ドールズフロントライン(ドルフロ)【少女前線】 Wiki*

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基本情報
コメント
製造・ドロップ報告用コメント

基本情報

基本情報
名前		Gr G3
ランク		★2
銃種		アサルトライフル
製造時間		02:50:00
CV		吉岡香織
イラスト		PHI
Lv.MAX時ステータス
HP	550(110×5)
火力	55	射速上限	120
命中	46	修復	8
回避	38	防御	0
射速	61	弾薬	-
SD

自己紹介
こんにちは、指揮官さん。G3と呼んでください。

入手方法
通常製造で入手通常戦役で救援して入手通常戦役で救援して入手 ▼以下の作戦にて救援可能 [通常0-1]準備運動, [通常0-2]裏面情報, [通常0-3]拠点防衛, [通常0-4]最終挑戦, [通常2-3]敵情調査, [通常2-4]資料収集, [通常2-5]追加依頼, [通常2-6]作戦終了, [緊急2-1]戦地サンプルⅠ, [緊急2-2]戦地サンプルⅡ, [緊急2-3]戦地サンプルⅢ, [緊急2-4]戦地サンプルⅣ, [通常3-1]道を拓け, [通常3-2]情報入手, [通常3-3]秘密支援, [通常3-4]防御作戦, [通常3-5]高速反撃, [通常3-6]狩猟禁止, [緊急3-1]データ回収Ⅰ, [緊急3-2]データ回収Ⅱ, [緊急3-3]データ回収Ⅲ, [緊急3-4]データ回収Ⅳ, [通常4-1]支援傭兵, [通常4-2]増援切断, [通常4-3]戦線突破, [通常4-4]仲間捜索, [通常4-5]座標特定, [通常4-6]侵入排除, [緊急4-1]記憶回想Ⅰ, [緊急4-2]記憶回想Ⅱ, [緊急4-3]記憶回想Ⅲ, [緊急4-4]記憶回想Ⅳ, [通常5-1]演習参加, [通常5-2]奇襲阻止, [通常5-3]反撃開始, [通常5-4]撤退保証, [通常5-5]内部現象, [通常5-6]追撃密令, [緊急5-1]迷題解明Ⅰ, [緊急5-2]迷題解明Ⅱ, [緊急5-3]迷題解明Ⅲ, [緊急5-4]迷題解明Ⅳ, [通常6-1]ネゲヴ小隊, [通常6-2]二重救援, [通常6-3]再会, [通常6-4]監禁, [通常6-5]意志, [通常6-6]遅すぎた告別, [緊急6-1]最後の願いⅠ, [緊急6-2]最後の願いⅡ, [緊急6-3]最後の願いⅢ, [緊急6-4]最後の願いⅣ, [通常7-1]新たな仕事, [通常7-2]破壊工作, [通常7-3]日常巡回, [通常7-4]襲撃, [通常7-5]鬼さんこちら, [通常7-6]再会, [緊急7-1]回収作戦Ⅰ, [緊急7-2]回収作戦Ⅱ, [緊急7-3]回収作戦Ⅲ, [緊急7-4]回収作戦Ⅳ, [通常8-1]報告会, [通常8-3]加速, [通常8-5]空に浮かぶ影, [緊急8-1]巡礼者Ⅰ, [緊急8-3]巡礼者Ⅲ, [通常9-1]夜の宴, [通常9-3]ディスカッション, [通常9-5]プレリュード, [緊急9-2]犬と鷹Ⅱ, [緊急9-4]犬と鷹Ⅳ, [通常10-1]出発日, [通常10-3]中心地, [通常10-5]逃げ回る, [緊急10-2]裏切Ⅱ, [緊急10-4]裏切Ⅳ, [通常11-1]ハイスピードハッキング, [通常11-3]サイレントトレース, [通常11-5]ストリートハウス, [緊急11-2]襲撃計画, [緊急11-4]脱出, [通常12-1]手綱結び, [通常12-3]殺戮の哲学, [通常12-5]うたかたの記憶, [緊急12-2]朝方の会議Ⅱ, [緊急12-4]朝方の会議Ⅳ, [通常13-1]原点遵守, [通常13-3]馴染み, [通常13-5]一歩ずつ, [緊急13-2]在りし日のⅡ, [緊急13-4]在りし日のⅣ,

