【短剣スキル】

Last-modified: 2024-04-02 (火) 00:51:06

概要

【短剣】を扱うための武器スキル。
【魔法使い】【盗賊】【旅芸人】【踊り子】【遊び人】【魔剣士】【海賊】が習得できる。
魔法使い、盗賊、踊り子は独自のスキルラインを持つ。
物理・魔法・盗み特化など使い手により方向性は様々だが、いずれも【猛毒】【眠り】などの状態異常と、状態異常中の敵に大ダメージを与えるスキルで構成されるトリッキーなスキルラインとなっている。
 
余談だが、初期から存在する武器スキルでは【棍スキル】と並んで有する職業が3つと最も多かったスキル。
その代わり踊り子が登場するまでのおよそ3年間ずっとこれを有する職業が追加されなかったという面も持つ(そして棍はそれよりもさらに長い間追加されることがなかった)。
さらに余談だが、武器が軽いこともあるのか、特技は全体的に軽やかに、かつ楽しそうに攻撃する。
また、短剣といえば軽くて手数で勝負する武器というイメージがあるが、意外にもDQ8やDQ9も含めて短剣スキルの特技に多段攻撃の技が実装されたことはリメイク版8のゲルダのキラージャグリングしかない。
DQ9ではキラーピアスを装備することで特技も一応2回攻撃にすることはできたが、今回は踊り子が二刀流しなければ不可能になっている。

習得とくぎ・スキル効果

通常スキルライン

旅芸人、遊び人、魔剣士、海賊のスキルライン。

SP呪文・特技・スキル効果
3【キラーブーン】
7装備時こうげき力+5
13【スリープダガー】
22攻撃時たまにMP回復
35【ヒュプノスハント】
42装備時こうげき力+10
58【ヴァイパーファング】
76装備時かいしん率+2%
88装備時こうげき力+15
100【タナトスハント】
110装備時かいしん率+2%
120【カオスエッジ】
130装備時こうげき力+5
140【ナイトメアファング】
150【状態異常成功率アップ】

非CT技は、眠り付与のスリープダガーや猛毒付与のヴァイパーファングと、眠り・混乱状態の相手にダメージが増加するヒュプノスハントや毒・麻痺状態の相手にダメージが増加するタナトスハントという構成。
眠りはダメージを与えると簡単に解除されてしまうため、実際はヴァイパーファング+タナトスハントをダメージソースとしつつ、眠りで敵の手数を減らす必要がある場面でスリープダガーも併用していくのが主な動きとなる。
状態異常成功率アップのパッシブスキルを持つため、短剣の特技だけでなく職業固有の弱体呪文・特技と組み合わせて戦うのも有効。
物理系の武器種で唯一、攻撃時MP回復のパッシブスキルを持っているのも見逃せない特典。
消耗しきったMPも、二回攻撃武器である【キラーピアス】【聖王のナイフ】を使えば、戦いながらみるみるうちに回復していく。敵のMP吸収耐性に左右されないのもうれしい。
また、通常攻撃や特技の隙が全体的に小さめなのも、地味ながら大きな利点。遊び人の【まじめにきまぐれ】を活用するなら是非覚えておきたい。
 
