料理や格闘などのセンススキルの一般化*2などもこの<アーキタイプ・システム>の機能。
現在の“管理者”である管理AI達ですら完全に把握はできていないらしく、一般には存在すら認知されていない。
<Infinite Dendrogram>の世界に相撲という競技が存在する前から【角力士】が存在していたり、人間が機械を使い始める前から【整備士】が存在していたり、煌玉獣をフラグマンが開発するよりも前から、煌玉獣所持を条件とした【煌騎兵】が存在していたりと謎が多い*3
新たにジョブを作ることは不可能とされているが、唯一例外的に“古龍”達のデータ改竄(チート)により生まれたジョブとして【龍帝】が存在している。

<アクシデントサークル>

自然界の魔力に由来する、レジェンダリア特有の自然“魔法”現象。
詳細は該当項目を参照。

アクティブスキル

スキルの分類の一つ。自身の意思で発動するスキル。
MPやSPなどのコストを消費する場合が多い。

悪魔

モンスターの種族の一つ。詳細不明。

ちなみに【料理人】などの<マスター>の中には試しに食べたことがある者もちらほらいるようで、クマニーサン曰く「泥と粘土を混ぜて鉄臭くしたような味だったクマ」とのこと。

亜人

ティアンの分類の一つ。
特殊な身体的特徴を持つ種族や民族であるが、ジョブに就けるため人間範疇生物である。
それぞれ特有の肉体型センススキルを先天的に持っていることも多いが、通常のティアンよりもジョブの適性の幅が狭いことも多い。
大陸の各地に住んでいるらしいが、特にレジェンダリアには人数と種類が多い模様。

<マスター>が亜人に似せてアバターを作る場合、ジョブの万能性は持つが亜人特有の肉体型センススキルは持たないため、見た目だけである。

大賢者(アーチ・ワイズマン)

魔術師系統賢者派生超級職。インテグラ・セドナ・クラリース・フラグマンのメインジョブ。
魔術師系統の汎用上級職【賢者】派生の超級職で、ステータスはMPに特化し、特定の属性に特化するのではなく、天地海の三大属性の魔法に加え、回復魔法などの三大属性以外の魔法も使用することができ、本人の才能によっては他の魔法系超級職の奥義すらも使用できる模様。
未完成の魔法理論を完成させるため、奥義によって自身の記憶の一部を保存し、次代に遺して行くことができる。
 
しかし、初代フラグマンの奥義の改造の結果、彼以降、歴代フラグマンは全員が全記憶・全知識を受け継ぎ、遺している。
奥義のリミッターを外した結果、記憶を引き継いだ者はその量によって廃人となる危険性があるため、歴代フラグマンは奥義の使用に耐えることができ、使命を受け継ぐ後継者として相応しい者に継承してきた。
 
先代【大賢者】は自身の“三大属性への適性”と“規格外な魔法の才能”、“代々受け継いで来た魔法技術”と“自身の百年を越える修練”によって各属性に特化した魔法系超級職の奥義すら使用し、【炎王】の奥義である《恒星》にいたっては連発どころか四つも同時に発動させられる領域に至っていた。
 
インテグラ・セドナ・クラリース・フラグマンの場合、師より受け継いだ記憶・知識・技術と自身の規格外な才能によって、三大属性に分類される全魔法*4、その他の属性の魔法の多くを使用することができ、更にその場で必要に応じて新たな魔法を開発することもできる。

鑑定士(アプレイザー)

鑑定士系統下級職。
《看破》《鑑定眼》《透視》といった視覚の汎用スキルを合わせて取得できる便利な下級職だが、これらのスキルのレベルが下級職のスキルレベル上限であるLv5まで上がらないデメリットがあり、これらのスキルも他のジョブで取得ができるため取得する人(特に<マスター>)は少ない。

上級職、超級職は不明。

亜竜級

モンスターの強さの基準の一つ。
ティアン換算で「下級職六人のパーティ、もしくは上級職一人」に相当する戦力を意味する。
尚、飽く迄『ティアンを基準とした強さ』である為に<マスター>にとっては参考値に留まる。
実際にジョブなし、レベル0の<マスター>が<エンブリオ>のスキルのみで倒してしまった事例がある。

アンデッド

モンスターの種族の一つ。
スケルトンやゾンビなどの不死者で、無尽蔵の体力を持ち、更に上位になれば強力な再生能力を持つ。
ティアンやモンスターが死後、何らかの影響で変化したもの*5や【死霊術師】【霊道士】などに作られたものなどがある。
しかし、人為的なアンデッド作成は【召喚師】等に見られるインスタント召喚形式ではなく、【研究者】系統のクリエイト系スキルに近いので、アンデッドをスキルで作成する場合、【完全遺骸】や【全身骨格】を使用するか、或いは「ドロップで完全遺骸・全身骨格に相当するパーツを集める」必要がある。

共通した弱点として炎や聖属性に弱く、日中は満足に活動できない*6が、耐久力そのものは高いのでかなりの難敵である。
他にも、アンデッドに対してのダメージに十倍の補正が付き、修復不可能の傷を与える《聖別の銀光》を習得しているごく限られた【聖騎士】や【教会騎士】には種族的に不利である。

上記以外にも【大死霊】や【僵尸】など一部のジョブに就いた場合、種族が『人間』から『アンデッド』に変化する。*7

YLNT(いえすろりしょたのーたっち)倶楽部>

レジェンダリアのクランランキングトップクラン。オーナーは【呪術王】LS・エルゴ・スム。
「いえすろりしょたのーたっち」を合言葉とし、クランの名前もそれに因んでいる。

生贄MP特化理論

かつて流行ったビルド論の一つ。
MP極特化の下級職である【生贄】と魔法職を前提としたビルド。
魔法職にとってMPは当然生命線だが、最大MPや魔法発動時に込めるMPによって魔法の威力が変動することもあり、なおのこと少しでも多いMPが求められる。
そこで【生贄】によってかなりのMP量を手に入れ、通常より効果の高い魔法を、通常より多く撃てば強いというのがこの理論のコンセプトである。
 
元々【生贄】はMPに極特化し、下級職でありながら魔法系上級職以上にMPが上昇する*8代わりに、【生贄】がメインジョブである限り、MP以外のステータスが凄く低くなり、更に一切戦闘行動が取れなくなるためレベルを上げられず、ティアンのみの時は儀式用のMPタンク的な役割でしかなかった。
そんな中、魔法職の<マスター>達がそのMP上昇値に目をつけ、多くのものが【生贄】に就き、ネックのレベル上げは、自身のガードナーの<エンブリオ>やテイムモンスター、パーティーメンバーに依存して経験値を稼ぎ、レベルを上げるという方法を取ることで解決した。
 
しかし、魔法系超級職のMP量は基本的に数十万を超えるため、【生贄】のMP上昇値は魔法系超級職にとっては誤差の範囲であり、<マスター>の魔法系超級職の増加に伴って生贄MP特化理論は終焉を迎えた。
それでも、下級職であるはずの【生贄】一つで魔法系上級職以上の上昇量ではあるため、現在でも上級職までの魔法職の<マスター>であれば就いても悪くはないが、貴重なサブジョブの枠の一つをそれで埋めることとの兼ね合いが求められる。

移動式セーブポイント

黄河帝国産の竜車を始め、高級なマジックアイテム等にある<マスター>専用のログイン・ログアウト機能のこと。
そこでログアウトしておくと、ログインしていない間に該当のアイテムが移動しても、そのアイテムの所にログインできる*9ため、ティアンとの長旅に便利である。
ただ、通常のセーブポイントとは異なり、デスペナルティ後の復活地点には設定できず*10、該当のアイテムが破壊されたり、アイテムボックス内にしまわれたりした場合はログアウトした地点にログインすることになる。
また、通常のセーブポイントで行えるジョブリセットもできず、他の地点でログアウトすると使用できなくなる。

IF(イリーガル・フロンティア)

犯罪者で構成された非公式クラン。
クラン勧誘条件は「<超級>である」「何れかの国から指名手配されている」の二つのみ*11
大手裏社会組織幹部から『あの連中』呼ばわりされる札付きの組織と噂されている。
…が、その風評の殆どは【殺人姫】?単独の凶行に由来するものである。

指名手配犯の集団なので所属国家はなく、国家のセーブポイントのほとんどが使用できないため、所有戦艦である【テトラ・グラマトン】?を拠点としている。

現在、ガーベラや【魔将軍】など加入条件を満たす、無所属もしくはそれに近しい<超級>を勧誘し、密かにメンバーを増やしている。*12
概要及びメンバーの詳細については該当項目?を参照。

<イレギュラー>

<UBM>の分類の一つ。規格外の<UBM>。
世界を単騎で滅ぼすことすら可能な正真の化物で、討伐には<超級>が複数必要であるとされる。
この中から<SUBM>が選出されるため、システム上は神話級でも実際の強さは<SUBM>級。
「管理できるもの」「管理できないもの」「放置して問題がないもの・特殊な理由で放置しているもの」の3種に分けられる。
<Infinite Dendrogram>サービス開始以前は「管理できるもの」を<SUBM>として確保し、「管理できないもの」は基本的に管理AIが殲滅していた。
サービス開始後は管理AIは<イレギュラー>が誕生した場合、複数の<超級>を誘導したり、行動範囲を制限したりして基本的には直接干渉はしないが、例外的に【災菌兵器】は管理AI6号(レドキング)が監獄のある空間に隔離していた。
七大国家は各々一体ずつ<イレギュラー>を制御し、所有していて、各国の特殊超級職に関係している。

<七大国家所有の<イレギュラー>リスト>
アルター王国:【元始聖剣 アルター】
ドライフ皇国:【皇玉座 ドライフ・エンペルスタンド】
レジェンダリア:【アムニール】
カルディナ:【漂竜王 ドラグノマド】
黄河帝国:【龍帝】
グランバロア:???
天地:???

詳細は該当項目?を参照。

インスタントモンスター

レジェンダリアの【錬金術師】が作ったホムンクルス。悪用を防ぐために出した相手に戦闘を仕掛けるという命令しか聞かず、【ジュエル】から出すと一時間ほどで消滅する。

宝皇(インペリアル・クラウン)

カルディナの特殊超級職。
特殊超級職のうち、“血筋”のみに由来するものの一つ。
現在は血筋が途絶えたため、ロストジョブとなっている。
詳細は該当項目を参照。

機皇(インペリアル・マシン)

ドライフ皇国の特殊超級職。クラウディア・L・ドライフのメインジョブの一つ。
特殊超級職のうち、“血筋”のみに由来するものの一つ。
詳細は該当項目を参照。

無限職(インフィニット・ジョブ)

<Infinite Dendrogram>と名付けられる前の世界を作った存在。管理AI達からは先代管理者と呼ばれている。
【元始聖剣 アルター】や無銘の斧を作成した<鍛冶屋(スミス)>の他にも様々な人物がいた。
 
超級職の先であり、これを産み出すことが先代管理者の目的の一つである模様。

<淫魔の宮>

ドライフ皇国にある神造ダンジョンにして【魔王】就職用ダンジョンの一つ。
内部には大量の【サキュバス】や【インキュバス】が生息しており、男女問わず状態異常の【魅了】が飛んでくる危険なダンジョンであり、未踏破。
<マスター>の場合、精神保護機能があるため、年齢*13によって攻略難度が大きく変わる。
該当年齢未満の場合は、性的な攻撃等をしてこなくなる*14

先導者(ヴァンガード)

特殊超級職。
斥候・危険回避の役割(ロール)を持つ。
資格者は「危険をなんとなく探知する才能」を有する模様。
現在の適格者はミリアーヌ・グランドリアである模様だが、条件が満たされておらず、またジョブの情報が知られていないため現在はロストジョブとなっている。

【先導者】が先祖にいたとされるコル・ネート・ン・レフトの家に伝承として以下の言葉が伝わっていいる。
『その者、(くう)を見る。余人に見えぬ未来の道筋を探し、選び、辿り、やがて結末に至る。その者、暗き道をただ独り先に進み、余人を導く者。ゆえに、【先導者】』

ウインドウ

名前・ジョブ・レベル・ステータス・スキル・アイテム・クエスト等の情報を閲覧できる半透明の画面。
自身のは勿論、パーティーメンバーやスキルによっては他人のものまで閲覧することができる。
 
<マスター>・<エンブリオ>・<UBM>・ドロップアイテムなどと同様に、管理AIの干渉前には存在していなかったシステムで、たまに<遺跡>から見つかる古代兵器には実装されていないこともある。
 
管理AIによってウインドウが追加されるまでは、《看破》などの特定のスキルでしか、自身のレベルやステータスすらも正確に知る術はなく、感覚的に感じとるという曖昧なものであった。

<叡智の三角 >

ドライフ皇国のクランランキングトップクラン。
マッドエンジニアとテストパイロットに若干名の趣味人、それに事務職ティアンで構成される技術者集団。
クランオーナーの【大教授】Mr.フランクリンは敵には容赦が無いが身内には手厚い為、オーナーの信望は高い。

撃墜王(エース)

操縦士系統?派生超級職。AR・I・CAのメインジョブ。
ステータスはMPとDEXに特化し、他のステータスはほとんど上がらない。
機械等を操縦するのが主であり、その戦闘能力は操縦する機械に依存する。
そのため、先々期文明が滅亡し、操縦する機械の大幅な弱体化が起こったことで、このジョブもあまり強いジョブではなくなった。
 
AR・I・CAの場合、フランクリンの造った決算度外視の速度特化型純竜級機体【MGFX-001 ブルー・オペラ】をMVP特典で改造・強化することで超音速で飛行し、自身の<超級エンブリオ>の未来視によって、驚異の回避力を誇る。

“エラー”

先々期文明時代の兵器などが暴走したり、意図していない不具合が生じたりすること、又はそうなった兵器のこと。
その結果、<UBM>に認定されたり、現代の人々に被害を及ぼすことが多い。
多くは、フラグマンの“機械式”の手法でフラグマン以外が造った兵器類。
詳細は該当項目を参照。

終幕(エンディング)

終焉(ゲームオーバー)>の先にあり、本来辿り着くモノ。
詳細は不明だが、『ジョブ』『スキル』『レベル』『モンスター』などの<Infinite Dendrogram>の世界に管理AIの干渉前から存在したゲームのような要素に関わっている模様。

<エンブリオ>

<Infinite Dendrogram>の最大の特徴にして、真の意味での無限の可能性とオンリーワンの象徴たるシステム。
詳細は該当項目?を参照。

超付与術師(オーヴァー・エンチャンター)

付与術師系統超級職。シャルカのメインジョブ。
ステータスはMPに特化していて、パーティーメンバーにバフを懸ける典型的な後衛型支援魔法職。
固有スキルによって、バフの仕様上、本来は不可能なはずの全体バフと単体バフを重ね懸けする*15ことができ、より強力で多彩な支援を可能にしている。
 
シャルカの場合、<エンブリオ>が物理耐性型ガーディアンという典型的な前衛であるため、それを支援し、単体で準<超級>の戦力となっている。

超闘士(オーヴァー・グラディエーター)

闘士系統超級職。フィガロのメインジョブ。
魔法以外のほぼ全ての戦闘に関する適性を持ち、スキルの効果により大きく増えた装備可能数とクールタイム無く使える《瞬間装備》等の装備変更スキルによって状況や目的などに適した武器を使い分けて戦う、前衛は勿論のこと、物理攻撃主体の後衛にもなれるオールラウンダーなジョブ。
ステータスはMP・LUC以外は満遍なく上がる為に個々の値はそれほど高くならず*16、あらゆる武器に適性がある反面、センススキルのレベル上限が低い*17などということもあり個別の武器に関しては専門職ほど力を発揮できず、総じて器用貧乏になり易い。使用する武器や装備によって戦闘能力が大きく変化する。
 
フィガロの場合、自身の<超級エンブリオ>との相性が極めて良く、特典武具やボスのレアドロップ装備などを数多く所有しているため、ソロで神造ダンジョン(<墓標迷宮>)の深層攻略をも可能としている。

超操縦士(オーヴァー・ドライバー)

操縦士系統高位操縦士派生超級職。
ステータスはMPとDEXに特化し、他のステータスはほとんど上がらない。最終奥義の存在する超級職の一つ。
固有スキルと奥義ともに、機械等の性能を極限まで引き出し、自在に操縦することに特化するため、戦闘能力は操縦する機械にある程度依存する。
そのため、先々期文明が滅亡した後は操縦する機械の大幅な弱体化によりこのジョブもあまり強いジョブではなくなった。
最終奥義である《マシン・ソウル》によって、機械に自身の遺志を魔力と共に焼きつけ、自身の死後も機械に最期の仕事をさせることもできる。
 
カーティス・エルドーナの場合、<叡智の三角>の最高傑作である伝説級モンスター相当機体【インペリアル・グローリー】を複数のMVP特典で改造・強化し、自在に操縦することで個人戦闘型<超級>と互角に戦えるほどの戦闘力を誇っていた。
 
このジョブに就いていたティアンのカーティス・エルドーナが死亡したため、現在は空位となっている。

オブジェクト

生物でなく、尚且つ、ゴーレムのような物質系モンスターでもない、石や地面などの自然物・アイテム類・建造物などのこと。
人間範疇生物(<マスター>・ティアン)非人間範疇生物(モンスター)で言うHP(耐久値)とEND(硬度)が存在し、攻撃等を受けた場合、威力を硬度により減算し、耐久値を減少させ、耐久値が0になると破壊される。

稀にスキルの習得条件や就職条件に関わることもあるが、基本的にいくら破壊しても特に意味は無く*18、経験値を得る事も出来ない。

オリジナルスキル

本来、ジョブスキルや装備スキルなどにはない『自身で独自に編み出した新たなスキル』のこと。
専ら、スキル特化型超級職(【~神】)や魔法系超級職によって作られることが多いが、稀に才能のある上級職の人物*19によって作り出されることもある。
基本的に作成者しか習得できないが、作成者の手解きを通じてスキルの劣化版を弟子などに伝えることなどは可能である模様。

オリジナル魔法

多くの魔法は、<アーキタイプ・システム>によってジョブスキルとして簡略化され成立しており、詳しい仕組みなど知らずとも、該当の魔法職のレベルさえ上げれば誰でも簡単に使える。
そのため多くの人は知らないが、本来、魔法は魔力の変換・操作・制御等の要素を組み合わせてできている。
 
そして個々の魔法の要素や構成を熟知し、仕組みを理解して手を加えれば、魔法の設定を変化させることができる*20
それを突き詰め新たに生み出されたものがオリジナル魔法であり、時としてそれは新たに<アーキタイプ・システム>に魔法スキルとして登録されることもある。
オリジナルの魔法を作れるかどうかは、ジョブスキルによって簡略化した魔法の仕組みに切り込める頭脳と才能を有しているかにかかっている*21
ティアンの魔法系超級職等は、専門の知識や研鑽によって自身の魔法を突き詰めその域に至っていることも多いため、実際にオリジナルの魔法を生み出すことも結構あり、【大賢者】に至っては、最低限それができなければ始まらないし引き継げない模様。
 
余談だが、先々代【龍帝】黄龍人外はこの部分の技術が桁違いであり、ジョブスキルによる簡略化された魔法を使う感覚を体験することすらなく、自分で無数の術法を生み出していた。

か行

K&R(カアル)

天地出身のハンティングPKクラン(対<マスター>専門)。王国三位。
しかしその実態は【抜刀神】カシミヤのファンクラブである。
上記の通り、出自が出自であるため王国では珍しい天地固有職が多く所属している。

ガチャ

神造ダンジョンからの出土品の一つ、リル*22を投入するとアイテムが出る。
此れ自体にはアイテムが入っておらず、どこかから召喚される仕組み。*23
投入されたリルの100倍から1/100の範囲に相当するレアリティのアイテムが出るが、投入金額上限の10万リルを投入した場合のみ、レアリティ上限が青天井仕様に変化する。
レアリティは最低で入れた金額の1/100の価値のFランク、Cランクで入れた金額と等価値になり、最高のSランクでは100倍以上の価値となる。
ただし例外としてXランクが存在し、これは価値問わず「管理AIが回収した先々期文明の品*24」が出るが、絶対数が少ないためほとんど出ないとされる。
尚、投入されたリルは管理AIが自然な形で市場に還元している模様。

“ガードナー獣戦士理論”

戦士系統派生の一つである獣戦士系統の固有スキル《獣心憑依》とガードナー系列の<エンブリオ>を前提としたビルド理論。

ガードナー系列の<エンブリオ>が従属キャパシティが0であることを利用し、純竜級のモンスターより高いステータスを自身に加え、サブジョブの戦闘系ジョブの戦闘系汎用スキルを兼ね備えることができる、というかつての最強ビルド理論。
多くの<マスター>はこの理論の完成こそが最強への道だと思い、よりステータスの高いガードナーと、レベルの上限がなく、加算効率100%の《獣心憑依》レベルEXを使用できる獣戦士系統の超級職【獣王】を求めた。
 
しかし、ステータスにのみに全てを費やした<超級エンブリオ>【怪獣女王 レヴィアタン】の<マスター>であるベヘモットが【獣王】に就き『“最大のステータスを持つガードナー”と“そのステータスを100%自身に加え、際限なく強くなれる超級職”』という、“ガードナー獣戦士理論”の究極到達点にして完成形が誕生したことで、同じ理論においては、彼女以上に強くなることは絶対に不可能になり、全盛を誇った“ガードナー獣戦士理論”は終焉を迎えた。
 
