【いてつくはどう】

Last-modified: 2022-11-27 (日) 13:49:04

概要

白い波動を巻き起こし、相手の「良性状態変化全消去」効果を発生させる特技。

【魔剣士】

【はどう】

【闇のヴェール】-【邪炎波】-【いてつくはどう】-【暗黒連撃】-【闇の加護】-【ダークマター】-【波動解放】-【煉獄魔斬】-【黒炎帝の斬撃】

はどうスキルに70P振ることで習得できる。消費MPは6。
構えた手から赤白い波動を放ち、前方扇状範囲内に居る敵全員の良い状態変化をほぼ全て消去する。
 
【零の洗礼】の上位互換というべき特技であり、更にあちらよりも消費MPも軽い。
零の洗礼は後衛職の【賢者】しか使用できないうえに射程が短いので、使用するには前に出なければならないリスクを伴っていたが、こちらは前衛職である魔剣士が扱えるため、そのようなリスクをほぼ気にせずに使用できる。
硬直も零の洗礼より短く、敵に強化を掛けられても咄嗟に使用できるので使い勝手が良い。ただしこちらは準備時間が0秒のため、零の洗礼や【ゴールドフィンガー】と違いモーションを行った時点でキャンセルできない。
他の前衛系が使えるゴールドフィンガーや【極竜打ち】と違い、【打撃完全ガード】に対しても効果があることや武器種に依存せずに使えるというのも利点。
 
ただ、本作では通常雑魚戦は多くても4~5体ほどしか出てこず、防衛軍のような乱戦コンテンツでの雑魚はHPが低いのでバフを消す暇があったら攻撃して倒してしまった方が早い。この技の「複数の相手のバフをまとめて消す」という特徴は敵にやられると非常に厄介だが、味方側だとそれを活かせる場面が中々ない。
【万魔の塔】三の災壇のメッサーラ、四の災壇のアークデーモンの魔力かくせいをまとめて消すには有効に働く。
 
また【サポート仲間】の場合は何らかの基準があるのか、敵が強化を掛けてもいてつくはどうを使用しない場合がある。

敵側

中盤以降の多くのボス・強ボスが使用する他、雑魚では【アモデウス】【カーディナルナイト】【ガメゴンレジェンド】が使う。
効果範囲はほとんどの場合正面扇状だが、【創造神マデサゴーラ】【デュラン】【真・災厄の王】【災いの神話】などごく少数ながら「対象とその周囲」へ放つ円形範囲タイプも存在する。
 
当然効果は強力で、本来なら10分以上効果が続く【天使の守り】を始め、【ミラクルゾーン】といった必殺技による補助効果、さらには【テンションアップ】すらも問答無用で消し去ってしまう。
 
発動までの時間は(使用者にもよるが)概ね長く、頑張れば【たいあたり】【キャンセルショット】で止められる可能性もあるが、【破戒王ベルムド】強など発動時間がほぼゼロな敵の中断はまず不可能。
 
「前方に範囲が広い」特徴から、使用者の正面にいて距離がある場合はまず回避不可能だが、真後ろにいれば当たらず、【ふりおろし】と同じ要領で横に回って回避することも可能。
しかし、真横だと敵のサイズ次第で当たってしまったり回避行動自体できない場合もあり、タイミングはかなりシビア。オーバーラン気味に走らないと避けきれないことも多く、ラグ等の影響もあり回避の難易度は高いと言えよう。
またターゲットされた人が回避を試みて動くと、短時間ながら存在する「発動までに向きを変えることができる時間」の影響で範囲が横にずれ、複数の人が巻き込まれる危険がある。動くなら巻き込み確認はしっかりするべきだろう。特に【サポート仲間】は避けようと大きく動き回るため、敵の近くにいると高確率で巻き込まれる。
 
円形範囲のタイプは、対象にされたキャラは回避不可だが、対象以外ならそのキャラから離れることで回避できる。
 
【災厄の王】は範囲内に誰もいない場合でもエフェクトが発生していたが、こちらは範囲内に誰もいなかった場合、発動のモーションは行うもののエフェクトもSEも一切発生しない。
なお、災厄の王がいてつくはどうを使う場合のみ、準備時間の間「ゴゴゴゴゴ」とSEが発生するようになっている。