ただし、片手武器かつ状態異常特化の特殊な武器種なだけに「素の攻撃力が低い」「状態異常に依存しない高火力技を持たず、下準備が必要かつ相手の耐性に左右される」「CT技のネメシスエッジ以外に範囲攻撃を持たない」など弱点も多い。
単なるザコ戦や多数の小型モンスターを相手にする【ピラミッドの秘宝】【アストルティア防衛軍】などには不向きで、毒・眠り耐性が高めの敵(特に【物質系】【マシン系】に多い)も苦手。
最初から与ダメージ増加の枠を大きく取る単発非CT技のハント系が主力のため、ダメージキャップに引っ掛かりやすく、他の与ダメージ増加の影響が小さくなるのも攻撃手段として見た際の弱みとなる。
加えて、他の武器スキルや職業スキル・呪文がアップデートで強化される中、短剣の物理火力に関しては劇的なテコ入れがされているわけではないため、毒が有効な場面であったとしても単体攻撃手段としてのアドバンテージは徐々に失われてしまっているのが実情である。
非CTでは毒と眠りだけと、状態異常特化の武器種の割に武器特技のみでは状態異常のバリエーションが物足りない点も悩みどころ。
一応、近年は毒が入らなければほとんど火力にならないのはマズイと判断されているのか、ハイエンドコンテンツボスであっても毒だけは相手の行動を阻害せず、難易度が激変する事は無い事もあってか毒耐性がほぼ無い事が多い。
総じて、短剣の弱みを補完し、強みを活かすに当たっては、職業スキルや呪文で安定した単体・範囲攻撃や毒・眠り以外の状態異常を用意してやる必要があるといえる。
よって、この条件を綺麗に満たしている魔剣士や海賊では他武器種とは一味違った強みを持つ武器として有効活用できる。

魔法使い

SP呪文・特技・スキル効果
3【ヴェレ】
7装備時こうげき魔力+30
13【ラリホーマ】
22装備時さいだいMP+50
35【ヴェレーノ】
42装備時呪文暴走率+3%
58【ヘナトール】
76装備時さいだいMP+100
88装備時こうげき魔力+60
100【ヴェレノーマ】
110眠り相手に呪文ダメアップ
120【カオスエッジ】
130毒相手に呪文ダメアップ
140【ナイトメアファング】
150【状態異常成功率アップ】

Ver.5.5前期のアップデートで他とほぼ別物のラインに。
CT特技2種と状態異常成功率アップを除いた固定習得スキルが全て物理系から魔法系に差し替えられ、【ヴェレ系】やラリホーマ・ヘナトールといった弱体呪文を習得できる。
本作初の「呪文を習得する武器スキルライン」で、このスキルで覚える5種弱体呪文は全て短剣装備時のみ詠唱できる(スーパースターやどうぐ使いが使う場合は武器不問のラリホーマも、魔法使いにおいては短剣専用技となる)。
パッシブ面では、160P以降の任意習得枠を除くと攻撃魔力が90、最大MPが150上がり、毒や眠り状態の敵に呪文ダメージが上がるスキルも得る。
毒・眠り時のダメージアップはこうげき魔力に比例して上昇し、眠りはこうげき魔力×0.5(最低ダメージは+250)、毒はこうげき魔力×0.2(最低ダメージは+100)分のダメージがプラスされる。両方がかかっている場合はダメージが合算される。
MP補正では両手杖と互角のため、持ち替えながら戦ってもMP低下を心配する必要がない。むしろ、【盾スキル】を含めた160P以降のスキルセット次第では短剣装備の方がMPが高くなるほど。
160~200Pにおいても、多数の呪文系パッシブスキルを習得できる。
 
実際の運用としては、元々の所持呪文と合わせ、ヴェレ系で毒を与えてから【メラ系】で追撃し、必要に応じてラリホー・ヘナトス系や【マホトーン】も交えていく。
要するに、他が物理でやっていることを呪文に置き換えた立ち回りとなり、短剣のコンセプトを魔法使いらしく魔法で実現できるようになったといえる。
【ヒャド系】【イオ系】と範囲弱体呪文により、他の短剣使いと比べて集団戦への対応力も高め。
 
