プラネタリウムを借りる

Last-modified: 2020-05-20 (水) 15:47:39

数は少ないですが、日本国内には廉価で借りることが可能なプラネタリウム (ドームシアター) がいくつかあります。なお、このページに記載されている情報はあくまで非公式なものですので、不正確な内容が含まれる可能性があります。予めご了承ください。

また、このリストは包括的なものではなく、貸し出しているプラネタリウムは他にも色々あると思います。特に、「廉価ではない」価格 (1時間数万円とか) での貸し出しは多くのプラネタリウムがやっているようです。ただし、このページでは原則として比較的廉価なもののみを扱います。情報をご存じの方は是非このページに各自で追記していただければ幸いです。

厚木市コスモシアター (神奈川県厚木市)

直径12mの水平式プラネタリウムで、通常営業終了後の17:00~22:00の時間帯を「ドーム型貸ホール」として貸し出しています。厚木市民以外でも借りることが可能です。

基本料金は、星空なしの場合は1時間500円、星空ありの場合は1時間3,000円です。これは非営利無料イベントの場合の料金であり、非営利であっても有料イベントの場合は2倍、営利を目的とした有料イベントの場合は4倍になります。

星空なしと星空ありの違いは、非常灯の消灯可否であり、非常灯を消灯する場合にはスタッフの立ち会いが必須となるため、その人件費の分だけ高くなるようです。

厚木市コスモシアターには光学投影機として MegaStar IIB-ATSUGI (恒星数約500万個) がありますが、これを使用したい場合は応相談とのこと。

あくまで「ドーム型貸ホール」としての貸し出しであるため、残念ながらシアターに常設されているドーム映像の投影用プロジェクターを借りることはできず、使用者側で投影用プロジェクターを持ち込む必要があります。しかし幸いなことに、直径が比較的小さく非常灯の消灯も可能であるために、家庭用の2,000lmクラスのプロジェクター1灯と魚眼コンバージョンレンズの組み合わせで、充分に実用的な投影輝度を得られます。

スピーカーとマイクについてはシアターに常備されているものを使用できます。

「ドームで上映会」について

「ドームで上映会」はドームシアターを利用した様々なイベントを実施する無料・非営利の有志企画で、この厚木市コスモシアターを活動拠点として不定期に開催しています。ドーム映像・平面映像問わず持ち込み作品の上映も可能ですので、ぜひ遊びに来てください。

すみだユートリア ドーム (東京都墨田区)

直径18mの傾斜式ドームであり、プラネタリウムの跡地をドーム型貸ホールとして貸し出している施設です。墨田区民以外でも借りることができます。ドーム本体以外に控え室、ホワイエも付帯設備としてセットになっています。

利用料金が安く、午前9時~午後9時までまるっと12時間借りても合計3万5千円弱 (区民外料金の場合) です。ただし、営利利用は禁止されています。

一応はドーム投影用の魚眼プロジェクター1灯が常備されており、これを借りることができるのですが、残念ながら 1,000lm クラスのものであり、直径に比して暗すぎますので、実用性は低いです。

従って、ドーム映像を投影する場合には利用者側でプロジェクターを持ち込むことが基本になります。しかし、直径が比較的大きく、非常灯の消灯もできないため、充分に実用的な投影輝度を得るには少なくとも 5,000lm クラスのプロジェクターが欲しいところです。

スピーカーやマイクに関してはシアターに常備されているものを借りることができます。

この施設は アップデートアーキテクツ (アップデートプラネタリウム) の皆さんの活動拠点になっています。5,000lm級の魚眼プロジェクターを常設備品として用意しよう、という動きがあるとかないとか?

北とぴあ ドームホール (東京都北区)

直径18mの傾斜式ドームであり、プラネタリウムの跡地をドーム型貸ホールとして貸し出している施設です。プラネタリウムだった頃から多様な形で活用されていることで有名だったそうで、今でもコンサート会場等としてよく利用されているようです。

非常灯の消灯が可能で、営利目的での利用もOKのようですが、利用料金がやや高く、区民外の場合、午前9時~午後9時までの終日利用で約5万円です。

ドーム映像を投影する場合には利用者側でプロジェクターを持ち込む必要があります。恐らくは 4,000lm 級であれば充分でしょう。ただしこのクラスのプロジェクターを用意することはなかなか難しいです。DLPプロジェクターの場合、カラーホイールにホワイトを混ぜることでホワイトの輝度を稼いでいるビジネス系の機種はその分だけカラー輝度が低いですので要注意であり、名目上は4,000lmあってもカラー輝度の不足からこのクラスのドーム用としては実用にならないことがあります。

府中郷土の森博物館 プラネタリウム (東京都府中市)

直径23mの水平式プラネタリウムです。利用料金は市外団体の場合で午前9時~17時までの全日で約4万円と手頃ですが、「プラネタリウムの貸出は別途技術料が必要になります。」という注記があり、技術料の額については明記されていません。確かAMATERAS導入館と聞いたような気がしますが、未確認です。

ギャラクシティ まるちたいけんドーム (東京都足立区)

直径23mの傾斜式ドームシアターであり、「まるちたいけんドーム」という名称の通り、多様な形での活用を前提としています。2019年末に機材がリニューアルされ、プロジェクターが更新されて明るく鮮やかになり、AMATERASが正式導入されたことに伴いシステム的に扱いやすくなりました。

「借りる」ことはできないのですが、アマチュアが自主制作した映像の上映に協力して頂けることがあります。

LOUNGE NEO (東京都渋谷区)

壁面がドーム状のスクリーンになっている、ちょっと変わったイベントスペースです。会場使用料はそれなりに高いですが、色々と面白そうなイベントが開催されているようです。「2台のプロジェクターで壁一面に迫力ある映像が映し出せます。」とありますが、どうやら2台のプロジェクターを連動させて単一の大きな映像を投影できる、ということではない模様であり、大画面×2面投影として使われているようです。単一の大きな映像を投影したい場合には、利用者側で魚眼プロジェクターを持ち込む必要があるのかも知れません。ただ、飲食前提のスペースですので会場内がそれなりに明るいため、かなり高輝度のプロジェクターじゃないと苦しい可能性が考えられます。(「比較的廉価」というこのページの原則からは外れる施設ですが、変わり種であるという理由から紹介しています。)

2020年5月、残念ながらこの施設はコロナ禍に伴い閉店が決まりました。