収録拡張 | カード名 | コスト | カード種別 | 効果(※日本語訳はDominion Onlineより) |
Rising Sun | Fishmonger | 2 | アクション-Shadow | +1 購入 +1 コイン -------------------- これは手札からと同様に山札からも使用できる。 |
Ninja | 4 | アクション-アタック-Shadow | +1 カードを引く 他のプレイヤーは全員、手札が3枚になるように捨て札にする。 -------------------- これは手札からと同様に山札からも使用できる。 |
※Shadowカードの例
概要
Rising Sunで登場した、新たなカード種別。
Shadowカードはカード裏面が一般的なカードとは異なる図柄となっており、見分けがつくようになっている。*1
Shadowカードは以下の性質を持つ。
- デッキシャッフル時に「デッキの底」に置かれる
- デッキ中にある時、あたかも手札にあるかのように使用できる
よって、実質シャッフル毎に手札外から使用できるようになる便利な性能を持っていると言える。
利用法
- 例えば、初手で購入し獲得すると、確実に3ターン目に使用することができる。
- 地味に初手で獲得した「Shadowでないカード」の底沈み率を下げることにも貢献する。
- 「山札から使用」とした場合、実質『+1ドローしてShadowカードを手札に加えた』と見なすことができる。Shadowカードを山札から使用せず、手札にドローしてしまうのは、1ドロー損と言える。
- また、Sicknessなどの手札破壊効果に対しても、Shadowカード分は有効手札が減らないと見なせるので、ある程度対策になる。
- デッキ底だが、山札のカードが明確に分かることを利用し、女魔導士などと組み合わせるのも良いだろう。
- 「手札のカードを使用する」という効果の対象にもできるので、玉座の間などの「追加で『手札のアクション使用』ができないと意味がない」というカードとの組み合わせも優秀。
- 望楼などによりShadowカードをデッキトップに置くことですぐに使える。
- 特にカードを獲得するShadowカードであるTanukiとの組み合わせには注意。TanukiでTanukiを獲得し、そのTanukiをすぐ使ってTanukiを獲得……とすればTanukiを一気に獲得出来る。
詳細なルール
Shadowカードは主に2つの性質を持つ。
- デッキシャッフル時に「デッキの底」に置かれる
- デッキ中にある時、あたかも手札にあるかのように使用できる
- Shadowカードを含めてシャッフルする時、山札の一番下に置かれる。
- Shadowカードが複数種類ある場合、それらを好きな順番で山札の底に置く。
- 同じタイミングで山札の底に置かれる【運命のカード】も、同様に混ぜて好きな順番で置くことができる。
- 山札の底に置かれる性質は、デッキのシャッフル時以外では発揮されない。
- シャッフルが行われる度に発揮される。ルールによるものか効果によるものかは問わない。
- シャッフル時に山札の底に置かれるが、それ以外の場面で山札の底に留まる効果ではない。
- 例えば、隠し通路の効果でシャッフルを介さず他のカードをデッキの底に入れることは可能であり、結果的にShadowカードがデッキの底以外の場所に位置することはある。この場合にShadowカードを底に置き直すことはしない。
- Shadowカードが複数種類ある場合、それらを好きな順番で山札の底に置く。
- Shadowカードが山札の中にある場面で、通常のアクションカードを使用するかのように、あたかも手札にあるかのように使用できる。
関連カード
※影カードの共通テキストは省略して記載
拡張 | 名前 | 関連 |
Rising Sun | Fishmonger | +1 購入 +1 コイン |
Alley | +1ドロー+1アクション、手札1枚を捨て札にする | |
Ninja | +1 カードを引く 他のプレイヤーは全員、手札が3枚になるように捨て札にする | |
Ronin | 手札が7枚になるまでカードを引く | |
Tanuki | 手札1枚を廃棄、(廃棄カードのコスト)+2コスト以下のカードを獲得 |
余談
Rule Bookletによると、「デッキ内のShadowカードは『どこにあるか』をわかりやすくするために横向きに差しておくことを推奨する」とされている。
コメント
- ドミニオンオンラインの挙動を見る限り、「店」や「コンクラーベ」等の「手札からアクションカードを使用する」の効果によって山札からshadowカードをプレイするのは可能のようですね。 -- 2024-08-13 (火) 03:33:06
- 今回ドミニオンオンラインはプレビューが間に合っておらず現在のお試し期間もバグが多いようなので、挙動を当てにするのはリスキーです。ただし、その挙動については玉座の間を例にしたケースで発表されており正しい処理です。 -- 2024-08-13 (火) 10:03:58
- shadowカードを習性として使うことはできますか?使える場合は豚の習性かラバの習性とのコンボで壊れカードになる気がする… -- 2024-08-15 (木) 12:52:08
- ブラウザ版なら横の習性カードをクリックして選択しておくことで習性として使えますね -- 2024-08-21 (水) 21:37:31
- ブラウザ版だと回避とか星図とか"運命の"とかシャッフル時操作とshadowカードが同時に存在すると操作不能になってる? -- 2024-08-21 (水) 21:40:47
- いくつか質問があります(まあ要するに「シャッフル時」に誘発する効果の順序は自由に決定してよいのか?ということですが):
