Top > 【時渡りの術】


【時渡りの術】

Last-modified: 2019-10-16 (水) 14:13:14

概要 Edit

文字通りタイムスリップをする術。
【エテーネの民】の秘術だが、現代のエテーネの村では全く伝承されていない。
しかし【冥王ネルゲル】はこれを危険視しており、本編冒頭でエテーネの村は滅ぼされてしまった。

使い手 Edit

エテーネの民は「時渡りのチカラ」を持っており、その力が高い者のみが使える。
【エテーネ王国】王族の家系は時渡りのチカラが高い模様。
本編で使用しているのは以下のメンバーだが、いずれも生命の危険時に無理やり発動したか、【エテーネルキューブ】等の補助が必要な者ばかり。
補助なしで自在な時代に移動できるのかどうかはまだ不明。

【主人公】 Edit

【主人公の兄弟姉妹】をネルゲルの攻撃から守る時と、【破邪舟】の復活のために500年前の世界に行くときに使用。
ネルゲル襲撃の際に使用した時に無意識で発動、兄弟姉妹を包み込んだ光の内側からは時間が止まって見えるような効果も発揮された。
物語が進むと、500年前のグレンには【大地の箱舟】を媒体にしていつでも行けるようになる。
 
Ver.4.0では5000年前のエテーネ王国に行くために使用。
エテーネルキューブとそれに宿る時の妖精【キュルル】の補助により限定的ながらも時渡りの術を制御できるようになり、現代と5000年前の時代を行き来できるようになる。
以降もキュルルの補助により他の時代へ飛ぶことができるようになる。
逆に言ってしまえば主人公はキュルル無しではキューブの設定ができないため、キュルルが消えたVer.4.5以降は更なる別時代へと飛ぶ可能性は限りなく低い。
 
5000年前のエテーネ王国で、幼少時の主人公が【異形獣】襲撃の際に無意識に時渡りのチカラを発動し、現代のエテーネの村に転移していたことが判明した。

【主人公の兄弟姉妹】 Edit

主人公により60年前の時代に飛ばされた後、錬金術士の傍ら時渡りの研究を続け、いかなる経緯かエテーネルキューブを入手して現代に現れた。
しかし飛ばされた副作用(後述)なのか長時間同じ時代に留まることができない体質になっているようで、Ver.3ラストでエテーネルキューブを残して姿を消してしまう。
また、60年前に戻ってからや、ウルベアに飛ばされてからはそれぞれの時代で10年以上過ごしていたようだが、それにも拘らず外見に一切の変化がないことから、もうひとつの副作用として肉体に流れる時間に異常をきたし、老いることができなくなっているのではないかという推測もある。
また、主人公やパドレらとは時渡り発動時のエフェクトが異なり、恐らくエテーネ王家の血をひいていないため、時渡りとは別の術である可能性もある。
 
【約束のはじまり】によればエテーネの村の滅亡を回避しようと時渡りを繰り返していたが叶わなかったようだ(後述)。
Ver.4.3にて3000年前の【ウルベア地下帝国】でエテーネルキューブを製作した経緯が判明。
ここで登場した兄弟姉妹がその後も様々な時代を渡り歩いた末にVer.3に現れたと思われる。

【エテーネ王国】 Edit

【黒衣の剣士】こと【パドレ】と、その妻【マローネ】も時渡りの術の使い手であること、【メレアーデ】【クオード】も時渡りのチカラを秘めていることが判明する。
【ドミネウス王】【時見の箱】で時渡りをしながら【時の指針書】を更新していると言われている。
このうちパドレは唯一何らかの補助を用いずに時渡りの術を自在に行使していることから、特に高い素質を持っていることが伺える。
 
その一方、プレイヤーが目にする他のエテーネ人については、時渡りを行使する描写は全く無い。
それもそのはず、【キュレクス】によれば時渡りのチカラは彼が朋友【レトリウス】に分け与えたものであり、その力が備わっているのはレトリウスの血筋の者のみであるという。
ただし、王家に嫁ぐ側であるマローネに備わっているあたり、時渡りのチカラを持つ血族というのは王家以外にも存在すると考えられる。王族の血がどこかで混じったのであろうか。

