【大魔王ゾーマ】

Last-modified: 2024-01-06 (土) 11:13:24

概要

ナンバリングシリーズ第3作目、『ドラゴンクエストIII』のラスボス。BGMは原典と同じ【勇者の挑戦】(戦闘前のムービーで【戦いのとき】が流れる)。
2021年のイベント再演時には【キャラクターボイス】が付いた。担当声優は大塚明夫。
 
あの【バラモス】をも陰で支配していた真の黒幕。
歴代のラスボスの中でもトップクラスの知名度と人気を誇り、モンスターズシリーズやヒーローズシリーズといった外伝作品にもほぼ定番のごとく登場している。
 
ドラゴンクエストX5周年イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】で期間限定で登場。
原作同様、ゴォ…… ゴォ……と両脇に火が灯る演出から【伝説の三悪魔】との三連戦、そして定番セリフを経て戦闘となる。
ちなみに【竜王】と同様に討伐リストに記録される。
現在通算998体目であり、通常モンスターで図鑑に登録されなかった【魔瘴球オド】【守護者カムエル】を含めると記念すべき1000体目となる。
イベント時の話者表示では「ゾーマ」だが、戦闘時及び討伐リストの表記は「大魔王ゾーマ」となっている。
 
【いてつくはどう】【マヒャド】など本作既出の攻撃にも、すべてゾーマ専用の独自の効果・範囲・演出となっており、原作FC版での戦闘に限りなく近いバランスとなるよう調整されている。
例えばブレスなら前方への範囲が【一喝】並に広くなっている上に、正面270度の範囲に拡大しているため、後ろの方に陣取っていたとしても安心できない。
攻撃呪文に至っては対象を指定はするもののフィールド全域が攻撃範囲となっているため、マホカンタ以外の回避手段がない。他の範囲攻撃からすかさずマヒャデドスを撃たれたらまず終了である。そのマホカンタにしても詠唱時間が長く、詠唱短縮手段もないので効果時間の短さもあってかけなおし続けなければならない。いてつくはどうの頻度も高く全員への維持は難しいので大して対策にならない。
DQ10的には理不尽だが、旧作と本作との違いを実感できる機会でもあるだろう。
 
そのほか原作再現を意図したと考えられる演出として次のものがある。

  • 光の玉を使わず、闇のころもの守りがある状態でも戦うことができる(闇ゾーマ、下述)。
  • 闇のころもの守りを無にした状態なら【やくそう】や回復呪文でダメージを与えることができる。やくそうで70~250程、【ベホイミ】で90~110程、僧侶の【ベホマ】なら120~150程のダメージ。
  • マホカンタ状態の者がいてもお構い無しに呪文を使ったり、誰も強化・弱体がかかっていない状態でいてつくはどうを使ったりする。原作と同様の挙動になるよう、【判断力】が低く設定されている模様。
  • 戦闘前のゾーマの立ち位置が完全に右に寄っている。FC版でゾーマのグラフィックは縦横2キャラ分で作られ、半マスだけズラす表示ができなかったため右寄りになっていたが、それを完全に再現。狂おしいまでの原典愛だ。

また、専用技「滅びの愉悦」「死絶の美学」「魔王の抱擁」は、本作にも忠実に収録された戦闘前の台詞に由来するのは一目瞭然であろう。
 
なお指の数は元々4本だったが、DQ9以降は5本に。詳細は【指の数】にて。

闇ゾーマ

イベントの最初にパーティリーダーが光の玉を貰うか選択でき、貰わなかった場合は闇の衣をまとった状態のゾーマ(通称闇ゾーマ)と戦闘することができる。
闇の衣がある状態では行動パターンそのものは変化しないが、全ての攻撃の威力が約60%増加し、受けるダメージが25%ほど軽減される。
僧侶と賢者はどの攻撃を喰らっても一撃で致命傷になり、一番HPが高い戦士であっても2発耐えることは厳しい。
よしんば順調にHPを削れたとしても、HP減少と共に使用し始めるマヒャデドスとかがやくいきは無対策で喰らえば一撃で全滅するほどの超火力を誇る。
タゲ下がりや壁、ぼうぎょなどを的確にこなせなければ次々と落とされていくため、闇ゾーマの攻略の際しては誇張抜きで【常闇の聖戦】を制覇できるくらいのプレイヤースキルは最低限必要になる。
また、フィールド周囲の背景も雷鳴が轟く異空間のようなものになる。
闇ゾーマを倒しても称号等は貰えないが、冒険日誌には「大魔王ゾーマ(やみのころも)をはじめて倒した!」と記載される。

使用する技

※2回連続行動。ただし特定条件下で3回以上連続行動する事もある。

  • 【いてつくはどう】:原作DQ3のものを再現した独自演出。自身の悪い効果も解除する
  • 【こごえるふぶき】:通常よりも広範囲。ダメージは110~130程
  • 【マヒャド】:着弾と同時に地面を凍結させマップ全域にダメージを与える。ダメージは90~110程
  • 【滅びの愉悦】:HP90%から使用。前方帯状の範囲内に200~220程のダメージ
  • 【死絶の美学】:HP80%から使用。対象を中心とした範囲にいる敵からランダムに65~75程のダメージ×6
  • 【魔王の抱擁】:HP70%から使用。自身の周囲の床3ヶ所を凍らせ、時間差で氷柱を発生させ、範囲内の敵を12秒間凍りつかせてに3秒毎に60ずつのダメージ
  • 【マヒャデドス】:HP50%から使用。マヒャドと同様の独自仕様で、ダメージは180~220程
  • 【かがやくいき】:HP25%から使用。通常よりも広範囲。ダメージは220~240程

おしゃれ装備

2021年の再演時にはゾーマの【コスプレ】ができる【ゾーマのローブセット】が交換品に追加された。

蒼天のソウラ

第七十四話「日と月と」に登場。
【魔公王イシュラース】が装備する<三日月の深淵(アビスモ・デ・クレシエンテ)>から呼び出される魔王・魔神の一柱。
【オルゴ・デミーラ】と入れ替わる形で召喚され、荒れ狂う氷の呪文の流れ弾一発で【ソウラ】を死亡させた。
その後は【紅天のシャクラ】が召喚した【大幻魔 地甲大漢】がゾーマを強襲し、召喚主も交えて地形を変えるような決戦が続けられた。
その様子は「天を裂き地を割る大スペクタクル」であったと【ルシナ村】に500年もの間伝えられる伝説となった。