M1895

続編【ドールズフロントライン2(仮称)】では…
中国版ドルフロ6周年で公開された参戦人形の中に並んでいたが、正式に微博で紹介された。
追放では「NAGANT（ナガン？）」を名乗る。
6周年で公開された時と比べて若干デザインが変わっており、MODでかぶっていた耳付きの帽子ではなくなっている。
また微博紹介時に日本語CVが「篠原恵美」氏になっていたが、後に公式から誤りだったということで本来の担当である「篠原成美（なるみ）」氏に訂正された。
(微博紹介1, 微博紹介2, 微博紹介3(中国語音声動画))

• 動作機構はダブルアクションオンリー*3のハンマー式で露出したハンマーを持つ。
  • 安全対策の為にファイアリングピンは折り畳み式になっており、使用しない場合はファイアリングピンを折り畳んで暴発を防ぐ事が可能だった。
  • 後に、この周辺部およびグリップを小型化したベビーナガンも作られたが、機関部は全く同じサイズのままだった。

• M1895の最大の特徴は、装填時にリボルバーの弾倉(シリンダー)部分が前進して、金属薬莢前部を銃身内部に挿入する事によって、シリンダーギャップ*4を解消し、薬莢内の火薬の持つエネルギーをより効率的に銃弾に伝えることができる点である。
  • 専用弾の7.62mmx38Rナガン弾は、長い薬莢の内部に弾丸が収納されているという特殊な構造をしており、銃身内部に挿入された薬莢の先端部は発射時の圧力で銃身に密着する事で、シリンダーギャップからのガス漏れを防ぐ様に作られている。
    • 更に、シリンダーの前部にはガスシールが施されており、シリンダーギャップからのガス漏れ対策が二重に為されていた。
• 黒色火薬時代のリボルバー銃では、シリンダーギャップから噴き出す高温のガスや火薬の燃えカスが、他の弾薬へ連鎖的に引火して暴発するチェーンファイアを引き起こすことがあり、特に装薬量の多いリボルバー式ライフルや大口径銃では命にかかわる大事故につながることもあった。
  • 金属薬莢と無煙火薬が誕生した後も、質の悪い弾薬や貴重な金属薬莢を再利用した自家製弾が横行していた事で危険性は増しており、安全かつ少ない火薬で十分な火力を得るべく開発されたのが、このガスシール機構と弾頭が薬莢に埋まる形の7.62mmx38Rナガン弾であった。
  • 旧式と言われがちな固定式シリンダーが採用されているのは、この機構を採用した事が理由である。
  • この構造は｢サイレンサーを使用する*5ため｣などとも言われるが、設計当時にはサイレンサーそのものが存在していなかった。*6

• この密閉性が高い構造を利用する事で、｢ブラミット・デバイス｣と呼ばれる暗殺用の特殊装備が開発されている。
  • ブラミットデバイスは一般にサイレンサーやサプレッサーと言われる装置とは全く別物の構造をしており、専用弾を使用する事によって発射ガスを外部にほとんど漏らさずに弾丸を射ち出す事が可能という、非常に特殊な構造をしていた。

• 1895年にロシア帝国が採用して以降、様々な国で使われているが、最大のユーザーはロシアであり、ロシアは1900年にM1895を国産化している。
  • ロシア革命後にトカレフТТ-33が採用された後も、1950年頃までトカレフと並行して生産が続いており、東側諸国でも採用されていた。
  • とは言え、使用する弾薬が特殊な事もあって、トカレフが採用された後は、次第に第一線から退いている。
  • こうして退役したM1895が大量に出回った事から、非合法組織によって日本に密輸される銃の中にも多く混じっていたという。

【過去ログ】