ただし、欠点がないかと言われれば決してそんなことはない。
まず挙げられるのは、他職の短剣スキルの特色でもある「毒耐性の高い敵相手には与ダメージ効率が落ちてしまう」という点をそのまま引き継いでいること。
こうした敵はマシン系や物質系をはじめ多数存在するので、戦う相手の状態異常耐性をしっかり下調べしておき、ヘナトールやラリホーマを主体とする戦法も考慮に入れておこう。
また、短剣という武器種の仕様上、呪文発動速度・呪文暴走率の錬金効果を普通につけることができず、パルプンテ錬金や白宝箱・【アストルティア防衛軍】頼みとなってしまう点もネックとなる。
更に言うなら、呪文詠唱に向いた短剣が少ないことも見落とせない。
特に実装時点では攻撃魔力の補正を持つ短剣は【エンシェントククリ】【ファントムダガー】しか存在せず、片や装備可能レベルの都合もあって攻撃魔力が低く、片や呪文の使い手にとって重要な詠唱速度を補強する能力が一切ないというありさまであった。
時には両手杖を装備して【超暴走魔法陣・零】【早詠みの杖】などを使用してから短剣に持ち替えるなどの工夫も必要になってくるかもしれない。
もちろん強大なポテンシャルを秘めたスキルであることもまた確か。これらの点に気を付けた上で適切に扱うことができれば、ヴェレノーマ自体のダメージ量も相まって無類の強さを発揮できるだろう。
 
なお、従来のスキルラインから外された特技は160~200Pにセットできるようになっているが、元からほぼ死にスキルであった上に呪文で代用できるためわざわざ覚え直す意義は薄い。
デフォルトでは魔法使いではめったに使用しないオネロスハント・ネメシスエッジがセットされた状態になっている。【タッツィ】に話しかけてセットし直すのを忘れないようにしたい。

盗賊

SP呪文・特技・スキル効果
3【キラーブーン】
7装備時こうげき力+15
13【スリープダガー】
22攻撃時たまにMP回復
35【ヒュプノスハント】
42装備時こうげき力+20
58【ヴァイパーファング】
76装備時かいしん率+4%
88【状態異常成功率アップ】
100【タナトスハント】
110装備時通常ドロップ率1.1倍
120【カオスエッジ】
130装備時必殺チャージ率+1%
140【ナイトメアファング】
150装備時レアドロップ率1.1倍

Ver.6.3のスキルライン調整で、盗賊の他の武器スキルと同時に調整が入った。
「装備時通常ドロップ率1.1倍」、「装備時必殺チャージ率+1%」、「装備時レアドロップ率1.1倍」とドロップに特化したパッシブが追加された上に、タッツィから「戦闘後たまにぬすむ」を覚えるようになった。
モンスターからのドロップを狙う役割が伸ばされた、盗賊らしいスキルラインとなっている。
 
なお、通常スキルラインと同様に「攻撃時たまにMP回復」を習得するが、なぜか盗賊のものだけ効果が発揮されなくなっている。
この現象はVer.6.3のスキルライン調整の時点で発生しており、Ver.6.4.1現在も修正されていない。

踊り子

SP呪文・特技・スキル効果
3【キラーブーン】
7装備時こうげき力+20
13【スリープダガー】
22装備時かいしん率+2%
35【ヒュプノスハント】
42装備時こうげき力+30
58【ヴァイパーファング】
76装備時かいしん率+4%
88攻撃時10%で身かわしアップ
100【タナトスハント】
110毒とマヒ相手にダメージ+150
120【カオスエッジ】
130眠りと混乱相手にかいしん
140【ナイトメアファング】
150【状態異常成功率アップ】

Ver.6.2のスキルライン調整で、踊り子の他の武器スキルと同時に調整が入った。
元々の短剣スキルから「攻撃時たまにMP回復」が削除され、代わりに攻撃力+15、会心率+2%の増加に加えて攻撃時10%で身かわしアップ、毒とマヒ相手にダメージ+150、そして眠り状態か混乱状態の相手にはほぼ確実に会心の一撃が発生する効果が追加された。
状態異常の入る相手にはより高い火力を出せるようになっており、【神速シャンソン】を用いた際の行動間隔・硬直時間の短さも相まって本Verで実装された【紅殻魔スコルパイド】レベルIVの、タナトスハントを軸にした踊り子入りでの討伐も確認されている程である。
また、Ver.6.5前期からは毒とマヒ相手にダメージ+150が通常攻撃に対しても適用されるようになった。

