FF FNC

スピンオフ作品【ニューラルクラウド】では...
パティシエの「チョコ(CHOCO)」として登場する。
紹介でも何か食べており、食いしん坊というのは変わってないらしい。
所属は様々な分野におけるサービス用人形の多様化に尽力する「UAS(UNIVERSAL ANYTHING SERVICE)」。

ただし、初期から指揮官所属として明確に登場しているキャラであり、時系列とその他設定を考えると別個体の可能性が高い。
量産されている上にそれが元々チョコレート専門のパティシエ人形という点は統一されており、経歴も別人形だとしても矛盾はしない。
ただし、同型人形で少女タイプはチョコのみとも記載されている辺り同じ人形と示唆されているため、相当ひねくれた設定があるか（出荷前状態として復旧して別々になったとかその後同デザインの人形が作られたか）パラレル扱いの可能性もある。

また、ニューラルクラウドではチョコに拘っている上に非常事態の中でも一心不乱にチョコを作るほどの職人だが（同時に食べてもいる）、
本作ではお菓子なら大体何でも良さそうな上に、いくら職業が違うとはいえニューラルクラウドの様なお菓子作りの意欲が見られない違いがある。

• 世界４大アサルトライフル、FN FALの後継機にあたる。本来FALは.280口径の中間弾薬を使用する”フルオート射撃が可能な突撃銃”として開発されていた。しかし、アメリカのわがままなどによりNATO加盟国が標準とする弾薬の口径が機関銃や狙撃銃に最適化された7.62x54mmNATO弾に決まったため、FALが使う弾丸も想定外の大口径のものに変更を余儀なくされた。
  • それでもFALは削り出しの機関部と信頼性の高いファイアコントロールメカニズムによって、EM-2とは異なり弾種の変更には適合したものの、フルオート射撃においてほぼ使い物にならなくなってしまった。
• イギリスで採用された際には本来のフルオート射撃も可能な突撃銃としての役割を捨て、セミオート射撃での正確な射撃、威力と射程距離に特化した銃となる。セミオート射撃での命中精度はかなり良好で、NATOの正式な銃となり結果50ヶ国におよぶ多数の国々で活躍した。*3
  • 一応フルオート機能を生かした軽機関銃としての運用も試行されたが、ブレン等に及ばずすぐに廃れている。
• やがてベトナム戦争が1975年に終結すると、米軍のAR-15と5.56mm弾が「突撃銃」の有効性を証明したということで、NATO制式弾薬を5.56x45mmに変更する動きが活発化する。
  これをきっかけに、小銃開発は大口径から小口径へと移行することとなる。相変わらず横暴なのがアメリカ流。
• FN社では以前に米軍と共同で高性能5.56×45mm弾を使用する新型突撃銃としてFALをそのまま小型化したFN CALを開発していた。
  しかしCALはFALと比べ小口径弾を使用するにもかかわらず銃身の短縮によって反動や発射炎が大きく、また重く高価であることから採用されなかった。
  またFALのフルオートに関する悪評や中東戦争でエジプト軍が使用したAK-47に比べて信頼性や耐久性で劣るとみなされたことも、アフリカでシェアを持っていたFNにとって致命的であった。
• これらの反省からほぼ新規に再設計しAKを参考にしてロングストロークガスピストン方式を採用し各部を軽量化、ボルトアセンブリを簡略化してガスレギュレーターを強化し調節機能を備えるなどして反動を抑制、またこの時代のアサルトライフルの先端機能である3点バースト機構を採用*4、全長は1000mmを超えないことが求められた。
  こうして完成したFNCは重量3.840kg（カービン版は3.7 kg）全長はストックを伸ばした状態で997mm/ストックを畳んだ状態で766mm（カービン版では 911mm/667mm）であった。
  ストックは畳んだ状態のままでも射撃が可能であり、リアサイトはフリップ式で250mと400m、フロントサイトは比較的手前にあり照準線は短いがサイトの背が高く比較的見やすい。
  リアサイトには光学照準器用のアリ溝がある。またライフルグレネード用の折り畳み式サイトが標準装備されており、起こすとガスの循環が止まりシングルショットモードになる。
  これはボルトやレシーバーに過負荷がかかるのを防止するためである。フラッシュハイダーもライフルグレネード用のソケットを兼ねており、オプションなしでNATO規格のものを使用可能となっている。
• レシーバーはスチール・プレス、ロアレシーバーはアルミ合金の削り出しで、動作機構は戦術のAK系のロングストロークガスピストン2ラグロータリーボルトとFALと全く異なる機構を持つが、レシーバーとトリガー機構はFALの設計をそのまま引き継いだものである。
  • これは西側諸国にとって仮想敵であるAKの直系というべきものであり、外見上は全く異なるが機構上は直接的な親子関係にあるFN49とFAL姉妹関係とは好対照である。
    • AK系の弱点として動作機構が密閉されておらず、外部から砂や泥などのゴミが侵入しやすいという欠点があったが、FNCは独自のバネ付きダストカバーを設けることでこれを大幅に改善している。
• またこの時代のアサルトライフルの先端機能である3点バースト機構を持つ。これは新兵は特にフルオート射撃を多様する傾向があるが効果的に用いるためには十分な訓練が必要であったため、弾薬の節約と命中率の向上、反動による射手への負荷の軽減などが見込まれていた。
  • マガジンはFNのオリジナルマガジンと、M16と同じ構造のマガジンをそのまま使用できるようにしている。
    オリジナルのマガジンは弾丸を打ち尽くしたときに薬室を開いた状態で固定するホールドオープンができないため、M16互換のSTANAGマガジンのほうが主流である。
• FN社は自信をもって彼女を世に送り出したが、いざ販売を始めてみるとFALほどの成功を収められなかった。
  • FNCが販売を始める頃には、競合機種が多数存在していた。例えば、ガリルは4年前 、 翌年にはFA-MASやAUGが発売されている。各国の制式銃が完成する目処が既にたっていた時期に発売されたFNCはほとんど採用されることもなく、FN社がコルト社からM16の生産権を獲得したこともありひっそりと製造を終了した。
    • 最終的に制式採用はベルギー軍やインドネシア軍を含む数ヶ国にとどまった。ライセンス生産でスウェーデン軍がAk 5という形で採用している。
      しかし、FN社が本銃向けに開発した5.56mm弾「SS109」は、
      その後NATOの第二標準弾として採用され、現在においても5.56mmNATO弾として運用されている。
  • 米軍もM16シリーズもこの弾薬を使用できるA2に変更を余儀なくされた。

• 自衛隊の先代の制式アサルトライフル、89式5.56ｍｍ小銃とよく似ており、そのデザインに影響を与えたとも噂されている。
  • 基本的に89式5.56ｍｍ小銃は豊和工業でライセンス生産されていたAR-18のノウハウを生かしていると紹介されるが、
    ショートストロークピストン方式からFNCと同じロングストロークピストン式になっている為設計にあたって参考にされたかもしれない。
    • 80年代のAFV専門誌「PANZER」には、とある隊員から次期新型小銃はFNCであるという、なんとも今となっては微妙かつ憶測を呼びそうな記事が掲載されたことがあった。

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