ストーリークリア後 Edit

Ver.4シリーズクリア後の段階では、

  • 主人公→自力で新たな時渡り先を見つけることはできない
  • 主人公の兄弟姉妹→タイムリープ体質を制御する方法はいまだ見つからず
  • キュレクス・キュルル・キュロノス・ドミネウス・クオード→死亡・消滅
  • パドレ→行方不明
  • メレアーデ→能力喪失
  • マローネ→ファラスを飛ばした際はあくまで主人公の時渡りの痕跡を参照しただけで、自力で自由な時渡りができるという描写は無い

…と、少なくとも自由に時渡りをコントロールできると明言されている人物は皆無となった。
ただし、メレアーデに関してはVer.4.5後期のクエスト【未来へ歩みだすために】?の描写から復活している可能性があり、マローネはそもそも描写自体が殆どないことと本人の台詞からある程度の行使はできるとの推測もされている。
また、同じく後期には時渡りのチカラを持っている可能性がある人物がもう1人現れた
ジェニャが大人になった時代には彼女を過去に飛ばせるほどの力を持つ何者かがいるようだが、正体は明かされていない。

時渡りの対象 Edit

【ラゼアの風穴】で見つかる時渡りの術に関する本によると、他人に対して術を使用すること、一緒に連れていくことは禁忌であり、何らかの副作用があるらしい。
作中では、実際にこの禁忌を犯し他者に時渡りをかける場面が数回ある。
ただし、いずれの場合も副作用と思われる効果は術者ではなく術の対象の方に起こっている。
 
主人公は、エテーネの村で無意識のうちに兄弟姉妹を時渡りさせたが、Ver.4.3時点では主人公には副作用は現れておらず、むしろ兄弟姉妹がタイムリープしてしまう体質になった方が副作用のようだ。
また、古オーグリードから戻る際と時の球根を求めエテーネ王国へ向かう際にメレアーデを連れて時渡りを行っているが、この時も主人公は無事であり、メレアーデの方にしばらく目を回したり失神したりとダメージが及んでいる。
 
また、Ver.4.1において【キュルル】は「時渡りのチカラを持たない者は例えエテーネの民と一緒であっても時渡りを行うことはできない」として、【勇者姫アンルシア】の同行を断っている。
しかし、このルールはそのVer.4.1のうちに覆され、エテーネの民ではないと自称し時渡りのチカラを持っていないはずの【ファラス】が、マローネの術を受け5000年の時を超えて現代に現れた。
ただし、無理矢理時渡りをした影響で身体に大きな負担がかかり、その弊害として記憶を失ったことがVer.4.2序盤で判明する。
 
さらに【ジェニャの未来】においては、大人のジェニャが何者かの助けを得て時渡りを繰り返した末現代にやってきた。
【ジェニャ】が特別な力を持っていたという描写はこれまでにはなく、副作用も明言されていない。
ただ、黄金のパラディンは数百年前から時代の節目に現れ、人々を救っては歴史の陰に消えるとの伝説があり、最終的に兄弟姉妹のように光に包まれて突如消え去っている。
更に彼女の曾祖母である【キンザ】からは「呪いをしょい込んどる顔」と言われることから、兄弟姉妹と同じくタイムリープする副作用が起こっている可能性高い。
 
これらの影響については後にメレアーデが「時渡りの呪い」であるとして説明してくれる。
どんな症状が出るかは千差万別であるが、その正体は時間を移動したことで生じる運命の歪みであり、時渡りのチカラだけがその歪みの影響から身を守ってくれるという。
時渡りのチカラを持つメレアーデが比較的軽症で済み、主人公に至ってはほぼノーダメージである一方、それが無い兄弟姉妹やファラスに重い副作用が起きたのもこれで説明が付く。
キュルルがアンルシアの同行を断ったのも、おそらくは重大な副作用の危険があるため推奨・容認できないという意味であろう。
他者への時渡りが禁忌とされるという話も、チカラを持たない者へかけてしまった場合のリスクのことを指している可能性がある。
 
