MP41

〔 戦術人形 | スキル&陣形効果一覧 | 銃種別一覧 | 図鑑順一覧 (未実装込み) | 所属別一覧 〕

基本情報

No.267

基本情報
名前		MP41
ランク		★3
銃種		サブマシンガン
製造時間		製造不可
CV		関根 瞳
イラスト		狂気の君
Lv.MAX時ステータス
HP	970(194×5)
火力	30	射速上限	120
命中	13	修復	27
回避	60	防御	0
射速	77	弾薬	-
SD

陣形効果
	アサルトライフルに有効 火力上昇12% 回避上昇10%

スキル

アイコン	スキル名		効果(Lv.10)
	発煙手榴弾		発煙手榴弾を投げ、半径2.5ヤード内にいる敵の一部ステータスを4秒間、低下させる ステータス効果:敵攻撃速度-36%/敵移動速度-50%
レベル	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10
開幕CT	1s
CT	20s	19.6s	19.1s	18.7s	18.2s	17.8s	17.3s	16.9s	16.4s	16s
敵攻撃速度	-20%	-22%	-24%	-25%	-27%	-29%	-31%	-32%	-34%	-36%
敵移動速度	-30%	-32%	-34%	-37%	-39%	-41%	-43%	-46%	-48%	-50%
持続時間	2.5s	2.7s	2.8s	3s	3.2s	3.3s	3.5s	3.7s	3.8s	4s

セリフ

重傷イラスト

重傷時のイラストを開く

スキン

最後のコルセア

最後のコルセア
通常時	重傷時
入手方法：ガチャ「碧き波の黒い帆」 期間：2023/04/29～05/26

粉碎尖兵 ※未実装

粉碎尖兵
通常時	重傷時
未実装

性能

総評

　そこそこのHPを持つ発煙手榴弾SMG

• 優秀なスキル「発煙手榴弾」を持つ★3のSMG。
  970とSMG内では比較的高めなHPを持つ一方で、回避60とトンプソンよりはマシ程度の数値でしかない。
• 同じく★3の発煙手榴弾持ちであるF1と比べると、HPで劣っており、回避は同じ。
  陣形バフはこちらのほうが若干優秀だが、ほとんど似たような性能である。
  加えてステータスは貧弱なものの陣形が優秀なイングラムというライバルもいる。
• スキル自体は優秀なものの、入手しやすいイングラムに比べるとやや見劣りするだろう。
  もっとも発煙手榴弾SMGは皆、★4なのに最高峰のSMGという壁にぶち当たるため基本的に肩身が狭いのだが…。
   
• 同じスキルを持つ★3SMGとの比較表

  名前	★	HP	火力	命中	回避	射速	陣形	範囲
  MP41	★3	970	30	13	60	77	火力12%/回避10%
  F1	★3	1060	26	14	60	79	命中40%/回避15%
  イングラム	★3	880	28	11	68	91	火力12%

スキル

• UMP45と同様のスキル。
  発煙手榴弾を投げ、範囲内の敵の攻撃速度と移動速度を低下させる。これを開始1秒で使えるという非常に優秀なスキル。
  他キャラのスキル発動までの時間稼ぎ、被害軽減両方に使え、汎用性がとても高い。
  また、どんな短期戦でも絶対に腐らないのも大きな魅力。
  • その反面、CTの長さから長期戦ではスキル効果無しでタンクを務めなければならない時間が長い点には注意が必要。

陣形効果/編成

• 後方2マスに回避10%と火力12%を付与する。
• F1と比べたときに勝っていると言える数少ない部分であり、メインタンク位置はもちろん、F型陣形の8番にサブタンクとしても採用できる陣形を持っている。
  また、F1は命中/回避陣形なのに対してこちらは火力バフを持っている点もポイント。
• ただし、イングラムと比較するとほぼ完全下位互換な点は残念。
  C型陣形の8番に配置する場合は回避バフを活かせなくもないが、そもそもC型陣形自体があまり優秀な陣形ではない。
• ちなみにZ-62とバフ・陣形範囲が全く同じ。

おすすめ装備

• T外骨格/HP弾/サイレンサー
  • 典型的なメインタンク型SMGのためこれ以外に選択の余地はない。
  • サブタンクに配置する場合でも、どうせ大した火力は出せないのでT外骨格でよい。

キャラについて、小ネタ

• 公式のキャラクター紹介

指揮官を崇拝するあまり、他の人形の告げ口をしてまで指揮官のかけがえのない存在でいようとする。
他人との日常会話では敬語を使い、指揮官に対しては最大限の敬意をもって接するが、丁寧な言葉遣いの裏では打算的な考え事ばかりしている。
しかし残念なことに、陰謀家たる頭脳を持ち合わせていないので、ハプニングが起きると本性であるドジっ子ぷりを露呈させる。

