【フォステイル】

Last-modified: 2023-12-12 (火) 11:56:23

概要

【プクリポ】の男性。500年前の【四術師】の1人で【メギストリスの都】初代国王。リュートを背負っている。
500年前の人物なのだが、神出鬼没な伝説が多く、現代の【メギストリスの都】に現れても普通に受け入れられている。
 
メギストリスの都のストーリーに登場したフォステイルは子孫の【ラグアス王子】【アルウェ王妃のノート】の力で変身した偽者。【破邪舟】入手ストーリーで初めて本物と会える。
現代でラグアス王子が変身したフォステイルが周囲に平然と受け入れられていたのは、後述するように様々な時代を行き来していたためと思われる。

人物

プクリポ離れした麗しい顔つきをしているが、それに見合った聡明さと人徳の持ち主。
プクリポにとっては英雄的存在で、【ミュルエルの森】に彼の名を冠した広場が設けられ、そこに彼の銅像が安置されている。像が置かれているフォステイル広場は一種の聖域となっているようで、強大な悪魔でさえ大幅に弱体化する。
 
【パルカラス王国】に王宮魔術師として仕官。レイダメテスの頃、【オーグリード大陸】に避難。しかしグレン城を占拠する【シオドーア】は人間以外を入城させなかったので、【海峡の岩屋】に仲間のプクリポ達と滞在。
そこで主人公の助力のもと【氷鳥のはね】を入手したので、【エルジュ】に破邪舟を作り出す方法について指導した。レイダメテス崩壊後はグレン城で【ヤクル】【ガミルゴ】とともにエルジュを助けた。
帰国後氷鳥のはねの魔力によって疫病に襲われたパルカラス国民を救い、クーデターを起こして疫病に罹患した人々を追い出したパルカラス国王を逆に追放。その功績により英雄と讃えられ、国民の希望によりパルカラス新国王に即位。恋仲になった【メギストリス姫】と結婚、国名をメギストリスと改める。
しかし死してなお進軍しようとする【パルカラス亡霊王】と亡霊兵士たちを鎮めるため、【キラキラ大風車塔】で儀式を行い死亡したという。
 
生前のフォステイルは未来(本作における現代)に現れる事もある。 
15年前、若き日の【アルウェ王妃】不思議なノートを授けたりもしたが、そういった一連の行動は氷鳥のはねに魔力を溜め、再び取り戻すための彼のシナリオだったのだろう。
 
ゲーム中では人徳を兼ね備えた実力者として描かれている事が多いが、アルウェが死ぬことが分かっていながらノートを授けたり、氷鳥の羽根を入手する為にパクレ警部を幽閉するなど、大いなる目的の為なら手段を択ばない冷徹な一面もうかがえる。それは自分自身すらも同様の扱いで、最後は大いなる目的の為に自ら命を絶った。
またアルウェ王妃と【悪魔ザイガス】のストーリーはまだ多くの謎を抱えており、直接会うことはできるものの、まだまだ謎の多い人物である。
主人公に助言をすることが多く、何か運命的なものを感じているようだ。
 
なお、王国の血縁が途絶えていなければ【プーポッパン王】とラグアス王子は彼の子孫という事になり、2人共それを意識していた様子はメインストーリーではほぼ描写されていないが、ラグアスは彼が先祖であることを「栄光に隠された闇」を見る限り何となく察してはいるようだ。
 
また、リュートは一般的に18世紀には既に廃れた古楽器として認識されているが、彼のものはちょっとそれとは似ても似つかない幾分現代的な様式の拵えとなっている。実際弦の数も一般的なルネサンスリュートやバロックリュートに比べると若干少ないので我々の知っているリュートではない事は確かである。
参考に、ラッカランの駅前で吟遊詩人が背負っている楽器の方が我々が目にするリュートの実物に近いものである。

ストーリーの活躍

目覚めし五つの種族

闇を抱く月光の楽園

【魔獣サルファバル】を倒すため500年前の世界に再訪した主人公を受け入れ、他の四術師(エルジュを含む)と共に封印を解き、主人公とサルファバルを戦わせる。現在進行形でパルカラス王国が疫病に瀕しているのだが、まだプクランド大陸に帰っていなかったらしい。
フォステイルもガミルゴもヤクルも、自国に帰った時に辛い悲劇が待ち受けていることがプレイヤーには分かっているが、それを伝えることが出来ないのが悲しい。或いは、彼らなら自分の運命を知ってなお進もうとするであろうか。