1. シャッフル時、へそくりや【運命のカード】とShadowカードの順序は自由に決定できますか(Shadowカード群の間に挟んだり、Shadowカード群より下に置いたりできますか)?へそくり、【運命のカード】、各Shadowカードの処理順を自由に決定できるならShadowカードAをデッキボトムに置いてから【運命のカード】をデッキボトムに置いて、ShadowカードBをデッキボトムに置いたりできるはずです(底からShadowカードB、【運命のカード】、ShadowカードA)。
2. シャッフル時、メイソン団や回避の効果でシャッフルからShadowカードを除けますか?メイソン団や回避の効果を先に適用してよいなら除けるはずです。
3. シャッフル時、星図や占星術師団や運命のの効果でShadowカードをデッキトップに置けますか?星図や占星術師団や運命のの効果を先に適用してよいならデッキトップに置けるはずです。 -- 2024-08-23 (金) 21:25:42 - 用語集でも触れられていますが,やはりデッキ/山札の混用は判りづらく,特に日本語では「デッキ:山札,手札,捨て札等の集合」とし,次に手札に加えられるカードの山を「山札」に統一できないでしょうか?ま,読めばわかるでしょ?と言われればそれまでですが. -- 2024-08-25 (日) 10:17:18
- 非常にごもっともの指摘ですが、精緻に置き換えるとなると案外難しいです。
例えば冒頭の「デッキシャッフル時にデッキの底に置かれる」は、この基準だと前者(シャッフル対象)はデッキ、後者(底の存在する領域)は山札ですが、本当に後者のみ置き換えると同一性が失われていまいち通じない文章になります。
長年の悩ましいポイントですが、公式の時点で区別していないので如何ともしがたいですね。 -- 2024-08-25 (日) 11:01:38 - デッキをシャッフルするとは「捨て札と山札を混ぜてシャッフルする」事でしょうが,デッキの範囲と言うのは,前後の関係で変わってしまうとらえ方なので,常に「山札」に一対一で互換できる訳ではないという主旨ですね?
そう言われるとなんとなくわかります.確かに悩ましいところですねぇ.
自分だけがその場の状況に応じて「山札」を使い分けるようにします.説明いただき,ありがとうございました. -- 2024-08-25 (日) 12:57:36 - 航海の抜け道。前哨地とも相性良し。 -- 2024-08-25 (日) 13:27:07
- 「用語集」にも「山札」を独立した形で加筆戴いたようで,ありがとうございます.
確かに,相当悩ましいですねぇ.私のイメージでは「山札=stack」なのですが,[pile]を対象にすると,デッキ[deck]以上に紛らわしいです.廃棄置き場の山はもう[heap]状態ですし... -- 2024-08-26 (月) 10:19:13 - ドミニオンアプリで王子を使用後、手札にない山札の一番下にある忍者を脇に置こうとしましたが、忍者を選択出来ませんでした。王子の場合は影カードは脇におけない仕様なのでしょうか。それともバグでしょうか。 -- 2024-08-30 (金) 02:06:16
- 詳細なルールにも書かれていますが、Shadowカードは手札からと同様に山札からもできるのはあくまで使用のみです。王子で脇に置く処理は使用ではありません。 -- 2024-08-30 (金) 04:13:34
- ありがとうございます。脇に置く処理は使用には入らなかったのですね。。 -- 2024-08-30 (金) 10:05:21
- ↑*9 アプリ版で試してみたんですが、2.と3.は想定通りでしたが1.だけうまくいきませんでした。
どうしても「[星図、占星術師団、メイソン団、回避、運命の]→Shadow→へそくり」の順([]内は任意の順)で解決されてしまい、Shadowカードの1枚上に運命のカードを置くことができませんでした。
また、異なるShadowカード同士の順序も選択出来ず自動で決定されました。これらは仕様ですか? -- 2024-09-02 (月) 08:36:00 - アプリ版の挙動からすると、航海の追加ターン中に山札から何枚使用しても手札から使用したわけではないので、手札のカードを3枚使用できますが、手札から3枚使用済みの状態だと「手札にあるのと同様に使用できない」ため、山札からの使用もできないようですね -- 2024-09-23 (月) 10:23:57
- 初手(1T)でShadowを購入して、3T目に確実に使用できるカラクリを教えてください。2T目のクリーンアップフェイズで、シャッフルをして山札の一番下に置くので、5T目の手札に加わりそうですが…。 -- 2024-09-25 (水) 20:43:51
- こればかりは理由を答えようがないと言いますか、ただの定義です。「デッキシャッフル時にデッキの底に置かれる」と同じく「デッキ中にある時、あたかも手札にあるかのように使用できる」までが、Shadowに定められたルールです。手札5枚を構えた状態のまま、手札を消費することなく、デッキにあるShadowを使用できます。 -- 2024-09-25 (水) 22:48:11
- ああ、「デッキトップにShadowがあれば使える」じゃなくて、「デッキにShadowがあれば山の中からでも使える」、なのか! やばすぎる。ありがとうございます! -- 2024-09-26 (木) 12:16:22
- 詳細なルール欄でも2つの効果が互い違いに書かれていて見づらかったので、階層分けして整頓しました。山札とデッキの言葉の使い分けはしていません。公開情報のくだりだけはおそらく誤りだと思ったので、コメントアウトで残しています。 -- 2024-09-26 (木) 21:07:08