【氷魔フィルグレア】

Last-modified: 2021-06-17 (木) 21:23:37

概要

Ver.3.2のストーリーで最後に戦うことになるボスモンスター。物質系。色違いに【獄氷鬼フィルグレア】がいる。
【氷晶の聖塔】で闇の領界を解放するにあたり、プクリポの神【ピナヘト】が配した【最後の試練の番人】
試練の番人に共通する外観で、空洞から冷気を噴き出し肩はまるで盾のようであり、頭部には氷の結晶が回転している。
戦闘には【エステラ】がNPCとして初参戦する。
 
命名は"phil"(愛好家)+"glare"(まぶしさ・眩惑)からと推測される。眩惑を愛するもの、といったところか。

特徴

かつてはVer.3の山場の一つと言っても過言ではないほど強く、修正された現在でも非常に威力の高い呪文や状態異常付与の特技を多く持っている。
 
【氷属性】に完全耐性、【スタン】にある程度の耐性を持っている。
アグニースとは違い無効属性は1つのみだが、全ての属性に耐性を持っており、特に風属性と闇属性はやや強めの耐性を持つ。
 
こいつが強すぎて先に進めないと言う文句が多数出てその後のボスの調整がなされた経緯があるので当たり前と言えば当たり前なのだが、全盛期のこいつは試練の番人の中どころか、ラスボスも含めたバージョン3のボスの中では間違いなく最強。
Ver.3.5後期でバトル・ルネッサンスに追加されたが、Ver.3ストーリーのラスボスを倒せたパーティでさえ苦戦必至という時点で、3.2の調整がいかに振り切れていたかがよくわかるだろう。

使用特技

攻略

氷属性の技が多いので【ロイヤルチャーム】【氷闇の月飾り】をつけて戦うことが勧められる。
呪文攻撃に対しては、呪文耐性の装備や魔結界でダメージを軽減しよう。
魔法使いを入れて【マホカンタ】で無効化するのも有効。
 
この戦闘ではエステラの召喚する【竜気の結晶】を守り抜くことが勝利の鍵となる。
結晶は召喚されると優先的に狙われ、アイスクラッシュの一撃で破壊されてしまう。
パラディンや【ズッシード】を駆使して敵の足止めをしよう。
また【真・やいばくだき】を使うと1撃は耐えられる上、範囲回復などで竜気の結晶を回復することで時間を稼ぐこともできる。
更には【におうだち】【スケープガード】で竜気の結晶をかばうことも可能。
一定時間結晶を守り抜くと、味方に【ダメージ完全ガード】且つ【与ダメージ増加】がかかる。
ここで態勢を整えながら大ダメージを叩き込んでやろう。
 
また、エステラは中央に【三竜陣】を召喚することがある。
これらは敵が近くにいると特殊効果の付いたダメージを一度限り与えてくれるもので、「炎竜の陣」は25秒間全属性耐性を下げ、「雷竜の陣」は15秒のスタンを発生させ(耐性があるため確実ではない)、「風竜の陣」で60秒間守備力を下げてくれる。
フィルグレアは怒ってない限りあまり動いてくれないので、近くに押し込むことが重要となる。
 
敵のHPが25%を切ったくらいのところから、ミラーリング対策が必要となる。
早い段階にミラーリングで分身させてしまうと回復だけで手一杯になり、竜気の結晶を守り抜くのも困難になってしまう。ただし敵が怒り状態の時はミラーリングを使わないため、怒り状態をキープさせつつ結晶の効果を駆使してミラーリングを使用する前に倒す戦法もある。その際はターンエンドを含めた行動を5回程すると怒りが静まってしまうので要注意。Ver.が進んだ現在では火力の高いサポを雇っているとあっけなく倒してしまうことも多い。
 
終盤から苛烈になる【ダイヤモンドダスト】【ブレイクブレス】はレンジャーの【まもりのきり】で防ぐことができるので、凍り付きや属性耐性ダウンによる事故を予防できる。
さらに【デュアルブレイカー】の耐性ダウンをかければ【あんこくのきり】【マヌーサ】の幻惑・攻撃呪文弱体化も入るようになるので、ソロでのクリアを目指す場合はレンジャーで補助役に徹する戦法もひとつの手だろう。

変遷

Ver.3.2前期

実装。この時点では

  • マヒャデドスが約700ダメージ
  • ダイヤモンドダストが約700ダメージ
  • 滅びの旋風が約900ダメージ
  • ホワイトアウトが約400ダメージ
  • ミラーリングの使用条件が最大HPの30%以下、1体になると何度でも使用