現在では、最も簡単にある程度の強さを得られ、ガードナー系列共通の弱点である<マスター>狙いを防ぎやすいことなどから、ガードナー系列の<エンブリオ>を持ち、特に頂点を目指さないような<マスター>が、一定数使い続けている程度である模様。

“ガードナー獣戦士理論”の先

ルーク・ホームズが体現する、【獣王】が完成させた“ガードナー獣戦士理論”の発展型。

「ガードナーのステータスと<マスター>の戦闘系スキルを合わせる」“ガードナー獣戦士理論”に対し、これは『スキル特化型ガードナーのスキルとテイムモンスターのステータスを合わせたもの』で、高いステータスに一人の人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が習得可能なジョブスキルの数を遥かに越えた数の戦闘系スキルを使用できる。
しかも、従属キャパシティ外のパーティー枠のテイムモンスターと合体することも可能なため、<マスター>本人のジョブの制限が非常に緩く、【従魔師】系のジョブで埋めた方がテイムモンスターが強化されるが、強化されなくても良いのであれば、極端な話、生産系のジョブでも使用できる。
ただし、テイムモンスターとも合体しているため、デスペナルティになってしまうと、テイムモンスターが死んでしまい復活しないので、死ぬ前に自身でスキルを解除する必要がある。
 
現在は、ルークのテイムモンスターが亜竜級~純竜級であるため、合体後の戦闘系超級職に匹敵する高いステータスを維持するのに、アクティブスキル・パッシブスキル問わず、数多くのステータス増加系スキルを必要とし、その結果、SP・MP消費が大きくなり、最高の状態を五分も維持できないという欠点がある。

“監獄”

管理AI6号(レドキング)が管理する、<マスター>が指名手配され、セーブポイントが一つも残っていない状態でデスペナになると飛ばされる罰則空間。
罪を犯した<マスター>との戦いで、罪なき<マスター>を育てるため、“監獄”に収監されまいとする、罪を犯した<マスター>を育てるための二つの目的で存在する。
詳細は該当項目を参照。

カンスト

超級職に就いていなく、下級職6つ、上級職2つのレベルをMAXにし、合計レベル500になること、またその人のこと。
稀にそのままのジョブ構成で、超級職に就ける人もいるが、基本的には『まだ誰も就いていない超級職を目指して、ジョブ構成を練り直す』か『現状のままでいる』のどちらかの選択を選ぶことになる。
<マスター>は時間さえ掛ければ誰でも到達できるが、ティアンの場合、一定以上の才能と努力が必要になる。

【完全遺骸】

素材アイテムの分類の一つ。
モンスター素材がドロップする場合、通常は各パーツ事にランダムでドロップするが、極稀にモンスター素材が何一つ欠ける事無く【完全遺骸】としてドロップする場合がある。
 
また、MVP特典として【完全遺骸】が出る場合もあるが、MVP特典の【完全遺骸】はMVP特典のリソースの問題で、元の<UBM>に比べて何らかの劣化した性能*25になることが多い模様。
MVP特典として出た【完全遺骸】とモンスター製造の<エンブリオ>、その他の素材とを組み合わせることで元となった<UBM>に準ずる戦闘力を得ることができる。
 
厳密に言えば「ティアンの死体」もシステム分類上では此れに該当し、【死霊術師】等が行使するアンデッド作成術の素材にもなる。*26

完全リスト

先々期文明時代以前に存在した、全てのジョブの詳細情報が載った完全なジョブリスト。
“化身”(管理AI)達にとって、このリストは機密の露見を引き起こしかねない危険で排除するべきものであるため、先々期文明崩壊後、“化身”(管理AI)の手によってなかったことにされた模様。
しかし、煌玉人や【風信子之統率者(ジルコン・リーダー)】など先々期文明時代の兵器の一部のデータに遺っていることが最近判明し、それらへの対処をどうしていくのかは不明。

なお、<マスター>やティアンのほぼ全員がこのリストの存在を知らない*27

管理AI

<Infinite Dendrogram>を運営している十三体の人工知能。
それぞれ、自分の担当と<マスター>のチュートリアルとを行っている。
詳細は該当項目を参照。

大教授(ギガ・プロフェッサー)

研究者系統超級職。Mr.フランクリンのメインジョブ。
非戦闘職であるため、DEX以外のステータスがほとんど上がらず、戦闘系下級職にも劣り、スキルは解析系に特化している。
生産職であり、創ったものによって大きく評価が異なるため、飛び抜けた才能と多大な努力、奇抜な発想等が必要となる。
 
Mr.フランクリンの場合、自身の<超級エンブリオ>との相性がきわめて良く、本人の才覚も合わさって、様々なモンスターを創って使い、<UBM>を何体も討伐してMVPをとっていたり、典型的な広域制圧型として、単騎で都市を滅ぼすことも可能としている。
他にも、MVP特典や先々期文明の遺産等を数多く使用することで、神話級<UBM>以上の戦闘力を持つ改造モンスターすらも創ることができる。

着ぐるみ

装備品の一つ。
両手の武器とアクセサリーを除く全ての装備欄をそれ一つで埋めるため、普段*28から使用している人は極わずか。
しかし、一つの国に着ぐるみをよく装備している<超級>(着ぐるみ担当)が一人はいる模様。(“監獄”にはいない)

<着ぐるみ担当リスト>
アルター王国:シュウ・スターリング
ドライフ皇国:Mr.フランクリン
黄河帝国:グレイ・α・ケンタウリ
カルディナ:カルル・ルールルー
グランバロア:醤油抗菌
天地:二重鉢轟
レジェンダリア:ZZZ

“技巧最強”

天地の<超級>の一人、【■■神】の通り名。
 
ステータスやスキルではない、文字通りの“技巧”で最強クラスの実力を誇る、“最強”の名を冠する<マスター>。
詳細こそ未だ不明だが、<超級>が複数人出場し、凡そ他国の倍の参加者が鎬を削る天地の決闘においてトップに君臨しており、<超級>の中でも頭一つ抜けた戦闘力を持つ。
個人戦闘型と広域殲滅型と広域制圧型のトリプルハイブリットであり、【獣王】や【地神】とほぼ同格の戦闘力の持ち主。
好相性でないにも関わらず、近接戦闘で普通に【抜刀神】に勝利することができる模様。

キャラメイク一ヶ月の人

キャラメイクのアバター作成にリアル時間一ヶ月かけたプレイヤーの事。
その正体は【舞姫】輝麗の事であり、アバターを美術品と評価するなら至高の一品と言える。

ギルド

ティアンが運営するクエスト斡旋所。
冒険者ギルドと専門的な職業ギルド*29の二つがある。
冒険者ギルドのクエストはどのジョブでも受けられるが、職業ギルドのクエストは専門のジョブについていないと受けることができない。
職業ギルドは、【裁縫屋】などの専門職が不足している各市町村に対し、適合ジョブに就いた人材の派遣も担っており*30、そうして派遣された者には仕事の代金の他にギルドから補助金も出る。

暗殺王(キング・オブ・アサッシン)

暗殺者系統超級職。月影永仕郎のメインジョブ。
ステータスはAGIに、能力は隠蔽と対人戦闘に特化している。最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
【絶影】との違いは、【絶影】がより隠蔽に特化しているのに対し、より暗殺に特化していること。
実際、固有スキルの《看破》レベルEXによって、如何なる相手のステータスも看破することができ、最終奥義の《相死相殺》は「対象の人間に触れさえすれば、自身が死ぬ代わりに絶対に対象を殺すことができる」という暗殺能力の極みとなっている。
 
月影永仕郎の場合は、自身の<エンブリオ>によって、より隠蔽能力が増加し、夜であれば、かなりの広域殲滅攻撃を可能としている。

猛毒王(キング・オブ・ヴェノム)

毒術師系統超級職。
生産系のジョブなため、ステータスはMPとDEXに特化し、様々な毒物を固有スキルによって強化し、自身は病毒系状態異常を完全に無効化して戦う。そのため、【快癒万能霊薬】が天敵である。
 
アロ・ウルミルの場合、元々高いDEXを利用して糸を使い、敵を【拘束】し、【快癒万能霊薬】の使用を封じていた。【魂売】の<超級エンブリオ>によって、改人【アラーネア・イデア】となり、改造前は道具を介して使っていたころより強力な毒物を体内に保有し、拘束能力も格段に向上し、準<超級>に匹敵する戦闘力を誇っていた。
 
このジョブに就いていたティアンのアロ・ウルミルが死亡したため、現在は空位となっている。

奏楽王(キング・オブ・オルケストラ)

指揮者系統超級職。ベルドルベルのメインジョブ。
本来は支援職である音楽家系統を支援する非戦闘職で、ステータスもMPとSPとDEX以外はほとんど上がらず、効果は支援する【音楽家】の能力に依存する。
 
ベルドルベルの場合、自身の<エンブリオ>が音楽系のスキルを持つため、それを強化し、単体で広域殲滅型の準<超級>となっている。

覇王(キング・オブ・キングス)

系統不明の超級職。ロクフェル・アドラスターのメインジョブ。
ロクフェル・アドラスターが、600年前から生きたまま封印されているため、誰も就くことのできないロストジョブになっている。
当時【龍帝】であった黄龍人外と互角だったという逸話に加え、封印されたため*31、それ以降誰も就いていないので、一般には『物凄い特殊超級職だったに違いない』と思われている。
実際には、死ぬほど(普通は死んでも無理なくらい)就職条件が厳しいレア超級職で、その特性も頭がおかしい模様。
 
実際、ロクフェル・アドラスターの戦闘力は桁違いで、超級職の最終奥義クラスの攻撃を予備動作もなく、一瞬で普通に繰り出すことができ*32、ティアンであるのに、単独で神話級<UBM>討伐はおろか、単独で<イレギュラー>をも倒して服従させていたようで、現在の<超級>最上位クラス以上の戦闘力を誇り、史上最強のティアンと呼ばれている。

犯罪王(キング・オブ・クライム)

系統無し超級職。ゼクス・ヴュルフェルのメインジョブ。
奥義の《犯罪史(ワールド・レコード)》によって、「犯罪を犯せば犯すほどレベルがめちゃくちゃ上がる」が「ステータス上昇値がかなり低いため、レベルが半分に満たない戦闘系超級職に届かず」、「固有スキルも奥義一つだけである」という戦闘系超級職としては下位に位置する超級職。
しかも、就職条件が完全に犯罪行為なので、なろうとしても途中で捕まったり、討伐されたりするため、ロストジョブでこそ無かったが就くことのできる人が長らくいなかった。
ゼクスは就職条件を全く知らなく、狙ってすらいなかったが、犯罪を繰り返していたら条件を達成したので就いた。
 
ゼクス・ヴュルフェルの場合、生存能力と万能性の非常に高い自身の<超級エンブリオ>によって、どれだけ犯罪を犯しても誰にも討伐されず、レベルをバカみたいに上げ、自身の合計レベルの半分までの相手に変形し、そのステータスとスキル(+第三形態までの<下級エンブリオ>)を使用して戦うため、自身のステータスが低く、スキルが弱かったり、数が少なかったりしても関係なく、結果的にこの超級職による欠点は実質ないに等しくなっている。
この超級職によって、ゼクスは合計レベルを1500以上*33にまで上げている。

粉砕王(キング・オブ・グラインド)

拳士系統砕拳士派生超級職。餓鬼道戯我丸のメインジョブ。
木石を己の拳で粉砕する【拳士】と【壊屋】の混合職である【砕拳士】派生の超級職。
東方の【破壊王】とも呼ばれ、オブジェクト(非生物・非モンスター)破壊に秀でているが、【破壊王】がSTRと城砦破壊に極特化しているのに対し、他のステータスのバランスがある程度取れている為、対人戦も可能な範囲に収まっている。
 
餓鬼道戯我丸の場合、仕掛けた後離れる必要がある必殺スキルの余波を奥義で相殺することで即効性を高めたり、中距離から放てるがスキル上昇分の防御力を無視できない奥義に、零距離で打ち込まなければならないが強度を無視して粉々に出来る自身の<エンブリオ>とを使い分けたり出来るが、最も上がるSTRの使い道が少ないことなどがあり、シナジーとしては微妙とされる。

氷王(キング・オブ・グレイシャー)

魔術師系統白氷術師派生超級職。
魔術師系統の氷属性魔法特化上級職【白氷術師】派生の超級職で、ステータスはMPに特化し、海属性の中の一つである氷属性魔法に特化している。
氷属性魔法の性質上、【凍結】等の状態異常を伴う超級魔法を使う。
 
このジョブに就いていたティアンのサリオンが死亡したため、現在は空位となっている。

放蕩王(キング・オブ・ゴージャス)

道楽者系統超級職。マニゴルドのメインジョブ。
道楽者系統に共通している金銭を消費して攻撃するスキルで戦う。
しかし、戦闘系ではないためステータスが低く、本人の金銭保有量によって戦闘力がかわるピーキーなジョブ。
 
マニゴルドの場合、自身の<超級エンブリオ>によって、受けたダメージを金銭に変換することで、強固な防御力と無尽蔵の金銭を生み出し、その金銭を消費することで、攻撃範囲も威力も桁違いとなり、広域殲滅型となっている。

死霊王(キング・オブ・コープス)

死霊術師系統大死霊派生超級職。
死霊術師系統の自身の種族がアンデッドに変化する上級職【大死霊】派生の超級職で、HPとMP以外のステータスはあまり高くはなく、強力なアンデッドを製作し、呪怨系状態異常攻撃を使い戦う。
更に、種族は『アンデッド』であるため、生存能力は高くなっているが、【尸解仙】とは異なり、アンデッドの弱点は残っているため、尚更、日中は自身と使役アンデッドの両方とも満足に力を発揮できず、炎や聖属性などに極端に弱い。
【冥王】とは異なり、死者の魂を見ることはできない。

剣王(キング・オブ・ソード)

剣士系統超級職。フォルテスラのメインジョブ。
剣士系統派生の上級職【剣聖】【剛剣士】のどちらからでも就ける珍しいジョブで、ステータスはSTRとAGIが高く、豊富な剣技系アクティブスキルを使う。
奥義の《ソード・アヴァランチ》は「超々音速で放たれる無数の斬撃により自身の間合い内のすべてを問答無用で斬断する」という強力なものである反面、自身と剣に非常に負担をかけるため、脆弱な剣では力を発揮しきれず、使用後は一分ほど腕が使えなくなる。
 
フォルテスラの場合、自身の<エンブリオ>によって、「敵が自身よりステータスが優れる場合自身のステータスを上昇させる」固有スキルや、「必ず相手を上回る速度(AGI)、必ず相手の物理防御を破れる攻撃力、必ず相手の物理攻撃を防げる物理防御力を手に入れる」必殺スキルを持つため、より一対一の近接短期戦闘に優れている。

冥王(キング・オブ・タルタロス)

死霊術師系統高位霊術師派生超級職。ベネトナシュのメインジョブ。
強力なアンデッドを製作し、それらを強化して戦う後衛型支援魔法職で、MP以外のステータスはあまり高くはなく、強力な攻撃魔法等は所持していない。そのため、日中は満足に力を発揮できず、炎や聖属性などに極端に弱い。
『アンデッドを征す者』であるため、アンデッドを作るだけでなく、アンデッドそのものやアンデッドの動力源になる怨念を消滅させることにも秀でている。
この超級職に就いたものは奥義である《観魂眼》により生者や死者を問わず魂が見え、死者と会話し交渉することすら可能になる。
 
ベネトナシュの場合、自身の<超級エンブリオ>がアンデッドを保護する固有スキルを保有しているため、炎や聖属性に対する耐性を与えることができ、日中でも関係なくアンデッドを使用することが可能となっている。
また、強力な<UBM>をアンデッドにして従えていたり、自身の<超級エンブリオ>には【天竜王】と並ぶ、魂からの死者蘇生の必殺スキルなどもある。

破壊王(キング・オブ・デストロイ)

壊屋系統超級職。シュウ・スターリングのメインジョブ。
STRに極特化しているため、ENDとAGIがどちらも低く、本来は砦の門や城壁などを破壊する破城槌の様な役割を担う直接戦闘が度外視されたジョブであり、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
壊屋系統のスキルは単純に攻撃力を増大させるアクティブスキルや対オブジェクト(非生物・非モンスター)へのダメージ補正の高いアクティブスキルが多く、【破壊王】には非実体・物理耐性・破壊無効の破壊に特化した奥義《破壊権限》がある。
就職条件に「オブジェクト(非生物・非モンスター)への与ダメージが一億以上」があり、就職クエストが「試練の門(オブジェクト)を一撃で破壊する」となっている。
 
シュウ・スターリングの場合、自身の超絶戦闘技術によって、相手が超音速機動を行っていても、普通に前衛で戦うことができ、<超級エンブリオ>による広域殲滅でメインジョブのレベルが1000を超え、結果としてSTRが装備などの補正込みで20万を超えているため、世界中のほぼ全てのものを破壊できる。
更に『STRを基準に自身のステータスを決める』必殺スキルによる戦神艦迫撃決戦形態(フル・オフェンスモード)では“HPが1800万・STRが36万・ENDが18万・AGIが9万”などと殴り合いでは神話級<UBM>ですら相手にならず、単独で<SUBM>と互角以上に戦えるほどの戦闘力を誇り、<超級>最上位の戦闘力を有している。

強奪王(キング・オブ・バーグラリー)

強盗系統超級職。エルドリッジのメインジョブ。
ステータスはAGIに特化し、正面からアイテム・身体の部位を奪い取ることに長けている。
【盗賊王】とは異なり盗み自体を隠蔽する能力はほぼないが、相手の装備を奪う固有スキルや、中距離から敵の肉体を毟り取る《グレーターテイクオーバー》、敵に与えたダメージに比例したステータスを奪う奥義の《グレーター・オールドレイン》など、相手の優位を奪う能力が多く、【盗賊王】よりも対人戦闘に向いている。
しかし、<エンブリオ>や特典武具などの装備は奪えないため、そうした装備で全身を覆っている相手などには弱い。
 
エルドリッジの場合、<エンブリオ>によって、4万近いENDを得ることで素手でも継続戦闘能力が高く、ステータス強奪と強度無視武器破壊によってより優位に立つことができる。

盗賊王(キング・オブ・バンディット)

盗賊系統大盗賊派生超級職。ゼタのメインジョブ。
ステータスはAGIとDEXが高く、気配を消し、固有スキルの《スティール》レベルEXや奥義の《アブソリュート・スティール》で相手のアイテムから臓器まで、ありとあらゆる物を音もなく盗む。
 
ゼタの場合、<超級エンブリオ>によって防御能力や隠蔽能力を増強するだけでなく、広域殲滅型と広域制圧型にもなるという器用超万能型となり、更に必殺スキルの殺傷性がとてつもなく高く、【救命のブローチ】を戦闘の合間に盗むことができれば高耐久の<超級>相手ですら一撃死を狙うこともできる。

獣王(キング・オブ・ビースト)

獣戦士系統超級職。ベヘモットのメインジョブ。
固有スキル《獣心憑依》レベルEXによって、従属キャパシティ内のモンスター1体のステータスの100%を自身に加える。
しかし、ステータス上昇が低く、従属キャパシティが異常に小さいため、純竜級のモンスターをキャパシティ内に入れるには、サブの上級職と下級職を従魔師系統のジョブで埋める必要があり、戦闘系汎用スキルを取ることができず、結果として純竜級のステータスに戦闘系汎用スキルを持たない従魔師にしかなれず、鍛えれば純竜級を超えるステータスを普通に得られ、更には強力な固有スキルを有する戦闘系超級職のなかでは下位に位置していた。
獣戦士系統はレジェンダリアのある部族が慣習として就いているだけであり、<Infinite Dendrogram>サービス開始後は、ロストジョブになっていた。
しかし、<マスター>の“ガードナー獣戦士理論”によって見直され、多くの<マスター>がこのジョブを探した。
 
ベヘモットの場合、自身の<超級エンブリオ>がステータス極特化のガーディアンであるため、ステータスは“HPが2300万・STRが22万・AGIが22万・ENDが24万”となり、そのステータスでサブジョブの戦闘系スキルや数多のスキル特化型特典武具を使用することで、神話級<UBM>ですら相手にならず、単独で<SUBM>と互角以上に戦える程の戦闘力を持ち、“物理最強”と謡われ、<超級>最上位の戦闘力を有している。

炎王(キング・オブ・ブレイズ)

魔術師系統紅蓮術師派生超級職。
魔術師系統の火属性魔法特化上級職【紅蓮術師】派生の超級職で、ステータスはMPに特化し、天属性の中の一つである火属性魔法に特化していて、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
単純な単体攻撃力ならば、他の魔法系超級職を上回る超級魔法を使うことができる。
 
フュエル・ラズバーンの場合、火属性魔法に更に磨きをかけ、奥義である《恒星》を二発同時に発動できるまでになったが、先代の【大賢者】に敗れた。その後、制御能力を突き詰め、【魂売】の<超級エンブリオ>によって改造され、【イグニス・イデア】となり、寿命と引き換えに膨大なMPを手に入れたことで、《恒星》を一度に64も発動させることが可能となり、全身に超高熱を纏いあらゆる攻撃を無効化する、【地神】を除けば世界最大の魔法兵器として、<超級>に匹敵するほどの力を得た。
 
このジョブに就いていたティアンのフュエル・ラズバーンが死亡したため、現在は空位となっている。

狂王(キング・オブ・ベルセルク)

