カルカノM1891

• パイソン及びPx4ストームの登場によって再評価を受ける。
  パッシブで何度もバフを与える点がパイソンと相性が良く、倍率の低さをパイソンがカバーしてくれる。
  本来なら腐りやすい会心率バフもPx4ストームと合わせることで腐りにくくなる。

• 編成例

  カルカノ姉	Px4ストーム
  パイソン	HG
  ディーラー

• 主なディーラー候補は以下
• カルカノM91_38
  • 非エリート絶対殺す妹。パイソン実装後のランキング戦は非エリート・高装甲の敵だらけなので八面六臂の大活躍が望める。
• IWS 2000、リー・エンフィールド
  • 言わずと知れた火力バフRF。
    エリート戦ではシノよりもこちらを採用することになるだろう。
    なお、IWS 2000を採用する場合は前衛HGはほぼM950A固定となる。
• M200
  • 狙撃RFとしては珍しくスキル時にクリティカルが発生するため、クリティカルバフを活かしやすい。
    他ディーラーと比べると回避0相手のDPSは劣るが、スキル中の攻撃は必中となるため夜戦での回避持ち相手では有用。
    カルカノ姉の陣形スキルによりスキルの攻撃回数が増える点も相性がいい。
    なお、スキル中は射速バフは無意味になるため、HG枠はグリズリーやGr Mk23といった火力バフ持ちを採用したい

• R93
  • 同一の敵に対しての攻撃により段階的に射速が向上する珍しい挙動をとるが、それ故に高体力のボス戦においてはIWS 2000に迫るDPSを叩きだす。
    アクティブスキルの発動無しで射速を確保する場合は17%以上の射速バフが必要で、HGはほぼM950A固定になる。
    しかし、条件さえ満たせば常時射速バフに加え火力UPによりダメージを伸ばす事が出来る。

• ぺこら
  • バフを5つ以上獲得するまで攻撃が出来ない特殊な挙動を持つRF。カノパイシステム+ぺこらのアクティブスキル+HGによる多重バフにより素早く攻撃を可能にする。
    常時シールド＆防御無視の攻撃+低確率でバフ解除という特殊なスキル構成によりミノタウロスに対し無類の強さを持つ。
    局地戦やランキング等、どうしてもミノタウロスを突破する必要がある場面での専用特化編成となる。

• HG枠はエル・クレアやM950Aが置かれることが多い。
  陣形バフ目当てに初期位置5番をパイソンにして、4番にFive-sevenやスチェッキンを配置する場合もあるが、この場合は戦闘開始直後に4番と5番を入れ替えるのが前提となる。
• 2018年11月のDeepDiveランキングマップ復刻イベント「虚数迷宮+」では複数の高得点プレイヤーが上述の編成を採用している。(一例,韓国語サイト,ネタバレ注意)

• 19世紀後半のイタリアは、前装式の旧式銃を後装式に改修したカルカノM1867を使用していたが、これは流石に無理があり、採用後わずか3年で近代的な金属薬莢を使用するベッテルリM1870が採用されていた。
  • このベッテルリM1870も煙や煤が多い黒色火薬を使用していたため、無煙火薬を使用する、より近代的なライフルとして1890年に開発されたのがM1891である。
• 動作方式はボルトアクション方式で、独特な安全装置の機構は「ファイアリング・ピンのスプリングにかかっている圧力を抜く」というもので、薬室に弾薬が残った状態で引き金を引いても暴発しないほどの非常に高い安全性を誇る。その反面、安全状態から射撃可能にするには再びファイアリング・ピンのスプリングに圧力をかけることになるので、必然的に安全装置を解除する方が強い力を必要とする。そのため、安全装置を外して構えてすぐ射撃といった即応性には大きく欠けている。
• その他にも暴発時のガスが射手に向かわないように排出するベントホールや、ストローク(引きしろ)の長い引き金など、射手の安全を特に重視した「使い手にとても優しく安全」な仕様となっていた。
  • また、小銃としては珍しく、銃口へ向かうに従って螺旋がきつくなっていく、ゲイン・ツイスト・ライフリングを採用している。
    • このライフリングでは弾頭が銃身内で加速しても角速度が等しいまま射出されるために、初速が向上したり、銃身の寿命を延長させたりといった効果がある。
    • 反面、ライフリングの加工には大きな手間がかかる上に、高い工作精度も要求される構造のため、小銃サイズの銃ではほとんど採用されていない。また、後に既存のM1891の銃身を切断して短銃身化した際には、射撃精度が落ちてしまう一因となった。
• 周辺国に比べて小口径で弱装の6.5x52mmカルカノ弾は、船型ながら先端が丸いラウンドノーズで、当時最先端の7.92x57mmマウザー弾などに比べて射程や威力の面で大きく劣っていたが、生産性に優れ携行弾数も多くできる事や低反動で扱いやすい為に、イタリアは長くこの弾薬を維持し続けた。
  • より強力な7.35x51mm弾が一度採用された後に6.5mm弾に戻されるなど、弾薬についての問題は最後まで解決しなかったが、これは貴族意識が色濃く残っていた軍上層部の保守的な気質と、イタリアが抱えていた工業力の遅れによる部分が大きい。
• 銃自体も時代遅れで貧弱な構造と言われがちだが、鹵獲された際に他の弾薬にあわせて薬室を削り容積を拡大した場合も問題なく動作しており、威力不足*1を指摘されて7.35x51mmの新弾薬を採用したカルカノM1938でも、ほぼ同じ機関部のままで不具合が出ていないなど、実際には非常に堅牢な小銃だった。
• 長期間に渡って使用された為にバリエーションも多く、イタリアから軍事的な援助を受けたバルカン半島・東欧諸国や、｢イ式小銃｣として輸入した日本、イタリア降伏後に装備を接収したドイツ、イタリアと戦って装備を鹵獲したギリシャやエチオピアなど、使用した国も多岐に渡っている。
  • 変わった物では、前述の様に7.92x57mmマウザー弾仕様に改造された物や、セミオート化した試作品も存在していた。
• 戦後のイタリアは主力ライフルを早々にリー・エンフィールドへ、次いでM1ガーランドやその改良型であるBM59へと切り替えたため、大量のM1891が退役して海外へと輸出された。
  • その多くは北米の民間市場へ輸出されたとされるが、地中海のど真ん中に位置するイタリアという地理条件から、北アフリカや中東といった地中海沿岸の紛争地帯にも多数のM1891が流出している。
    • 前述の通り堅牢な小銃だった為か、21世紀に入ってもリビア内戦での使用が確認されているという。

【過去ログ】