【月明かりの谷】

Last-modified: 2023-03-09 (木) 13:54:04

概要

【バルディア山岳地帯】内にある地域。【バルディスタ要塞】の北東に位置している。
 
ここには「月明かりの家」という孤児院が建っている。設立者は【ヴァレリア】で、【グレシア院長】が管理をしている。
月明かりの家には7人の子供たち(【リズティ】「シウバ」「ローゼ」「デメトリ」「アリスタ」「ヒョード」「ギャビィ」)が仲良く暮らしている。
 
1000年前、【不死の魔王ネロドス】【アストルティア侵攻】に伴う戦死により【魔界】が戦乱状態となり、ヴァレリアも家族を失うと共に幼い頃から過酷な戦いを強いられてきた経験が、設立の動機となっている。
また谷の中にはその際に共に戦った仲間たちの墓標も存在している。
ヴァレリアの苛烈な言動の理由を示す場所であり、のちにヴァレリアが【大魔王】を目指し魔界統一することを誓う場所、つまりはヴァレリアの原点となっている場所であると言える。
 
バルディスタではこの場所への立ち入りが禁止されており、ほとんどの者がここに何があるのかを知らない。
ヴァレリアの他に知っていたことが確認できるのは【ベルトロ】のみ。ストーリー中に【主人公】【ユシュカ】【ヤイル】も知ることになる。
ヤイルも孤児であるがここ出身ではない。このことから設立は比較的最近のことであり、【大魔王マデサゴーラ】の治世が終わり再び戦乱期に入ろうとしていることが設立のきっかけと思われる。
 
子供たちにはストーリー中、ヴァレリアを懐柔するために彼女の好きなものを聞き、バルディジニアの花であることを教えてもらうことになる。取ってきた後はヴァレリアへの手紙と一緒にしてくれる。
しかし、直後ヤイルの手により【魔瘴】が発生、6人の子供たちと院長は命を落とすことになってしまう(その後、ヴァレリアの仲間の墓標の隣に子供たちと院長の墓標が立てられ、バルディジニアの花が添えられた)。
ヴァレリアの手によってリズティだけは衰弱した状態で救出され、懸命の治療の甲斐あって一命を取り留めたが、この悲劇が彼女の心に深い傷を負うこととなってしまった
 
孤児院内部には【悪霊の神々】を模したぬいぐるみなど独特なものがあるが、ヤイルの暴走時に魔瘴に侵され入れなくなる。
Ver.5.1のストーリーで【イルーシャ】が同行している時でも、ここの魔瘴は除去できない。
なお、悪霊の神々のぬいぐるみは【ドラゴンクエストX ショップ】の2019年度シルバーランク報酬として実装された。
 
ちなみにVer.5.2で入れるようになるバルディスタ城の書斎の古びた本によると、【ネロディオス覇王国】滅亡後の内乱の最中、ヴァリー(ヴァレリア)と仲間たちはこの地を目指す過程で放置された罠にかかり、仲間のリーダー的存在だったバニトが命を落としたことが解る。月明かりの家は当時思い描いていた隠れ家だとされている。

出現モンスター