狂戦士系統超級職。ハンニャのメインジョブ。
ステータスはHPとSTRとAGIが良く上がり、ENDとDEXはあまり上がらず、MPはほとんど上がらない。スキルは、各種バーサーク系スキルが豊富であり、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
しかし、バーサーク系スキルの影響で、理性的な行動がとれないことが多いため、攻略され易く、あまり長生きできない模様。
就職条件の一つが「目についた人間範疇生物(<マスター>・ティアン)を10秒以内に殺した回数が444回を超える」という狂人仕様であるため、長らくロストジョブだった。
ティアンの場合は条件を満たす前に普通に逮捕・討伐され、<マスター>の場合であっても普通なら444回を満たす前にティアンを間違えて殺害してしまい、指名手配されてしまう可能性が非常に高いので条件が判明しても至難の業である。
 
ハンニャの場合、自身の<エンブリオ>が瞬殺と確殺*34に向いていて、「ティアンと<マスター>を明確に判別できるスキル」があったため、ティアンを一切殺害せずに就くことができた。
更に、バーサーク系スキル使用中でも<超級エンブリオ>がハンニャを補助して最適な行動を行うことができ、上を取る限り無類の強さを誇るため、“監獄”で「ハンニャに上を取られたら負け」と言われた。

機械王(キング・オブ・メカニズム)

整備士系統超級職。クラウディア・L・ドライフのメインジョブの一つ。
他の生産系超級職と同じく、ステータスはMPとDEXに特化し、他のステータスはほとんど上がらない。
その整備能力は非常に高く、先々期文明時代の兵器等の整備も可能である。
 
クラウディアの場合、『ラインハルト・C・ドライフ』を演じるために整備士系統に就いたら、超級職まで就けてしまっただけで特に思い入れなどはない。
ただ、他のメインジョブである【衝神】などの前衛系のジョブでは上がりにくいMPが良く上がるため、このジョブによって、戦闘時にMPを使用するアクティブスキルの使用回数を大幅に増やしている。

奇襲王(キング・オブ・レイド)

襲撃者系統超級職。
【伏姫】と比べてステータスは低いが、敵に発見されていない時の攻撃力補正が高いアクティブスキルが多く、奥義の《サドンデス》は「相手に見られていないとき、相手の防御力等を無視した大ダメージを与える」もので、【救命のブローチ】すらも無効化するため、上手く当たれば相手のHP残量によっては一撃必殺も可能となるなど、より奇襲に特化している。
 
モーター・コルタナの場合、【魂売】の<超級エンブリオ>によって、改人【ウェスペルティリオー・イデア】となり、強制的に周囲を真っ暗にして敵に見られていない状態を作り出すことができるようになり、奇襲・隠密能力が格段に向上し準<超級>に匹敵する戦闘力を誇っていた。
 
モーター・コルタナが【邪神】の眷属になりジョブを失ったため、現在は空位となっている。

クエスト

<Infinite Dendrogram>で<マスター>が受注できるクエストには以下の四種類が存在している。

  • イベントクエスト
    ランダムで発生し、管理AI7号(ダッチェス)により<マスター>にアナウンスされるクエスト。
    クエスト難易度*35査定は管理AI11号(トゥイードルダム&トゥイードルディー)が行っているので難易度設定の信頼性は非常に高い。
    クリアすると『2の“難易度”乗』*36を人数で割った分のポイントがもらえる。
    管理AIが企画する季節イベントの類もここに含まれる。
  • ジョブクエスト
    各ジョブ専門ギルドで受注できるクエスト。同系統の下位のジョブのクエストも受けられる。
    こなすと対応するジョブに経験値が入る。
  • ギルドクエスト
    冒険者ギルドで受注できるクエスト。
    クエスト難易度査定はティアンが行っているので難易度設定の信頼性は参考値程度に留まる。*37
    ギルド側が難易度判定した後書類を作成し、書類が特定のアイテムにセットされると、レイたちが一章で読んでたクエストを纏めたカタログに新規依頼が追加される仕組み。
  • 就職クエスト
    超級職などの一部のジョブに就職する場合に必要な試練(クエスト)

クラン

所謂『ギルド』である。*38
国家所属クランの結成届け提出や人数追加の手続きは該当国の冒険者ギルドで行うことが出来る。*39
尚、クランランキング一位のクランオーナーは何処の国でも癖が強過ぎる人物が就いている。
詳細は該当項目?を参照。

大提督(グレイトアドミラル)

船員系統提督派生超級職。醤油抗菌のメインジョブ。
船員系統のレア上級職【提督】派生の超級職で、艦隊指揮能力に特化していて、艦隊全体を広域バフにより強化して戦う海上戦闘特化の典型的な広域制圧型のジョブ。

大霊道士(グレイト・ソウルタオシー)

道士系統霊道士派生超級職。張葬奇のメインジョブ。
道士系統のアンデッド使いの上級職【霊道士】派生の超級職で、端的に言うと“東方の【冥王】”であるが、道士系統と死霊術師系統の両方の特長を持つ。
ステータスはMPに特化し、死体に【符】を仕込んでアンデッドを製作し、使役するため、日中は満足に力を発揮できず、炎や聖属性などに極端に弱い。
また、道士系統の超級職として風属性の超級魔法を使うことができるので、単体でもある程度は戦える。
【冥王】との違いは、「【符】による強力な風属性の超級攻撃魔法を使えるため、単体でも戦えること」「アンデッド用のバフスキル等を持たず、戦闘時にアンデッドを強化したりできないため、あらかじめアンデッドに強化用の【符】を仕込んでおく必要があること」「アンデッド製作に、魔力を込めた【符】を使用するため、怨念を使用せず、死者の魂を見ることもできないため、怨念とはあまり関わりがないこと」など。

爪拳士(クロウ・ボクサー)

拳士系統派生上級職。
爪(形)武器特化であり、爪武器を装備している場合は、メインジョブでなくとも、奥義も含めた固有スキルを全て使用できる。

下級職は【拳士】、超級職は不明。

月世(げっせい)の会>

アルター王国のクランランキングトップクラン。
現実の日本にある“月世(げっせい)の会”という宗教団体を母体とし、教義である「枷に囚われた肉体より離れ、真なる魂の世界に赴く」と「自由なる世界で、己の魂の赴くままに自由を謳歌せよ」をむねとする。オーナーの人格から誤解されがちだが、本質的には善良なクランである。
教主(オーナー)は【女教皇】扶桑月夜。
シンボルマークは“三日月と閉じた目”。

終焉(ゲームオーバー)

【勇者】を中心とした特殊超級職、及び他の超級職が立ち向かうモノ。
ティアンの最大の敵であり、管理AIの前の管理者達が残した試練にして、足切り装置。
1000年に一度復活し、倒せなければ、文字通り世界が終わる。
前回の復活時よりも強くなるという性質を持つ。
先々期文明時代に一度復活し、【邪神】と(当時は存在しなかった)【龍帝】を除く全特殊超級職と数多の超級職、フラグマン製の兵器や装備を用いて、甚大な被害の元、討伐できた。
【邪神】の誕生時より世界中の死者のリソースを少しずつ貯めて復活するため、復活前に【邪神】を殺してしまえば復活せず、実際に先々期文明以降は一度も復活していない。
<エンブリオ>の要素が混ざった存在*40の如何なる攻撃も効かず、無敵であり、管理AIにも破壊できなかった。
管理AIはその存在を隠蔽するため、遺骸の周りの空間を支配し、神造ダンジョンである<墓標迷宮>を造った。

煌玉馬

先々期文明の名工フラグマンが造った機械馬。
戦闘系超級職の乗騎としてフラグマン自身が造ったオリジナルと、性能・機能を大幅に劣化・縮小して量産されたレプリカがある。
詳細は該当項目を参照。

神獣狩(ゴッドハント)

狩人系統?派生超級職。カルル・ルールルーのメインジョブ。
近接の短剣から遠距離の弓まで幅広い武器の適性を持ち、様々な狩猟を補助するアイテムをその場で瞬時に作成するスキルや、自動HP回復スキル、極限環境に対する適応力もあり、更に飲食・睡眠がなくとも長時間は獲物を追うこともできる*41
また、ある程度なら薬品の調合も可能であり、サバイバル料理も上手くなる。
総じて狩猟に必要な能力を網羅し、長期戦に特化した万能型のジョブと言えるが、直接戦闘にはあまり向いていない模様。

<ゴブリンストリート>

ティアン・<マスター>問わずの盗賊クラン(指名手配者多数)
オーナーの【強奪王】をはじめ、<超級>に対する噛ませ犬の集団と化していた。
“監獄”送りになった者も多く、オーナーの求心力も急激に落ちたため、一時は人数が3人まで減ってしまった。
しかしその後カルディナの商業クランを併合し、復活(転生)を遂げた。

古龍

かつて実在したと言われる大陸東方の最高位純竜や竜王*42の別名。*43
ほとんどが現在の【竜王】以上の力を持ち、<SUBM>に相当する個体も複数体存在した。
世界の初期段階に生まれたこともあり、知識に優れ、またジョブと人間範疇生物(ティアン)非人間範疇生物(モンスター)で成り立っていた頃の世界の秘密すら理解しており、様々な術法に精通し、世界を管理する術の幾らかさえ関知していた。
庇護者あるいは支配者として振る舞い、支配の代行者として人との混血である古龍人を立たせ、先代の管理者がいなくなってからはわりと悠々自適に過ごしていた。
しかし、“化身”襲来の際はその知識と実力ゆえに絶対に敵わないと確信し*44、どうにかして自分達の要素を遺す術を探した。
途中で“化身”が世界そのものやティアン全てを潰すつもりでないことに気づき、最終的に自分達自身をジョブへと変え、それを子孫である古龍人のみが就けるものとすることで、自分達の概念と血筋の両方を後世に残すことを計画する。
そのジョブこそが【龍帝】である。
彼らにとっては自我や生命すら必要ではなく、自らが存続することだけを願ったため、実際に今も【龍帝】が存続しているのだから願いは叶ったと言えるだろう。

古龍人

黄河帝国の皇族である人種で、“古龍”と人間とのハーフであるとされ、数百年に一度、特殊超級職【龍帝】が産まれる。
他人種の人間(ティアン)とは生物としての基本的な作りが違い、より戦闘力に優れた存在になりやすい傾向にある。
そのため、他国はもちろん、自国でも皇族以外にはその“血”を漏らさないよう、婚姻等を厳重に管理されている*45

征夷大将軍(コンクエスト・ジェネラル)

天地の特殊超級職。現在の該当者は不明。
特殊超級職のうち、後天的な“適性”のみに由来するものの一つ。
詳細は該当項目を参照。

さ行

災厄被害者担当モンスター

【ティールウルフ】や地竜種のドラゴンのこと。
<マスター>による大量討伐、悪魔召喚や<エンブリオ>のスキルのコストなど何かと被害を受けやすい。

才能

<Infinite Dendrogram>において才能とはかなり重要なもので、大きく『<マスター>の才能』『ティアンの才能』『モンスターの才能』に分けられる。

  • <マスター>の才能
    <マスター>の才能とは、簡単に言うと、戦闘技術の才能とセンス、発想力である。
    <マスター>は戦闘技術を磨く時間がかなり短いため、高い戦闘技術や咄嗟の判断力を身につけるにはどうしても才能が不可欠になる。
    <マスター>はアバターを自身の脳で操作するため、反射神経や運動神経、第六感や観察力や推理力などが現実で優れていた場合、それがほぼそのままアバターに還元されることとなる。これらはセンススキル等で十分に補える部分にも思えるが、センススキルの仕様上、当人の才能があるとないとでは全く結果が異なる*46
    【~神】や魔法系超級職がオリジナルスキルを作る時や生産職が新しい装備・機械等を作る時、戦闘時に敵のスキルや戦法に対して自身の手札で柔軟に対応する時などに発想力は必要になる。ただし、これらの一部は多人数で知恵を出し合えば補えることも確かである。
  • ティアンの才能
    ティアンの才能とは上記の<マスター>の才能に加え、適性と成長限界がある。
    <マスター>のアバターには、万能の適性が与えられ、更に成長限界は合計レベル500なため、就職条件さえ満たせば、特殊超級職と【~神】を除く全てのジョブに就くことができ、下級職・上級職はレベル上限まで上げられるが、ティアンはそうではない。
    ティアンは適性がなければ、就職条件のない下級職であっても就くことができない。更にティアンには成長限界があるため、就いているジョブのレベルも上限まで上げられるとは限らず、どれだけ経験値を稼いでも途中で止まってしまったり、上位のジョブに転職できなかったり、就けるジョブの枠が本来の上級職2つ、下級職6つよりも少ないことも多い。
    戦闘技術の才能に関しても、一度死んでしまえば終わりで、強力な固有スキルやステータス補正を有する<エンブリオ>もないティアンにとっては、とても重要なものになる。
    そのため、ティアンのカンストは高い才能と努力を積み重ねた証で、才能の限界を超えた人のみが超級職に就くことができると言われている。
    実際には超級職は条件さえ満たせば才能がなくとも就けるようだが、合計レベル500カンストが条件のものや【~神】のように相応しい才能がないと就けないものもあり、そもそも低い才能で超級職の困難な就職条件をこなすこと自体厳しいため、事実上非常に高い才能と努力が必要と言っても過言ではない。
    例外的に、クラウディア・L・ドライフやロクフェル・アドラスターのように、万能の適性と才能を持つハイエンドと呼ばれる存在もいる。
  • モンスターの才能
    モンスターの才能は、成長限界、スキルの才能である。
    モンスターの成長限界には二種類ある。モンスターは特定のレベルに達すると上位種に進化するが、才能がないと進化できず、それ以上強くなるのは難しくなる*47。更に個別にレベルの上限があり、その限界レベルに達すると、自身よりも格上の<UBM>を討伐してレベル上限を上昇させない限り、どれだけ経験値を稼いでもレベルが上がらなくなる。そのため、モンスターのレベルは基本的には100が限界と言われ、レベル100未満のモンスターやレベル上限自体が100に満たないモンスターがほとんどである*48
    モンスターのスキルの才能とは、新たなスキルを習得したり、編み出したりする才能のことで、<UBM>や上位のテイムモンスター等が有していることが多い。この才能が高いモンスターは、分かりやすく強くなり、<UBM>の場合はランクが上昇したりする。

器神(ザ・ウェポン)

兵器運用スキル特化型超級職。ラスカル・ザ・ブラックオニキスのメインジョブ。
固有スキルによって殆どの兵器を運用・修繕することが出来る。
ステータスはそれほど高くなく*49、自動兵器や巨大兵器を使用して戦う。
機械の構造を正確に把握する能力が判定条件に関わってくる模様だが、詳細は不明。
 
ラスカルの場合、自身の<超級エンブリオ>が連結した機械の構造を完全に把握するため就くことができた。
また、自身の<超級エンブリオ>で大量の先々期文明の機械を収集・連結し、その機械を煌玉人【瑪瑙之設計者(アゲート・デザイナー)】が改造することによって【紅縞瑪瑙(サードニクス)】のような強力な兵器や【テトラ・グラマトン】などの世界屈指の超戦艦など数多くの超兵器を所有している。
ただし、ラスカルはスキルを優先し、MP・SPが上がりやすい下級職や上級職を取得しているため尚更ENDが低く、超音速機動や高速三次元機動などをする兵器で搭乗者の保護機能が万全でない場合、ENDが足りずダメージを受けてしまうこともある。

牙神(ザ・ファング)

短剣スキル特化型超級職。
ステータスはAGIとDEXが上昇しやすく、他の種類の剣を扱う超級職に比べ、射程範囲と直接攻撃力に劣るが、豊富かつ強力な状態異常攻撃を持つ。
耐性がない相手なら触れるだけで即死級の状態異常を叩き込むことも可能。
 
このジョブに就いていたティアンが死亡したため、現在は空位となっている。

兎神(ザ・ラビット)

兎特化型超級職。クロノ・クラウンのメインジョブ。

実際には、【兎神】などと言うジョブは存在せず、管理AI12号(ラビット)が騙っている架空のジョブである。
しかし、先々期文明崩壊後、“完全リスト”が失われてしまっているため、この事実に気がつくことは困難を極める。

猫神(ザ・リンクス)

猫特化型超級職。トム・キャットのメインジョブ。
“三強時代”の<超級>【猫神】シュレディンガー・キャットを初め、歴史上何度か登場しているが、条件や固有スキルなどは不明で、わかっているのはAGI型の超級職で超音速機動や複数の種類の武器を使用することくらい。
 
実際には、【猫神】というジョブは存在せず、管理AI13号(チェシャ)が騙っている架空のジョブである。
しかし、先々期文明崩壊後、“完全リスト”が失われてしまっているため、この事実に気がつくことは困難を極め、更に過去にもこのジョブで管理AI13号(チェシャ)が活動していたこともあり、昔からある超級職だと認識されている。

(ザ・ワン)

スキル特化型超級職【~神】の総称。
特定の分野の才能を『先代管理者の遺産(<アーキタイプ・システム>)』が判定して認定し、与えるもので、全ての条件がはっきりしているわけではない。
そのため、万能の適性を持つ<マスター>ですら、平等ではなく、才能の差が現れる。
ただし、<マスター>の場合、<エンブリオ>によってその判定条件をクリアすることは多く、その場合は当人の才能が必ずしも必須なわけではない模様*50

スキルをカスタマイズし、オリジナルスキルを創ることもできる。

“三強時代”

約六百年前の、<超級>であった【猫神】シュレディンガー・キャットと、<イレギュラー>であり、その力に加え、独自の術を極めていた【龍帝】黄龍人外と、ティアンでありながら、現在の<超級>最上位クラス以上の戦闘力を誇った【覇王】ロクフェル・アドラスターの三人の絶対強者が並び立った時代。
 
神話級<UBM>を何体も普通に討伐したり、<イレギュラー>を含む<UBM>を百体近く封印して集めたり、<イレギュラー>を服従させて乗り物にしたりと、<超級>が数多く存在する現在から考えても、いろいろとおかしいことが数多くあったようで、仮に【三極竜 グローリア】がこの時代に登場していたら、彼らによって討伐されていた模様。
 
絶対強者以外にも、生産系超級職を始め、才能のある人が多くいて、現在に遺っていた場合、国家間のバランスを崩すようなアイテムが多く存在していた*51
 
【龍帝】が寿命で死に、【覇王】が当時の【天神】【地神】【海神】の三者に封印され、【猫神】が何処かへ去ったことで終わりを迎え、絶対強者を失った大陸は、その後、群雄割拠の戦国時代を迎えた模様。

三大魔法属性

<Infinite Dendrogram>に存在する魔法属性は基本的に天・地・海の三つに分けられており、その三属性は三大属性と呼ばれている。多くの魔法はこの三大属性から派生していくが一部この属性に属さない物もある。

  • 天属性
    三大属性の一つ。
    熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギー・電気エネルギーなどの『科学的なエネルギーの発生・増幅』と『気体の操作』を司る大属性で、多くの属性を内包する。その特性上、攻撃魔法が中心で、自爆の危険性を孕む。
    魔法のみでなく、他のスキルでも科学的エネルギーの発生に関係する攻撃系アクティブスキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 火属性
      熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって炎を扱う属性。
      火属性魔法の多くは魔力のエネルギーへの変換、不要な拡散を防ぐための制御、そして攻撃にベクトルを与える指向によって構成される。
      生物を【火傷】にしたり、空気中の酸素を燃焼させることから副次的に【酸欠】にさせたりする。
    • 光属性
      光エネルギー・熱エネルギーの複合物の生成と操作によって光を扱う属性。
      強力なスキルの場合は余熱により、対象を焼くことも可能。基本的には雷属性よりも速く、避けることは非常に困難であるが、中には光属性であっても音速にも達しないスキルも存在する。
    • 雷属性
      電気エネルギー・熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって雷を扱う属性。
      闇属性と同じように物理防御力の多寡に左右され難い性質を持つが、対物破壊力も持っているため、闇属性よりも汎用性が高い。
      更に速度も電速であるため、並みの速度では避けることは困難。
    • 風属性
      気体を操作し、風を扱う属性。
      文字通り風の速度であるが、亜音速程度であるため、AGI型で合計レベル500カンストの<マスター>ならば、結構避けられる。範囲が広めのものが多い模様。
    • 幻影魔法
      光エネルギー・音エネルギーの複合物の生成と操作によって幻を扱う魔法。
      火属性魔法の近縁魔法だが、こちらはより光エネルギーと音エネルギーに特化している。
  • 地属性
    三大属性の一つ。
    鉱物の強化と操作など『固体の操作・変形』を司る大属性で、多くの属性を内包する。攻撃魔法・防御魔法どちらも存在するが、その特性上、基本的に物理攻撃や物理防御のみ。
    魔法のみでなく、他のスキルでも純粋な強度強化に伴う威力上昇や防御力上昇系のアクティブスキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 土属性
      鉱物の強化と操作を行う属性。
    • 重力属性
      固体操作の一部。元々はロストしていて、<Infinite Dendrogram>サービス開始後に発見されたため、今でも使用者が少ない。
    • 金属操作魔法
      土属性の固体操作の中でも鉱物・金属の操作・強化に特化した魔法。
      鋼のような硬い金属も自由に形を変化させることができる。
      神話級金属(ヒヒイロカネ)加工に使用される。
    • 粒子操作魔法
      土属性の固体操作の中でも砂粒のような小さなものの操作・強化に特化した魔法。
    • 生体操作魔法
      土属性の固体操作の中でも有機物への干渉能力に特化した魔法。
      木などを対象にすると思われる。
    • 土人形操作魔法
      土属性の固体操作の中でも固体をゴーレムとして操ることに特化した魔法。
  • 海属性
    三大属性の一つ。
    熱エネルギー・光エネルギー・音エネルギー・電気エネルギーなどの『科学的なエネルギーの吸収・減衰』と『液体の操作』を司る大属性で、多くの属性を内包する。その特性上、防御魔法が中心。
    魔法のみでなく、防御系スキルの多くがこの属性に含まれる。
    • 水属性
      水などの液体を操作する属性。
    • 氷属性
      熱エネルギーを吸収し、温度を下げたり、ものを凍らせたりする属性。
    • 絶属性
      対雷属性特化の属性で、電気エネルギーを吸収する。絶賛ロスト中。
    • 防御属性
      (《レジスト・○○》全般)
       