入手方法

通常製造で入手

通常戦役で救援して入手

通常戦役で救援して入手
▼以下の作戦にて救援可能
[通常0-1]準備運動, [通常0-2]裏面情報, [通常0-3]拠点防衛, [通常0-4]最終挑戦, [通常2-3]敵情調査, [通常2-4]資料収集, [通常2-5]追加依頼, [通常2-6]作戦終了, [緊急2-1]戦地サンプルⅠ, [緊急2-2]戦地サンプルⅡ, [緊急2-3]戦地サンプルⅢ, [緊急2-4]戦地サンプルⅣ, [通常3-1]道を拓け, [通常3-2]情報入手, [通常3-3]秘密支援, [通常3-4]防御作戦, [通常3-5]高速反撃, [通常3-6]狩猟禁止, [緊急3-1]データ回収Ⅰ, [緊急3-2]データ回収Ⅱ, [緊急3-3]データ回収Ⅲ, [緊急3-4]データ回収Ⅳ, [通常4-1]支援傭兵, [通常4-2]増援切断, [通常4-3]戦線突破, [通常4-4]仲間捜索, [通常4-5]座標特定, [通常4-6]侵入排除, [緊急4-1]記憶回想Ⅰ, [緊急4-2]記憶回想Ⅱ, [緊急4-3]記憶回想Ⅲ, [緊急4-4]記憶回想Ⅳ, [通常5-1]演習参加, [通常5-2]奇襲阻止, [通常5-3]反撃開始, [通常5-4]撤退保証, [通常5-5]内部現象, [通常5-6]追撃密令, [緊急5-1]迷題解明Ⅰ, [緊急5-2]迷題解明Ⅱ, [緊急5-3]迷題解明Ⅲ, [緊急5-4]迷題解明Ⅳ, [通常6-1]ネゲヴ小隊, [通常6-2]二重救援, [通常6-3]再会, [通常6-4]監禁, [通常6-5]意志, [通常6-6]遅すぎた告別, [緊急6-1]最後の願いⅠ, [緊急6-2]最後の願いⅡ, [緊急6-3]最後の願いⅢ, [緊急6-4]最後の願いⅣ, [通常7-1]新たな仕事, [通常7-2]破壊工作, [通常7-3]日常巡回, [通常7-4]襲撃, [通常7-5]鬼さんこちら, [通常7-6]再会, [緊急7-1]回収作戦Ⅰ, [緊急7-2]回収作戦Ⅱ, [緊急7-3]回収作戦Ⅲ, [緊急7-4]回収作戦Ⅳ, [通常8-1]報告会, [通常8-3]加速, [通常8-5]空に浮かぶ影, [緊急8-1]巡礼者Ⅰ, [緊急8-3]巡礼者Ⅲ, [通常9-1]夜の宴, [通常9-3]ディスカッション, [通常9-5]プレリュード, [緊急9-2]犬と鷹Ⅱ, [緊急9-4]犬と鷹Ⅳ, [通常10-1]出発日, [通常10-3]中心地, [通常10-5]逃げ回る, [緊急10-2]裏切Ⅱ, [緊急10-4]裏切Ⅳ, [通常11-1]ハイスピードハッキング, [通常11-3]サイレントトレース, [通常11-5]ストリートハウス, [緊急11-2]襲撃計画, [緊急11-4]脱出, [通常12-1]手綱結び, [通常12-3]殺戮の哲学, [通常12-5]うたかたの記憶, [緊急12-2]朝方の会議Ⅱ, [緊急12-4]朝方の会議Ⅳ, [通常13-1]原点遵守, [通常13-3]馴染み, [通常13-5]一歩ずつ, [緊急13-2]在りし日のⅡ, [緊急13-4]在りし日のⅣ,

メンタルアップグレード
Gr G3 → Gr G3 MOD

陣形効果
	サブマシンガンに有効射速上昇20% 命中上昇50%

キャラタグ
Tag: 範囲ダメージ榴弾
タグ説明を開くタグ説明を閉じる範囲ダメージ通常攻撃、またはスキルで、一定範囲内の敵に対しリンク保護無視ダメージを与えることができる。榴弾このユニットは榴弾を発射できる。

スキル

アイコン	スキル名		効果(Lv.10)
	殺傷榴弾		殺傷榴弾を発射し、半径1.5ヤード内の敵に10倍のダメージを与える
レベル	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10
開幕CT	8s
CT	20s	19.6s	19.1s	18.7s	18.2s	17.8s	17.3s	16.9s	16.4s	16s
dmg倍率	4倍	4.7倍	5.3倍	6倍	6.7倍	7.3倍	8倍	8.7倍	9.3倍	10倍

