【グルヤンラシュ】

Last-modified: 2021-04-21 (水) 12:09:15

概要

3000年前、【ウルベア地下帝国】に宰相として仕えた人物。
Ver.1.1で実装されたガタラ外伝クエスト【動き出した時間】で名前が出されていたが、それから6年後、ついにVer.4.3ストーリー【砂上の魔神帝国】で真相が明らかにされた。

クエスト【動き出した時間】

現代に逃れた【ビャン・ダオ】が彼について言及。
高潔な神官の身なりで現れてウルベア地下帝国に取り入り、ガテリア皇国と争うように仕向け、両国の破滅と文明の衰退を招いた元凶であるとのこと。3000年前は【グルグ地下道】を根城にしていたらしい。
 
他方、魔物の世界では「乱世の引き金となった伝説の魔物」として伝えられていた。
ビャン・ダオは現代に彼がいると思い行方を追うも、魔物から「そんな魔物今の時代にいる筈がなかろう!」と一蹴されてしまう。

【七不思議クエスト】・砂塵にうごめく大巨人

Ver.1.5で実装された当クエストにて、グルヤンラシュについての追加情報があった。【ダラズ採掘場】地下に巨大地下空洞を造り、滅びの巨人を隠したとのこと。

【砂上の魔神帝国】(Ver.4.3)

【エテーネルキューブ】開発を指揮した人物であることが判明。Ver.4ストーリー自体が彼なくして成立せず、アストルティア史上においても極めて重要な人物と言える。
また、一国の政治を簒奪し大殺戮をもたらした張本人であるにも拘らず、ゲーム中で彼との戦闘が発生しないというのは、RPG全般としても珍しい事例である。グランバニア大臣ゲバン等いることはいるが。
 
3000年前のウルベア地下帝国に時間跳躍した主人公は、帝国の実権を握る彼と遂に対面するが、その正体はなんと【クオード】
【遥かなる故郷へ】で行方不明になったクオードはこの時代に時渡りしており、10年以上の月日を過ごしていた。
当初は偶然同じ時代にいた【主人公の兄弟姉妹】と共に【古悪鬼の棲みか】を拠点とし、後にグルヤンラシュを名乗りウルベア地下帝国の借家に移り住む。
そこではクオードの知恵と兄弟姉妹の錬金術(ビャンの言う”皇帝に取り入った怪しげな術”は多分これ)を活かしたトラブル解決で注目を集め、皇帝に神官見習いとして召し抱えられ、その後宰相となる(ウルベアでは皇帝を神と同一視するため神職が役人を兼ねる)。
グルヤンラシュとは「あの日に帰る」という意味の古代語らしく、彼の誓いを表している。
 
そんな彼の目的は【エテーネ王国】への帰還と滅亡の回避である。そのために帝国を利用して2つの計画を進めていた。
1つは時を渡るためのエテーネルキューブの開発。材料となるガテリアの資源入手の為に軍事外交を仕掛けるも、ウルベア皇帝【ジャ・クバ】が和平に動いたことで頓挫。やむなく彼を暗殺し、和平交渉のためウルベアを訪れていたガテリア第一皇子ビャン・ダオに濡れ衣を着せて対立を維持した。
そして「時渡りすれば父親を助けられる」という嘘で【ウルタ皇女】を唆し、エテーネルキューブ開発の協力者とした(実際にはエテーネ人ではないウルタ皇女がエテーネルキューブを使うことはできない)。
また戦争の過程で自身に反抗する者を多く前線に送り込み死なせている他、主人公の兄弟姉妹についても半ば軟禁する形で開発に協力させている。
その後は【ウルベア大魔神】による大虐殺などを経てガテリアを滅ぼし、材料を手に入れる。
戦争終結後も開発を続け、主人公が持ってきた【時の球根】で試作品と完成品の2つを作り上げた。
その内の片方は主人公の兄弟姉妹が持っていき、もう1つはグルヤンラシュ自身が持ち去っていった。
 
もう1つの計画は大エテーネ島に地脈エネルギーを注ぎ込み、地盤沈下を回避することである。
その為にドワチャッカ中の【地脈エネルギー】を吸収し、エテーネ王国へ持ち帰ろうと目論んでいた。
既に技術庁周辺はこの影響で砂漠化が進んでおり、本格的に実行すればドワチャッカ全土が砂漠化し滅亡すると言われている。
一部の研究者も急激に進む砂漠化を不審に思っているものの、グルヤンラシュが調査中ということで特に気にしていないらしい。グルヤンラシュの目的を考えると実際は調査など全くしていなかった可能性が非常に高い。
 
【マリッチ】の活躍で国王暗殺の真実、皇女を騙していたことその他諸々の罪が明るみに出ても許しは乞わず、皇女を監禁し「何を犠牲にしてでも目的を成し遂げる」と語る。
しかし【パドレ】【地脈の結晶】を奪われたことで計画は頓挫。ウルタ皇女による断罪の銃撃で流砂の海へと落下した(以降はクオードの項を参照)。
 