  • 天属性分類魔法
  • 地属性分類魔法
  • 海属性分類魔法

地神(ジ・アース)

地属性魔法スキル特化型超級職。ファトゥムのメインジョブ。
ステータスはMPに特化し、三大属性の一つである地属性魔法に特化し、地属性に分類されるあらゆる魔法を使用できる。
地属性の性質上、攻守のバランスが良く、一部重力操作なども混ざるが、基本的には鉱物・土・地面などの固体の操作・強化が主体であり、物理攻撃・物理防御が中心となる。
地属性に含まれる複数の派生魔法全てで一定以上の成果を発揮するのが判定条件であると考えられている。
 
ファトゥムの場合、自身の<超級エンブリオ>によって、<Infinite Dendrogram>最大のMPを誇り、その影響で魔法の規模も威力も桁違いとなり、地属性魔法に分類される全ての派生魔法で、才能と技術をぶち抜く出力を出すことで就職の判定条件をクリアし就くことができた。
世界最大の広域殲滅型であり、神話級<UBM>ですら相手にならず、単独で<SUBM>と互角以上に戦える程の戦闘力を持ち、“魔法最強”と謡われ、<超級>最上位の戦闘力を有している。

武神(ジ・アーツ)

素手スキル特化型超級職。名捨のメインジョブ。
「格闘技の才能」と「生涯*52一度も武器を装備した事が無い」という就職条件を持つため、長らくロストジョブであった。
就いた人の使用する武術によって、奥義などが変化する模様。
 
名捨は【破壊王】に匹敵する戦闘技術を持っている模様。

抜刀神(ジ・アンシース)

抜刀スキル特化型超級職。カシミヤのメインジョブ。
一応、AGI型超級職ではあるが、ステータスはほとんど上昇しない。
対人戦特化で、人型じゃないものや巨大モンスターなどが相手にはあまり有効ではないが、奥義であるパッシブスキル《神域抜刀》と東方剣術系パッシブスキル《剣速徹し》によってあらゆる()を斬る。
 
【~神】の中でも飛び抜けてピーキーではあるが、その分型にはまると強く、実際カシミヤは<エンブリオ>のスキルにより抜刀中も超々音速で移動できるため、対人近距離戦闘において準<超級>最強クラスの戦闘力を誇る。

邪神(ジ・イーヴィル)

特殊超級職。テレジア・C・アルターのメインジョブ*53
基本的に特殊超級職は<終焉(ゲームオーバー)>に立ち向かう存在だが、【邪神】は<終焉(ゲームオーバー)>の“呼び水”にして“ストッパー”、あるいは“トリガー”とも言える存在であり、特殊超級職の中でも【龍帝】と並んで異質な存在であり、以下の特徴を持つ。
①歴代の【邪神】の記憶の保持及びジョブ自体を代替脳とした思考。
②世界からのリソース吸収による自動レベルアップ。
③一定レベルに至るまでの【邪神】に関連した情報の完全隠蔽。
④<アーキタイプ・システム>の範疇に存在しなかった異物(<マスター>、<エンブリオ>、<UBM>を含むドロップアイテム変換機能を追加されたモンスターと特典武具)に対し無敵。
⑤代を経るごとに基礎ステータスとスキルが強化される

戦闘体の権能の一部を行使し、誕生とともに世界中の死者のリソースの一部を集積して成長する<終焉(ゲームオーバー)>の頭脳体であり、自動的に周囲の危険を排除する自動迎撃機能により守られる。
【邪神】が作り出すモンスター、通称『眷属』が生物を殺傷すると他の死者のリソースより吸収量が増加する。
死ぬと<終焉(ゲームオーバー)>までのカウントがリセットされる、“生まれながらの超級職”にして、世界のための“生贄”。
先々期文明の<終焉(ゲームオーバー)>の復活以来全ての【邪神】がリソースが貯まり切る前に討伐されている。特に管理AIが来て以降、発見次第即座にティアンの特殊超級職や超級職を誘導し討伐させていたが、先代【邪神】の時点でティアンが討伐できる限界にきていたため、今代はリソースの吸収を妨害し、自然死まで、あるいは目的達成まで<終焉(ゲームオーバー)>の復活を遅らせる方針をとっている。

【ジェム】

小さな水晶の形をしており中に様々な魔法が入っている使い捨てのマジックアイテム。
値段は中の魔法によって変わり【ジェム-《ホワイトランス》】のような低威力の魔法のものは1000リルと安く、【ジェム-《クリムゾン・スフィア》】のような高威力の大魔法のものは数十万リルもの値段がする。
自身で生産すると多少安くなるがそれでも【ジェム-《クリムゾン・スフィア》】は数万リルはかかる。
【ジェム】の生産を専門とする<超級>もいる模様。

【ジェム】生成貯蔵連打理論

かつて流行ったビルド論の一つ。
魔法職と【ジェム】生成を基本としたビルド。
強力な大魔法をあらかじめ【ジェム】に込めて貯蔵しておき、戦闘時にはその【ジェム】を使用し、MP消費もクールタイムもなく大魔法を連発する、というコンセプトのビルド理論。
具体的な衰退理由は不明だが、魔法系超級職の<マスター>の増加によって衰退した模様*54

時代

<Infinite Dendrogram>は、大きくいくつかの時代に分かれている。

  • 二千年以上前の現在と比べものにならないくらい科学・魔法技術が発展し、全てのジョブが判明し、<終焉(ゲームオーバー)>すらも討伐した先々期文明と呼ばれる時代。
  • 二千年から六百年前の先々期文明崩壊後の時代。管理者が管理AIに代わり、世界そのものにもいろいろと手を加えたため、大きな問題が起こったことも多くあった模様。
  • 六百年前の、【覇王】 先々代【龍帝】【猫神】三人の絶対強者が並びたった“三強時代”。
  • 五百年前、“三強時代”終了後の大陸西部中央において、【聖剣王】アズライトが都市国家群を統一し、アルター王国を建国し、【邪神】を討伐した【聖剣王】の時代。
  • 五百年から数年前の時代。
  • 四年程前からの現在までの絶対強者の<超級>達を象徴とする<マスター>達の時代。

【ジュエル】

生き物バージョンのアイテムボックス。テイムモンスターや購入した奴隷を収納するのが役割。
テイムモンスターが、大ダメージをくらった時に自動で回収したり*55、中の時間を止める機能がついている。
容量は品質によって変わり、<マスター>の場合、半年(リアルで二ヶ月)間ログインしなければ、自動で解放される仕様になっている。
左手の甲に<エンブリオ>の紋章がある<マスター>は基本的に右手の甲につける。

修羅の国

主に天地の事を指す。
常に内戦が起き続けており、レベル上限の低い者は自然淘汰されるため、国内のティアンの平均レベル上限が異常に高く、<マスター>であっても好き勝手する前に強力なティアンにやられることもある。
戦闘系であれば、合計レベル500カンストがスタートラインであり、そこから超級職に就いたり、戦闘技術を突き詰めたりするのが常識な模様。
詳細は該当項目を参照。

準<超級>

基本的には、超級職に就き、第六形態の<上級エンブリオ>を持つ<マスター>のことで、その戦闘力は伝説級<UBM>にも匹敵する。
 
あくまで戦闘力を基準にしているため、第六形態<上級エンブリオ>を持っていても、非戦闘系超級職に就いていたり、戦闘系超級職に就いているのに戦闘力が低い<マスター>などは準<超級>とはされないが、非戦闘系超級職であっても、【奏楽王】のように戦闘力が高い場合は準<超級>とされることもある。

逆に超級職に就いていない<マスター>の場合も当人の戦闘力によっては、準<超級>とされる場合もある*56

純竜

ドラゴンの分類の一つ。純種のドラゴンのこと。普通の純竜は二十万ダメージぐらい与えると余裕で死ぬらしい(【破壊王】談)。

通常は【○○・ドラゴン】で、成長すると【ハイ・○○・ドラゴン】になり、その一族の最上位種になると【ハイエンド・○○・ドラゴン】となる。
純竜級と呼ばれるのは【ハイ・○○・ドラゴン】までで、【ハイエンド・○○・ドラゴン】は伝説級モンスター以上の力を持つ。
通常、【ハイエンド・○○・ドラゴン】は一族に一体しかいないため、一族の王となり、<UBM>に認定され、【竜王】と呼ばれる*57
希に既に【竜王】がいる一族に誕生したため、<UBM>に認定されていない【ハイエンド・○○・ドラゴン】も存在する模様。

純竜級

モンスターの強さの基準の一つ。
ティアン換算で「上級職六人のパーティ」に相当する戦力を意味する。
尚、飽く迄『ティアンを基準とした強さ』である為に<マスター>にとっては参考値程度でしかなく、実際、上級職で<下級エンブリオ>の<マスター>が単独討伐した例がある。

とは言え、戦闘タイプの<超級>や準<超級>を除く<マスター>達にとっても決して楽に倒せる相手ではなく、仮に準<超級>であっても複数体を相手にした場合はやられることもある程度には強い。

状態異常

<Infinite Dendrogram>におけるステータス異常の数々。
大別して病毒系・精神系・傷痍系・制限系・呪怨系の五種類に分類され、攻撃・スキル・アイテムの効果などによって発生する。
尚、ティアンの病毒知識に関する認識も此れに準じている。
一部、<エンブリオ>のスキルによる特殊な状態異常も存在する。
それぞれの詳細については該当項目を参照。

所属国家

<Infinite Dendrogram>には七大国家を始めとして幾つもの国家が存在していて、多くの<マスター>はそれらの何処かの国家に所属し、その国のランキングに載るようになる。
 
始めに七大国家の中から一つを選んで所属し、その後は所属国家を変更する場合は出国手続きを、新たに所属する場合は所属手続きを行う模様。
無論、<マスター>は自由であり、出国手続きをせずに別の国に行くこともできるため、中には気に入った国家に所属したまま、他の国を旅する人もいるが、西方三国とカルディナ、カルディナと黄河帝国、大陸と天地などいくつかの国家間には、過酷な環境や強力なモンスターが出現するような場所があるため、<超級>のような極一部の強者以外は、それらの場所を通らないよう経路を工夫する必要がある。
 
例外的に指名手配されると問答無用でその国の所属とセーブポイントが取り消され、全ての国で指名手配になってしまうと、まず何処の国にも所属できずにセーブポイントも使えなくなってしまう。

ジョブ

ジョブクリスタルを通じて<アーキタイプ・システム>から人間範疇生物(<マスター>・ティアン)に与えられるリソース用の器。
下級職・上級職・超級職の3種類がある。

  • 下級職
    人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が1人当たり6つまで*58就くことのできる初心者ジョブ。
    就職条件は簡単なものがほとんどであるが、レベルの上限は50で、ステータス上昇値は少なく、取得可能ジョブスキルも汎用スキルやその系統のジョブスキルの中で基本的なものが多い。
    稀に、取得可能ジョブスキルが特殊であるなどの理由で、就職条件が下級職にしては難しいレアジョブもある。
  • 上級職
    人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が1人当たり2つまで*59就くことができる上級者ジョブ。
    下級職よりも就職条件が難しいものがほとんどであるが、レベルの上限は100で、ステータス上昇値は下級職よりも高く*60、取得可能ジョブスキルも玄人向けのものが多い。
    【大死霊】や【鬼武者】等『人間』から種族が変更されるジョブもあり、種族特性で『人間』より優れた能力を得るが変更後の種族によって『人間』の時にはなかったデメリットも当然発生する。
    種類も豊富で、同じ下級職から複数の上級職へと派生していくものも多く、中には複数の下級職が必要な混合職や、通常の上級職よりも就職条件の難しいレア上級職も存在する。
    超級職に就いている極一部以外の人にとっては成長限界でもある。
    種類については該当項目?を参照。
  • 超級職
    該当項目を参照。

ジョブスキル

ジョブに就くことによって習得できるスキル。
大きく“通常スキル” “固有スキル” “奥義”の3つに分かれている。
習得したジョブスキルは必ずしも全てを使用できるわけではなく、メインジョブと互換性があるスキルのみが使用できる*61
尚、ジョブリセットを行うとそのジョブの分のステータスと同様に消えるため、ジョブリセットを繰り返してジョブスキルを集めることはできない。

《審獣眼》

センススキルの一種だが天然物も存在する。
天然物は非常に珍しく魔王商店のオーナーが今まで3人しか見たことがないと発言している*62)。
モンスターに関係するスキルだが詳細は不明であり、魔王商店のオーナーいわく天然の審獣眼が発覚すると<マスター>でも非常に危険な模様。

神造ダンジョン

全部で9つある管理AIが造り上げたダンジョンの事。
所謂RPGにおける『隠しダンジョン』に相当する難易度を持つ。*63
深層は超級職でも厳しい難易度である反面、アイテムも期待できる。
実際、深層階ではMVP特典武具や貴重な古代兵器などもドロップする。(但し古代兵器の類は管理AI9号(マッドハッター)の怠慢が原因で本来の仕様ではない)
<墓標迷宮>と“監獄”のもの以外は、先代管理者が作り上げた【魔王】就職用ダンジョンに被せて作られている。

<神造ダンジョンリスト>
アルター王国:<墓標迷宮>
ドライフ皇国:<淫魔の宮>
カルディナ:<貧富の墳墓>*64
レジェンダリア:<飢餓の山脈>・<悋気の水底>・<安寧の流刑地>*65
天地:<修羅の奈落>
所在地不定:<優越の天空城>
“監獄”:名称なし

黄河帝国とグランバロアには基本的に神造ダンジョンはない

侵略国家アドラスター

六百年前、【覇王】ロクフェル・アドラスターが一代で築いた巨大国家。
現在のレジェンダリアを除く大陸西部と、現在のカルディナがある大陸中央部を全て支配していた。
 
【覇王】の封印後、大陸中央部はいくつもの都市国家に戻り、それらの連合体としてカルディナが建国され、大陸西部の北側は先々期文明の信奉者がドライフ皇国を建国し、首都であった“業都”周辺である大陸西部の中央はいくつもの都市国家が乱立していたが、【聖剣王】アズライトによって統一され、アルター王国が建国され、現在にいたっている。

神話級モンスター

モンスターの強さを示すランクの一つ。

伝説級モンスターよりも遥かに強いモンスターで、HPが数百万、STR・AGI・ENDの合計が10万を越えるくらいのステータスが基準となる模様。
その強さは伝説級<UBM>を凌ぐ程*66であるため、基本的にティアンの超級職では単独討伐はほぼ不可能で、準<超級>であってもかなり厳しい。

しかし、伝説級モンスター同様、神話級<UBM>には到底及ばない。

斥候(スカウト)

斥候系統下級職。レイの四つ目のジョブ。
汎用下級職であり、《看破》や《殺気感知》などの汎用スキルが習得できる。

レイは、【復讐乙女 ネメシス】が第四形態に進化したことで新しく手に入れた固有スキル《追撃者は水鏡より来たる》を有効活用するために、汎用スキル《看破》を求めて就いた。

上級職と超級職は不明。

スキルレベル

ジョブスキルのレベルのこと。
基本的には、下級職で5まで、上級職で10までであるが、装備補正や装備スキルなどで10を超える場合やそもそもレベルがないスキルなどもある。

ステータス

HP(体力)・MP(魔力)・SP(技力)・STR(筋力)・AGI(速度)・END(耐久力)・DEX(器用)・LUC(幸運)の8つがある。
 
HP:ダメージを受けると減少、基本的に0になると死亡する。
MP:魔法系スキル・魔力を使用するスキルで消費、魔法の威力や効果・精神系状態異常耐性に関与、少なくなると精神的な疲れがくる。
SP:身体強化系スキル・剣技などの技系スキルで消費する。
STR:純粋な筋力で、攻撃力・攻撃スキルの威力などに関与する。STRが10倍になるとパワーは10倍になる。なお、アクティブスキル等で攻撃力が上昇した場合は攻撃力=STRとはならない。
AGI:純粋な動く速度と思考速度にも関与し、高いと周りがゆっくりと見える。特殊な計算式でAGIから実際の速度を割り出しているため、AGIが10倍になっても実際の速度が10倍になるわけではない。1万を超えると超音速で動くことができるようになる*67。また、AGIと思考速度の関係性も等倍ではない*68
END:防御力・防御系スキルの効果・傷痍系状態異常への耐性などに関与する。高いとナイフなどが皮膚で止まる。END以下のSTRの攻撃に対し吹っ飛ばされにくくなることも。
DEX:生産系スキルなどの特定のスキルの効果・遠距離武器スキルや一部の近接武器スキルの判定・<マジンギア>の動作に関するスキルの判定などに関与する。
LUC:アイテムドロップ率・特定のスキルの効果に関与する。普段は余り重要でないため、一部のジョブ以外では基本的に上昇しない。
 
STRとAGIが高いと日常生活に支障が出るため、多くの人は日常用ステータスと戦闘用ステータスとを無意識の内に切り替えている。

初期(合計レベル0の時の)ステータスはHPが100前後で、それ以外は10~20程度。特化型上級職一つで、HP・MP・SPは1万、それ以外は1000*69で、特化型超級職ではレベルにもよるが、HP・MP・SPは数十万、それ以外は1万~2万にもなる。*70

超級(スペリオル)

<超級エンブリオ>及びそれを持つ<マスター>のこと。単に<超級>と言う場合は、全てこれを指す。
決して、“超級職”についている人のことではないので注意。*71
間違える読者が多数……

超級職(スペリオルジョブ)

全ての人間範疇生物(<マスター>・ティアン)が就くことのできる万を越えるジョブの中で、極一握りの者しか成れぬ頂点。人の身の限界すらも“超えた”力。
本来、人間範疇生物(<マスター>・ティアン)の成長限界は合計レベル500であるが、その限界を突破させる外付けのリソース用の器。
 
各超級職に就ける者は先着1名だけで、1つの超級職に複数の人が同時に就くことはできない。
レベルの上限がなく、ステータス上昇値も上級職の比ではなく*72、反則じみた強力な固有スキルや奥義を持つ。
就くためには複数ある難解な条件を制覇し、試練(就職クエスト)を達成する必要がある。*73
その前提条件すらもが解明されていないものがほとんどのため、ロストジョブになっているものも多く、今もいくつもの超級職*74が条件を達成されるのを待っていると言われている。
種類については該当項目?を参照。

スペリオル・メタル

超級金属。先々期文明時代の不出世の大天才【錬金王】レオナルド・フィリップスによって創られた金属で、神話級金属(ヒヒイロカネ)を超える世界最硬の金属。
どれくらいの硬度かと言うと、神話級金属(ヒヒイロカネ)を一撃で破壊してしまうほどの超STRを持つ【獣王】をして、壊すには幾度となく殴り続ける必要があるほど。
また、最高の硬度だけでなく熱量変化の完全耐性と魔法攻撃の完全耐性を持つ世界最強の金属。
 
レオナルド・フィリップスが自身の作品の『最高』、後の<SUBM>【一騎当千 グレイテスト・ワン】の作成に使用したが、【獣王】と【冥王】の超級武具使用時に現れるもの以外、現在は遺っているか不明。
【魂売】の“改人”に似たような色合い・耐熱の金属が使用されている個体がいる。

聖剣姫(セイクリッド・プリンセス)

アルター王国の特殊超級職。アルティミア・A・アルターのメインジョブ。
特殊超級職のうち、“血筋”と先天的な“適性”の両方に由来するものの一つ。
一度“血統”が途絶えて、ロストジョブとなったが、アズライトの“血統”に適合したため、復活した。
 
今代の【聖剣姫】であるアルティミアはかつての【聖剣王】アズライト・アルターに匹敵する適性を持っていたため、生まれた時から【聖剣姫】に就いていた。
詳細は該当項目を参照。

【聖剣王】の時代

“三強時代”が終わり、絶対者の【覇王】が封印されたため、【覇王】が支配していた大陸西方は、長命種族が治める南部、先々期文明の信奉者が集まった北部、数々の都市国家が群雄割拠する中央に分かれていた。
そんな中、一介の牧童であったアズライト【元始聖剣 アルター】?を発見し、【聖剣王】となり様々な冒険を繰り広げて、都市国家群を統一し、先代【邪神】を討伐してアルター王国を建国した時代。

聖属性

三大属性に属さない属性の一つ。
対アンデッド特化属性で、アンデッドや悪質なもの等を浄化する概念的属性だが、強力なものは熱エネルギーを発する事があるようであり、地面を融かした事がある。
主に【聖騎士】や【司祭】等が使用する。