変遷

Ver.2.4

初の対象周囲タイプの使用者である創造神マデサゴーラが登場した。

Ver.3.0

【達人のオーブ】導入により、宝珠「鉄壁のはどうガード」によって防げるようになった。と言っても最大で10%と言う気休め程度の物ではあるが…。
しかし、使われると非常に厄介なのは事実で他に防ぐ方法はないので、手に入ったら付けておいて損はないだろう。
はどうガードとあるが、【暗黒の舞い】【最後の審判】といった強化効果を全消去するもの全般に対して効果がある。

Ver.3.2前期

災いの神話が登場。当初のコイツが使ういてつくはどうは、正面扇状でも対象周囲でもない、対象+自分周囲(【オノむそう】と同じタイプ)という効果範囲だった。
また、実装当初は正面扇状タイプの使用者であった真・災厄の王は、災いの神話と合わせるためかこの頃に対象+自分周囲タイプに変更された。
射程が長く、エフェクトも近くにいるキャラ1人のみに発生するようになっているため範囲を誤認しやすい。

Ver.3.2後期

達人のオーブに飾り石の要素が追加。鉄壁のはどうガードに適用すればガード率が+2%され最大12%となる。

Ver.3.5後期

期間限定のドラゴンクエストX5周年イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】で元祖いてつくはどう使いの【大魔王ゾーマ】が登場。
彼のいてつくはどうは自身に【ひかりのはどう】+正面広範囲のプレイヤーの補助効果全消去というもの。
これは原作のいてつくはどうの再現で(詳細は下記)、エフェクトと効果音も当時のものを高クオリティで再現したド派手なものとなっている。

Ver.4.3

二度目の「妖女と災獣」の登場時、災いの神話と真・災厄の王が使ういてつくはどうがこっそりと対象周囲タイプに変更された。

Ver.5.2

達人のオーブシステムが大幅改修。
鉄壁のはどうガード自体に変更はないようだが、飾り石の廃止などにより、水の宝珠のLV調整だけで手軽に最大の12%まで強化できるようになった。

Ver.5.4

新職業の【魔剣士】が習得でき、遂に味方側でも使用できるようになった。
エフェクトは大魔王ゾーマが使う版の色を赤くしたもの。あちらは冷気の使い手なので青白かったが、魔剣士のイメージに合わせ赤くしたのだろう。

過去DQ作品におけるいてつくはどう

本家大辞典の記事も参照。
初出はFC版DQ3のラスボス専用特技であり、この時は「ラスボス自身とプレイヤー側パーティ全員の補助・弱体問わず呪文効果を全消去」するという効果だった(ゾーマ自身は補助呪文は使わないが、FC版ではスカラなどの補助呪文を敵側にもかけることができた。そういったものも含めて全ての呪文効果を敵味方問わず消去する処理となっていた)。
リメイク版DQ3では「自身にかかっている弱体効果とプレイヤー側パーティ全員の良い補助効果を全消去」、DQ10風に言えば「ひかりのはどう+いてつくはどう」の効果に変更になった。
以降の作品ではひかりのはどう効果は削除され、相手側パーティの補助を全て消去する効果で統一された。プレイヤー側も道具などにより使用可能になったり、転職により習得可能になる。
何気に初出以降、補助効果消去効果そのものが敵専用になった作品はDQ3,8(3DS版を除く)のみである。
一方敵側もラスボス以外でも徐々に使用する者が増え続けてきており、近作のDQにおいては最早お馴染みといってもいいかもしれない。殆どの場合はエフェクトは青白いものが使われていたが、今作では白くなった(大魔王ゾーマが使うものを除く)。
初登場以来、使われて嫌な技としてトップクラスで嫌われている。今作では発動前にキャンセルしたり、配置次第で食らう人数を減らせる事が可能といった意味では緩和されているが、それでも充分厄介なことに変わりはない。

強化効果を消去する効果のある技一覧

強化消去の部分は全て「はどうガード」で防ぐ事が出来る。
零の洗礼はいてつくはどう効果を単体にしたもので、技ではないが両手剣の【天馬の大剣】にも「3%の確率でいてつくはどう」(実際は単体にのみ良性ステータス消去)効果がある。
ゴールドフィンガーや極竜打ちなどは攻撃+この効果。これらダメージを伴う消去技はダメージそのものが無効化されると消去効果も発生しないため、【ダメージ完全ガード】等を消去することができない。そうした欠点もあって、消去技として見るとダメージの発生しないいてつくはどうや零の洗礼のほうが上位と言える。

仲間モンスター専用

敵専用 

関連項目

【ひかりのはどう】