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• 彼女は世界４大アサルトライフル、FN FALの後継機にあたる。
  • 本来FALは”フルオート射撃が可能な突撃銃”として開発されていた。しかし、アメリカのわがままなどによりNATO加盟国が標準とする弾薬の口径が7.62mmに決まったため、彼女が使う弾丸は7.62mmという大口径のものに無理やり変更されてしまう。
    • 結果、単純に言えば弾丸の大きさを大きくしただけの彼女は反動の強い7.62mm弾の''フルオート射撃において、使い物にならなくなってしまった。何が違ったかについて詳しくは120円のほうを参照のこと。
    • そこで、FALはイギリスで採用された際には本来のフルオート射撃も可能な自動小銃としての役割を捨て、セミオート射撃での正確な射撃、威力と射程距離に特化した銃となる。セミオート射撃での命中精度はかなり良好で、NATOの正式な銃となり、結果50ヶ国におよぶ多数の国々で活躍した。*3
  • ベトナム戦争が1975年に終結すると、米軍のAR-15と5.56mm弾が「突撃銃」の有効性を証明したということで、NATO弾を5.56x45mmに変更する。相変わらず横暴なのがアメリカ流。これをきっかけに、小銃開発は大口径から小口径へと移行することとなる。
    • FN社では以前に米軍と共同で高性能5.56×45mm弾を使用する新型突撃銃としてFALをそのまま小型化したFN CALを開発していた。しかしCALはFALのスケールダウンとして作ったこともあり、精密な部品の使用をケチる抑えるなどして、FALと比べ低コスト化を図ってた為か、強度問題でテスト中に事故を起こしてしていたことから開発を止めていた。
  • 小口径時代の到来、大口径ライフルのFALが売れなくなってきて死活問題となってきたFN社は今度こそ新型突撃銃の開発に着手した。FNCの誕生である。

• 完成したFNCは重量3.840kg（カービン版は3.7 kg）全長はストックを伸ばした状態で997mm/ストックを畳んだ状態で766mm（カービン版では 911mm/667mm）であった
  • 折り畳み式ストック等外見上は姉であるFALとよく似ている一方
    中身はロングストロークガスピストン2ラグロータリーボルトとFALと全く異なる機構を持つ
    • というかこの機構はまんまAK-47のそれであり、設計としてはガリル等と同様のAK変種と捉えて問題ない
      あえて言えばリコイルスプリング/ガイドロッドがボルトキャリアにはめ殺しにされているという差はある
    • 外見上は全く異なるが機構上は直接的な親子関係にあるFN49・FAL姉妹関係のいわば逆といえる
      FALの妹ということになっているが血縁上はAK-47の妹とか妄想が捗りますなぁ
  • レシーバーはスチール・プレス、ロアレシーバーはアルミ合金の削り出しで以前よりも軽量化されている
    • 動作機構はAKだがレシーバーとトリガー機構はFALの設計をそのまま引き継いだものである
    • AKの弱点として動作機構が密閉されておらず、外部から砂や泥などのゴミが侵入しやすいという欠点があったが、FNCは独自のダストカバーを設けることでこれを大幅に改善している
  • 3点バースト機構を持つ。フルオート射撃を効果的に用いるためには十分な訓練が必要であったが、この機構によりフルオートでのバースト射撃を誰でも簡単に行えるわけである。彼女のSDモーションでも３点バーストで発砲するのが確認できる。
  • 弾薬はFN社オリジナルの5.56mm弾、SS109を彼女専用の弾薬として開発し、採用した。M16A1で使われている.223レミントン系のものとは別物である。
  • マガジンはFNのオリジナルマガジンと、M16と同じ構造のマガジンをそのまま使用できるようにしている。

