【バウギス】

Last-modified: 2024-04-08 (月) 23:08:09

概要

【大地の竜バウギア】と対をなした雄の竜。

【ジェニャの未来】

【バブドル集落】のE-2で読める本『大地の双竜』で初めて言及される。
 
もともと悪しき心を持った竜で、正しき心を持っていたバウギアとにらみ合うことでオーグリード大陸の均衡を保っていた。
しかし4000年前に美人な娘に一目惚れし、優しい心を手に入れた。
 
このエピソードと思われる記述は忘れられた書庫のF-3にある本『恋に落ちた竜』にも「伝説の悪竜」として書かれており、その本には娘をさらったとある。
この時点ではまだ悪しき心を持っており、娘を独占するために誘拐したとされるが、娘と過ごすうちにいつしか優しい心が芽生えたのだろう。
ちなみにバウギアはゴモルに子供をさらわれたことにより邪竜に変貌してしまった。
 
なお、この本には続きがあり、100年に一度来る竜の血が滾る日に狂い、その爪で娘を殺してしまう。
正気に戻った竜はなげき悲しみ、愛した娘を夢に求めて深い眠りに就いたという。
 
その後バウギスがどうなったのかはわからないが、【大地の怒竜バウギア】の図鑑2ページ目に、「古い伝承によると大地の竜には雄竜と雌竜の2体がおり、それぞれ悲劇的な末路を辿ったらしい」という記述がある。
一方、大地の竜バウギアの方のまめちしきでは「複数の矛盾する伝承が残っており何が真実かはいまだ不明」ともある。

【フェスタ・インフェルノ】

本コンテンツで解放される【常闇の竜レグナード】の新しいまめちしきから、バウギアが神話時代から存在していた竜(【いにしえの竜】)であったことが判明したため、おそらく対になるバウギスもまたいにしえの竜に属すると思われる。
ちなみにバウギアはレグナードを兄貴分と慕っていたそうだが、バウギスとレグナードの間に接点があったのかは謎である。

【竜と契約せし者】 / 【竜と生きるは竜術士】(Ver.7.0)

【竜術士】の新職解放クエストならびに職業クエストシリーズに本人(本竜)が登場。姿は【赤飛竜】らの色違い。
数百年前から生きており、当時は【ラギ雪原】に住む魔法使いの一族に恐れられていた。
ある時、一族の落ちこぼれとされる非力な魔法使いの娘【ランジェ】を見守り、負傷した彼女に竜の血を与えて救出した。
ランジェは竜の血に適合して回復しただけでなく、強い魔力と長い寿命も得た。
しかし、それを見た他の魔法使いは自分達も竜の血を得ようと目論み、ランジェを人質にバウギスへ血を要求する。
バウギスはそれを呑んで魔法使い達に血を分け与えたが、彼らは血に適合せず【虚竜】と化し、共食いの末に【虚竜王グリーデル】となってしまったため、ランジェと協力してグリーデルを封印した。
 
その後、ランジェは竜の血を直接取り込むのではなく竜と契約を交わすことで竜のチカラを得る方法を開発し、これが現在の竜術士の在り方となる。
ランジェはグリーデルが目覚めた時に備え、弟子を取ってバウギスと契約させ、竜術士の技を現代の人々に伝えようと試みる。
しかし、その最初の一人となった【シーロア】は奥義【ドラゴラム】に失敗して死亡。これが原因で、バウギスは以降彼女の弟【ルーイン】に命を狙われることとなってしまう。
そして、職業クエスト本編では遂にグリーデルの封印が弱まり、彼に力を吸われていったバウギスも衰弱していく。
グリーデル討伐後はとうとう瀕死になるが、ランジェが自身のチカラの全てを返還したことにより彼女の死と引き換えに生き延び、自身の中にランジェの気配を感じるようになった。
 
しかし一目惚れした娘のことや、バウギアのことを語っておらず、やはり上記の伝承とは一致しない点が見受けられる。
伝承で語られる性別や性格については一致しており、一目惚れした娘を攫ったという件に関してはランジェの救出の際に生贄にしようとしたと勘違いされた事が後世に伝わっていたと考えられる。
また、狂って娘を殺した末に眠りに就いたという件については、魔法使いの里を滅ぼした末に封印された虚竜たちがバウギスと混同されたり脚色されたりした結果このような伝わり方になった可能性がある。
職業クエスト以前の状況では悲劇的な末路というほどではなかったが…