聖女(セイント)

アルター王国の特殊超級職。ゼクス・ヴュルフェルのもう一つのメインジョブ。
特殊超級職のうち、“血筋”のみに由来するものの一つ。
詳細は該当項目を参照。

セーブポイント

七大国家の大きな都市などに存在する<マスター>専用の復活・ログイン地点。
都市の真ん中の広場などに設定されている場合が多い。
実態は管理AI5号(キャタピラー)が作製、設置する環境整備用マーカー。
 
<マスター>はログアウト時に『次のログイン地点を現在地にするか、(最新の)セーブポイントにするか』を選ぶことができ、その時にセーブポイントを選択するか、デスペナルティになるかすると再ログイン時にそこからスタートする。

セーブポイントはいくつでも設定でき、一度設定したセーブポイントは取り消すことができない(する必要もない)ため、普通は必ず何処か一カ所は設定されているが、指名手配になった場合、その国家、又は全ての国家でセーブポイントが使えなくなり、その状態でデスペナルティになると、次にログインするのは“監獄”となる。
 
また、ジョブリセットやメインジョブとサブジョブの入れ替えなどを行うことができるため、ティアンが全く使用しないわけではないが、通常ティアンは特別な理由でもない限り、ジョブリセットを行うことはないため、メインジョブとサブジョブの入れ替えにしか使用せず*75、使用頻度を考えると<マスター>専用と言っても間違いではない。

<セフィロト>

カルディナのクランランキングトップクラン。
カルディナ所属の九人の<超級>と非<超級>のオーナーの計十人で構成されており、世界最強と目されるクラン。
カルディナという国自体がバックについたカルディナ議会直下の最高戦力でもあり、国際問題にもなりかねないクエストを<セフィロト>が行う際は、予めカルディナの議長であるラ・プラス・ファンタズマの裁可を得る必要がある等制約もある。
各々のメンバーがカルディナに於ける特権を与えられている。
巨大な戦力を持つ兵器【レインボゥ】?を所有している。
概要及びメンバーの詳細については該当項目を参照。

無将軍(ゼロ・ジェネラル)

無人兵器指揮能力特化型超級職。ギフテッド・バルバロスのメインジョブ。
他の【~将軍】と同様、ステータス上昇値はそれほど高くなく*76、配下の数を揃え、それらを強化し、連携して戦う典型的な広域制圧型のジョブ。
工場で生産された無人兵器を指揮するため、生産された無人兵器によって様々な戦闘方法が可能となるが、先々期文明崩壊後、完全な無人兵器を製造する技術が失われたため、長らくロストジョブだった。
 
ギフテッド・バルバロスの場合、幼いころに偶然手に入れた神話級特典武具によって、自然の石や木を材料に“人形(無人兵器)”を生産することができたため、就くことができた。自然物から“人形(無人兵器)”を生み出すという性質上、広域制圧型としては非常にコストが軽く、何処でも素早く軍勢を展開することができ、1000体以上の“人形(無人兵器)”を強化し、的確に操作することで準<超級>にも匹敵するほどの戦闘力を有している。
ただ、特典武具によって生産される“人形(無人兵器)”は特別な一点物以外はバリエーションに乏しいため、対策を立てられやすく、同一手段で倒されまくるという本来の【無将軍】にはない欠点が生じている。

【全身骨格】

素材アイテムの分類の一つ。
MVP特典として【全身骨格】が出る場合、何らかの理由でMVP特典のリソース内に<UBM>のステータスなどが収まり切らなかった場合*77に出ることが多い模様。
 
厳密に言えば「ティアンの白骨死体」もシステム分類上では此れに該当する。*78

センススキル

適正を持つジョブに就いた場合に習得でき、素人でもスキルレベルに応じて“正しい動き”*79をある程度アシストしてくれるスキル。
プレイヤーが現実から“持参した”技術とセンスにより代用可能なスキルでもある。
あくまで、当人の才能を引き出すアシストをするものであるため、当人にその分野の才能が皆無であればたいした意味を持たず、才能を持つ人の方がより効果を発揮する。
《絵画》、《料理》、《審獣眼》、《推理》、《格闘技》などのスキルが該当。
ちなみに、フラグマンの製造能力もそれ用のスキルによるものでなく、スキルに依存しない自身の技術とセンスによるもの。

先々期文明

約二千年前に、“化身”(先期文明)に滅ぼされた文明。
名工フラグマンに代表されるように、現在よりも魔法技術や科学技術などが優れていたり、全てのジョブの詳細情報が載った“完全リスト”が存在し、<終焉(ゲームオーバー)>すらも討伐した<Infinite Dendrogram>の世界で最も栄えた文明。
今でも時々、遺跡の中から当時の遺物(オーバーテクノロジー)が発見される。
詳細は該当項目を参照。

<戦争結界>

戦争開始時に戦争当事国の国家元首が、同意の上である仕組みを起動させて張る結界。
ティアンの間では<戦の契約>として知られている。
連続使用可能時間は、1ヶ月(現実時間で1日)が限度で、発動と同時に戦争当事国の領土と<Infinite Dendrogram>全体に以下の三つの仕様を施す。
 
①<マスター>の戦争当事国でのログイン制限
戦争中は国境を目印に結界が展開され、各国のランキングで30位以内の者以外の<マスター>は締め出される。<戦争結界>の起動時に国内にいたとしても、強制的にログアウトとなる。
ただし、クランランキングに入ったクランに<戦争>期間中だけでも属していれば、弾かれることはなくなる。
同時に、<戦争>当事国以外のランカーの<マスター>も、戦争当事国に入ることができる。
この仕様により、国家に所属していない<マスター>や、<IF>のような国際指名手配されている<マスター>も当事国ではログインすることができないため犯罪の防止にも役立っている。
 
②内部時間の増大
通常、<Infinite Dendrogram>内部はリアルの3倍の時間で経過するが、<戦争>中は30倍に加速される。
これは<Infinite Dendrogram>全体に適用されるので、<戦争>当事国以外の<マスター>にとってはボーナスタイムに近いものであるが、<戦争結界>の連続使用可能時間の問題で、デスペナルティになれば、<戦争>中には再ログインできない。
 
③勝利条件
起動の際に両国は勝利条件と要求を提示する。
勝利条件を先に達成した方の勝利であり、敗れた側は相手の提示した要求を呑まなければならない。
この契約は、最高クラスの【契約書】を上回るものであり、反故にすれば戦争で全土を滅ぼされるよりも惨い結果が待つと言われているため、リアルの戦争よりも騙しや反故が少なく、真っ向勝負になることが多い。
尚、この勝利条件はお互いに同程度の難易度の条件を提示しなければならない。
ちなみに、一方が「<戦争結界>を途中で解除してしまった場合」も自動的に相手側の勝利となる。そのため、真っ当な勝利条件と<戦争結界>の解除*80の両方を狙うこともありえる模様。
 
先々期文明以前の歴史は管理AI(“化身”)によって抹消されたため、記録に残っている国家間戦争は基本的にこの結界が使われている模様。
現在でも基本的には使われているが、事実上の戦争行為であっても、不死身の<マスター>の性質を最大限生かした国家的テロなど、使われないこともあるが、そうした行為には争いの泥沼化の恐れがある*81ため滅多に起こらない。*82

戦闘技術

戦闘に関するあらゆる技術のこと。
いくつかの理由で<マスター>よりも圧倒的にティアンの方が優れていることが非常に多い。

①戦闘技術は、才能と長期間に及ぶ訓練と実戦なくしては進歩せず、元々戦闘というものと縁遠い現実(リアル)で生きている<マスター>は、<Infinite Dendrogram>開始後に訓練や実戦を行っても、たった四年半程度では、人生の大部分を戦闘技術を磨くことに邁進しているティアンには到底及ばない。

②<エンブリオ>の保有スキルやステータス補正により同合計レベルのティアンよりも強く、不死性(デスペナルティ)があるため命の危機がなく、結果として命を顧みない無茶なレベル上げが可能な<マスター>は、ティアンよりも簡単に強くなるため、わざわざ戦闘技術を必死に磨く必要性が薄い。
 
例外的に【抜刀神】のように、熟練ティアンや達人ティアンに匹敵する戦闘技術を持つ<マスター>や、【破壊王】や【武神】のように、達人ティアンを遥に超えた超絶戦闘技術を持つ<マスター>もいる。

戦闘スタイル

  • 個人戦闘型
    戦闘スタイルの一つ。
    <マスター>・ティアンを問わず、多くの人がこの戦闘スタイルであり、周りの状況などに適応しやすく、安定している。
    一対一の近接戦闘において、最も効果を発揮する。
    ただ、敵が広域制圧型で、防衛戦という条件下では、『個人戦闘型は生き残るが、防衛対象は広域制圧型によって制圧される』という結果になることが多い。
  • 広域制圧型
    戦闘スタイルの一つ。
    幾千幾万の戦力を用いて敵拠点を制圧するタイプと、大多数を個別に制圧できる手段を持つタイプ*83の二つに分けられる。
    【~将軍】の多くはこの戦闘スタイルである。
    この戦闘スタイルは、広域殲滅型とは相性が良くないが、侵略戦において最も効果を発揮し、その条件下では個人戦闘型にも勝利することが多い。
    個人戦闘型と広域殲滅型よりも多数の護衛対象を守ることにも優れている。
    欠点として、他の戦闘スタイルよりも準備に時間がかかったり、コストが嵩んだりすることが多い。
  • 広域殲滅型
    戦闘スタイルの一つ。
    広範囲を高火力で攻撃し、一人で幾千幾万の敵を殲滅する。
    多数を制圧できるタイプの広域制圧型との違いは、個別に敵を認識して攻撃し、必ずしも殺す必要がない広域制圧型に対し、広域殲滅型は敵味方関係なく、攻撃範囲内を圧倒的火力で攻撃し*84、最低でも4万~5万の敵を瞬く間に殺し尽くすことが可能である点。
    この性質からレベルが上がり易く、メインジョブのレベル1000オーバーの人の多くはこの戦闘スタイルである。
    特に広域制圧型との相性が良いが、他の戦闘スタイルとも大概相性が良い。
    欠点として、あまりに攻撃範囲が広いため、街中など、壊してはいけない建物や守らなければならない人々が多い場合では、満足に力を振るえないことが多い。
    基本的に被害の大小はあるにせよ、戦闘の結果、環境担当である管理AI5号(キャタピラー)を困らせるケースが多い。

専門ギルド

各ジョブごとに所属するギルド。ジョブクエストを受注する。
中には、【女衒】のようにギルドに所属しないと違法扱いのジョブもある。

全裸

ネタ装備としてMMOなどでよく見られるチョイスだが<Infinite Dendrogram>においては殆ど居ない。
何故なら「ティアンの治安維持組織に逮捕されてしまう」という現実的な理由があるからである。

呪術師(ソーサラー)

呪術師系統下級職。レイの五つ目のジョブ。
相手や物を呪う呪術を扱うだけでなく、呪いそのものに耐性を持つことができる。

レイは無銘の斧を扱うために呪いへの耐性を得る目的で就いたが、無銘の斧の反動は呪いとは無関係であることが判明し、特に意味はなくなっている。

上級職は不明、超級職は【呪術王】。

た行

体当たり

<Infinite Dendrogram>では、特に対応スキル等がなくとも普通の体当たりでダメージが発生する。*85
その為、戦闘職の体当たりは非戦闘職にとって致命傷に繋がるのでよく前を見て高速機動をしましょう。

第一次騎鋼戦争

本編開始時点の約半年(現実時間で二ヶ月)ほど前、現実時間で2045年の1月(新春)に起こった、<Infinite Dendrogram>サービス開始後初*86の<戦争結界>を用いた国家間の対外戦争。
機械国家ドライフ皇国による騎士国家アルター王国への侵攻戦争。
二人の<超級>*87を筆頭に、<マスター>を主戦力とするドライフ軍の攻撃を受け、アルター王国では、国王や超級職であった近衛騎士団長と宮廷魔術師を始めとする国の主要人物の多くが戦死し、騎士や兵士にも甚大な被害を出した。
なお、戦争終盤に起きたカルディナの牽制を兼ねた皇国侵攻によりドライフ軍が撤退したため、王都陥落までには至らず、現在は休戦状態にある。
侵攻ルートには軍事拠点に隣接するカルチェラタン伯爵領ではなく、【三極竜 グローリア】事件で市民が全滅した無人地帯が選ばれ、結果として人的被害こそなかったものの、アルター王国の全領土の三分の一が失われている。

伏姫(ダウン・プリンセス)

野伏系統超級職。狼桜のメインジョブ。
奇襲能力に特化していて、一撃目の威力を極限まで高めている。ステータス傾向は不明だが、【奇襲王】よりは高い。
野伏初撃必殺理論が流行っていた時には多くの人が、この超級職を求めたが、【救命のブローチ】が数多く出回るようになった現在では、奇襲による一撃必殺などほぼ不可能になっている。
 
狼桜の場合、自身の<エンブリオ>がモンスターの髏頭を素材にした鎧を纏い、奇襲が失敗した後も戦闘できるため、「奇襲によって、とりあえず【救命のブローチ】を壊しておいて、後は正面切って戦う」という戦闘スタイルを取っているが、相乗効果は特にないため、シナジーとしては微妙である。

超音速機動

AGIにして、1万以上の速度による移動のこと。
人間がこの速度になるには、基本的にAGI型の超級職に就いている必要がある。

ちなみに、AGI5000~1万未満を亜音速、10万以上を超々音速という模様。

<超級殺し>

殺し屋ロールPK、【絶影】マリー・アドラーの通り名。
非<超級>でありながら、【疫病王】(<超級>)をソロで倒した唯一の<マスター>。
尚、殺しの依頼は<マスター>専門の為に指名手配はされていない。

超万能型

<Infinite Dendrogram>には、あらゆる能力・特性を有する人間範疇生物(<マスター>・ティアン)非人間範疇生物(モンスター)・<エンブリオ>が存在するため、たとえ自身がどれだけ格上だとしても、相性によっては格下相手にあっさり負けてしまうこともある。
そのため、あらゆる能力や状況に対応できる「万能型」は非常に有効となるが、就けるジョブの数*88・保有できる(使用できる)スキルの種類と数・装備できるアイテムの数・<エンブリオ>のリソース等に制限があるため、ほとんどの場合は、中途半端な強さの器用貧乏で終わってしまう。
しかし、高い応用性を持った<超級エンブリオ>以上の<エンブリオ>やジョブとの組み合わせにより、強さ*89と高い万能性を兼ね備えた「超万能型」とも言うべき存在もいる。
 
「超万能型」には大きく分けて『一つの要素・能力を極めて多くのことができるようになったタイプ』と『複数の要素・能力を相手や状況にあわせて使い分けたり、組み合わせたりするタイプ』の二種類存在する。
 
前者には「『空間』に対して万能の【無限空間 マクロコスモス】」「『大気・空気』に対して万能の<エンブリオ>を持つゼタ」などが居り、後者には「『あらゆる人のステータス・スキル・(第三形態までの)<エンブリオ>をコピーし、自在に使用する<エンブリオ>』を持つゼクス・ヴュルフェル」「『HP・MP・ENDの高い、耐久型魔法職【尸解仙】』と『物理攻撃力・AGI補正に特化しながら、超遠距離攻撃と空間跳躍攻撃ができる<エンブリオ>』を持つ迅羽」などがいる。
 
勿論、全ての相手・能力に完全に対応することはできないため、どんな相手とも有利に戦えるとは限らず、相性最悪の相手が居ることもある。
また、同系統で能力を特化させた相手には基本的なスキルの出力で負けることもある。

【地竜王】事件

昔、ある巨大国家の王が不老長寿を望み、『【地竜王】が万病に聞く奇跡の果実を保有している』という伝説を信じ、無謀にも【地竜王 マザードラグランド】?に手を出した結果、その後、<厳冬山脈>から神話級<UBM>である【金竜王 ドラグメタル】?の他複数の【竜王】に加え、純竜だけでも数万体規模のドラゴンの軍団が攻めてきて、現在のカルディナの北半分くらいにあった巨大国家が滅んだという歴史的大事件。
その後、地竜軍は大陸南部にも侵攻したが、ある村に到達する直前、『最高』?によって【金竜王】と千体の純竜が殲滅されたのきっかけに進軍は止まり、事件は終息した。
それ以降、ドラゴンの王国を築いている【天竜王 ドラグへイヴン】?【地竜王 マザードラグランド】?、怪鳥の王国を築いている【彗星神鳥 ツングースカ】?に手を出すことはどの国家でも法律で禁じられるようになった模様。

地竜種のドラゴンと怪鳥種

地竜種のドラゴンと怪鳥種は、故郷である<厳冬山脈>において、少ない食料を巡って常日頃から争いが堪えない。
それに加えて、歴史上、何度も種族間の生存闘争を行っている*90
そのため、種族的に決して相容れなく、協力することはまずない。
 
<厳冬山脈>には、地竜種最強の<イレギュラー>である【地竜王 マザードラグランド】?と怪鳥種最強の神話級<UBM>【彗星神鳥 ツングースカ】?が住んでいることも彼らの争いの要因になってもいる。

ティアン

この世界の人間範疇生物の内、<エンブリオ>を持たないもの。
<マスター>とは異なり、死んでしまえばそれで終わりで、文字通り<Infinite Dendrogram>の世界で生きている。
個々人に適性と才能による限界が存在し、適性のないジョブには就けず、就職可能なジョブの数が上級職2つ・下級職6つよりも少なかったり、どれだけ経験値を稼いでもレベル上限までレベルが上がらなかったりする。
 
<エンブリオ>が無いため、<エンブリオ>によるステータス補正と固有スキルを持つ<マスター>の方が基本的には強いが、「<エンブリオ>なし・ステータスが同じくらい」だと<マスター>を圧倒する程の戦闘技術を持つことが多く*91、超級職に就いている場合は上級<マスター>とは比べられない強さを持つ。
特殊超級職に就けるのは基本的に彼らだけで、その場合<超級>に匹敵する程の戦闘能力を持つ。

妖精女王(ティターニア)

レジェンダリアの特殊超級職。

詳細は該当項目を参照。

欲望(デザイア)

三人の【魔王】を始めとするレジェンダリアにて指名手配犯の<超級>六人が集まって結成された同盟(カルテル)
メンバーはいくつかの先住部族を従えて国内に縄張り(小国家)を形成して王として君臨し、レジェンダリアを舞台に縄張りを広げていく陣取りゲームをしている。
『相互不干渉』が唯一にして絶対のルールであるため、お互いの縄張りに手を出すことはしない。
他国の<マスター>達にはレジェンダリアに巣食う怪物と称されている。
概要及びメンバーの詳細については該当項目?を参照。

絶影(デス・シャドウ)

隠密系統超級職。マリー・アドラーのメインジョブ。
ステータスはAGIに、能力は隠蔽と対人戦闘に特化し、ある程度忍術なども使用することができる。
【暗殺王】との違いは、【暗殺王】がより暗殺に特化しているのに対し、より隠蔽に特化していること。
実際、奥義の《消ノ術》は隠蔽能力の極みとして、世界から消える完全なるステルス能力となっている。
 
マリー・アドラーの場合、自身の<エンブリオ>の能力が相手を殺すことに特化し、殺傷に関しては応用性に富むこともあり、“国絶やし(リージョン・ロスト)”と呼ばれた<超級>、【疫病王】キャンディ・カーネイジの討伐を達成した。

死兵(デス・ソルジャー)

死兵系統下級職。レイの三つ目のジョブ。
600年前には死刑囚に就かせる刑罰用のジョブとして扱われ、ステータスはほとんど上昇せず、ジョブスキルが死後も動くことができる汎用スキルの《ラスト・コマンド》のみで、更に戦闘系のジョブでありながら、他のジョブスキルは汎用スキル以外は使えないという欠点もある。
これらの欠点とジョブの歴史から<マスター>・ティアン共に取得を躊躇い汎用下級職*92なのにロストジョブに成りかけていたジョブだが、何故か最近はレイ以外にもこのジョブに就いた人がよく登場する。
上級職は【死騎】、超級職は不明。

<デス・ピリオド>

アルター王国クランランキング2位にして、<セフィロト>、<IF>に次ぐ、4人の<超級>が所属する西方三国最強のクラン。
クランオーナーはレイ・スターリング。

構成員等は該当項目?