専用装備

説明
画像	名前	G3バレルキット
	種類	アクセサリー
	能力最大値	会心率+48% 火力+8
	入手方法	メンタルアップグレード
G3の安定性を高め、弾の拡散を抑えることができる大型バレルキット。綿密に設計されたローラー遅延式のブローバックが、スナイパーライフルに匹敵するほどの精度を実現させる。会心率と火力が上昇する。

セリフ

セリフ一覧を開く

入手	こんにちは、指揮官さん。G3と呼んでください。
挨拶	おかえりなさい、指揮官さん。
部隊編入	出撃の準備は出来てます、いつでもいけます。
強化完了	これで大丈夫です。
コミュニケーション1	自身がないと言いますか、なんかよくわからないです。
コミュニケーション2	あ、いえ、なにも……
コミュニケーション3	ひえっ、いきなり触るのはやめてくださいっっ！！
出撃	では、出撃します。
敵と遭遇	敵軍の位置を確認できました。
重傷	このぐらいなら…へ、平気です。
勝利	久々の勝利です。指揮官さん、ありがとうございます。
撤退	な、なんで…
スキル1	用意、撃て。
スキル2	ごめんなさい、抵抗しても無駄なんです。
スキル3	やっぱり、本気出しましょうか。
後方支援開始	さあ皆さん、出発しましょう。
後方支援完了	皆さん無事に戻りましたよ、えぇ…
修復	増員ですか？えぇと、もう少し変更は？
編制拡大	編制拡大ですか。何かほかに目新しいことは？
自律作戦	今回も私、皆さんを手助けで来てます？よかった…
誓約	指揮官さん、私がどんな姿になっても、選んでくださるというのですね？…ではずっとおそばにいさせてください。あなたのお声を聞きながら、これからも成長していきます。
コミュニケーション4	指揮官さん、あなたのために私は何が出来るのでしょうか？今のままじゃ、恩返しできてませんよね…。
ローディング	ええっと、少しお待ちください。
人形製造完了	新しい仲間が来ましたね。
口癖	えーと
スキン「戦場のパティシエ」	スイーツは如何です？メニューにないものも試しにお作りできますけれど。

重傷イラスト

重傷時のイラストを開く

スキン

戦場のパティシエ

戦場のパティシエ
通常時	重傷時

ガチャ「アルバイト・クラブ」期間：2019/04/26～05/10

暗红嫣柔 ※未実装

暗红嫣柔
通常時	重傷時

未実装

性能

総評

ほぼ全ての戦域でドロップする★２のアサルトライフル。
殺傷榴弾は強力なAOEだが★２のスキル調練にリソースを使うのは厳しいか。
陣形も前衛のSMGにかけられないのが少々使いにくい。
現在はメンタルアップグレード実装により強化できる。詳しくはGr G3 MODを参照のこと。

スキル

殺傷榴弾持ちとしては最低レアリティのため倍率も一番低い最大10倍。
ただしG3は素の火力値が全AR中6位と比較的高めのため倍率がそのまま差にはなりにくい。
もちろんこの数字はスキルを最大レベルまで上げた場合になる。

陣形効果/編成

SMGの命中と射速を上昇させるがこの恩恵が強く出るSMGはSR-3MPくらいしかいない。
厄介なことに陣形範囲が8番のみで、自身の回避もかなり低いため前には出せない。
バフ内容が内容のためG3からの陣形バフは完全に無視し、SMG側からの陣形バフを受けられる配置にいよう。