• 元ネタからしてMP40の姉妹である可能性が非常に高いが、表面上は清廉を良しとするMP40と違い、謀略とゴシップが大好きなパパラッチである。
  • 「MP40の尻尾が一向につかめない」という旨の発言があり、どうやら姉もは相当高度な工作員であることが伺える。
  • 集めたゴシップは指揮官に他の人形達のあることないことを吹き込むためであり、色目を使う小娘を排除いずれは指揮官の右腕の座に上り詰める計画を企てている野心家(おんなのこ)でもある。
    • ナチス・ドイツがそういった派閥争いに余念が無かったのでそうした要素を取り入れたのかもしれない。
    • もっとも彼女の場合アホなので指揮官に心酔しているので指揮官を裏切る……という事態は無さそうである。
  • 点数稼ぎのため誰に対しても敬語で、上品な話題を好んで選ぼうとする...が、アホなので嘘がつけない性格なのかすぐにボロが出る模様。
  • 実銃の主な配備先が親衛隊保安部（SD）や警察部隊だったことからか、彼女も情報収集に余念がなく、人形たちの間では「密告魔」として名をはせているようだ。
    • 親衛隊保安部（SD）とはナチスの情報機関で「長いナイフの夜事件」「ブロンベルク罷免事件」……etc.と様々な工作をしている。
      一時期「新聞・情報部（PID）」という欺瞞名称を使っていたので鞄とカメラを持った彼女は「新聞記者」をイメージしているのかもしれない。
  • 服装はMP40の装具類を簡略化したような形で白いプリーツスカートを着用しているのが相違点である。
  • 服装こそらしさは出ているが、流石に腕章に例のシンボルは描かれていない。
  • 重傷絵で鞄からまろび出ている書類には、UMP45のバストサイズと思しき資料が紛れている。

元ネタ

簡単な説明

• ドイツでは世界に先駆けてでマシンピストルの元祖であるMP18を運用していたが、第一次大戦の敗北によって軍隊がMP18を保有することは禁じられた。しかしハイパーインフレや共産主義者による暴動やテロ、果てはバイエルン州の独立にまで発展し、その解決に貢献した警察と義勇軍(Freikorps)に治安維持の名目で配備が認められた。また海外での生産や輸入は禁止されていなかったため、スイスのSIG社などで改良型のMP28を大量に生産し、様々な手段で密輸して再軍備を図っていた。
  しかし条約破棄後の国防軍ではMP28をベースに徹底したコストダウンを図ったエルマ・ベルケ社のMP36に制式採用の座を奪われたが、新型兵器の開発にリソースを割いた為新型マシンピストルの開発や生産には積極的ではなかった。
  しかしMP36の量産モデルであるMP38やMP40にはセミオート機能がなく、折り畳み式のワイヤーストックは展開時にぐらつくという致命的欠点があったほか、外観上の理由で嫌うものも多かった。
  こうした需要にこたえる形で、MP28の部品にMP40用の機関部や銃身を流用する形で完成したのがMP41である。
• このため外見はMP40を木製銃床にしたような形状になっている。これは「治安維持部隊では発砲より銃床で殴る機会が多く棍棒のように運用するため」と言われている。
  • この「銃床で殴りつける」説は定番の説明であるが木製銃床は衝撃で割れることもあるので「単純に折り畳み式銃床はエルマ・ベルケ社が特許を持っていたのでヘーネル社は同様の機構を持たせることが出来なかった」とする意見もある。
    また当時としては折り畳みのワイヤーストックのほうが異端であり、PPSh-41やM1、M2(マーリンUD42)、43M等、木製銃床の方が1940年代でも多数派であった。ちなみにスイスにもMP41というマシンピストルが存在するが、こちらはアドルフ・フラーが開発したトグルロック方式*1で機構的には全くの別物だが、こちらもセミフル切り替え式で木製銃床である。
  • MP40がある中で別モデルを用意することは非効率のようにも思えるが、現代においても軍と警察が別のモデルを採用することは珍しくない。たとえ占領地であっても、民間人相手に常にフルオートでぶっ放すわけにはいかないのである。
    またヘーネル社は親衛隊トップのハインリッヒ・ヒムラーと親交があり、条約破棄後の機関短銃採用で敗れたヘーネル社に便宜を図ったとも言われている。
    • 傍証としてナチス・ドイツではMP41は親衛隊(SS)、武装SSと警察組織（※当時はSSが掌握）のみが使用していたと考えられている。
• 内部機構はMP28の特徴も受け継いでおりセミ・フルオートの切り替えが可能となっている。ただし伸縮式ボルトなどの動作機構はMP40のクローンどころかパーツを流用しており、エルマベルケ社の刻印や国防軍の検品スタンプをが押されたものすら存在する。
  一方でMP41の独自設計の部品にはSchmeisserの刻印とパテントが刻まれており、両社の対立の深刻さが伺える。
• シュマイザー技師はMP36の特許侵害でエルマ・ベルケ社を訴えたが今度は逆にエルマ・ベルケ社から特許侵害で訴えられて26,000丁程度で製造を終了したためMP28などを警察部隊から完全に置き換えることは無かった。
  戦争中なんだから仲良くしろよ……
  • 皮肉な話であるが設計に関わっていないMP40の方に「シュマイザー」というあだ名がある。連合国が鹵獲したMP41の刻印をみて「MP40もシュマイザー技師が設計した」と錯覚したという説もある。
• また開戦後に枢軸国側に参加したルーマニア鉄衛団(アントネスク政権)にも供与されている。当時のルーマニアの正式短機関銃であるOrita M1941もセミ/フル切り替え式で木製銃床であったため、MP38/40よりこちらを好んだためと思われる。
• 第二次世界大戦以後はソ連等の東側諸国が鹵獲したものを供与兵器として活用した。
• 1943年のワルシャワ・ゲットー蜂起で「鎮圧部隊指揮官のユルゲン・シュトロープSS少将とMP41とMP28を携えた兵士」を捉えた有名な写真があるが「戦場のピアニスト」（2002年）で完全再現しているのでもしMP41が使われた局面に興味を持った方は鑑賞してみてほしい。

コメント

製造報告用コメント