うつろなる花のゆりかご

ストーリー上で【パヤノドン】に白チャットで「フォステイルが!」と打つとストーリーが進む。本人の登場は年明けの【アストルティアキャラクターズファイル】第4弾まで待つことになる。
…と思われたが、実装された【パクレ警部の事件簿】では軽く言及されただけで終わった。

パクレ警部の現実

オルフェアを守る大ベテラン警部パクレ。その正体はアストルティア全域を監視する時空警察ケイブ!
……というのは全て夢、幻、嘘。以前パクレ警部が幽閉された際、放置されていたアルウェ王妃のノートの試作品となる銀色のノートに書いたパクレの妄想が具象化した存在であった。またお前か。
フォステイルの手引きによりノートが焼失したことによってこの騒ぎは幕引きとなる。相変わらずプクリポ騒がせな奴である。実際にはフォステイルの能力やノートの仕組みが何も分かっていないため完全納得とは言えないが、それでも「パクレの仕業」と言うより「フォステイルの仕業」と言った方が納得出来るのは流石である。

【闇の根源】(Ver.5.5後期)

Ver.5.5本編では登場せず、エンディング終了後のシーンで登場。CVはライバルズと同様斎賀みつき。
【港町レンドア】の遥か上空に突如広大な町が出現し騒ぎになっている最中、「ついに彼らが動き出したか」というセリフを発して【To be continued】となる。

【天星の英雄たち】(Ver.6.0)

【天使】たちに選ばれた【英雄】の1人として登場。
【神都フォーリオン】で、【ラダ・ガート】と共にやって来た主人公と再会。
既に面識のある主人公と親しく話す様子を、その関係性を知らないラダ・ガートから訝しまれる。
それ以降は試練を終えた後のイベントまで出会う機会が無く、やや印象は薄い。
 
【神化の儀】を控えた英雄たちの中では、「人ならざるものに成り果てる」という言い回しを用いるなど、ただ一人警戒心を抱いていた。
そして、神化の儀当日になって忽然と姿を消してしまう。
儀式の後、最悪の結末に困惑する天使たちを、人知れず【天の聖壇】?の上から見下ろしていた。その口元に不穏な笑みを浮かべて……。
 
ちなみにこれまで様々な形で登場してきたが、キラキラ大風車塔での儀式で死亡した後のフォステイルと対面するのは今回が初となる。

【暴かれし相貌】(Ver.6.1)

【天使長ミトラー】の部屋に入る直前で登場。しかしこの時はまだ詳細は語らず、「キミはキミのなすべきことをするといい」と語って姿を消す。
 
次に姿を見せるのは【悪神】と化した5人の英雄たちを連れ戻し、「ルティアナの清泉」で【ヘルヴェル】と出会った時。
ここから推理ドラマの名探偵の如きフォステイル劇場が始まる。
神化の儀で姿を見せなかったのは、悪い予感により未来を予知したが黒く塗りつぶされたように何も見えなかったため、様子を見ていたことを語る。
そして【主人公】【ユーライザ】【アストルティア】で悪神たちに対処している間に、ミトラーと結託して神化の儀の失敗の原因を調べていた。
そこで主人公が襲撃を受けて【魂の燭台】を落としたこと、深翠の試練での異変、浄罪の泉の汚染、【アルビデ】の不審死、神化の儀の失敗の一連の出来事全てが一つの意思によって行われていること、
主人公の存在がその犯人の誤算になり、主人公への襲撃や【天使】達の悪感情も主人公を排除するためであったが、それでも試練を継続してミトラーにも認められたことで計画を変更し、
各種トラブルも主人公を悪神とするための【悪神の火種】を用意するための時間稼ぎであるという推理を披露。
そして、この一連の事件の黒幕がヘルヴェルであることを明かす。
ヘルヴェルが悪神の火種で【呪炎の傀儡】と化したときは主人公と共に立ち向かう。
 
ヘルヴェルがミトラー達に取り押さえられたあとはまた忽然と姿を消した。

【ふたりの勇者】(Ver.6.2)

全く姿を見せなかった。
【アストルティアの楯】【ジア・クト念晶体】のことなども予知できていたのかは不明である。

【魔眼の月が昇るとき】(Ver.6.3)

