収録拡張 | 名前 | 種別 | 効果 |
移動動物園 | 雄牛の習性 | 習性 | +2 アクション |
Way of the Ox | +2 Actions | ||
移動動物園 | カメレオンの習性 | 習性 | このカードの指示に従う: このターン、カードが+カードを引くを与えるごとに、あなたは代わりに+コインを得て、+コインを与えるごとに+カードを引くを得る。 |
Way of the Chameleon | Follow this card's instructions; each time that would give you +Cards this turn, you get +Coins instead, and vice-versa. |
※習性の例
概要
移動動物園(拡張)で登場した、アクションカードの使用時効果を上書きできるギミック。
アクションカードを使用する際に、習性を指定することで、そのアクションカードの使用時効果を習性に書かれた効果に変更することができる。
イベント等と同様に横向きのカードでサプライ外に置かれ、1ゲームで使用する枚数に関するルールもない。
ただし公式ルールでは、以下の通り推奨している。
利用法
- 習性を用いるゲームでは、どんなアクションも習性分の働きはするので、以下のアクションとの組み合わせに注意。
- 礼拝堂などの、役目を終えた圧縮カードが、中終盤でも習性分の働きをするのは悪くない。
- 宝の地図などの、特定の状況下で無いと腐りやすいアクションも、習性分の働きは担保されており手が伸びやすくなる。
- 廃墟もアクションカードであるため、使用時に習性を指定することができる。
- そのため廃墟撒きは、習性を用いるゲームではかなり弱体化し、習性の種類によっては利敵行為にもなり得る。
- 共同墓地を用いるゲームでは、デッキ1巡目から習性の効果が得られ、場合によってはゲーム速度が各段に早くなるので注意が必要。
- 習性を指定しても、仕切り線以下の効果は消えないので、浮浪児やトラベラーや囲郭村などと組み合わせるのも良いだろう*2。
- 馬などの「使用すると、本来は場から移動するはずのアクション」を、習性の効果で場にとどめることができる場合がある。
- 後述の通り、「カメレオンの習性以外の習性で、女魔術師のアタックを避けられる」という動きができるので、(習性の効果が有用であれば)女魔術師に対する対策となり得る。
- 追いはぎのアタックをアクション-財宝カードが受ける際も同様の動きができるが、有用なケースはレアケースだろう。
詳細なルール
- 習性は王国カードではない。購入や獲得はできない。
- 習性はサプライではない。「サプライ」とは別の卓上の領域にある。
- 習性を適用することをマニュアルの用語でuse(使う)という。
- 習性を指定する回数に制限はない。
- 習性に「this(このカード)」と書いてある場合、それは習性カードそのものではなく、習性の効果を適用したアクションカードのことを指している。
- 習性を指定した際、効果が変更されるのは、アクションカードの『使用時効果』のみである。
- カードテキストの仕切り線から下に書かれた効果は『使用時効果』ではない。習性を指定しても仕切り線以下の効果は残る。
- 例えばならず者使用時に雄牛の習性を指定した場合、(ならず者が場に出ているかぎり)「カード1枚を購入するとき、+1勝利点トークン」の効果は発揮される。
通常のならず者 +1 カードを購入
+2 コイン
他のプレイヤーは全員、自分の手札が3枚になるまで捨て札をする。
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このカードが場に出ているかぎり、あなたはカード1枚を購入するとき、+1勝利点トークン。雄牛の習性を指定 +2 アクション
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このカードが場に出ているかぎり、あなたはカード1枚を購入するとき、+1勝利点トークン。 - 逆に橋は全ての効果が使用時効果であるため、雄牛の習性を指定した場合、カードのコストが下がる効果は発揮されない。
通常の橋 +1 カードを購入
+1 コイン
このターン、すべてのカード(プレイヤーの手札を含む)のコストは1少なくなる。
しかし0未満にはならない。雄牛の習性を指定 +2 アクション
