【不死の魔王ネロドス】

Last-modified: 2023-07-18 (火) 16:22:50

概要

【魔軍十二将】をはじめ数々の魔物を従え、1000年前のアストルティアに侵攻した【魔王】改め【大魔王】
配下の【バズズ】が集めた人間の魂の力により何度倒されても復活する不死身の能力を持ち、レンダーシア大陸を壊滅寸前まで追い詰めた。
 
存在そのものは【魔法の迷宮】実装時から示唆されていたが、Ver.4.1のストーリーで真名が判明。それ以前の情報については【不死の魔王】を参照。
同色に【不死の支配者】がいる。またモーションはのちに【邪神ヤファギル】に流用された。
 
ちなみに、まめちしきによると「魔軍十二将をはじめとする不死の軍勢」に不死の力を与えたとのことで、「なぜ魔法の迷宮のコインボスは何回倒してもまた現れるのか?」という疑問に対する答えになっている。「不死の魔王」というネーミングも、着想の元はそこだろうか……。
 
暴虐の邪神こと【邪神ダビヤガ】を信奉していたことが明らかになっている。そのため【戦禍の邪神】の復活には興味がなかったという。なおこのことから、【魔界】には【邪神】信仰という文化があることが分かる(【ヘルカッチャ・強】のまめちしきでも言及されている)。

活躍

【栄光の勇者と消されし盟友】(Ver.4.1ストーリー)

ストーリー内では協力者たちは登場せず、現代より大幅に強化された魔軍十二将と、【シャドーサタン】【ガーゴイル】のみを従えている。
 
そして終盤には本人とご対面。筋骨隆々、青肌金髪に赤い3つの眼を持ち、単身乗り込んできた【勇者アルヴァン】にわざわざ【盟友】を呼ぶよう忠告するなど、戦いを楽しむような喋り方をする。
本人曰く、これまで戦いにおいて敗北したことはないらしい。アルヴァンたちが魔王城に攻め込んだ際、一度は深手を負わせたが、すぐに再生したためアルヴァンたちが撤退したこともあり、これは彼にとって敗北には含まれていない模様。
自身の目的に邁進する【冥王ネルゲル】【大魔王マデサゴーラ】と違い、その姿は武人そのもの。
しかし現代の盟友たる主人公が駆け付けたことでやる気が入り、玉座から戦闘フィールドまで見事な宙返りを決めたかと思えば、手からハルバード(戦斧)を取り出し、軽々と振り回しながら襲い掛かってくる。
 
アルヴァンと主人公に初の敗北を喫し、自身を倒したことを褒め称えるが、不死の力を行使し再生を始める。この際空から力を吸収するような描写がなされるが、集めた魂がある様子は見受けられずどこにあるのかは不明。
このとき本来の歴史通り、【盟友カミル】が発見した禁忌の邪法をアルヴァンが使用したことにより不死の力を奪われ、相打ちとなった。
ここで不死の力諸共滅びるはずだったが、【黒衣の剣士】が介入し不死の力は持ち去られてしまう。
彼自身は上記の武人然とした立ち振る舞いや、下記の配下達とは比較にならない強さ、1000年前の世界の黒幕という立ち位置などカリスマ性、インパクトは十二分。
しかし、倒されたあとも禁忌の邪法を警戒せずに受けたことで、再生能力が止まりそのままあっさり消滅したこと、こいつ自身はVer.4.1のラスボスではないこと、そして直後に戦う【無限獣ネロスゴーグ】がネロドスよりも厄介なことなど、ネロドス自身の物語上の立ち位置はあくまで大きな通過点の1つであった。
 
何度倒されても仲間共々蘇り、最後に一度でも勝つことで勝利条件を得るというゲームの主人公の特権と同じものを持った魔王と考えると、このアイディアだけでオフゲーが一本作れてしまいそうな中々面白いボスキャラと言える。
また、死者の魂の力を利用すると言う特徴はネルゲルとも共通している。違いは、ネルゲルが魂の力を誕生と自身の強化に用いているのに対し、ネロドスは自身の再生に用いていると言う点。
 
魔法の迷宮の案内役【ロンデ】【ドロシー】【ロスター】とは「3つ目」という共通点があり、魔軍十二将が魔法の迷宮に送られた後に何らかの形で転生した可能性が指摘されている。この3体、全ての名前に「ネロドス」のアナグラムが織り込まれている。

Ver.5

既に倒されているため登場はしないが、魔界でのストーリーにおいて彼は、マデサゴーラの1代前の大魔王であったことが言及されている。
また、メインキャラの1人【ヴァレリア】が彼の死後内乱を経て【バルディスタ要塞】の王になったことや、ネロドス同様イメージカラーが青で同じ長物の槍を使うなど、影響を受けているような演出も見える。強者との戦いを楽しむ彼の死後軍事国家が作られたことは興味深い。
 
