【キュルル】

Last-modified: 2023-06-14 (水) 17:04:57

概要

Ver.4のストーリーにおける相棒である、丸っこい小鳥のような姿の「時の妖精」(自称)。語尾に「キュ」をつける。
【エテーネルキューブ】を使い、時渡りの力を制御する術を持たない主人公を異なる時代に転送するのが主な役目。
 
デザインは【鳥山明】に自由にさせたため、大胆な色使いとなっている。
また、デザイン画では球根からとれる実のようになっており、【時の球根】はそこからの着想であるとみられる。
 
某アニメに同名のキャラがいるため、検索しても中々DQ10のキュルルにたどり着くことができない。「キュルル ドラクエ」と検索した方が確実(なお、その同名のキャラの中の人はドラクエ10で【ユーライザ】を演じている)。

人物

DQ9のサンディのように、ストーリーにおけるガイド役と言える。立ち位置だけではなく、言動がアレなのもサンディに似ている。エテーネルキューブを設定して起動させるようすもまさしく彼女の「スウィッチオンヌウゥウ!!」と同じである。
服の配色などがリメイク版DQ7の【石版案内人】に若干似ている。こちらも立ち位置が似ている。
 
以前は【主人公の兄弟姉妹】と行動を共にしていたようだが、詳細は本人が語りたがらないため不明。寝言でも言っているので真実だとは思われる。
【砂上の魔神帝国】においては折角兄弟姉妹と再会できたのに、話の都合上キュルルは眠ってしまっていたので真相は持ち越しとなっている。Ver.4.5前期で真実であることが確定し、ウルベアではまだ兄弟姉妹と出会っていない時間軸なので、混乱を避ける為にあえて出なかったと語っている。
 
時間跳躍以外に、自在に空を飛べる能力を持つ。だが基本的にはエテーネルキューブから出たがらない。
機械に宿る精の為か、良くも悪くも考え方が機械的で合理性を最も重視し、人間の情による非合理的な考え方は理解できない様子。だが主人公と意見がぶつかった際は、主人公の意志を尊重してくれる。
やや尊大な態度で、アンルシアに「主人公のペット」扱いされた際には「主人公の方がペットだ」とのたまってくる。
さらに主人公の正体を訝しんだ【勇者アルヴァン】に対し、「説明が面倒だしどうせ死ぬから身体に負荷掛けても問題ない」とぬかすなど、シチュエーションによっては非常に嫌われることものたまう。
しかしキュレクスの死後は感情を継承したのか悲しみを理解し、メレアーデやパドレの気持ちを汲むことができるようになっている。
兄弟姉妹がしょっちゅう与えていたらしく、チョコレートが大好物。

Ver.4.2

冒頭で、記憶を失った【ファラス】からは「魔法生物か」と言われている。もちろんその正体など知る由もないため、人間に随伴する得体の知れない生物=魔法生物とする認識は致し方ないところである。

Ver.4.3

エテーネルキューブは【ウルベア地下帝国】で作られたことが判明したが、この時点ではキュルルの存在は描写されておらず、どのような理由でキューブの中に収まるようになったのかは謎であった。
一方で、製作に必要とされた【時の球根】が関係あるだろうとは推測されており、後述のように正にその通りであった。

【遥かなる未来への旅路】(Ver.4.5前期)

肝心な時は眠ってばかりだったのが、最後の最後で大活躍。
【マデ神殿】の結界を解いた後、力の消耗で眠っていたが、【キュロノス】操る【マローネ】【キュレクス】を襲撃する騒動で目を覚ますが、その姿に驚いたキュレクスが隙を突かれて致命傷を負ってしまう。
そして、キュルルが自身の力から分化した*1キュロノスと同様の存在であることを知ったキュレクスから、知識と力のすべてを託される。キュレクスの死には初めて悲しいという感情を持っている。時の泉から出たところで未来から来た【メレアーデ】が泉に入るのを見送り、再会を約束した。
 
キィンベルに戻ると永久時環の使い方をメレアーデに教え、【クオード】の犠牲はあったもののキィンベルの崩壊はとりあえず回避することには成功。エテーネルキューブで【時獄の迷宮】へと突入する。迷宮内では【パドレ】に主人公がパドレの子であることを教えている。
キュロノスによって時の牢獄へ閉じ込められた際にはパドレに脱出方法を教え、牢獄から脱出。
しかし、戻った現代は既に数ヶ月が経過しており、時元神となったキュロノスによって滅ぼされていた。
最後に残った異分子である主人公を殺そうと襲ってきたキュロノスの時間停止の力や巻き戻しの力を封じ、主人公と協力することによってキュロノスを完全に滅ぼす事に成功する。
 
