【インペリアルクロス】

Last-modified: 2023-08-19 (土) 22:59:52

概要

ボスを四方から囲んで戦うこと。
元ネタはロマンシング サ・ガ2で、5人で十字型の陣形を作って敵と対峙する基本的な陣形のひとつであった。
本来は

     仲   
 敵  仲帝仲
     仲   

という形で、皇帝を中心に先頭の仲間が敵の攻撃を引き受け、両翼(帝の上と下)が攻撃、皇帝と最後尾の1人を守る陣形である。

しかしDQ10においては元ネタとは使われ方が大きく異なっており、

   仲
 仲敵仲
   仲

というように一匹の敵を囲み、敵が誰にでも自由に攻撃できる陣形のことをインペリアルクロスと呼ぶ。
…が、これは【タゲ下がり】を全く行わず、【移動干渉】システムを味方に付けることを完全放棄しているに等しい。
本作のエンドコンテンツは【パラディン】優位のもの以外でも、タゲ下がりで敵の実質行動間隔を伸ばすことで回復やバフが安定して行えるようバランス調整されているものが殆どのため、無策でこうした陣形を取ることは自殺行為と同義である。
よって、本作においてこの言葉が出た場合は、こうした状況に陥っていること、あるいはこうした状況を招くプレイヤーやパーティを馬鹿にするための蔑称として用いられることが殆どである。
 
一方、この名称が使われることは少ないが、ブレス系などの扇範囲の強力な攻撃を持つ相手に対して被害を和らげられるという意味で、囲み陣形が有効になる場合はある。 
例えば、初期の【ダークドレアム】 戦においては、強力な範囲攻撃を分散させるため魔4僧4構成で遠隔アタッカーと回復役のツーマンセルを四方に配置したこの陣形が流行した。
なお、DQ10の枠内で元ネタのインペリアルクロスのような陣形を再現すると、4人パーティに合わせて両翼を片翼に削り、先頭(メイン壁のパラディン一人)と片翼(補助壁一人)で皇帝と最後尾(後衛二人)を守る、ちょうどパラディン入りの魔法構成のような戦い方となる。