TMP

• スキン「赤耳のTMP」の専用ボイスにて、酔うと性格が変わる事が判明。
  とても荒い口調になり、呂律の回らない状態で絡んでくる。
  また、酒好きであるはずのAK-47と思しき人物が酔いつぶされており、尋常でない量飲んでいるであろうことも伺える。
  なおこの設定は特にこのスキンのストーリーとは関係がない

• 「赤耳のTMP」のスキンストーリーでは、Five-sevenに依頼されてクリスマスプレゼントの配達を手伝うことになる。
  その際TMPが慌てて泣くところを見ようと画策したP7に、際どい衣装(=このスキン)を着せられたのだが……、なんと本人は非常に喜び、お礼を言って逆にP7を困惑させてしまう。
  TMPがすっかり衣装を気に入った一方、M950Aが「その恰好で出歩かせると小隊の沽券に関わる」と心配し、プレゼント配達に付き添うことになった。
  M950Aが機転をきかせた結果、衣装はそのままでP7の企みを阻止しつつ、プレゼント配達を無事に終えることに成功する。なお企みが阻止されたP7も作った衣装を褒めてもらえた結果多少満足する
  人間のように周囲の目を気にして悩むM950Aと、設計された通りに振る舞い、自分らしくその時を楽しむTMPの性格が対になって演出されているストーリーである。

• 同じ小隊に所属しているため、M950A MODのMODストーリーに登場。
  正規軍の人形相手に電子戦を仕掛け、複数体の足止めに成功している。
  ただし、その後自身も動けなくなるほどにエネルギーを消耗してしまったようだ。

続編【ドールズフロントライン2：エクシリウム】では…

• エクシリウムでは「HARPSY」を名乗る。404の第二分隊に所属しており、Vector・PP-90・ウェルロッドMkIIとは小隊仲間。
  小隊の中ではプログラム面に秀でており、G11の提案でゲームっぽい仕上がりになったが電子空間でのトレーニングプログラムも製作する。
• 初出は6周年記念で公開されたPVに登場している。
• 中国版2周年特番にてプレイアブルの実装が発表された。
  (微博紹介1, 微博紹介2(中国語音声))
  • CVが「木舩幸歩」氏から「長縄まりあ」氏に変更されている。

• TMPはステアー社がH&K社のMP5による短機関銃シェアの寡占状態を打破するために開発したもので、
  • ボルトに軽量な特殊合金製を採用し、アルミ合金や強化プラスチックを多用*1、さらに機構を水平配置にすることで小型化・軽量化を実現
  • 作動方式はローテーティングバレルを用いたクローズドボルト・ショートリコイル方式で、ボルトの後退だけでなくバレルの駆動にも反動を利用することで射手への反動を大きく軽減
  • バーティカルフォアグリップを標準装備し、保持しやすく反動制御も容易に
  • グリップ内にマガジンを収めることで射撃中の重心変化を最小限にしつつ全長の短縮化
• …などして、MP5を上回る命中精度とMP5K以上の小型軽量化を実現した。
• また、設計の段階から周辺機器の取り付けが考慮されていたためにストック・ダットサイト等のアクセサリが容易に装着でき*2、それでいて価格はMP5Kの6割ほどという安さで、後発ということもあって大きな特徴や優れた点を持っていた。
• しかし、MP5の牙城は極めて堅固で、これほどの利点を備えたTMPでも独特の操作性やセイフティの特殊さが転換・訓練コストと見合わないと判断されたのか、既に普及していたMP5に成り代わることは出来なかった。
  • そもそも、リリース時にはテロリストまでもがボディアーマーを着用するようになり、さらにはボディアーマーの高性能化に伴い(当時の)9mmパラべラム弾の威力不足が指摘されはじめていた上、PDW*3が登場し、大きな注目を浴びていた。ステアー社はこのトレンドに乗り損ねてしまった。
• こうしてMP5のシェアを奪うことに失敗したステアー社は2000年代初頭にTMPの生産を停止し、製造販売権はフルオート機構とバーティカルフォアグリップを廃した民間モデルのSPP(Special Purpose Pistol)とともにブルガー&トーメ(B&T)社に売却された。
• B&Tはグリップとトリガーセイフティをグロック方式に改め、アクセサリー用レールも独自規格からピカティニーレールに変更、尻尾ストックを脱着式から一般的なサイドスイング式に変更しMP9として販売した。
• MP9はセレクターをH&K式としたMP9-Nがアジアやヨーロッパの特殊警察や軍の航空機パイロットの護身用として次々と採用され、トリガー前方にマガジンを配置するなど全面改良が施されたAPCシリーズは、.45ACPや.40 S&W弾に対応した短機関銃モデルのほかにショートストロークガスピストン方式で5.56x45mm NATO弾や.300 ブラックアウト弾、さらにはフルサイズ弾薬の7.62x51mm NATO弾にまで対応するバリエーションモデルのAPC556を展開している。
  • 中でもアンビ化された操作系やAR-15互換のグリップ、ボルトに油圧式バッファーを備えた短銃身モデルAPC9 PRO Kはアメリカ陸軍や空軍にも採用されるなど大きな飛躍を見せている。
• 一方のPDWは既存の銃とパーツに共通性がなく、高額な専用弾薬の補給上の問題もあって各国軍での普及が思ったようには進まなかった。
  • さらにはアサルトライフルと弾薬を共用できるアサルトカービンで十分代用可能なこと、ボディアーマーの進化が凄まじく対物ライフル弾すら防ぐような代物が登場してきたこと、9mm弾の改良や強装弾の使用によって威力不足が解消されたことなどもあり、かつての勢いは失われていた。
  • 要するに、既存の銃との互換性や操作性の慣れを無視した強烈な自己主張と発表するタイミングの悪さがTMP、ひいてはステアー社の失敗を引き起こした原因だったのである。

【過去ログ】