Ver.4.4では、【キュロノス】とキュルルの力の衝突に巻き込まれた【プクラス】が過去に飛ばされてしまうが、その時に時渡りの呪いを受けたかは定かでない。
Ver.4.5の終盤では、メレアーデがキュレクスの航海船と【永久時環】を使用し、【大エテーネ島】をまるごと現代に転移させている。このときは「周囲の空間ごと安全に時渡りさせる」という航海船の機能と永久時環に蓄えられた時渡りのチカラに守られ、国民たちには「時渡りの呪い」の影響は出なかったようだが、世界を再生させる前のキィンベルにて、話を聞いてみると突如めまいがしたなどの多少の影響は起きた模様。
 
なお、サポート仲間については、彼らも結局のところエテーネの民なので、いろいろあるけど過去に行けること自体には説明がつくだろう。
しかし現代でスカウトした仲間モンスター、あるいは逆に過去でスカウトした仲間モンスターまで一緒に移動できることについては理解が難しい。
時空を超える【旅人バザー】と同様、決してツッコんではいけないところだろう。
余談だが、仲間モンスターにはルーラストーンと違ってエテーネルキューブ使用時の個別モーションが設定されていないらしく、使用時の演出では仲間モンスターだけ置いてけぼりにされている。
そこはやはり、自分はエテーネの民じゃありませんからということで遠慮しているのだろうか?

時渡りによる過去改変 Edit

小さな歴史改変はある程度可能だが固く定められた運命に打ち勝つほどの力はなく、何かを救おうとすると別の何かを犠牲に歴史の揺らぎを抑える力が働くこともある模様。
キュルルからは「既に起きてしまった歴史を変えることは容易ではない」「歴史の修正力」といった発言がある。
 
主人公の兄弟姉妹は何度も【エテーネの村】の滅亡を止めようと試みたが、滅びる数年前か数年後にしか帰ることが出来なかったらしい。
更に数年前から生活してネルゲル襲来に備えようとしても、直前に無理やり別の時代に飛ばされてしまったという。これも修正力の一つであろう。
 
主人公も1000年前のグランゼドーラでは【勇者アルヴァン】【盟友カミル】の運命を変えられなかった(ただし後年カミルの汚名返上は果たされた)。
また、オルセコ王国では【ガズバランのしるし】?を持ち込んだ事で、本来100年かかった【悪鬼ゾンガロン】封印が短縮され、死ぬはずであった【ギルガラン王子】を救った代わりに【グリエ王子】が死ぬことになった(その後のオルセコが滅びるまで400年あり、二人の運命が入れ替わっただけで現代に大きな変化はない模様)。
そして【ランガーオ村】に「オーグリードの盾の盟約」が語り継がれ、更にゾンガロンの力を封じる戦の舞がオーガ族に古来より伝わる踊りとして継承されるという歴史改変がなされた。
【ウルベア地下帝国】に至っては帝国が滅亡したことはもちろんのこと、特に何か変化が起こった様子はない。
主人公の介入により【ウルタ皇女】に真実が伝わり砂漠化を免れたという説もあるが、元々ドワチャッカ大陸は完全に砂漠化していたわけではない上、本来の皇女がどのような人生を歩んだのかが分かっていないため、これを歴史改変と言っていいかどうかは怪しいところ。
しいて言えば、【ダラリア砂岩遺跡】にいるウルベア魔神兵=【08号】が主人公の事を記憶したぐらいか。
また、過去の【ドルボード】制作に干渉した結果、主人公が持っているドルボードが突然強化された(【ドルボードオリジン!】)のも数少ない過去改変による現在の変化と言える。
 
Ver.4.4では過去ではなく、未来に飛ぶ事になるが、この未来世界で語られるアストルティア滅亡の原因を現代で排除しても特に未来世界が変化する様子はない。
これは、Ver.4.5前期でのストーリーからすると滅びの未来を回避しきれていないために未来世界には変化が無かったということ*1のようで、ストーリーをクリアすると滅びの未来が完全に回避されたため、未来世界の様相が大きく変わることになる。
一方、この理論で行くとこの先Ver.5やサブクエストで何が起ころうが、少なくとも1000年はアストルティアは安泰であると事前に分かってしまうということにもなるが…。
 