キャラについて、小ネタ

設定画集掲載のキャラクター紹介

素直で穏やか、静かで内気。
声も気も小さく、人との付き合い方がよく分からない。
いつでも淡々と、冷静さを保っている。

元ネタ

長いので注意

正式名称		Heckler & Koch G3
種類	アサルトライフル (バトルライフル)	開発国	ドイツ
製造メーカー	Heckler & Koch AG Rheinmetall AG Military Industries Corporation(サウジアラビア) Secretaría de la Defensa Nacional(メキシコ) Kongsberg Gruppen ASA(ノルウェー) Bangladesh Ordnance Factories(バングラデシュ) Israel Military Industries(イスラエル) Industria Militar Colombiana(コロンビア) Ελληνική Βιομηχανία Όπλων(ギリシャ) Defense Industries Organization(イラン) Defense Industries Corporation(ナイジェリア) Pakistan Ordnance Factories(パキスタン) Fábrica de Braço de Prata(ポルトガル) Military Industry Corporation(スーダン) Carl Gustaf Gevärsfaktori(スウェーデン) Makina ve Kimya Endüstrisi Kurumu(トルコ)	生産対象	軍・民間
生産期間	1958-生産中	採用国家	UAE, アイルランド, アメリカ(特殊部隊), アルゼンチン(特殊部隊), アンゴラ, イギリス, イラク, イラン, インドネシア(特殊部隊), ウガンダ, エストニア, エルサルバドル, ガーナ, ガイアナ, カタール, カメルーン, キプロス, ギリシャ, クウェート, クロアチア, ケニア, コートジボワール, コロンビア, ザイール, サウジアラビア, ザンビア, ジブチ, ジョージア(特殊部隊), ジンバブエ, スウェーデン, スーダン, セネガル, セルビア(特殊部隊), ソマリア, タンザニア, チャド, チリ, デンマーク, ドイツ(軍・警察・警備隊), トーゴ, ドミニカ, トルコ, ナイジェリア, ニジェール, バーレーン, ハイチ, パキスタン, パキスタン, パプアニューギニア, パラグアイ, バングラデシュ, フィリピン, ブルキナファソ, ブルネイ, ブルンジ, ペルー, ボツワナ, ボリビア, ポルトガル, マケドニア(軍), マラウイ, マレーシア(軍・警察), ミャンマー, メキシコ, モーリシャス(軍・警察), モーリタニア, モロッコ, ヨルダン, ラトビア(警備隊), リトアニア(軍), リビア, ルワンダ, レバノン, 南アフリカ, 南スーダン
口径	7.62mm	弾薬	7.62x51mm NATO
装弾数	20/30/50/100発	発射速度	500~600分/発
初速	800m/s	有効射程	200~600m
全長	1025mm	重量	4380~4410g

簡単な説明

1964年に西ドイツで採用された自動小銃。高い命中精度で知られ、AK-47、M16、FALと合わせて四大アサルトライフルと称されることもある。なんでこの子だけ☆２なんだ
詳細な説明
- 複雑な経緯を得てG3と呼ばれることになるこの銃の原型は第二次大戦末期のドイツに遡る。
- 当時StG44に鼻を明かされて躍起になっていたマウザー社はStG44より安価なローラーロックショートピストン式機構のアサルトライフルGerät 06を軍に提出した。しかしStG44の生産に掛かりきりになっていたドイツ軍は「わざわざこちらに生産ラインを切り替えるほど生産性が高くない」とGerät 06を不採用にしてしまう。
- それと同じ頃、ローラーロック機構を研究していたマウザー社の研究者はある興味深い現象―というよりある意味では不具合―に気付く。Gerät 06のローラーロック機構は閉鎖の際、よく見ると結合した後一度ボルトが跳ねてから完全に閉鎖結合していたのである。つまり、これは一度閉鎖が起こってから、勝手に閉鎖が解け、その後で改めて完全な閉鎖が行われていることを意味していた。しかし銃は問題なく動いている以上、この現象では閉鎖が完全に失われているわけではなく、ゆるやかに閉鎖が解けているという興味深い現象であった。もしやと計算を行ったマウザー社の研究者たちは、部品の角度等をある一定の範囲にした場合、ガスピストン等の閉鎖解放のための機構なしにボルトの閉鎖が勝手に解け、かつその完全な解鎖までかかる時間を銃弾が銃身から飛び出して薬室の圧力が安全な領域にまで下がるまで遅らせられることを発見する。これはGerät 06からガスピストンを丸々省略できることを意味していた。ローラー遅延式ブローバック機構の発明である。
- そのようにして開発された新型試作品Gerät 06Hはドイツ軍に提出された。ガスピストンをも省略したGerät 06Hは極めて単純で生産性の高い構造になっており、装備不足に陥り始めていたドイツ軍もその生産性に惚れ込み、遂にGerät 06HはStG44の後継アサルトライフルStG45としてドイツ軍に正式採用される。しかしその頃には時既に遅し。ドイツには時間切れのときが迫っていた。StG45が量産に移る前にマウザー社工場は連合軍の手に落ち、ドイツは敗北してしまったのである。
- 敗戦したドイツでは銃開発が禁止され、マウザー社の社員たちはフランスの元で働くことになる。しかし彼らの開発がフランスに受け入れられることはなかった。そんな彼らに目をつけたのが未だボルトアクション小銃を使用しており、その更新に迫られていたヨーロッパでは数少ない残存ファシスト国家スペインである。スペインに招かれたマウザー社の技術者たちはStG45を元にしてスペイン軍の新歩兵銃の開発にあたり、スペインの様々な無茶振りになんとか答えながら開発したのがCETMEライフルであった。
- 一方冷戦の進展によって再軍備を許された西ドイツでは、制式小銃の調達が必要となっていた。当初他の西側諸国同様ドイツもFALをG1小銃として採用したが、FALをベルギーからの輸入から自国でのライセンス生産に切り替える段になると、二度に渡って自国を通路扱いしたドイツを到底信用する気にはなれなかったベルギーはこれを拒否、ドイツは他のあてを探す必要に迫られた。そこでドイツが目をつけたのがスペインのCETMEライフルだった。西ドイツ政府はCETMEライフルの製造権をスペインから購入し、G3として採用した。ドイツで生まれたStG45は、紆余曲折を経て、遂にG3という形で祖国に帰還を果たしたのである。
- またドイツでのG3のライセンス生産を担当することになったH&Kもかつてのマウザー社の社員たちによって立ち上げられた会社であった。G3とそのローラー遅延式ブローバック機構はH&Kにとって重要な開発基盤となり、後にこれをベースとしたMP5などの傑作が生み出されていくことになる。
ローラー遅延式ブローバックでは上のようにボルトの内側の部品でローラーがトラニオンのくぼみに押し込まれている

