【物理不遇時代】

Last-modified: 2020-05-27 (水) 16:02:32

概要

サービス開始時から挙げられることのある問題の一つ。
 
サービス開始時はストーリーボスや【強ボス】等の強敵の守備力の前に【物理】攻撃全般が全く通らないため、パーティに入る際は戦力として一切期待されず、与えられる役割は小ビン係か壁、もしくは進行を遅らせるための支え棒といった程度であるため不満を募らせた時代。
いわゆる【走馬灯】時代と同義。
 
主な原因は敵の守備力の調整が高すぎたことに由来するのだが、当時から魔法にはダメージキャップが設定されていたこと、DQの伝統的なダメージ計算式がレベルが上がるほど物理有利に働くから、いずれ物理が逆転するという意見があった。
それに対して、MMOなのだから将来ばかりを見据えず、今、全てが等しく機会を与えられるべきという反論もあった。
そしてVer.1.2アップデートの調整、レベルキャップの解放により徐々に物理不遇は叫ばれなくなったが、守備力を下げた調整により、高倍率多段技・タイガークローが幅を利かせ始め、【タイガークロー一強時代】へと時代は移り変わってゆく。
タイガークロー時代に移り変わっても守備力が高いボス等では魔法使いの出番がきちんと存在し、決して魔法使いが不遇と言われることはなかった。
Ver.2.1前期で【タイガークロー】が大幅に弱体化され、同時に両手剣、オノ、短剣、ムチなどが強化される、特にオノの強化が著しくオノを装備した【戦士】が活躍し、この時代のみ魔法使いは物理職に大きく水をあけられていたが、この時代でも上記の通り魔法使いのほうが安定するボス(主に【ドラゴンガイア】【バラモス】といった【コインボス】)が存在していた。
だが、Ver.2.1後期の130スキル解放で魔法使いが【マヒャデドス】【超暴走魔法陣】を取得し、大幅に火力アップしたところで再び転機が起こる。
Ver.2.2前期では【魔力かくせい】【早詠みの杖】の効果時間が2分に延長し、同後期では「同属性連続攻撃によるダメージ減少」が撤廃。これまであまり出番がなかった【ピラミッドの秘宝】では高難易度の霊廟でも活躍できるようになった。
決定的になったのがVer.2.4後期にて実装された150スキルの【メラガイアー】であろう。
マヒャデドスですら高威力であったが、単体技であるこちらは更に大きなダメージを叩き出せる上、当時両方ともCT45であったため他職よりも短いサイクルで高威力技を出せる。
また、【暴走魔法陣】と超暴走魔法陣を重ねることでほぼ確実に呪文を暴走させることもでき(ステータスが上がった現在では超暴走魔法陣のみで確実に呪文を暴走させることもできる。)、火力で離された物理職メインの人達からはこの時期から不満がかなり大きくなる。
流石にやり過ぎたのか、Ver.3.0後期にてメラガイアーとマヒャデドスのCT延長の弱体化がされ、同時に戦士が大幅に強化されたものの、Ver.3.0~3.3頃に実装された強敵の多くが魔法使い構成中心で物理職の出番が少ないため根本的な解決になってないと言われた。
特に武闘家に対する冷遇ぶりは特に酷く、【武闘家不遇時代】がVer.5.0まで長く続くこととなる。

 
その後情勢はやや反転し、【常闇の聖戦】【聖守護者の闘戦記】では属性耐性の高いボスが高い頻度で登場することになった。
特に戦士は【戦士最強時代】となるぐらい強力な職業としての位置を築くにまでなった。
また、【紅殻魔スコルパイド】に至っては炎氷含む5属性の最大耐性100%となって逆に魔法派の方から苦情が上がるようになった一方、【翠将鬼ジェルザーク】は魔法使いがメインアタッカーとなるボスであり、続く【剛獣鬼ガルドドン】では賢者がメインアタッカーを務めており、比較的魔法有利のボスが続く状況になっている。
最も、これは最新のコンテンツにのみ目を向けた場合であり、常闇強さⅤでは【常闇の竜レグナード】以外は物理がメジャーであることもあり、コンテンツごとに主流となる職業は異なれど物理魔法の出番に極端に差が出る状況とはなっていない。

その他

こうしたゲームバランスの問題は古今東西オンオフを問わず発生し、また、今自分がいる立場によっても変わって見える(単に「隣の芝は青い」場合もある)ので、抜本的に解決することは事実上不可能といっていいだろう。
 
何をもって優遇不遇とするかは、基本的には「趨勢エンドコンテンツにおける最効率」を軸に優劣を決めつけられる。
そのため、いかに物理不遇を叫ばれようと、例えばシナリオ攻略の移動中に引っかかる雑魚戦が主な戦闘シーンとなるような人からすれば、いちいち高コストな(節約行動するとロクなダメージを出さない)魔法よりかは物理の方が頼りになるし、現状魔法メインでないと攻略すら困難、などというような極端な調整が施された例はない(黎明期の頃のストーリーボスなどはその限りでもなかったが)。
 
かような風評に過敏に反応し、ゲーム全体のバランスが著しく崩れているかのように吹聴するような行為は、プレイヤーにとってもゲーム全体にとっても悪い影響を与えかねないので、くれぐれも冷静かつ慎重な対応を。