タイムスリップを題材とするVer.4シナリオはDQ11との類似性を指摘されることがあるが、この点では「過去を変えるためにタイムスリップした」あちらと対照的である。
メタ的な事を言えば、時間旅行者が複数人存在する本作において、大規模な歴史改変を許してしまうと、改変合戦で物語がメチャクチャになってしまうからであろう。
また、シナリオやクエストが長大かつ後付けで拡張されていき、更にプレイする順番を自由に選べるようにしなければならないMMORPGにおいては、歴史改変に伴って起こり得る矛盾も相当な量になると考えられるため、この辺りも理由の一つだろうか。
 
他作品におけるタイムスリップについては、こちらを参照。

時渡りのチカラを用いたその他の術 Edit

時見(未来予知) Edit

Ver.4.0にて、時渡りの力はタイムスリップの他に未来予知に使うこともできることが判明。
元々、古代のエテーネの民は強い時渡りの力を持つ「時読みの祭司」の未来予知によって繁栄し、島を平定してエテーネ王国を築いた際は祭司の一族がそのまま王族となり、その後王国が滅亡するまで未来予知を政治に利用していた模様。
主人公が訪れた5000年前の当代国王【ドミネウス王】も、未来予知の結果を元に【時の指針書】を書き記している。
 
現代エテーネにおいて【アバ】【シンイ】が予知能力を持っているのもその名残だろう。
全てのエテーネ人に時渡りができるわけではなく、それぞれの才能に応じてタイムスリップが可能か、未来予知が可能か、あるいはどちらも不可能なのか決まるものと思われる(ドミネウスの場合は低い才能を【時見の箱】と精神エネルギーのドーピングで補っていたが)。

時流制御 Edit

物体の固有時を進めたり戻したりする効果。いわゆる「タイムふ○しき」。
エテーネ王家の秘宝に「時操のツボ」というものがあり、時渡りのチカラと錬金術の組み合わせで行うことが可能な模様。
また時間の凍結も可能で、大エテーネ島を時渡りさせた後のメレアーデは時見の泉の時間を主人公が訪れるまでの5000年間凍結させていた。
一方、生物の老化や病気を都合よく操ることは不可能なようで、キュレクスですら病で死にゆくレトリウスを救うことはできなかった。

自己強化 Edit

時渡りのチカラを別の力に変えるもの。
敵サイドにおけるこれらの多くは、【キュロノス】によって力を与えられる事によって起きる変化である。
ドミネウスはこの効果により【時獄のドミネウス】および【魔人王ドミネウス】の姿に変身した。
黒衣の剣士パドレの【時獄の開門】もこれに当たると見られる。

因果律操作 Edit

錬金術師【ユマテル】の開発した【永久時環】を使った技術。
永久時環に時渡りのチカラが最大まで蓄えられている時のみ使用可能で、因果律そのものに干渉して書き換えることで、通常の時渡りでは歴史の修正力に妨害されてできない大規模な歴史改変すら可能とする。
【キュロノス】撃破後に、その膨大な時渡りのチカラが永久時環にチャージされたことでキュルルが発動、因果律に「キュロノスは計画を最後まで実行できず主人公に敗北した」という設定を書き込んで他をすべて巻き戻し、キュロノスによるアストルティア滅亡を完全に防いだ。
しかし、その代償はやはり大きく、キュロノスの結末だけを書き換える改変であっても、キュルルが実体を喪失するほどのチカラを消費することになった。また主人公が実行を決断するまでのキュルルの念の入れ方から、この改変自体も成功するかどうか定かではない賭けのようなものであったことがわかる(最悪キュロノスが復活する可能性も示唆される)。
いっそキュロノスの誕生自体や他の悪役の行為も無かったことにしてしまえばいいような気もするが、描写を見るにそこまで都合の良い改変は到底不可能だったと思われる。







*1 もっとも、【時元神キュロノス】は時を止めて一瞬にして大陸を破壊しているため、アルウェーンで脱出できるような余裕があったのかという疑問は残るが…