180・200スキル

【180スキル】および【200スキル】は以下より選択。

呪文・特技・スキル効果160170180190200
【オネロスハント】120秒
(開幕60秒)
80秒
(開幕40秒)
60秒
(開幕30秒)
【ネメシスエッジ】110秒
(開幕55秒)
70秒
(開幕35秒)
装備時こうげき力+5+8+10
装備時かいしん率+1%+1.2%+1.5%
装備時さいだいMP+20+30+45
キラーブーンの強化+10%+15%+30%
スリープダガーの強化+6%+10%+15%
ヒュプノスハントの強化+2%+4%+8%
ヴァイパーファングの強化+6%+10%+15%
タナトスハントの強化+2%+4%+8%
カオスエッジの強化+6%+8%+10%
ナイトメアファングの強化+6%+8%+10%
オネロスハントの強化+2%+4%+8%
ネメシスエッジの強化+1%+3%
戦闘後たまにぬすむ
(盗賊のみ)
+3%+4%+5%

魔法使いはさらに以下のスキルを選択可能。

呪文・特技・スキル効果160170180190200
キラーブーン
スリープダガー
ヒュプノスハント
ヴァイパーファング
タナトスハント
(性能変化なし)
メラ系呪文の強化+50+100+150
ヒャド系呪文の強化+50+100+150
毒や眠り相手の呪文暴走率+10%+30%+50%
マホトーンの成功率+5%+15%+25%
ラリホー系呪文の成功率+5%+15%+25%
ヘナトス系呪文の成功率+10%+30%+50%
ヴェレ系呪文の成功率+10%+30%+50%

仲間モンスター

【ニードルマン(仲間モンスター)】【パペットマン(仲間モンスター)】が習得出来る。
上位スキルラインとして【短剣の極意】がある。

SP特技・スキル効果 I・IIIII
3装備時こうげき力+10装備時こうげき力+30
7【キラーブーン】
12装備時こうげき力+15装備時こうげき力+40
18【バイパーダガー】
25攻撃時たまにMP回復
32装備時こうげき力+25装備時こうげき力+50
40【タナトスハント】
(転生11回以降追加)
43キラーブーン+150%
48バイパーダガー+48%
50タナトスハント+30%
(転生15回以降追加)
52攻撃時15%で猛毒
56毒とマヒ相手にダメ+200
60装備時かいしん率+3%

称号

SP獲得称号
3短剣の使い手
7一人前の短剣使い
13ナイフの名手
22ナイフの達人
35トリックスター
42ナイフマスター
58サイレントキラー/ナイフバタフライ
76アサシンヒーロー/戦場に咲く赤いバラ
88ダガープリンス/ダガープリンセス
100ダガーエンペラー/ダガーヴァルキリー

変遷

Ver.2.4後期

後期に150スキルで【状態異常成功率アップ】が登場。全ての特技が強化された。
今まで両手杖以外に選択肢がないといわれていた魔法使いにも、短剣を装備して状態異常呪文を連発するという新たな道が拓けた。

Ver.3.0

新たに追加された職業、【踊り子】が習得できるようになった。
踊り子が短剣を二刀流した場合、左手側の追加ダメージでもとくぎの状態異常の判定が行われるため、相性は良い。
その他、「攻撃時たまにMP回復」の回復量の上限が10に引き上げられた。(他の攻撃時MP回復の効果全般にも適用された)

Ver.5.1

仲間モンスターのスキルで覚えられるヴァイパーファングが【バイパーダガー】に変更された。

Ver.5.4

今バージョンで実装された魔剣士も本スキルを所持する。

Ver.5.5前期

魔法使いの短剣スキルが独自仕様に変更された。

Ver.6.0

今バージョンで実装された海賊が本スキルを所持。これにより片手剣、弓と並んで使い手が7職と最多になった。
また、【輝天のナイフ】【まおうのランプ呪文】?【あくまのツボ呪文】?が実装されたことで、魔法使い用の短剣を用意するためのハードルが若干下がった。

Ver.6.2

踊り子の短剣スキルが独自仕様に変更された。

Ver.6.3

盗賊の短剣スキルが独自仕様に変更された。