亜竜(デミドラゴン)

ドラゴンの分類の一つ。おそらく純竜ではない下位のドラゴンのこと。
なお、単に【下位竜】を指す場合以外にも、其れとは別に『強さの強度』を表す場合もある。
特にモンスターの場合、下位竜は【○○亜竜(~デミドラゴン)】、亜竜級相当のモンスターは【亜竜○○(デミドラグ~)】という名称で区別される。

転移

<Infinite Dendrogram>において、転移・瞬間移動・テレポートなどと呼ばれるものには非常に重いコストが必要になる*93ため、一般的な移動手段にはなっていない*94
そのため、移動は専ら徒歩や騎獣、馬車等が一般的である。
<エンブリオ>の固有スキルや一部ジョブスキルにも無いわけでは無いが、距離が少しでも伸びると指数関数的にコストが重くなっていったり、あらかじめコストを掛けて、そのスキル用に準備をする必要が出てくるため、使い勝手は良くない。
例外的に、【星天到達 テナガアシナガ】の必殺スキルでは、手足のみという条件の元、距離無制限の瞬間移動が可能。
ちなみに、何故か自然の魔法現象としては良く起こる。

天災児

常人離れした“才能”を持ち、その道の専門の人と比べても、飛び抜けた実力を誇る子供達。なお、本人の性格や気質はあまり考慮しない。
ティアンの場合、特殊超級職の前兆であることや将来的に超級職に就くような人物であることも多い。

<天災児リスト>
ミリアーヌ・グランドリア
エリザベート・S・アルター
迅羽
カシミヤ
ローガン・ゴッドハルト
エミリー・キリングストン
蒼龍人越
テレジア・C・アルター

<元・天災児リスト>
椋鳥修一
アルティミア・A・アルター
クラウディア・L・ドライフ
バロア
ロクフェル・アドラスター
黄龍人外
インテグラ・セドナ・クラリース

伝説級モンスター

モンスターの強さを示すランクの一つ。

純竜級よりも明らかに強いモンスターに対してつけられたランクで、HPは数十万、STR・AGI・ENDの内二つ以上が1万を越えるくらいのステータスが基準となる。

逸話級<UBM>はその個体によって強さがバラバラで、強さの尺度としては適していないため、伝説級という区分をされているだけなので、伝説級とは言っているが、伝説級<UBM>と同格というわけでは決してなく、精々逸話級<UBM>に匹敵するか少し上回る程度の強さである。
そのため、超級職のティアンや準<超級>であれば、単独討伐が可能である。

DIN(デンドログラム・インフォメーション・ネットワーク)

国境なき情報屋集団、要はブン屋。
世界中に支部があり、<Infinite Dendrogram>中の情報を集めて提供している。
家庭にお役立ち情報から、<マスター>向けの情報やジョブの情報、果ては国家機密などに到るまで、ありとあらゆる情報を扱う。
各国の上層部にも“ファン”がいて、『情報を力』とするならば、<セフィロト>をも超える世界最強の組織。*95
世界中自由に移動できる<マスター>を雇い各地へ派遣している。
社長はティアンの男女の双子で通称「双子社長」。若く見えるがレジェンダリア出身の長命種のためかなりの歳ではある(ということになっている)。
 
気になることや知りたいことがあれば、まずここを訪れてみよう!

盗賊クラン

金品の収奪を目的とした犯罪者クラン。
その対象は<マスター>のみならず、ティアンも含める為に大抵は指名手配されている。

特殊超級職

各々が【勇者】を中心とした明確な役割(ロール)を持っていて、“努力”や“才能”で就ける通常の超級職と異なり、運命的な要素、特に“血筋”や“特別な適性”などが条件にあるため、<マスター>には就けず、基本的にティアンオンリー*96で、ジョブリセットにより消すことができない。
戦闘スタイル、在り方ともに特殊*97であるが、その戦闘能力は準<超級>をも凌駕し、中には戦闘タイプの<超級>に匹敵する者もいたりと実に高い。基本的に最終奥義を持っているらしく、<終焉(ゲームオーバー)>に対抗する役割を持つ模様。
種類について該当項目?を参照。

特典武具

<UBM>討伐MVPに贈られる本人にアジャストした譲渡・売却不可能アイテム。*98
基本的には元の<UBM>の保有スキルを劣化させた装備スキルと高い装備補正が付く『装備品』がドロップする。*99
例外としてMVP特典がコストとして素材を使用できる場合*100や身近に加工できる人間がいるときなどは【完全遺骸】や【全身骨格】等の素材アイテムになる場合もある。
 
貴重で強力なアイテムであり、持っているだけで切り札とも成り得るが、「元々<UBM>は稀少で、遭遇することは滅多にないのに、<超級>達、絶対強者が作業のように何体も<UBM>を討伐してしまうため、殊更<UBM>と遭遇することができない」「<UBM>は強力で、遭遇できたとしても、討伐することができない」「かなり上手くいって、討伐できたとしてもMVPになれない」などの理由でティアンはもちろん、一般の<マスター>でも持っていることは稀である。
超級職や準<超級>でも持っていないのが普通、仮に持っていても1~2つが精々で、<超級>であっても、1つも持っていない人もいるほど。

詳細は該当項目?を参照。

龍帝(ドラゴニック・エンペラー)

黄河帝国の特殊超級職。蒼龍人越のメインジョブ。
黄河帝国が保有する人界の<イレギュラー>。
古龍人の“血”を引く者の中から選ばれ、選ばれた者は“産まれつき”このジョブに就いている。
そのモノは人間ではないため、余人が後天的にどうこうできるモノではない。
詳細は該当項目を参照。
 
代々の継承者は、そのステータスと再生能力により<超級>に匹敵するほど戦闘能力が高かった。
先々代【龍帝】黄龍人外はその力に加え、無数の術法を極めていたため、その戦闘能力は桁違いで、神話級<UBM>では相手にならず、単独で<イレギュラー>すらも封印珠にしてしまったりと、現在の<超級>最上位クラス以上の戦闘力を誇り、寿命で死去する直前まで全盛期の状態であった模様。

ドラゴン

モンスターの種族の一つ。
翼があって空を飛ぶ“天竜種”、水中を移動する“海竜種”、地面を駆ける“地竜種”の三種族がある。*101
 
上位竜と下位竜を分ける純竜と亜竜、西洋型と東洋型を分ける【竜】と【龍】、純竜の一族の長である【竜王】、太古の“古龍”などいくつかの分類の仕方がある*102
 
余談だが、天竜種において畸形は禁忌に近く、【竜王】の子であっても仮に生まれれば即座に殺害することを強要され、逃がそうとすれば上位の【竜王】達に殺されることもあるほどである*103。 

ドロップアイテム

モンスターの死後、モンスターの死骸は消え、その後に残る、そのモンスター由来の素材や宝箱のこと。
<UBM>を討伐した時のMVP特典もこれに含まれる。
 
<マスター>・<エンブリオ>・<UBM>・ウインドウ同様、管理AIの干渉前には存在しなかったシステムで、本来はモンスターを討伐するとそのモンスターの保有するほぼ全てのリソースが経験値に変換され、あまりリソースを含まない死体がティアン同様残っていた。しかし、管理AIによって、そのモンスターの保有リソースの一部をドロップアイテムに変換したため、モンスター討伐時に取得できる経験値は大幅に減少した*104
 
野生のモンスターが他のモンスターを討伐すると食べ物がドロップするように管理AI3号(クイーン)によって調整されている*105

な行

天騎士(ナイト・オブ・セレスティアル)

騎士系統聖騎士派生超級職。
ステータスはHP・STR・ENDが高く、聖属性剣技を使い、対アンデッドに非常に優れているのに加え、回復魔法やダメージ軽減スキルなどもあるため、より長期戦に秀でている。
 
このジョブに就いていたティアンのラングレイ・グランドリアが死亡したため、現在は空位となっている。

堕天騎士(ナイト・オブ・フォールダウン)

騎士系統暗黒騎士派生超級職。ジュリエットのメインジョブ。
呪われた武具や呪いそのものを扱う【騎士】と【呪術師】の混合職である【暗黒騎士】派生の超級職で、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
ステータスはHP・STR・ENDが高いが、HPを消費するスキルが多く、あまり長期戦には向かない。
デメリット無く呪われた武具を使用できるようになるだけでなく、逆に呪われた武具を使用するとより性能を引き出すことのできるスキルと武具を呪うスキルによって、相手の武具使用を禁じ、自身の武具を強化して戦う。
 
ジュリエットの場合、自身の<エンブリオ>によって、空中移動・超音速機動・魔法攻撃ができ、特に闇属性魔法によってENDの高い相手にもコンスタントにダメージを与えられるようになるという、全環境対応型ビルドとなっている反面、MP消費が多くなり、元々のHP消費スキルと合わせてなおさら長期戦に向かず、決闘のような短期決戦に偏ることとなっている。

人間範疇生物

生物の分類の一つ。ティアンと<マスター>のこと。
特徴として、ジョブに就くことのできる。
そのため、どんな外見や姿をしていても、仮に種族が人間でなかったとしても、それは人間(亜人)であり、決してモンスターではない。
モンスターのことは非人間範疇生物という。
改人(イデア)”も一応ここに入る。

野伏初撃必殺理論

武士系統派生の一つである野伏系統のスキルを前提とした理論。
その内容は「初撃に最大効率のダメージを与え、一撃必殺を目指す」という分かり易いビルド。
しかし、<マスター>が増えていく中で、ボスモンスターのドロップで手に入る【救命のブローチ】が数多く市場に出回ることになり、ある程度以上の<マスター>が保険として【救命のブローチ】を装備するようになった為、一撃必殺が至難になった事で産廃ビルドの一つとなった*106

は行

ハイエンド

別名、才を持つ者。
才能に溢れ、ジョブの器の適性も限界も大きく、容易に達人の領域に達し、初めて持った武器で【~神】が即座に応えるような“あってはならない”ほど破格の才能を持つ。
先代管理者達にとって<無限職(インフィニット・ジョブ)>に到達する上で『最も見込みがある存在』であり、彼らが才能を発揮し、ハイエンドとして開花した時に<アーキタイプ・システム>は世界の情報を開示する。
数百年に一度程度現れるようで、現時点で判明しているのはロクフェル・アドラスター、クラウディア・L・ドライフの二人。
黄龍人外がこの枠組みから省かれる*107ことから、あくまでその才を持つティアンのみを指すと思われる。

女教皇(ハイプリエステス)

司祭系統超級職。扶桑月夜のメインジョブ。
ステータスはMP以外は低く、部位欠損や病気などをも一瞬で治す、超級の回復魔法を使い、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
就職条件は500レベル分を聖職者系のジョブのみで埋め、更に司祭職1000人分の推挙を必要とする。
かつての【教皇】が最終奥義《聖者の帰還(ウルファリア・エルトラーム)》によって神話級<UBM>と相打ちになったことで、アルター王国の国教になった。
 
扶桑月夜の場合、<超級エンブリオ>がデバフに特化しており、使い方次第では自身の被ダメージを大幅に減少させることができ、超級回復魔法と合わせれば、非戦闘職でありながら戦闘職の<超級>と耐久戦もある程度行うことができる。

蟲将軍(バグ・ジェネラル)

系統不明の超級職。
ステータスはそれほど高くなく、配下の魔蟲を強化し戦う、典型的な広域制圧型のジョブで、最終奥義が存在する数少ない超級職の一つ。
その最終奥義《一寸の虫にも五分の道連れ(イーブン・ア・ワーム・ウィル・バーン)》により死んだ魔蟲を強力な爆弾に変えることができ、【~将軍】共通の弱点である本人を先に狙われたとしても、固有スキルの《コロニー・フォー・ワン》によって、配下の魔蟲が尽きるまでは死ぬことはない。
 
エ・テルン・パレの場合、【魂売】の<超級エンブリオ>によって、改人【レジーナ・アピス・イデア】となり、亜竜級の2倍ものステータスを有する改人【アピス・イデア】を強化し率いることで、準<超級>に匹敵する戦闘力を誇っていた。
 
現在は、このジョブに就いていたティアンのエ・テルン・パレが死亡したため、空位となっている。

パッシブスキル

スキルの分類の一つ。常時発動していたり、発動条件を満たすと自動で発動するスキル。(自分の意思で発動することはできない)
MPやSPなどのコストを消費しない場合が多い。
一応、スキルをON・OFFにすることはでき、OFFにしていると発動しない。*108

聖騎士(パラディン)

騎士系統派生上級職。アルター王国固有ジョブの一つ。
レイが初めて就いたジョブ。
ステータスはHP・STR・ENDが上昇しやすく、聖属性剣技に回復魔法やダメージ軽減スキル、《聖別の銀光》や《グランドクロス》など強力なスキルを取得できる。
就職条件は結構厳しいが、それに見合った強力なジョブで、アルター王国騎士団の主力である。
下級職は【騎士】、超級職は【天騎士】。

汎用スキル

ジョブスキルの分類の一つ。
習得していてもメインジョブと互換性のあるスキルしか使用できない通常のジョブスキルとは異なり、習得していれば、メインジョブに関係なく使用できる*109スキルのこと。
文字通り全てのジョブで使用できる汎用スキルと、戦闘系のジョブであれば使用できる戦闘系汎用スキルなどいくつかに分類される。
汎用スキルの例:《鑑定眼》《看破》《乗馬》《騎乗》《危険察知》《真偽判定》など

PK(ピーケー)

プレイヤーキラー、つまり<マスター>を<マスター>が殺傷する行為全般。
<Infinite Dendrogram>世界において<マスター>は存在自体が例外規定なので
被害者・加害者が双方共に<マスター>である限り、犯罪行為には該当しない*110

PKクラン

対<マスター>戦を専門とするクランの事。
クランによって方針は様々だが、原則としてティアンを対象に含める事は無い。
金品の収奪を行う事もあるが、其れは飽く迄「ついで」である。

尚、<マスター>・ティアンを問わず襲う場合は盗賊クランと称される。

必殺スキル

<エンブリオ>に由来し、その<エンブリオ>の名称を冠する、<エンブリオ>最大最強のスキルのこと。
例外なくその<エンブリオ>の特性を発露した強力な効果を持つスキルになる*111
<上級エンブリオ>に進化した後、進化段階などに関係なく、どんな<エンブリオ>でも必ず覚える。
第七形態になってから覚える例もそれなりにあるが、進化と無関係に覚えることもあるため、第六形態進化時までに覚えなければ<超級>にならないと得られないというわけではない。
むしろ<超級エンブリオ>に進化した後に必殺スキルを覚えた人は、そこまでの進化スピードが必殺スキルゲットスピードを超えていたから間に合わなかったと言うべきとも*112
強力ではあっても、クールタイムやコストなどが重い場合が多く、気軽に使用することはできないため、切り札の一つになる場合が多い。
<エンブリオ>は自身のパーソナルから来ているので、必殺スキルが他人から見ればどれだけ危ういものでも自身は総じて納得するものを覚えるとされている。
大抵の場合、通常の固有スキルと同系統の必殺スキルの場合も、固有スキルが必殺スキルに進化したのではなく、下位互換の固有スキルを持っている模様。

人型<エンブリオ>の特性

メイデンやアポストルのみならず、その他の<エンブリオ>であっても、人に近い姿形容姿を持つ<エンブリオ>にはいくつかの特徴がある。
 
①食事の内容が異質
各々なんらかの食性があり、理由は設定されているが「特に意味はないもの」らしい。

②強い思いに呼応してより強力に進化
絶対とは言えないが、人に近い<エンブリオ>は、<マスター>の必要や強い思いに感化されて進化が定まるところがあるため、窮地を味わうほどそういった状況に抗える<エンブリオ>になりやすい模様。

ヒヒイロカネ

幻想金属の一つ。神話級金属とも。
極めて稀少且つ高性能な赤色の金属で、天地等が原産地。
END換算で数万という強度を持ち*113、融点が極めて高く*114、熱量で形を変えるのが困難であり、加工には超一流の職人による特殊な技法が必要となる*115
これを加工して作られた武器は(装備スキル等を除く)基本性能が神話級特典武具に匹敵するとされ、ティアンの超級職や準<超級>が切り札として持っていることが多い。
しかし、その超強度故に加工が極めて難しく、扱うことができる鍛冶師は鍛冶大国である天地にも5人といないと言われるほど*116
 
そんな高価で貴重な、更には強力な武具を生み出すことが可能なヒヒイロカネであるが、自身で神話級特典武具を手に入れることのできる極一部(<超級>)の人達によって、日用品の材料になっていたりと結構不憫な扱いを受けている模様。
【破壊王】や【獣王】にいたっては、ヒヒイロカネ製の武器でも超STRの影響で一回の使用の反動で壊れてしまうため、そもそも強度不足の扱い。

ビルド論

<Infinite Dendrogram>において、サービス開始後、初期から中期にかけて、最も多く議論され最盛期を迎えた、最強のジョブ構成論のこと。
当時は、常識を超えた力を持つ<超級エンブリオ>に進化した人もおらず、天井知らずの超級職もほとんどが<マスター>の手に入っていなかったため、最上位層は合計レベル500カンストと<上級エンブリオ>であった。そのため、この常識的な強さの探求が数多く行われた。
“ガードナー獣戦士理論”、“野伏初撃必殺理論”、“【ジェム】生成貯蔵連打理論”、“生贄MP特化理論”など数多くのビルドが議論され、実践された。
 
しかし、<超級エンブリオ>や超級職に就く人が出てきて、超級職の<マスター>とカンスト<マスター>との隔絶した差や、<超級>とそれ以外の人とのもっと絶対的な格の差が目立つようになり、ビルドを必死に考えて構築しても、<超級エンブリオ>や超級職のごり押しに敵わないことが明らかになり、ビルド論は衰退し、現在ではほとんど議論されていない。
勿論、現在でもビルド構成は勝敗を決める重要な要素ではあるが、それはあくまで<超級>同士や準<超級>同士、カンスト以下の<マスター>同士という同じ領域での話であり、上の領域の人にはごり押しでやられることに変わりはない*117
 
現在の主流は、「前衛なら、AGI型かEND型を選べ」「ある程度自身の<エンブリオ>にシナジーしたビルドにしろ」「それ以上ビルド構成を試行錯誤するくらいなら、超級職を取れ、<超級エンブリオ>に進化するよう祈れ、それで済む」である。

勇者(ヒーロー)

特殊超級職の一つ。勇者の役割(ロール)を持つ。
特に“血筋”などは関係なく、ティアンの中から選ばれる。ティアン限定の宝くじのようなもの。
剣も魔法も支援も使える器用貧乏ではない万能型超級職。総合性能では数ある超級職の中でもトップクラスの性能を誇る。
しかし【疫病王】には、会敵出来ぬまま一方的に敗北を喫した。

女衒(ピンプ)

女衒系統下級職。ルークが初めて就いたジョブ。
アルター王国では許可制で税金が非常に高い。*118
スキル特化であるため、ステータスはほとんど上がらないが、商人系スキルと女奴隷やメスモンスターを使役するスキルなどを取得することができる。
上級職は【亡八】、超級職は不明。

最終奥義(ファイナルブロウ)

特殊超級職や特定の超級職にのみ存在する奥義を超えた奥義。
発動条件や習得条件が非常に厳しく、また発動に伴うコストなども膨大で、何よりスキルを使うこと自体が死*119とほぼ同義という、文字通りの“最後”の切り札。

<最終奥義リスト>
【女教皇】の《聖者の帰還(ウルファリア・エルトラーム)
【破壊王】の《破界の鉄槌(ワールド・ブレイカー)
【狂王】の《ラスト・バーサーク》
【堕天騎士】の《ダーク・レクイエム》
【聖剣姫】の《■■切断》
【暗殺王】の《相死相殺》
【蟲将軍】の《一寸の虫にも五分の道連れ(イーブン・ア・ワーム・ウィル・バーン)
【炎王】の《超新星(スーパー・ノヴァ)
【超操縦士】の《マシン・ソウル》
【怠惰魔王】の《怠惰の終焉(ジ・エンド・オブ・スロウス)

輝麗愚民軍(フゥリーユーミンジュン)

黄河クランランキングトップクラン。クランオーナーは【舞姫】輝麗。
その実態は輝麗の姫サークルであり、絶対的な統率力を持つ所属人数最多の世界最大のクラン。
黄河決闘ランキングの三位から七位の<マスター>達で構成された、“五支将”と呼ばれる戦力を擁する。

武器スキル

ジョブに完全に依存した通常のジョブスキルとは異なり、特定の武器に適性のあるジョブをメインジョブとしてその武器を装備している時に使用可能な戦闘系汎用スキル。
武器系の【~神】の多くはこの分類のスキルに特化している模様。

服装

MMOにおいて装備の性能を最優先にして追求した結果、服装が凄い事になるのはよくあるが、この<Infinite Dendrogram>であっても例外ではなく奇妙な服装の<マスター>は多い。(特に、特典武具はデザインを選べないので、特典武具を数多く所持し、装備する<超級>などはちぐはぐな服装になりやすい傾向にある)
しかし、どれだけ奇抜な服装であろうと、ティアンからは「<マスター>だから仕方ない」と流されてしまう風潮であるため、<マスター>の異様な服装に言及される事は余り無い*120。(但し全裸は除く)

“物理最強”

ドライフ皇国の<超級>、【獣王】ベヘモットの通り名。
MP・SP・LUC以外のステータスの合計が一番高いことから、“物理”においてトップクラスの実力を誇る、“最強”の名を冠する<マスター>。
個人戦闘型と広域殲滅型のハイブリットであり、アルター王国・ドライフ皇国・レジェンダリアの西方三国最強と謡われ、実際、その戦闘力は<超級>の中でも飛び抜けていて、神話級<UBM>を複数回討伐しており、<SUBM>相手にも互角以上に戦うことができる。
 
<マスター>のベヘモットはレベルこそ異常に高いが、【獣王】のジョブ自体があまりステータスが上がらず、<エンブリオ>のステータス補正も皆無なため、HPが十万程度、STR・AGI・ENDが一万前後とレベルに比してステータスは低い。
しかし、<Infinite Dendrogram>最大のステータスを誇る<超級エンブリオ>の【怪獣女王 レヴィアタン】とかつて最強と謳われたセオリー“ガードナー獣戦士理論”によって最強の怪物となっている。
管理AI5号(キャタピラー)を困らせる加害者の一人。

煌帝(プリズム・エンペラー?)