というほとんどの攻撃が即死級の威力であり、かつミラーリングがかなり凶悪な仕様であった。
氷闇の月飾りで氷耐性を上げたり、怒り時にミラーリングを使用しないことを利用することが半ば必須であった。

Ver.3.2.1a

「一部のボスモンスターとのバトル中に意図しない行動パターンやギミックが見つかったため、これを修正しました」という告知と共に修正が入った。これにより2回目以降のミラーリングを使用する頻度が激減し、さらにエステラの行動が改善されたため、以前より倒しやすくなった。

Ver.3.2後期

【難易度選択】解禁でサポートオンリーでも楽に倒せるようになった。
しかし、回復役が混乱すると一気に崩されるので、サポート選びはしっかりしておくこと。

Ver.3.3前期

弱い時のプレイヤーの被ダメージカット効果が増加する調整がされた。
具体的な値は不明ではあるが、【ファランクス】等で【被ダメージ減少】をかけると攻撃が一切効かなくなる。
ちなみに【ブレス耐性上昇】【呪文耐性上昇】とは乗算の関係にあるため、フバーハをかけてダイヤモンドダストを完封といった芸当は出来ない点には要注意。

Ver.3.5後期

9/6より強さが修正された。
広場には「とくぎの威力、範囲を調整しました。」と掲載されている。
確認出来た範囲での修正は以下の通り

  • マヒャデドスが約400ダメージに
  • イオグランデが約600ダメージに(暴走込み)
  • ダイヤモンドダストが約500ダメージに
  • 滅びの旋風の威力が約140ダメージに
  • ホワイトアウトが約200ダメージに
  • ミラーリングの使用条件が最大HPの15%以下時に

一方でアイスクラッシュ、グランドスパイクのダメージはそのまま。
また、ホワイトアウトの効果範囲が縮小されており、もともとはフィールド全域に及んでいたが、距離を取れば当たらなくなった。
 
即死級の攻撃が減っており、総じて戦いやすくなってはいるが、追加効果は修正前と全く変わっていないので対策がないと苦戦は必至。
グランドスパイクの威力が即死級のままな上に、ミラーリング後の攻撃が苛烈なのは相変わらず。
修正後であったとしても「強い」だと無対策で勝てる程甘くはないので気を引き締めて戦いにのぞもう。
「普通」「弱い」も上記のダメージを基準にダメージがカットされるが、バトル・ルネッサンスの「超強い」に関しては修正前のままで適用される。
なお、似た特徴を持つVer.3.5のボスに修正が適用されているかは不明。

バトル・ルネッサンス

Ver.3.5後期に再戦可能な相手として登場。
攻撃力の上昇に加え、与えるダメージが全て+75%されているため、ほとんどの攻撃が致死級になっている。
特にホワイトアウトは広範囲の相手に700~のダメージを与え、リミットオーバー時には950近いダメージにもなる。
耐性なり真・やいばくだきなりで対策しないと使われる度に必ず死人が出てしまう。
各種呪文やダイヤモンドダストも無対策だと4桁台のダメージを受けるためまず即死してしまう。
 
同職四人かつ道具縛りで挑む場合など、場合によってはエンドコンテンツたる常闇シリーズのランク4をも上回る難度となる。常闇のような時間制限があるわけではないが、ルネッサンス特有の敵の超火力がミラーリングで倍加され、建て直す糸口すら掴めないままジリ貧に追いやられるパターンが多い。なんとか蘇生を繋いでも、回復が行き届かないままホワイトアウトで一掃されるケースもある。いずれにしろ、氷耐性と混乱耐性は必須と言えよう。

怒り状態だとミラーリングを使ってこないルーチンはそのままである為、怒りをもらったらタゲ下がりを駆使して出来る限り削っておく事が非常に重要。倒しきれずともギリギリまで削っておけば分身も手早く倒せるので勝機が見えてくる。

タイムアタック

4分撃破は被ダメージと状態変化対策が出来ており、エステラの各種技を最大限に利用して可能な限り火力を集中させれば、他のタイムが短く指定されているボスよりは楽に達成可能。
最初の竜気の結晶召喚直前にプレイヤーにタゲが向いた場合は、狙われたプレイヤーが逃げ続ける事により竜気の結晶を狙うまでの時間を稼ぐ事が出来る。
 
また、パラ魔構成で行動を封じる戦法でも達成は可能。ちなみにおもさは「強い」と変化がないとのこと。
いずれの場合も怒りを取った人は逃げ回ってミラーリングを使用させないようにした方が楽である。
ただ、どの構成であっても火力と被ダメージ、状態変化対策の両立が出来ているのが前提であるためハードルは高めである。
また、グランドスパイクは避けにくいが当たるとまず即死するか聖女の守りが剥がれてしまうので頑張って避けよう。