激発によって閉鎖を開放するように薬莢にかかる強い力は大半は直接閉鎖を開放するのではなく、ローラーを内側に押し込み、その内部の部品を後ろに動かすことへと分散する。これによって銃弾が銃身から飛び出し、薬室内の圧力が安全なレベルに下がるまで閉鎖の完全な解放を遅延させているのである
- 上で述べた「部品の角度等をある一定の範囲にした場合」というのは具体的にはローラーをくぼみに押し込んでいるこのボルト内側の尖った部品の先端の角度を指している。実包の威力によって銃が信頼して動作する角度の範囲は異なってくる。
- ローラー遅延式ブローバックには通常の完全に閉鎖しガスピストンを利用して開放する機構と比べて利点と欠点が存在する。
  - 利点
    機構を大幅に単純化できる、ガスピストンなども必要ない
    
    ガスピストン等外部の解鎖機構を経ずに、直接薬室内の圧力に押された薬莢からの力で機構の動作が行われるため
    規定の弾薬（後述）でなら極めて安定して動作する。耐候性も高い
  - 弱点
    安定して機構が動作する弾薬の幅が狭い。パワーが大きすぎる弾薬でも小さすぎる弾薬でも安定して動作しなくなる
    
    後から弾薬に合わせて機構を調整することもできない。上に述べたように設計の段階でその機構に対して適切に動作する弾薬が決まってしまう
- 現在ドイツ連邦軍では後継のG36が配備されており、一線級の装備ではなくなっている。その優秀な精度から競技用の長距離狙撃銃として使用されているものの、こちらも後継としてG28が配備されたことで後輩たちにその役割を譲ろうとしている。
  - 余談だが、G1(FAL)とG3の間にはG2もある。これまた隣国であるスイス製のSIG SG510がG2小銃として試験的に採用されたものである。
- G3はドイツ連邦軍のほかにイラン、デンマーク、ギリシャなど多くの国で採用され、多くの派生型も生まれた。G3をベースにした武器には高精度が売りのサブマシンガンMP5や精密狙撃銃PSG-1、5.56mmNATO弾仕様のHK33、軽機関銃型HK21などが存在する。また民生用のHK41はセミオート専用モデルであったが、容易にフルオート化が可能であったために、わざわざ再設計したHK91がいまだに市販されている。
  - イギリスでは伸縮式ストックを備え銃身を切り詰めたG3KA4というモデルが「L100A1」として一時期運用された他、FRオーディナンス社がSASの要請を受けて小型化したモデルを製造したが、実用に耐える代物ではなかったとされている。しかし民間の方では「強力な反動や発砲炎を楽しむ」と言った用途でガンスミスが切り詰めた「HK51」と更に極限まで切り詰めた「HK51K」というモデルが彼の地で市販されているようで動画配信サイトでその雄姿を拝むことができる。そうした縁か日本においても「MC51」「G3SAS」という製品名でサバイバルゲーム愛好家の中では「初心者のための一丁」としてノーマルのG3より広く認知されている。

Gr G3

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