国民からの評判は当初非常に高く、戦争を勝利に導いた英雄とされていた。一方で滅ぼされたガテリア皇国からの評判は最悪である。また研究員たちを「ふみんふきゅう」で働かせるなど一部からは嫌がられていたが、前皇帝の仇を討ったとされている上に実権を握っているため誰も逆らえなかった。
ウルタ皇女により悪事が明るみに出た後は国民からの信頼も失墜し、「人の皮を被った魔物」という噂話まで立つほど。ウルベア民は良くも悪くも皇帝への信頼が絶大である。
後世で魔物とされていたのは、この話が誤って伝わったからかもしれない。ただしウルベア大魔神の殲滅力に酔いしれる軍部や、地脈エネルギーを燃料として動く【反重力飛行装置】に頼っている富裕層からは未だ支持されている。
 
彼が気づいていたかどうかは定かではないが、目的の為なら手段を選ばないそのやり口は彼が王の資格なしと蔑み、最も憎んでいた実父【ドミネウス王】と何ら変わっていない。特に地脈の結晶を奪われる段での台詞はドミネウスと全く同じある。
挙句に父親同様にパドレに出し抜かれて計画は頓挫とその末路まで全く同じとは皮肉としか言いようがない。
10年以上の時の漂流という年月と状況は皮肉ながら正義感に満ちた青年をここまで腐敗させるのかと同情と失望を禁じ得ない。
 
なお伝承ではウルベア地下帝国を滅ぼしたかのように伝わっているが、少なくとも直接滅ぼした訳ではない。
ただし、本ストーリーにおいて主人公とパドレの介入によって歴史が改変されてクオードの計画は頓挫し、歴史から姿を消している。
主人公とパドレが介入しない場合の歴史のクオード本来の動向、及びウルベア地下帝国がどのように滅びたか等は定かではないので、正規の歴史においてクオードの計画が何らかの事象を起こして滅亡した可能性も否定はできない。
 
ちなみにクエスト【終わりを告げる者】にて、ビャン・ダオが【魔鳥の頭目】をグルヤンラシュと誤認しているが、これは上記の通り「高潔な神官の身なりをして現れウルベアに取り入った魔物」とビャン自身が解釈しているためであり、グルヤンラシュの姿形は当然知っていた上でのものであると考えて矛盾はないであろう。クオードとジャミラス閣下ではキャラが違いすぎるのは致し方ないか。何の偶然か、頭目のご先祖様は本当に人間に化けて一国に潜入していたことがある。

【闇の根源】(Ver.5.5前期)

ネタバレ注意

主人公の兄弟姉妹の記憶の世界で、クオード及びグルヤンラシュが再登場。皇帝を暗殺した後の様子が描かれる。
10年以上経っても年をとらない主人公の兄弟姉妹に対し、徐々に老いていく自分を怖れ凶行に走ってしまったことを告白。その上で兄弟姉妹を監禁し「自分がおかしくなる前にキューブを完成させてくれ」と懇願した。
のちに約束通り兄弟姉妹はキューブを完成させたが、結局ガテリアを滅ぼしたあとも地脈エネルギー収集のために居座り続け、前述のストーリーで描かれたように喧嘩別れしてしまった。
 
また、主人公の兄弟姉妹はのちにタイムスリップの果てに古代【ドルワーム王国】を訪れ、グルヤンラシュの最期を尋ねている。
実際にはクオードは5000年前に戻ったため死亡はもう少し後になるのだが、ここで「グルヤンラシュはウルタ皇女に撃たれた」と聞かされたことで、主人公の兄弟姉妹の絶望が加速することとなった。
兄弟姉妹もこののち【魔界】とアストルティアを団結させるために【大魔瘴期】を早めるという「目的を達成するために少なくない犠牲を払う」ことをやってのけるため、グルヤンラシュに影響された部分が大きいと思われる。

余談

その姿が明らかになるVer.4.3ストーリー公開の前までは、その正体について様々な憶測が流れていたが、
その中には、「蒼天のソウラ」に登場し、名前の響きが似通っている【太陰の一族】(グルヤーン・イル・イシュ)に関連しているのではないかというものもあり、現行ゲームと蒼天のソウラとの繋がりを示すキャラではないかとの憶測もあった。
だが実際は、上述している通り魔族である太陰の一族とは全く繋がりの無い、一介の人間であった(ただしソウラ本編に登場する魔博士達は以前ウルベア帝国に仕えていたため間接的には関係している)。また上述通りグルヤンラシュとは「あの日へ帰る」という古代エテーネ語らしいので、「かつての栄光を取り戻す」という意味も込められているのかもしれない。