- 例えばならず者使用時に雄牛の習性を指定した場合、(ならず者が場に出ているかぎり)「カード1枚を購入するとき、+1勝利点トークン」の効果は発揮される。
- 持続カードの使用時効果が変更された結果、『次ターンまで持続する効果』『次に○○した時に解決する効果』などが発揮されなければ使用したターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
- リザーブカードの使用時効果が変更された結果、『酒場マットに移動する効果』が発揮されなければ使用したターンのクリーンアップフェイズに場から捨て札になる。
- 岐路は、使用時効果が「このターン最初に使用した」かどうかを問われるので注意。
- カードテキストの仕切り線から下に書かれた効果は『使用時効果』ではない。習性を指定しても仕切り線以下の効果は残る。
- 習性の指定は、『アクションカードの使用時』であれば、いつでもできる。
- 単にアクションを使用した場合に加え、以下の例は『アクションカードの使用時』にあたるので、習性の指定ができる
- 以下の例は『アクションカードの使用時』にあたらないので、習性の指定ができない
- 玉座の間などでアクションカードを複数回使用するとき、1回目と2回目で別々の選択(1回目は習性を選択、2回目は習性を選択せずに通常通り、など)をすることができる。
- 「習性を指定する」という行為は「アクションの使用」ではない。
- 習性を指定するか選ぶタイミングは、『「先に(=first)」という指示のある効果』が発揮された後となる。
具体的に『「先に(=first)」という指示のある効果』は以下の通り。
- 他の「使用時効果を上書きする効果」や「使用時効果を書き換える効果」との組み合わせに注意。(詳細は「効果の上書き」と「効果の書き換え」に関する2023年版裁定も参照のこと)
- カメレオンの習性以外の習性を用いるゲームでは、女魔術師のアタック効果を受けている場合、アタックの対象になるアクションカードを使用したプレイヤーは「習性の指定をし、習性の効果を得る」「女魔術師のアタック効果を処理し、+1ドロー+1アクションを得る」のどちらかを選択できる。
- カメレオンの習性以外の習性を用いるゲームでは、追いはぎのアタック効果を受けている場合、アタックの対象になるアクション-財宝カードを使用したプレイヤーは「習性の指定をし、習性の効果を得る」「追いはぎのアタック効果を処理し、使用時効果を無効化する」のどちらかを選択できる。
- よって、いずれの場合もカメレオンの習性はアタック効果が優先されるので注意。
- 【無謀なカード】を使用して習性を使った場合、「『1度の使用で2回指示に従う』という使用時効果書き換え効果」は上書きされるので発生せず、習性の効果を1回のみ発揮する。ただし、「『場から捨て札にしたとき、由来する山に戻す』という捨て札時効果」の処理は発生するので、捨て札時に由来する山に戻す。
- 資本主義購入後に財宝化したアクションカードを使用して「+コイン」のない習性を指定した場合や、反対に財宝化していないアクションカードに「+コイン」のある習性を指定した場合でも、それによって使用したアクションカードの種類は変化しない。場に出ている財宝カードに関係する処理(薬草商、銀行など)との組み合わせに注意。
余談
公式ルールブック曰く、使用したアクションで習性を選択したかどうかを後でわかるようにするために、習性を選択したカードは傾ける(横にしておく)ことを推奨している。
ただし、「玉座の間などでアクションを複数回使用して1回だけ習性を選択した」という状況も発生することがあるので、その場合はゲームに関係ないトークンを習性を選択したカードに置くなどの工夫が必要。
コメント
- アタックカードに習性を使用する際にリアクションする場合、どのタイミングでリアクションを宣言するのでしょうか? -- 2020-12-06 (日) 00:01:24
- アタックカード使用→リアクション宣言→習性の選択→効果の処理 -- 2020-12-06 (日) 07:54:50
- 誘導等で+1カードトークンを乗せたアクションカードを使用するとき、例えばカワウソの習性を選択した場合、計3枚のドローになりますか? -- 2024-10-04 (金) 04:39:32
- はい。さらに言えば、トークンの効果で+1カードを引くを得てから習性で使用するか通常使用するかを選べます。 -- 2024-10-04 (金) 05:00:19