ストーリー中盤、アンルシアが結晶化して以後から再び姿を見せる。
姿を見せなかったうちは魂だけになっていたラダ・ガートを復活させるために行動していたようで、それに一定の目途がついたため、天使長の意向で主人公とともに【テトラル】と面会する。
テトラルとの話の中で、禊のために入った浄罪の泉に宿る女神の力に結晶化を回避する力があることに思い至り、先の行動のうちにアストルティアのあれこれと引き換えに協力を取り付けていた薬師の【サワディエル】?に、汲んだ泉の水から女神の力の結晶の抽出と、それを取り込めるようにする方法を考え出すよう依頼する。
前者は高度な技術が必要として【主人公の兄弟姉妹】に依頼するが、飲み薬の要領で女神の力を摂取する方法を編み出す。
それを見た彼は、直後にサワディエルに量産化を依頼。サワディエルは天使遣いの荒さを嘆いていた。
 
その後、【ジア・クト念晶体】本隊の大軍勢が襲来した際、他の英雄たちと共に救援に駆けつける場面には現れなかった。
ただこれについては、彼の身体は蘇生された際のかりそめのもののままであり、地上を自由に行き来することは出来ないという理由がある(他の英雄は悪神になったとはいえ神化の儀を終えている)。
悪神の火種で汚された香炉も汚れを取り去って使用できるようになるまではまだ時間がかかるようで、主人公共々神化は持ち越しとなっている。
 
また、ストーリーの最中でもうひとりの自分である、後述の「流浪のフォステイル」の存在にも言及する。
女神の力の結晶の抽出の際に「自分は地上には降りられない」旨の発言をした際に、地上を彷徨っている自身の存在に触れ、「あれは現時点での自分ではない」と語っている。
現時点での…という言及から見ると、流浪のフォステイルとして現れている彼の中には、いくつもの時代を彷徨う生前の彼のみならず、ジア・クト念晶体との戦いの先に神化の儀を行い、神化した後の彼も現れていると推測できるが…。

【悠久のレクタリス】(Ver.6.4)

ジア・クトの軍勢の殲滅のために他の英雄たちが地上に向かったのに合わせ、フォステイルもまた回生堂から姿を消す。
神化の儀を受けていないために天星郷から出られないはずの彼が何処に向かったのか、この時点では何の説明もない。
 
その後、英雄たちの帰還と共に彼もまた戻ってくる。
どうやら主人公たちとは別の手段で、神話時代へ向かう方法を模索していたらしい。結果的には失敗に終わったものの、新たな発見があったと語っている。
(後述のアストルティア拾遺譚(2021年版)における行動にあたるものと思われる)

【天に煌めく星のごとく】(Ver.6.5前期~後期)

【とこしえの神殿】の地下、【秘伝の間】にある工房で初期型の神化の光炉が発見された。神授の秘密殿の扉を開くため、ここにきてやっとフォステイルが神化の儀を受けた。
その後、他の英雄たちとともに主人公の【創生巨神】化、【念晶巨人】のコア撃破に注力する。

ネタバレ注意

【魔眼の月】突入作戦ではラダ・ガート、リナーシェとともに行動。謎の植物の種を駆使して生産ラインの扉を突破するなどの知恵を見せる。
中枢部で【ジア・レド・ゲノス】により一旦は結晶化されてしまうものの、主人公たちがゲノスを撃破したことで復活。
【ジア・メルド・ゲノス】との最終決戦ではリナーシェ、ドルタムとともにユーライザが創り出した光輪の維持に回り、「勇気のバラッド」で援護する。
 
決戦から生還し、宴が終了した後、主人公とともに【ピュトス】の死を目撃。その後はまた、何処へともなく姿を消してしまう。
他の英雄たちは全員力を使い果たして消滅してしまったが、彼だけは消滅していないことがアストルティア拾遺譚(2023年版)で明言されている。
彼だけは悪神化しておらず、【神剣レクタリス】で斬られていないからという考察もあるが、明確な理由は不明。
 
クリア後のクエスト【薬師の天使は手を借りたい】では、【サワディエル】?の依頼を主人公に丸投げしていったことが判明する。

【アストルティア拾遺譚】(2021年版)