Ver.5.2では【大魔王城】の本棚で読める書物から、かつて魔界の西部に存在した【ネロディオス覇王国】という大国を治めていたことが判明する。
ネロディオス覇王国の魔王だった頃から既に魔軍十二将を率いており、不死のチカラも健在だったようだ。
なお、その不死のチカラの由来は未だ不明(類似の能力を持つ魔王・大魔王は確認されていない)。
 
Ver.5.3では【モヒペンコ】によって【大魔王顔壁】から幻影である【ネロドスシャドウ】が生み出され、戦闘となる。
モヒペンコや【ゴッツェ】など敬愛する者もそこそこおり、魔界の住人は彼の無敗伝説や筋肉の凄さに惹かれているようだ。
 
書籍「アストルティア秘聞録」ではネロディオスを興したのが2000年前とのことなので、1000年以上生きていたことは確定。

【天を超えてゆけ】

第3話【いにしえの封印の伝承】でその存在が語られる。
当時の部下に【守護者ラズバーン】がおり、彼にも不死の力を与えていたことが判明。彼はその力で【蘇りしラズバーン】として復活する。
ネロドスが勇者に倒されたことで、ラズバーンは勇者なき時代に魔王を誕生させることを画策するようになったという。
なおラズバーンは魔軍十二将に数えられていないことから、当時そこまでの地位はなかったものと推察される。

攻略

この戦闘では勇者アルヴァンが【NPC戦闘員】として参戦する。
「勇者アルヴァンの物語のラスボス」ということからか、BGMは人気曲【勇者の挑戦】
 
通常攻撃に加え【ぶんまわし】【はげしく斬りつける】といった直接攻撃を主体に【邪光の三眼】を絡めるスタイルをとる。
邪光の三眼は対象とその前方扇状にダメージ+【おびえ】効果を付与する技で、直前まで向きを変えるので下手に動くと他の味方を巻き込む可能性がある。
どの攻撃もダメージが大きく、特に激しく斬りつける攻撃は【攻撃力低下】が入っていても1人で喰らうと耐えることは厳しい。
武器ガードをすることもある。
 
HPをある程度減らすと【魔眼】【魔神斬り】が行動に加わる。
魔眼は地面に魔法陣を3つ設置し、3秒後に起爆して陣の上にいるプレイヤーに200程度のダメージ+【マヒ】の効果を与える。範囲が意外と広めなため、大きく動かないと回避は難しい。
魔神斬りは前方範囲に痛恨ダメージを与える攻撃で、約1500前後のダメージになる。対象が1人の場合は必中だが、2人以上に当たった場合はミスになる場合もある。
 
そしてHPが50%と20%を切ると味方全員に耐性無視の強制マヒ(冥王ネルゲルや【創造神マデサゴーラ】が使うものとほぼ同一)を付与し、「遊びはここまでだ」のセリフと共に自身の状態異常を解除+【攻撃力上昇】2段階+被ダメージ90%カット状態を付与し、7秒程の溜めの後に【ブラッディインパクト】を放つ。被ダメージ減少はブラッディインパクトを放つと解除される。
ブラッディインパクトは戦場全域に瀕死になるダメージを与え、自身のHPを大幅に回復させる技。
この直前にプレイヤーキャラ全員が「盟友の力が高まった!」というメッセージが表示されると共にコマンドに「【????】」が現れ、そのコマンド内にある「盟友の盾」を選ぶと無傷でやり過ごすことができ、ネロドスのHPも回復しない。
使いさえすれば効果時間等はほぼないので、コマンドの入力タイミングを考えたりする必要はない。
この攻撃の後に追加される行動はないが、上述の通りネロドスの攻撃力が上昇しているので直ぐに【ゴールドフィンガー】【零の洗礼】で解除しないと非常に危険。
 
盟友の盾の発動後はアルヴァンが【勇者の猛り】を使用し、ネロドスを【激怒】状態にして攻撃を引き付けてくれることがあるためこの時は攻撃のチャンスとなる。
ただしアルヴァンを狙った範囲攻撃に巻き込まれないように注意。この勇者の猛りによる激怒は【パラディンガード】等と異なり攻撃力もしっかり上昇するため、特にはげしく斬りつける攻撃やぶんまわしに巻き込まれると即死は免れない。
 
攻撃が激しいので回復役は2人欲しいところ。零の洗礼が欲しいので【賢者】+【僧侶】がおすすめ。
アルヴァンはバイキルトを掛けてもあまり火力が高くならないので、あとは自己火力を重視した構成にすればいいだろう。