• しかし、彼女は姉のような大ヒット…というわけにはいかなかった。
  • FN社は自信をもって彼女を世に送り出したが、いざ販売を始めてみるとFALほどの成功を収められなかった。原因は３つほど考えられている。
  • まずは小銃としては4kgというそれなりの重量があること、ずっと食べてると太るって？平気平気 そして、ある程度の生産設備を必要とするアルミ合金を使用するために高価な銃だった事がある。
  • また、FALのNATO制式化ではフルオート射撃が出来ないという大きな問題が生じ失敗に終わったため、今回もあえてFN社の自動小銃を採用しようと考える国は少なかったのもあると言われている。
  • そして、競合機種の存在である。
    • FNCが販売を始める頃には、競合機種が多数存在していた。例えば、ガリルは4年前 、 翌年にはFA-MASやAUGが発売されている。各国の制式銃が完成する目処が既にたっていた時期に発売されたFNCはほとんど採用されることもなく、FN社がコルト社からM16の生産権を獲得したこともありひっそりと製造を終了した。
    • 最終的に制式採用はベルギー軍やインドネシア軍を含む数ヶ国にとどまった。ライセンス生産でスウェーデン軍がAk 5という形で採用している。
• 同世代のアサルトライフルとしては第一級の性能を持ちながら、運に恵まれずひっそりと消えていくことになった彼女だが、彼女の専用弾「SS109」はM16の.223レミントン弾より性能がよく、5.56mmNATO弾として採用され、世界各国で使用されている。
  • 米軍もM16シリーズもこの弾薬を使用できるA2に変更を余儀なくされた。彼女がA3以降のM16/M4やその他各突撃銃の弾薬、5.56mm弾薬の開発の立役者となったのは間違いないだろう。

• FNCにもいわば妹である後継突撃銃FN SCARがいる。
  • M4の欠陥がいつまでも改善されないことに業を煮やしたアメリカ軍特殊作戦軍(SOCOM)向けにM4を置換するべく開発された銃だが
    両者は外見上全く類似していないだけでなく、FALとFNCの関係と同様内部機構も全く異なる
    • FNCはAK変種だがSCARはHK G36やACRと同様のAR-18変種
  • 余談だが、SCARは最初7.62mmへの変換が可能な5.56mm口径のアサルトライフルとして開発されていたものの
    M4が改良されてM4A1になったことでSOCOMがM4に満足してしまい、5.56mm弾向けの開発は中止されてしまった。
    結果として現在はFALの遺伝子を受け継ぐ7.62mmバトルライフルであり、コンバージョンキットを使用して5.56mm口径のアサルトライフルに組み替えられるSCAR-Hが重用されている

• ちなみに、本邦の89式5.56ｍｍ小銃のデザインはFNCとよく似ている。基本的に89式5.56ｍｍ小銃は豊和工業でライセンス生産されていたAR-18のノウハウを生かしていると紹介されるが
  ショートストロークピストン方式からFNCと同じロングストロークピストン式になっている為、設計にあたって参考にされたかもしれない。
  • 80年代のAFV専門誌「PANZER」には、とある隊員から次期新型小銃はFNCであるという、なんとも今となっては微妙かつ憶測を呼びそうな記事が掲載されたことがあった。

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

• 〇 はじめまして、指揮官様。チョコ食べます？
  • 〇 おかえりなふぁーい！もぐもぐ…
• 〇 うぇー！？おやつタイム、まだ終わってないよぅ！
  • 〇 ごちそうさまー！もぐもぐ…
• 〇 指揮官様、お菓子ちょうだいお菓子ちょうだいお菓子ちょうだーい！
  • 〇 日本の和菓子が美味しいってよく聞きます。大福とか生八ツ橋とか…食べてみたいっ！
    • ずっと食べてると太るって？へーき、へーき、食事が私のアイデンティティですから！
• 〇 お菓子食べたからぁ、頑張っちゃうぞぉ！
  • 〇 敵だー！お菓子を隠さないと！
    • うぇーん…私のお菓子がぁ…
  • 〇 ご褒美はぁ、いぃ～っぱいの、お菓子がいいですっ！
  • 〇 帰って、お菓子食べても、いいですか…？
• 〇 撃て撃てー！
  • 〇 反撃できないくらい、コテンパンにしてあげる！
    • 改良重ねた成果を見せてあげるから！
• 〇 えぇ～！？もう行くの！？…もう一口食べてからね？
  • 〇 たっだいま～！やっぱりおうちのご飯が一番ね！
• 〇 おぉ～い！朝ご飯も昼ご飯も夕ご飯も、ぜぇ～んぶ持ってきてぇ！
• 〇 編制拡大かぁ…いっぱいお菓子、くれるんでしょうねっ？
• 〇 よーし、おなかい～っぱい食べて、力つけないとね？
• 〇 ちょっとお菓子タイム挟んでいい？
  • 〇 指揮官様～。新しい子と一緒にお菓子食べたーい！

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