【アビスセーラーセット】

概要

Ver.5.1で登場したローブ系防具。装備レベルは105。【黒の錬金石】で【錬金強化】が可能。
外見は、セーラー服（の原形となった水兵用の軍服）を魔術師風にアレンジし、Abyss（深淵）のように澱んだ黒色に染め上げたもの。
豪勢な飾りのついた大きな魔女帽子が目を引くものの、下半身の半ズボンは好みがわかれるかもしれない。女性はミニスカート（下に短パン）である。
　
雷と闇の属性に耐性が付く。雷属性軽減は【賢哲のころもセット】以来で、闇属性軽減は【月のローブセット】以来の効果（20%減は初）となる。
完全上位ではないが、闇は炎より使い手が多く、さらに状態異常の追加効果を持った技が多い＝属性耐性100%で追加効果もまとめてシャットアウトする価値が高い属性のため、長らく賢哲や【精霊王のクロークセット】にこだわり続けてきた人でも乗り換える価値があるかもしれない。
守り重視の効果は僧侶やヒーラー寄りの賢者向けといえるが、耐性が役に立たない状況なら呪文発動速度ブーストを持つ一世代前の【ソポスのころもセット】や二世代後の【妖炎魔女のドレスセット】の方が有効だったりする。耐性系である以上場面は選ぶ。
　
【冥骸魔レギルラッゾ＆獣魔ローガスト】戦では、闇属性耐性を100%にすることで【魔蝕】・【ダークネスブレス】・【闇の流星】を無効化できるため非常に有用。
具体的には【氷闇の月飾り】（29%）、【ダークタルト】★3（19%）、鉄壁の闇属性ガードLv6（6%）で合計74%。後は盾と身体上を防衛軍やゼルメア等で2つ闇耐性を狙えば100%を超える。
盾、身体上の二つがどちらも14％ならば合計102％となるので、宝珠の2％分は他に回しても足りる。
代わりとしてブレス耐性を100%に出来なくなるが、防げなくなるのは【絶対零度】のみとなるのでこちらの方が防御範囲は広い。
絶対零度にしても氷闇の月飾りで26%の氷耐性を得ているので、フバーハを2段階かけておけばHP次第では耐えられなくもない。追加効果の凍結も頭装備におびえガードを付けておけば防げる。
ただしローガストの【シャドウウィスパー】を食らってしまうと耐性が低下するので注意が必要である。
　
そして同バージョンで実装された【剛獣鬼ガルドドン】でもデスマスターや賢者の装備として出番が来る…と思われていた。
しかし、ガルドドン戦で雷耐性を盛るなら100%まで上げないと意味が薄く、基本的に盾を持てないデスマスにはこのセット込みでも100%調整のハードルが高く、メインアタッカーを担う賢者はソポスの闇強化や錬金部位が競合する攻撃魔力を捨てなければならない点が痛すぎる。
そもそも雷100%で防げておいしいのは向き変え失敗の事故死が怖い【招雷ドラミング】くらいであり、【轟雷バースト】は近づかなければ当たらないし、【ジゴデイン】は賢者なら【マホステ】で対応できるため、後衛で雷100%はあまり意味がない。
結果として、デスマスも賢者も雷盛りのアビスより攻魔盛りのソポスや妖炎魔女が好まれ、必ずしも属性耐性特化が役立つというわけではないという例になった。
が、サポート攻略であれば話は別で、プレイヤー操作時のような効率の良い戦い方が出来ないサポート仲間は、耐性によって攻撃を無効化できるターンが増えると難易度が激変する為、これで雷耐性を盛って100％まで持っていくのはほぼ必須となる。
　
なお、ローブ系で腕装備がフリーになるのも月のローブセット以来。
ローブ系を装備する職は腕に高い呪文発動速度錬金を付けたい場面が多いので（占い師や天地雷鳴士なら会心率やMP消費しない率が候補だが）、他セットの腕装備を使い回すことができるメリットは大きい。
恐らく、この恩恵を一番大きく受けるのが仲間モンスターの【モーモン】だろう。
【フワフワダンス】の回復量は【おしゃれさ】のみを参照するため、腕装備が空くこのセットであればセットボーナスを発動させつつ、おしゃれさの補正値が非常に高い【ルビーのうでわ】を装備することができるためである。
またモーモンは自分自身の耐性で闇20％を持っているため、アビスセーラーを着込むだけで40％の耐性を得られる。これにより闇100％のハードルもかなり低くまさにドレスコードと言えるほどに相性がいい。
　
Ver.6.5前期（5世代後）に、腕フリーは失った点以外は上位互換となる【オスクトルローブセット】が実装された。

セット内容

【アビスハット】?
【アビスセーラー上】?
【アビスセーラー下】?
【アビスブーツ】?

装備可能職

【僧侶】【魔法使い】【賢者】【占い師】【天地雷鳴士】【デスマスター】

基礎能力

余談

2022年5月27日よりドラクエウォークにおいて、本装備の色が白を基調としたものに変更されたホーリーハット・ホーリーセーラー上・ホーリーセーラー下という装備が実装された。