その直後、メレアーデによって大エテーネ島が現代に転移。キュロノスが残した時渡りの力で力が満ちた永久時環を使って因果律制御を行い、キュロノスが滅びたという結果だけを残してアストルティアを再生させた。
しかし、その行為によって消耗する力は膨大であり、力を使い果たしたキュルルは「肉体は消滅しても世界の一部となって主人公を見守り続ける」、「時の泉でメレアーデが待っている」という言葉を残し、メレアーデとの再会の約束を果たす事なく消滅した。しかし、セリフより死亡した訳ではないことも分かる。
消滅後、どうやったのかは不明だが、【旅のコンシェルジュ】を通じて【スキルブック】を送ってくれる。

【時元神キュロノス】

流石に世界が滅びたという最悪の事態に加え、キュロノスへの借りを返す為にか戦闘に参加してくれる。
メレアーデと同様に戦闘フィールドにはいるが、HPやMPは存在せず、攻撃対象になることもない。
行動もきまぐれであり、げんまに近い存在である。
行動は【ベホマラー】【ザオリク】【マジックバリア】で攻撃行動は一切ない。
他、特殊な行動としてフェーズ3の時間停止を「時よ!動き出すキュー!」と言う台詞と共に打ち消してくれる。システムログ上では「お前の好きにはさせないキュー!」という台詞(技名?)になっている。

【闇の根源】(Ver.5.5前期)

兄弟姉妹の記憶の世界で登場。
【ラゼアの風穴】の研究室で、どうにかして【エテーネの村】を救いたい兄弟姉妹に歴史の修正力で既に確定した未来は変えられないことを語っている。

【悠久のレクタリス】(Ver.6.4)

CV:堀江由衣(11Sのシャール役)
【パドレ】【主人公】を神話の時代まで時渡りさせようとするも【ジア・サフィル】から受けたダメージが元で上手くいかず、さらにチカラを振り絞った時に姿を見せずに声だけで登場。
「友達のピンチには駆けつける」と【エテーネルキューブ】を動かし、主人公を神話の時代に時渡りさせる。
その道中で姿を現して再会し、「いつも君を見守っている」と語り、時を遡っていく主人公を見送る。

名前について

Ver.4.5前期にて、キュレクスの時渡りの力(時見の源泉)から生まれた事が判明したため、初対面時の名乗り

ボクは…… そうキュね。
キュルルという名で 呼んでほしいキュ。

については、潜在的に刻まれていた「キュr」の音を元に構成したものと思われる。これは【キュロノス】も同様であり、名前が似通っているのは必然と言える。
ちなみに【エテーネ王宮】にある書物によると、エテーネの秘宝の1つに「キュルスクル」というアイテムがあったらしいが、これについての関連性は不明。虫食い状態の書物には「…を演算器として閃きを得る」「個々の処理能力は低くても」「見渡す…王国の…発展と…欠くべからざる」と書かれており、これらの情報から、【時見の箱】の周囲を土星の輪の如く旋回しているエテーネルキューブ・中型版がキュルスクルと推察される。
 
開発的には、時計の針をキュルルルと逆回転させて巻き戻すという意味での命名かもしれない。
Ver.4の3ヵ月前に発売されたDQ11も時間遡行がテーマであり、【時の化身クルッチ】ほか【ヨッチ族】も時計をモチーフにしたデザインなので、ネーミングやデザイン・キャラ付け等の差別化について入念に検討しているのだろう。

イベント・その他

【モンスターバトルロード】

Ver.5.4より彼のスペシャルバッジが登場。装備すると必殺技【時間よ止まれ!】?を使用できる他、開戦時100%でチャージ時間-10秒とマヒガード100%が追加される。
金銀銅はなく、【若葉の精霊】虹と【銃士キュリトス】虹、【おむつっこり】金3個との交換で光バッジを入手可能。
 
待望の【クロウズ】互換のスペシャルバッジ。虹と金だけで他と交換対象が被ることもなく入手は割と容易。
クロウズ光よりも能力が汎用的で、モンスターの種別を問わず使っていける。協力チャレンジバトル等では大活躍できると思われる。
チャージ時間短縮は【リィン】虹と、マヒガードはキラービー金と重なるのに一応注意。

余談

プロモーションビデオではサッカーをしたりスケートしたり、早速マスコットキャラクター扱いされている。
プクリポのプレイヤーが【コスプレ】を試みることもあるが、パーツが明らかに違うためパチモンが出来上がる。



*1 これを聞いたキュルルは「親子みたいなものキュ?」と尋ねているが、キュレクスは「親子という概念には当てはまらない」と返している。