「銀の丘奇譚」で登場し、詳細は不明ながらも主人公のためもあるとして【イルーシャ】の協力のもとに次元の扉を開こうとするが、残念ながら失敗に終わってしまう。
フォステイルによって【銀の丘】ある扉の詳細が語られ、扉の中は「時の狭間」と呼ばれ、訪れたものの記憶を糸口としてあらゆる時代への扉を開くことができ、行きたい時代のことを正しく思い浮かべて一心に念じれば時を越えてその時間への糸が繋がり、その糸を捕まえてフォステイルの魔術で広げれば時を越える扉ができるという。
また、この扉の中の空間はずっと昔に【時渡りの術】に通じたある人物の協力により作られたとされている。

【アストルティア拾遺譚】(2022年版)

「星巡りの前日」で、フォステイルを天星郷に導いたのは【天使長ミトラー】であることや、生前に【キラキラ大風車塔】の落成式を見学に来ていたミトラーと出会っていたことが判明する。

【天を超えてゆけ】

全クエストクリア後、500年後の世界から帰ってきたエルジュを迎えている描写がある。
明言はされないものの、クエスト中でエルジュが何度も口にしていた「師」とは彼のことであると思われる。
【第10回アストルティア・ナイト総選挙!】でもエルジュがかつて師も参加したことがあると言っており、エルジュと関わりがあってナイト総選挙に出たことがあるのは彼だけなのでほぼ確定だろう。

イベント

【ホワイトデー アストルティア・ナイト総選挙!】

2013年3月に行われた。【ヒューザ】に次ぎ、66656票を得て見事2位を獲得。

【アストルティア・ナイト総選挙!】

【ザンクローネ】、ヒューザに次ぎ、3位となった。

【第2回アストルティア・ナイト総選挙!】

プクリポ随一のイケメン代表として今年もノミネート。
結果は6位と大幅後退。前回の上位組と違って直近の活躍が無かったのが敗因か。
一応同じプクリポ代表のラグアス王子との次年度ノミネート候補争いには勝利できた。
それでも本人は意に介していないのか、「自分よりも優れた者がこれだけいるのは喜ばしい事」としていた。
 
だが、全キャラの最下位用セリフを見ることが出来る不具合が判明。
フォステイルはプライドが傷ついたのか、かなりはっちゃけてしまっている。

………………ふっ。
プクランド大陸 最高の術師として
他の追随を許さなかった この私が最下位……?
ふっ。ふふふっ……。
そんな汚名を 歴史に残してはいけない。
どうやら 今一度 キラキラ大風車塔の最上階で
儀式をとり行う時が 来てしまったようだ……。

流浪のフォステイル

Ver.3より流浪のヒューザと入れ替わる形で2015年5月1日から目撃され始めた。
ヒューザ同様、このコンテンツの正式呼称は「流浪の~」だが、プレイヤー間では「野生のフォステイル」の名称が浸透している。
こちらもヒューザのときと同様、メギストリスのストーリーをクリア済みでないと進行できない模様で、特定のアイテムを渡すとお礼がもらえる。
この時代に滞在するには魔力を使うようで、1回目および6回目以降には【まほうの小ビン】を要求される。
2~5回目に要求されるアイテムは様々なNPCの運命を変えるのに用いているようである。行動の連鎖から生ずる「奇跡」に対する人々の感謝の気持ちが例のノートを作り上げるらしい。

【モンスターバトルロード】

彼のスペシャルバッジが登場。装備すると必殺技【英雄王の領域】を使用できる。銀以降は【マホトラのころも】が、金以降は光耐性20%も追加される。
作るのにファーラットやトンブレロ等、けもの系モンスターのバッジを要求される。モフモフしているからだろうか。

余談

Ver.1.5で【美容院】でにプクリポ男が設定できる髪型にロングヘアーが追加され、【月のローブセット】と合わせてフォステイルっぽい外見を作れるようになった。通称パチテイル。まあどうやっても本人とは似ても似つかないが…。
ユーザーの間では「フォスティル」と小さい「ィ」と思われてることが多いようである。ティルではなくテイルである。

他作品・企画への出演

詳しくはこちら参照。

DQRA

新生後の真1弾にて占い師のレジェンドカードとして登場。
 
CV:斎賀みつき。 DQ11及び大乱闘スマッシュブラザーズSPにおける勇者イレブンの人。
斎賀自身、声がついたら担当してみたいとゲスト出演したDQXTVで公言していたが、台本を渡されるまではフォステイルでの採用を知らなかったという。

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