煌騎兵系統超級職。
現在はロストジョブであり、詳細は不明だが、フラグマンと【水晶之調律者】達の計画に必要な模様。

煌玉騎(プリズム・キャバリア)

煌騎兵系統上級職。
就職条件に「合計レベル400以上」があるため、超級職に就いていないティアンであれば合計レベル401~500までの非常に高い才能がないと就けず、更に「<Infinite Dendrogram>全体で《煌玉権限》のスキルレベルの合計が5000以上*121」という自分の才能や努力だけではどうしようもない条件まであるため、上級職としては就職難易度のめちゃくちゃ高いレア上級職となっている。
後者の条件が達成されておらず、条件を知っているのが【大賢者】と【水晶之調律者】達に、【大賢者】に教えて貰ったレイのみで、一般にはジョブ名すらも不明であるため、ロストジョブとされている。
下級職は【煌騎兵】、超級職の【煌帝】はロストジョブ。

煌騎兵(プリズム・ライダー)

騎兵系統派生下級職。レイの二つ目のジョブ。
最近、アルター王国カルチェラタン伯爵領の<遺跡>で発見された元ロストジョブ。
煌玉獣に乗ることに特化していて、下級職にしては就職条件が厳しいが、特殊なジョブスキルを取得できる、いわゆるレアジョブ。
ステータス上昇値は基本的には満遍なく上がり、MPとAGIが少し多く上がるが、ステータス上昇値の合計は他の下級職と比べて特に高いわけではない。
同<遺跡>で、【量産型煌玉馬・セカンドモデル】の設計図と生産工場が見つかったため、アルター王国騎士団員を始め、このジョブに就く者が増加中。
上級職の【煌玉騎】と超級職の【煌帝】はロストジョブ。

魔将軍(ヘル・ジェネラル)

?系統悪魔騎士派生超級職。ローガン・ゴッドハルトのメインジョブ。
ステータスはそれほど高くなく、大量の悪魔を召喚しバフスキルで強化して戦わせる典型的な広域制圧型のジョブ。
召喚師系と【~将軍】の要素が混ざったジョブで、悪魔召喚にはMP・SPではなくアイテムや生物のリソースを変換したポイントを使用する。
大量のポイントを使うことで伝説級悪魔を召喚でき、神話級特典武具を捧げれば神話級悪魔すら召喚することができる。
しかし召喚する悪魔の性能の割に消費するポイントが非常に重く、STR・END・AGIを上昇させるバフスキルも20%しか上昇できないため使い勝手は非常に悪い。
 
ローガンの場合、自身の<超級エンブリオ>の必殺スキルによって獲得ポイント・召喚数・召喚時間・ステータス*122を10倍にすることで亜竜一体で亜竜級悪魔を二千体召喚でき、更に召喚時間やステータスは弄れないが、獲得ポイント10倍により、伝説級悪魔も結構容易に召喚でき、本来なら神話級特典武具を捧げなければ召喚出来ない神話級悪魔も逸話級以上の特典武具で召喚することができる。
また、STR・END・AGIを20%上昇のバフスキルを200%上昇に変えることで神話級<UBM>に匹敵するまでに神話級悪魔を強化することができる。
ただ、当人の性格・戦法・戦闘技術の乏しさ・他人を見下す姿勢などのせいで<超級>の中で最弱の部類とされ、一部準<超級>にすら負けてしまう。
現在は【盗賊王】から与えられたジョブプランによって戦法は非常に強力になっている模様。

変態の国

主にレジェンダリアの事を指す。
所属<マスター>の比率は『常人50%・性癖を隠した変態40%・性癖を隠さない変態10%』である。
さらに討伐・クラン・決闘の各ランキングトップが全て変態で埋め尽くされている。*123
尚、レジェンダリアではバイセクシャル程度なら常人に分類されるので上記比率は参考値程度でしかない。

冒険者ギルド

各ジョブの専門ギルドとは異なり、討伐・護衛・収集・雑事など多岐にわたる依頼の斡旋所。*124
登録してギルドカードを受け取れば、どんなジョブであっても<マスター>・ティアンを問わずに依頼(ギルドクエスト)を受注できる。
但し「ログアウト中の<マスター>の行方」等、プレイヤーのリアル側に抵触する依頼は受理されない。

ま行

<マジンギア>

ドライフ皇国の主力戦闘兵器。正式名称は<魔法と歯車(マジック・アンド・ギア)>。
戦車型(タンク)の<ガイスト>と機械式甲冑(パワードスーツ)の<マーシャル>の二種類が存在するほか、発展形として人型機動兵器の<マーシャルⅡ>が開発されている。
ドライフ皇国の主力兵器であるが、実はカルディナを通して他国の裏ルートにも流出しているが当然価格は高騰する。
概要及び各機種の詳細については該当項目を参照。

<マスター>

この世界の人間範疇生物の内、<エンブリオ>を持つもの。
特殊超級職と【~神】以外の全てのジョブに適性を持ち、不死身であるが、頻繁に“別の世界”にその身を飛ばされてしまう。
 
…と言う設定でログインログアウトを世界観として表しているとされる。
その『滞在期間不明』と言う特性の為に通常は国家の要職に就く事が難しい。
上記理由によりジョブクエスト等も「<マスター>用」でなければ受けられない。
 
以上がゲームとしての<Infinite Dendrogram>世界観におけるプレイヤー(<マスター>)の設定である。*125
 
ログアウトやデスペナルティ時には、<マスター>が所持するアイテム類はデスドロップ以外の所有権があるものは同時に消え、再ログイン時に自身のアイテムボックス内等に現れる*126
ティアンとは異なり、特殊超級職と【~神】以外の全てのジョブに対する適性を持ち絶対に合計レベル500カンストできるようになっている。
 
<Infinite Dendrogram>サービス開始一年半(デンドロ時間で四年半)が経過した現在では、全部で一千万人以上存在し、諸々の理由で同時に存在(ログイン)しているのは数十万人以上いると言われるが、サービス開始前にも少数ながら存在していたらしく、謎が残っていた。
実際のところは<Infinite Dendrogram>開始以前、管理AI13号(チェシャ)が<マスター>の存在周知活動などの一環として、様々なアバターを使い分け<マスター>を演じていたことに起因している模様。
 
余談だが、七大国家ではティアンが左手の甲へ紋章を施すことや、「自分は<マスター>である」と偽証することは法律で禁じられており、違反者には極刑に代表される厳罰が科される。
<マスター>には<エンブリオ>によって特殊な力を持つ者が多く、<マスター>を騙って脅迫などの悪事に手を染める者が多かったためにできた制度である模様。

尸解仙(マスター・キョンシー)

道士+僵尸系統超級職。迅羽のメインジョブ。
道士系統と僵尸系統の混合超級職で、符による強力な火属性の超級魔法を使用する耐久型魔法職。ステータスはHP・MP・END以外はあまり上がらない。
「アンデットである僵尸(キョンシー)が厳しい修業の末、仙人となった」という設定から、アンデッドの長所は持っているが、炎や聖属性に弱いなどの短所*127は無くなっている模様。
 
迅羽の場合、自身の<超級エンブリオ>のステータス補正がAGI(+STR)に特化しているため、結果として、HP・MPは数十万、END・AGIは一万以上、STRは数千だが<超級エンブリオ>の装備攻撃力が高いため実質一万以上に魔法も使える、という器用超万能型となっている。

闘牛士(マタドール)

闘士系統派生下級職。
相手の攻撃を回避するほどにステータスが上昇する。
上級職と超級職は不明。
 
余談だが、実際に興行としての闘牛は特に行われていない。

殺人姫(マーダー・プリンセス)

系統無し超級職。エミリー・キリングストンのメインジョブ。
ステータス上昇値はかなり低いが、“自身が殺害した人間範疇生物(<マスター>・ティアン)の数と同じだけ全ステータスが上昇する”奥義《屍山血河》によって、全ステータスが最低1万以上になる、STR型・AGI型・END型のハイブリット超級職である。
就職条件に「近接武器で1万人以上の人間範疇生物(<マスター>・ティアン)を殺害する」という異常なものがある。
これを満たすためには、現在の<マスター>の人数*128や強さなどから、<マスター>のみを狙ってもまず達成できず、結局ティアンを殺すほかないが、ティアンの場合は就く前に普通に討伐され、<マスター>の場合もティアンを殺せば指名手配を受けることとなり、大抵は他の<マスター>が組んだ討伐パーティーなどに討伐され監獄に送られることになるので、就くことは非常に難しい。
 
エミリー・キリングストンの場合、自身の<超級エンブリオ>が生存能力に特化し、実質的に“不死身”に限りなく近いため、ティアンをいくら殺しても誰も討伐できず、3万6000人以上の人間範疇生物(<マスター>・ティアン)を殺し、全ステータス4万前後というHP・MP・SP以外はそれぞれの特化型超級職以上の非常に高いステータスを保持している。

“魔法最強”

カルディナの<超級>、【地神】ファトゥムの通り名。
 
人間範疇生物(<マスター>・ティアン)は愚か、<UBM>も含めた全非人間範疇生物(モンスター)を入れた“現在<Infinite Dendrogram>に存在する全存在”の中で最大のMPを持ち、最低でも億単位のMPを有し、“魔法”において最強の実力を誇る、“最強”の名を冠する<マスター>。
 
<セフィロト>の九人の<超級>の中でも頭一つ突き抜けた戦闘力を誇り、七大国家最強の広域殲滅型であり、個人戦闘型とのハイブリットでもある。その戦闘力は<超級>の中でも飛び抜けている。
管理AI5号(キャタピラー)を困らせる加害者の一人。

みたらし

椋鳥玲二の通称、あるいは彼の特性。
姉や兄の影響で、無自覚のうちに相手の心に触れるような発言をし、さらに言葉だけでなく行動で示す。
熱くなればなるだけ、よりクリティカルな発言をする。
()んな()()()」「()さかいなく()()()」のどちらかの略だと思われる。
なお、本人は「別にみたらし団子を頻繁に食べていた記憶はないんだが……」と言及している。

魔術師(メイジ)

魔術師系統下級職。
多くの国家で就くことのできる魔法職の基本職で、ステータスはMPに特化していて、上級職には派生が多く、一属性に特化したものやあらゆる魔法を使える汎用性が高い代わりに弱い魔法しか使用できないものに分かれる。

<魔術師系統派生上級職リスト>
賢者(ワイズマン)】(汎用魔法職)
紅蓮術師(パイロマンサー)】(火属性特化魔法職)
蒼海術師(ハイドロマンサー)】(水属性特化魔法職)
翆風術師(エアロマンサー)】(風属性特化魔法職)
黒土術師(ランドマンサー)】(土属性特化魔法職)
白氷術師(ヘイルマンサー)】(氷属性特化魔法職)

メインジョブレベル1000オーバー

レベルアップに必要な経験値の量は、メインジョブのレベルに依存し、無論レベルが高くなればなるほど、レベルアップに必要な経験値の量は増えていく。
特に、メインジョブレベル500までとメインジョブレベル501~1000では、レベルアップに必要な経験値の量が後者が前者の数十倍以上と、メインジョブレベル500を超えると一気に増えるため、メインジョブレベルが1000を超える人は、誰しも何処か頭がおかしい狩り方をしている。
ちなみにモンスターを狩るよりも、ティアンを殺した方が経験値効率は非常に良い。*129

<メインジョブレベル1000オーバーリスト(現在)>
【破壊王】シュウ・スターリング
【地神】ファトゥム
【獣王】ベヘモット
【犯罪王】ゼクス・ヴュルフェル
【疫病王】キャンディ・カーネイジ
【龍帝】蒼龍人越?

<メインジョブレベル1000オーバーリスト(過去)>
【龍帝】黄龍人外
【大賢者】フラグマン?
【聖剣王】アズライト・アルター
【覇王】ロクフェル・アドラスター*130
【龍帝】紅龍人超

メテル

<Infinite Dendrogram>内の長さの単位。
1メテル=1メートル。

<モヒカン・リーグ>

モヒカンの、モヒカンによる、モヒカンのためのクラン。
オーナー(総長)はモヒカン・オメガ*131
クラン参加条件は「髪型がモヒカンである」事だけで、名前は条件にされていないので、名前もモヒカンなのは稀。
各国に支部がある珍しい形態のクランで、言動に世紀末感が漂うが基本的に「いいひと」が多く所属する善良なクランである。
各国に支部があるため、数々の事件に巻き込まれることが多くなり、彼らの善行に反して、世紀末の雑魚キャラのようにやられることが多い。
クランに入る場合はモヒカンにする必要があるため、一度ツルッぱにしてから、モヒカンラインに髪の毛を生やすポーションを塗る模様。

尚、モヒカン全てがこのクラン所属、という訳でもない為、モヒカンだからといって信用するのは考え物である。

モンスター

非人間範疇生物のこと。
<Infinite Dendrogram>の世界において独自の生態系を構築し、中央大陸の国々をはじめとする各地に様々な種族が生息している。
人間範疇生物と異なり、ジョブに就くことはできず、レベルは基本的には100までで、Lv1~50を下級モンスター、Lv51~100を上級モンスターと呼ぶが、モンスターごとにレベルアップ時のステータス上昇値や習得スキルなどが全く異なるため、レベルだけで強さを判断することは必ずしもできるわけではない。*132
《魔物言語》《非人間範疇生物言語》などと呼ばれる独自の言語体系を持ち、それによってコミュニケーションを行うことができる模様。
 
本来はティアンと同様、死体が残り、保有リソースが全て経験値に変換されていたが、管理AIによって、ドロップアイテムの概念が追加されため、総じて取得経験値効率が悪くなった。
 
各個体ごとの詳細については該当項目?を参照。

や行

闇属性

三大属性に属さない属性の一つ。
対生物特化属性で、対物ダメージはほぼ皆無であり、物を壊すことは出来ないが、生物に対しては物理防御を半ば無視してダメージを与えることが出来る。呪いにも長け、武具を呪いの武具にすることなども出来る。
結界や天敵である光、魔法防御を纏えば威力を減衰・防御することは可能。

融合スキル

ガードナー系列に多く発現し易い<エンブリオ>の固有スキルの分類の一つであり、文字通り<マスター>と<エンブリオ>が一つに重なるスキル。*133
融合前にある程度のチャージ時間が必要であり、効果を発揮するまでにタイムラグが生じる等、リスクが重めだが、「<マスター>狙い」と言うガードナー系列共通の弱点を克服出来る事が最大の強みである。

<UBM>

<UBM>担当の管理AI4号(ジャバウォック)によってデザイン、あるいは認定された、“世界に一体しか存在しない”特別なボスモンスターの総称。
ユニーク(Unique)ボス(Boss)モンスター(Monster)の略。
例外なく特異の固有能力や高い戦闘力を有する、ある意味ではモンスター側の<マスター>と言ってもいい存在で、<マスター>・<エンブリオ>・ウインドウ・ドロップアイテムなどと同様に、管理AIの干渉前には存在していなかったシステム。
超級(スペリオル)神話級(マイソロジー)古代伝説級(エンシェントレジェンダリー)伝説級(レジェンダリー)逸話級(エピソード)の五段階の等級があり、特に超級<UBM>は<SUBM>と区別される。

詳細は該当項目?を参照。

ら行

ランキング

七大国家に所属する<マスター>・ティアンの中で、定められた基準を満たした上位者が載るもの。
討伐・決闘・クランの三種のランキングがあり、上位三十名までが自身のメインジョブと共に名をランキングに載せる*134
ランキングは数ヶ月に一度更新され、<マスター>のランカーは<戦争結界>発動中も発動国家内にログインできる。

  • 討伐ランキング
    自身が討伐したモンスターに個別に与えられたポイントの合計で順位が決まる。
    ボスモンスターや<UBM>などの強力なモンスターを少数討伐するよりも、上級の通常モンスターを大量に討伐した方が効率が良いため、上位ランカーは広域殲滅型が多い。
  • 決闘ランキング
    決闘施設での勝敗によって順位が決まる。
    三十位以内のランカーは基本的に自由に上の順位の相手と試合ができるが、三位以内の順位のランカーには一つ下の順位でなければ挑戦できない。
    三十位以下の非ランカーは予選を勝ち抜くことで三十位への挑戦権が得られる。
    尚、挑戦された試合に出なかった場合不戦敗となる。
  • クランランキング
    クランメンバーが保有するクエスト成功報酬のポイントの合計で順位が決まる。
    そのため、クランメンバーの人数が多いほど順位が高くなりやすい。
    ランキングに名前やメインジョブが載るのはオーナーだけであるが、クランメンバー全員がランカー扱いとなる。

リソース

人間範疇生物(<マスター>・ティアン)のジョブ・モンスター・<UBM>・アイテム・<エンブリオ>・自然が保有する、ある種のエネルギー資源のこと。
様々な形でやり取りされ、そのため、<Infinite Dendrogram>における生命の営みはリソースの集中と分配・消費と増幅であると言え、以下の用途等に使用される模様。

  • モンスターを討伐すると、そのモンスターが保有するリソースはドロップアイテムと経験値に変換され、残りは管理AIに回収される。その後、リソースを失った肉体は光の塵となる。*135
  • 管理AI4号(ジャバウォック)が■■■■■というリソースをモンスターに与え、<UBM>を造る。
  • <UBM>が人間範疇生物(<マスター>・ティアン)に討伐された場合、■■■■■由来のリソースと通常のドロップアイテム分のリソースが特典武具となって、討伐者に与えられる。
  • <UBM>が<UBM>に撃破された場合は勝利した<UBM>が、通常の経験値だけでなく、■■■■■由来のリソースをも獲得し、強化される。
  • <マスター>を撃破すると、その<マスター>のアバターが保有するリソースは、一部が経験値に変換され、大部分を管理AIに回収されて、リソースを失ったアバターは光の塵となる。
  • ティアンを殺すと、そのティアンが保有するリソースのほぼ全てが経験値に変換される。そのため、同じ合計レベルの<マスター>とティアンでは獲得できる経験値がティアンの方が多くなる。
  • アイテムに含まれるリソースをコストとして、様々なスキルを起動する。

ちなみに、管理AIに回収されたリソースは、管理AI1号(アリス)が行う、『アバターから回収したリソースに加えて、経験値になって失われた分を補って、<マスター>のアバターを再構成する作業』や管理AI5号(キャタピラー)が行う、『環境の修復やセーブポイント周辺の環境改善する作業』などに使用される模様。

①ティアンの名前
黄河帝国では皇族男児以外がこの字を名乗る事は許されていない。*136
 
②東洋型のドラゴン
形が異なるが、他は西洋型の【竜】と同じく、“天竜種”・“地竜種”・“海竜種”の三種族いて、亜竜と純竜に分類されていて、一族の王は【竜王】である。

【竜王】

<UBM>の分類の一つ。純竜の中の一族の王の総称。
多くが【ハイエンド・○○・ドラゴン】が<UBM>に認定されてなる。
ドラゴン系<UBM>の約半数が【竜王】であるため、その強さはピンキリで、伝説級の個体から、神話級最高峰や【天竜王】?【地竜王】?【海竜王】?の三大竜王にいたっては<イレギュラー>であったりと“古龍”に匹敵する個体も存在している。
また、元の【ハイエンド・○○・ドラゴン】自体が伝説級モンスター以上の力を持っているので、それが<UBM>に認定された【竜王】には基本的には逸話級は存在しないが、【ハイエンド・○○・ドラゴン】でないドラゴンでも生まれつき特殊能力があったり、ジャバウォックにデザインされたりすると【竜王】となることがあり、その場合は逸話級<UBM>となる。
基本的に【○竜王 ドラグ○○】というネーミングで固定されている模様。*137

もちろん、【竜王】ではないドラゴン系の<UBM>にも【三極竜 グローリア】?のように強力な個体も存在するため、【竜王】でないからと言って決して弱い訳ではない。

リル

<Infinite Dendrogram>の共通通貨。
レートは1リル=10円ほどで、銀貨一枚が1000リルに相当する。
なお、キャラメイク時に貰えるスタート時点での所持金は5000リルである。
因みにモンスターが通貨を直接ドロップする事は無いので、基本的にはインフレの心配をする必要は無い。*138
世界中何処の国でも基本的に使用できるが、唯一“監獄”だけは『ジェイルリル』という別通貨が使用されている。

ルーキー

一般的に<Infinite Dendrogram>を始めたばかりの<マスター>のこと。
<エンブリオ>が第三形態以下の<下級エンブリオ>の<マスター>を指す。

魔王(ロード)

対応した神造ダンジョン(【魔王】就職用ダンジョン)をクリアすることが就職条件になっている超級職。
特別な血筋や才能を要求される特殊超級職の真逆の超級職であり、超級職に要求される様々な才能を無視した超級職。
【邪神】のプロトタイプとして作成されたため、七つの【魔王】各々が、【邪神】の持つ固有スキルや特性を七分割し、それぞれ変化・特化した能力を持つ模様。
その全てが最終奥義を有し、寿命の減少などの安全装置が先代管理者によってデメリットの一環として組み込まれている。
ちなみに、就職用ダンジョンは人間範疇生物がパーティを組むと難易度が桁違いに跳ね上がる仕様になっているため、ソロ攻略が基本。
現在【魔王】シリーズの超級職に就いているのはティアンの【強欲魔王】と<超級>である【怠惰魔王】【暴食魔王】【嫉妬魔王】であり、<超級>の【魔王】3名は全員レジェンダリアで指名手配されている。

<【魔王】の能力の元となった【邪神】の能力>
【怠惰魔王】:【邪神】の自然物の眷属化スキル《眷属変性》
【暴食魔王】:【邪神】の死者のリソース収集機能
【嫉妬魔王】:不明
【強欲魔王】:不明
【傲慢魔王】:不明
【憤怒魔王】:不明
【色欲魔王】:不明

怠惰魔王(ロード・アケディア)

系統無し超級職。ZZZのメインジョブ。
ステータスは数百万のHPとSP以外は低く、【生贄】のように自身では一切の戦闘行動*139が取れない。
【邪神】の持つオブジェクト(非生物・非モンスター)眷属(モンスター)化スキル《眷属変性》に似た能力である、固有スキル《奉仕種族(スラル)》によって【スラル(配下)】を生み出し、戦闘の全てを依存している。
最終奥義《怠惰の終焉(ジ・エンド・オブ・スロウス)》によって、戦闘行動の禁止が解除され、それまでに作成した全ての【スラル】の合計ステータスを持つ人外の怪物となるが、代償として最長でも一週間以内に死に至る。
 
ZZZの場合、【スラル】に戦闘だけでなく生活なども依存している。
また、<超級エンブリオ>の固有スキル等の使用は戦闘行動に含まれないため、眠っている限り無敵となり、【スラル】に【強制睡眠】の効果を与え、【睡眠】になり無防備となった相手を【スラル】で倒したり、相手を夢の世界に放り込み、スキルや装備品などに制限の掛かった相手を夢の中で倒している。
加えて<超級エンブリオ>の固有スキルである《夢の終わり》によって相手のMPとSPをほぼ全損させてほぼスキル使用不能状態に陥らせ、《怠惰の終焉》により【獣王】の最終形態に比するステータスを得て敵を撃滅する奥の手は世界屈指に極悪なコンボである模様。

暴食魔王(ロード・グラ)

系統無し超級職。ディス・サティスファクタリィのメインジョブ。
【邪神】の持つ死者のリソースを吸収する能力に似た固有スキルを持っている模様。

色欲魔王(ロード・ルクスリア?)

系統無し超級職。
【怠惰魔王】のような配下作成スキルを持っているが性質的には近いようで別物、部分的に真逆とのこと。

ロストジョブ

何かしらの要因で就職条件やジョブの存在自体が忘れ去られ、誰も就いていない状態となったジョブのこと*140
就職条件が不明な多くの超級職や血筋等が断絶した特殊超級職を始めとして、まだかなりの数が存在している模様。
 
現時点でロストジョブだと明言されているのは、
複数スキル特化型混合超級職の【聖焔騎】
詐欺師系統の超級職
鉄砲鍛冶系統の魔法式銃器を作成する派生職
煌騎兵系統の上級職【煌玉騎】、煌騎兵系統超級職【煌帝】
アクセサリー作成特化の超級職
カルディナの特殊超級職である【宝皇】
...など。
 
なお、【覇王】は(就職条件激ムズの)レア超級職であるが、当時の【覇王】が今も封印されているため、誰も就くことができず、一般には特殊超級職のロストジョブであるとされている。

わ行

  • 内容

英数・その他

RMT(リアルマネートレード)禁止法

作中時間2030年から世界的に施行されている法律で、ゲーム内の仮想通貨・資産と現実の通貨・資産の交換を一切禁止するという内容。
初代ダイブ型VRMMO<NEXT WORLD>の開発発表がされた後なので、一説には『第二の居住空間であるダイブ型VRMMO内での財産が、現実の経済にまで大きな影響を及ぼさないようにするため』だとも言われている。
<NEXT WORLD>は失敗したが<Infinite Dendrogram>は「第二の居住空間」として成功したためRMT禁止法の施行は正しかったという意見も多い。

STR極振り

ある意味MMOでは定番である、ネタと浪漫で構成される廃人ビルドの一つ。
しかし、<Infinite Dendrogram>においてはAGI値が『アバター自体の速度』に直接影響を与える仕様の為、前衛戦闘職であれば、敵の攻撃を避ける“AGI(敏捷)型ビルド”か、AGI型の連続攻撃に耐える“END(耐久)型ビルド”のどちらかが普通であり*141、もし“STR(筋力)型ビルド”であれば、攻撃を“当てられない”、敵の攻撃を“避けられない”、敵の攻撃を“耐えられない”の三重苦になる為に、基本的に<Infinite Dendrogram>においてSTR型ビルドを取る人はいない。
ただ、こういうものには常識を超えた例外がつきもので、リアルから持ってきた超絶戦闘技術によって、相手が超音速機動を行っても、無理矢理STR型ビルドで戦う人もいる*142

一億三千万リル

【破壊王】がノズ森林を焼き払った時の賠償金額。
尚、<超級>にとってはさほどの金額ではないらしい。

三十三億リル

【破壊王】のエンブリオ【戦神艦  バルドル】が対フランクリン戦で消費した弾薬のお値段。
ただし、これまでの“バルドルが一度の戦闘で使った金額ランキング”では五位にも入らない。

()

何らかの意味を含ませるときによく使われる。
例:聖騎士(),ヒロイン(),閣下()など

お約束

<Infinite Dendrogram>という作品にはいくつかのお約束が存在する。

  • シナリオにおいて重要度の高い人物以外の上級<マスター>・超級職のティアン・準<超級>は、<超級>や<UBM>のかませ犬
  • 劇中で《クリムゾン・スフィア》を使った人物の死亡率100%
  • 何か事件が起きる原因は大体フラなんとか*143のせい
  • はっきりと「破壊された、死亡した」と明言されていない、失われたモノ・行方不明の人物やモンスターは、誰かが持っている(処かで生きている)

第○部

シリーズの分類。
序章~第三章までが第一部ログイン編、第四章~現在までが第二部戦争編である。(外伝は除く)
現在の予定では、第三部諸国編(長期)、第四部最終A、第五部最終B、第六部最終C、と続いて行く模様。

デンドロ・コスト・イズ・パワーシステム

<Infinite Dendrogram>ではコストをそのまま自身の戦力に変換することができるジョブや<エンブリオ>が多数存在するため、生産系ジョブであっても弱いというわけではない。ということ。


*1 スキルとして取ることで技術を必要とせず一定の効果が発揮される
*2 スキルとして取ることで正しい動きを自然にできるようになる
*3 一説には『何処かの世界に存在する職業』を基準にジョブが構築されているらしく、リアルに存在している『相撲力士』や『整備士』、別の世界に存在している『煌騎兵』を元にしているとか
*4 個々の属性に特化した魔法系超級職の奥義も含める
*5 例外的に<神造ダンジョン>に出てくるものは、初めからアンデッドとして発生している
*6 洞窟等の日光の当たらない場所では普通に活動できる
*7 ティアンの場合はアンデッドへの変化は不可逆でジョブを外すと死亡してしまうが、<マスター>の場合はジョブを外しても単にデスペナするだけである
*8 ティアンの【生贄】レベル50でMPが約2万上昇する
*9 通常はログアウトした地点に再ログインするため、置いていかれる
*10 デスペナルティ後の復活は、七大国家のセーブポイントに復活し、指名手配で七大国家のセーブポイントが使えない人は“監獄”で復活
*11 ただし、その双方に合致するフランクリンに関しては「噛み合わない」として勧誘を放棄している
*12 ( ̄(エ) ̄)<……<IF>って「<エンブリオ>の使い方間違ってる<超級>」の救済所か何かクマ? (=ↀωↀ=)<救済所というか、教習所というか、矯正所というかそんな側面あるよね
*13 酒などと同じように国籍参照、日本人の場合は18歳以上か未満か
*14 【魅了】にはなる
*15 本来バフは、一つの対象にはどちらか一種類のものしか一度にバフを懸けることはできず、全体バフを複数重ねるか、単体バフを複数重ねるかのどちらかしかできない
*16 あくまで、前衛系超級職にしてはであり、前衛系上級職や【~将軍】などと比べれば普通に高い
*17 センススキルに関しては本人の技量によっては問題とならない場合もあるが
*18 無論、所有者が存在する建造物等を破壊すれば普通に罪に問われる
*19 《グラッジ・アンデッド・クリエイション》を独自に作り上げた【大死霊】のメイズなど
*20 簡単に言えば魔法というアプリを一からプログラムしたり一部改造するようなもの
*21 【天神】【地神】【海神】などの魔法スキル特化型超級職に関しては必須かどうかは不明
*22 100リル~10万リルの間であればいくらでも
*23 中身はアイテム担当の管理AI9号(マッドハッター)が吟味もせず適当にぶっこんでいる為に管理AI9号(マッドハッター)以外の管理AIが対処に困る危険物等も混入しているらしい
*24 兵器から家電まで様々
*25 「ステータスが落ちる」や「その<UBM>の特長や固有スキルの劣化」など
*26 <マスター>は、デスペナやログアウトによって、死体・血液を含む体液・その他<マスター>の身体に関係するものは完全消滅するため、【完全遺骸】は存在しない
*27 先々期文明から記憶を継いでいるリスト作成者のフラグマンや、【犯罪王】のように煌玉人を所有している人は例外
*28 有名な<マスター>がパパラッチ等をかわすために装備する場合を除く
*29 【冒険家】ギルドもある
*30 派遣人員は志願制
*31 一般的には死亡したとされている
*32 ステータスだけなら今代【獣王】に及ばないため、スキル等の何かの上乗せがあると推察される
*33 一時期は3000近く
*34 蘇生不可能なほどぐちゃぐちゃにする
*35 “難易度八”にもなると超級職の人が必要なレベル,“難易度十”にもなると<超級>でもきついレベル
*36 “難易度十”だけ例外で、クエストによって青天井に上昇し、最低でも10240ポイントを貰える
*37 主に『徘徊する<UBM>』や『放浪する<超級>』等の存在が信頼性を下げる要因として挙げられる
*38 ティアンも所属可能
*39 登録後、クランの名称変更は不可
*40 <マスター>、<エンブリオ>、<UBM>を含むモンスターなど
*41 七日七夜程度は飲まず食わずでも大丈夫
*42 現在の<UBM>の【竜王】ではなく、純粋にドラゴン達の王
*43 形状による分類である【竜】【龍】とは無関係だが、リアルの中国に伝わるような蛇に近い龍ではあったという
*44 特に地元である現在の天地・黄河付近に襲来した“石臼の化身”があんまりにもあんまりな仕様だったため、絶対に敵わないと確信する。他の“化身”だったら抵抗の一つもしたかもしれない
*45 黄河の歴史上、<蜃気楼>の香主一族以外に宮廷外に出たことはない
*46 勿論センススキルで十分に補える技能もあるが、センススキルは隠蔽・詐術系等のスキルで無効化されたり弱体化されたりするのに対し、リアル能力の場合はプレイヤー保護システムによって直接の影響を受けないため、完全なスキル頼りよりも自身で優れた技能を持つ方が良い場合も多い
*47 例外的に、【ハイエンド・○○・ドラゴン】のような、その種族の最上位種や<UBM>には種族の進化は存在しない
*48 そのため、<SUBM>や<イレギュラー>は異常な才能を持ち、経験値を稼いだことになる
*49 前衛戦闘系超級職に比べれば
*50 【抜刀神】などの純粋な才能と技量で到達する者の方が少ない
*51 単純な性能では先々期文明には届かないが、それに近い性能のアイテムが物凄い数あった模様
*52 <マスター>ならば、初ログインしてから
*53 秘匿されているため本人と管理AI以外の確認は不可
*54 おそらくは魔法系超級職の数十万を超えるMPと桁外れに強力な超級魔法の前には、カンスト魔法職の大魔法の連発程度では到底及ばないことが理由であろう
*55 一撃死の場合は回収できない
*56 Barbaroi(バルバロイ)Bad(バッド)Burn(バーン)、《ユニオン・ジャック》発動時のルークなどが該当する
*57 【竜王】ではないドラゴン系の<UBM>も存在する
*58 ティアンに関しては、当人の才能によっては6つよりも少ない場合もある
*59 ティアンに関しては、当人の才能によっては2つよりも少ない場合もある
*60 同系統のステータス特化の場合、レベル30ほどで下級職の上限を超える
*61 超級職の奥義(最終奥義含む)は特別なジョブでない限りそのジョブがメインジョブでないと使用できない
*62 ルーク、【傾国】、名称不明の人物(先代色欲魔王?
*63 他の“自然ダンジョン”と異なり、本来であれば破壊出来ない筈だが【破壊王】と【地神】の二人の戦闘には耐えられなかった模様。
*64 【破壊王】と【地神】の戦闘で破壊された神造ダンジョン、破壊前に制覇済み
*65 全て制覇済み
*66 古代伝説級<UBM>はかなり突き抜けているため、神話級モンスターと比べて、どちらが強いかは不明確
*67 1万以降は、計算式が単純化され、AGIが2倍になれば実際の速度も2倍になる
*68 AGIが10倍になっても思考速度が10倍にはならないという意味なのか、動く速度が2倍になる分AGIを上げても思考速度までは2倍にはならないという意味なのかは不明
*69 <マスター>の場合は<エンブリオ>のステータス補正があるので、1000~2500程度
*70 一部ステータスがおかしいのもいる
*71 第一章 Ordeal of Rookie 第一話 適職診断より
*72 同じステータスに特化した場合、上級職は30ほどで下級職の上限を超えるが、同じような形で超級職も上級職の上限を超える
*73 前提条件を達成すると試練(就職クエスト)の通知が来る。
*74 先々期文明時代には、全てのジョブが判明していて、その“完全リスト”と比べると、超級職は、まだ全体の六割弱しか見つかっていない模様
*75 しかも【ジョブクリスタル】を使用すれば場所を問わずメインジョブとサブジョブの入れ替えができる
*76 それでも前衛系上級職よりは高い
*77 【刃竜王 ドラグエッジ】の場合、“尾刀”が大幅にリソースを食ったため、鱗や筋肉などはMVP特典のリソース内に収まり切らず、出てこなかった模様
*78 <マスター>は、デスペナやログアウトによって、死体・血液を含む体液・その他<マスター>の身体に関係するものは完全消滅するため、【全身骨格】は存在しない
*79 武器の扱いや料理の動き、機械の整備方法など
*80 方法は不明
*81 <マスター>は死んで(デスペナルティになって)も3日後に復活し、再び戦闘に参加することができるため、敵味方お互いにティアンや戦場となった場所・当事国に甚大な被害をだしながら永遠と戦い続けることになりかねない
*82 実際、カルディナとグランバロア間の紛争は<戦争結界>が使われていないため、戦場付近の都市が壊滅する被害を出し、<超級>同士互いに死者を出しているにも関わらず、戦闘を続行し、終わりの見えない泥沼の地獄と化している
*83 あくまで制圧なので殺す必要はない
*84 ある程度はコントロールされたりもするが、基本的には無差別
*85 因みにレイの初瀕死原因でもある
*86 <Infinite Dendrogram>サービス開始後では初だが、開始前は普通にあった
*87 【獣王】と【魔将軍】のこと。【大教授】は当時はまだ準<超級>であった
*88 厳密には就ける超級職の数には制限はないが、実際は一人の人間が複数の超級職に就けることは非常に少なく、また就けたとしてもスキルを使用できるのはメインジョブと互換性のあるものだけなため、結局は似たような傾向のスキルを使うことになる
*89 <超級>クラス以上
*90 ドラゴンや上位種の怪鳥は、寿命が長く、その争いを覚えているものもいる模様
*91 【破壊王】や【武神】のように<マスター>でありながら熟達したティアンの多くを超える超絶技量を持つ一部例外もいるが
*92 【斥候】や【戦士】などと同じく他の多くのジョブでジョブスキルを使用できる下級職
*93 コスト関係無く転移できるのは、神造ダンジョンから脱出する時くらい
*94 第一章外伝でバビロンが「ルビエラはどうやって王都に帰るのー? テレポートジェムー?」と発言しているが、これは書籍版で竜車に修正された
*95 新聞社としては、各国にもっと大きなものもあるが、情報量では<DIN>が世界一
*96 例外的にゼクス・ヴュルフェルが【聖女】に就いている
*97 かなり尖ったものが多い
*98 但し「必要な物がアジャスト」されるのであって、必ずしも「欲しい物が出る」とは限らない
*99 アジャスト具合によっては装備スキル特化になり、装備補正が付かない場合もある
*100 生産職や【死霊術師】、<エンブリオ>のスキル等
*101 一部例外あり
*102 【龍】にも亜竜と純竜がいて、【龍】の一族の長も【竜王】
*103 他種族とのハーフも多い地竜種や海竜種は天竜種ほど気にしていない模様
*104 特にボスモンスターは通常のモンスターよりもリソースの大部分がドロップアイテムに割り振られているため、経験値効率が悪くなっている
*105 ドロップ変換機能を追加した際に調整ミスによって食料が落ちず素材ばかり落ち大量の肉食モンスターが死亡したため
*106 【伏姫】のように「初撃で【救命のブローチ】を壊せりゃ良いや」と考えを変え、現在も使い続けている者もいる
*107 【龍帝】に就いて生まれた故に除外されているが、次のハイエンド誕生が彼の誕生の数百年後だったため、本来彼がその時代のハイエンドだった模様
*108 中には、【記者】系統のスキル《ペンは剣よりも強し》のようにOFFにできないスキルも存在する
*109 使用できるだけで、習得できるわけではない
*110 「殺傷そのもの」は罪に問われないが、殺傷を続けたことによる社会的影響によっては犯罪者となることもある
*111 <上級エンブリオ>ではコストやクールタイムなどにもよるが、総合的に見れば超級職の奥義に匹敵するほど強力
*112 ただし、その速度は個々人の進化スピードと必殺スキル習得スピードの差であるため、他人との比較はできない(例:1年(リアル時間で4ヶ月)足らずの物凄い短期間で<超級エンブリオ>に進化したハンニャは第六形態の時には覚えていたが、<超級エンブリオ>に進化するまでに2年半(リアル時間で10ヶ月)以上かかったフィガロは<超級エンブリオ>に進化した後に覚えた)
*113 強度は製錬方法によってかなり変わり、低くなっている物でもEND換算で一万以上となる。
*114 戦闘中に融解したケースも【三極竜 グローリア】の極光ブレス、【輝竜王 ドラグフレア】の熱波、【炎王】の奥義、レイの【黒纏套 モノクローム】の熱光線、レイの無銘の斧の光熱エネルギーを受けた時など数えるほどで、あらゆるモノを蒸発させた【グローリア】の極光ブレスでさえ『蒸発』ではなく『融解』に留まった
*115 加工は純粋な鍛治技術に加え、金属操作魔法なども併用し時間をかけて行う模様
*116 アルター王国などには加工できる鍛冶師はいないが、加工できる彫金士はいる模様
*117 そのため、その境界を越えて上の領域の相手を倒したレイや【絶影】は異端であり、特に恐れられている
*118 女衒ギルドに所属して税金を払わないと犯罪者になってしまう
*119 <マスター>の場合はデスペナルティ
*120 それでも、何故かレイは服装から不審者や<UBM>に間違えられたり、衛兵などに呼び止められたり、ティアンの子供達から恐れられたりすることがよくある
*121 下級職の【煌騎兵】のレベル50をカンストしても《煌玉権限》のスキルレベルは1のままなため、単純計算で5000人以上の人が【煌騎兵】に就く必要がある
*122 LUC以外
*123 厳密に言えばレジェンダリアの決闘王者【超力士】は天然脳筋であり、結果的に変態と勘違いされているだけであるが
*124 冒険家系統の専門ギルドではないことに注意
*125 尚、ティアンに「ここはゲームの中である」と触れて回った場合『別世界に飛ばされて狂ってしまった可哀想な人』扱いされる
*126 特典武具など所有権の変更ができないアイテムの場合は、仮に物理的に奪われていても強制的に消滅し、所有者の下に戻る
*127 例外的に《聖別の銀光》には弱い
*128 現在の<マスター>の人数は同時にログインしているのは数十万人なため、現実的に一万人を殺すのは不可能である
*129 管理AIによってモンスターはドロップアイテム変換機能が組み込まれており、ドロップアイテムにリソースを取られているため。ティアンはこの機能が無く、ジョブに貯められたリソースがそのまま経験値に変換される。
*130 生きたまま封印されているので厳密には「現在」側だが、一般的には歴史上の偉人扱いなので
*131 見た目に反して<超級>でかなり強い模様
*132 例え同レベルでも、通常モンスターとボスモンスター、ましてや<UBM>では強さの差が天地ほども違う。また、通常モンスターの場合でもレベル上限に達したときに、才能ある個体なら進化、ないなら成長が止まるという分岐があるためなおさらである。
*133 <エンブリオ>によってはテイムモンスター等も一緒に融合する場合がある
*134 名前を載せないことも可能
*135 <UBM>やボスモンスター等は、特典武具やドロップアイテムにリソースが多く配分されているため、そのレベルや強さに反して、獲得できる経験値が少ない場合がある。
*136 <マスター>は例外
*137 ただし、知能の高い一部の個体などはそれとは別に真名という本来の名前を持っている。
*138 そもそもリルの流通には管理AI達が関与しているのだが
*139 素手や武器による攻撃や、物理・魔法問わない攻撃スキルの行使など
*140 あくまで就職条件が不明のジョブであるため、仮に誰も就いていないジョブであっても就職条件が判明しているものはロストジョブには含まれない
*141 前衛戦闘系超級職であれば、AGIかENDのどちらか、またはどちらもが少なくとも5000はある模様
*142 つまり今代【破壊王】のことである
*143 フランクリンorフラグマン