概要
開発側から公式な発表がされていない更新・修正データの呼称。
ちなみに「パッチ」とはプログラムの修正、またはそれに用いられる差分情報のことである。
DQ10では大規模なものはディレクターがまとめた「大型アップデート情報」で、発生した不具合等を修正する際は修正した後に【目覚めし冒険者の広場】等で確認出来る公式情報内に更新内容が記載されるのだが、そこに記載されていない更新内容が存在する場合があり、それが所謂裏パッチとなり、MMO作品によってはユーザー間で通常のアップデートと区別される事がある。
後日追記等で発表される事があり、裏パッチではなくなるものもある。
DQ10においても、ドロップ率やカジノで当たる確率、畑のレア率等を低くした、モンスターの強さがいじられた等、裏パッチが絡む様々な情報が冗談交じりに噂となって飛び交う事もあるが、公式にアナウンスされていない以上どの情報が本当に正しいのか真偽を確かめる方法はほとんど無く、確かめるにしても変更前の詳細な情報が残っていなくては比較はできないうえに確率が絡むものは相当な労力が必要なため、そういったものは実質確かめる手段が無い。
また一見公表されていないように見える変更点であっても、「一部のモンスターの能力を調整しました」「モンスターの配置、出現数、行動パターンなどを調整しました」のような包括的な記述に含まれていて詳細が分からないだけという場合もあるので、注意が必要である。
DQ10における実在する(していた)裏パッチの一例
- 魔法戦士が実装されるに際し、敵モンスターの使う【フォース】の効果範囲が自身中心の範囲から自身のみに変更。また同時にその属性への耐性付与の効果が削除された。
- →後にフォーススキル110pで範囲化は出来るようになった。
- 釣り老師からの依頼でキングサイズの魚を渡した際の報酬が提示額の20倍→5倍に。
- 2013/12/7のアップデートで【はぐメタコイン】を使用した際に現れる【はぐれメタル】の出現数を減らした(厳密には低レベルでもはぐれメタルが大量に出現する不具合)を修正。
- →後に齋藤D自ら広場におしらせとして掲載したため「裏パッチ」ではなくなった。
- 2014/03/12のアップデート(Ver.2.1.0f)でVer.2.0以降に追加された多くのモンスターの技が追加、変更された。*1
- →Ver.2.1後期(Ver.2.1.5)で「モンスターの配置、出現数、行動パターンなどを調整しました」との告知のみで挙動がVer.2.1.0f以前の行動をとるように修正され、裏パッチだったのか不具合だったのかが分からなくなった。
- 【バラモス強カード】でバラモスブロス強が実装された後、【モンスターバトルロード】の特定のチームで出現するバラモスブロスが強に変更された。
- 【魔人のわざわい】等の変身系状態異常が【聖者の詩】、【ハットイルージョン】で解除できなくなった。
- 属性耐性低下の割合上限が100%を超えるようになった(Ver.3.5中期)。
- 【試練の門】(強戦士の書)の【プラチナキング】のお供として出現する【スライムエンペラー】の攻撃力が801から1014に大幅に強化された(Ver.3.5後期、2017年9月6日かと思われる)。
- 【海賊トニー&ベニー】戦において、トニーが【しんだふり】をした状態でベニーを倒すと経験値等が入らない仕様だったが、Ver.4.1からは入るようになった。
- 【いざないの石碑】自体こっそりと配置されたものだったが、対応場所の追加についても告知なく行われている。
- 【バトル・ルネッサンス】にて、Ver.4.3~4.4のどこかのタイミングでこっそりと、告知になかったVer.2.1~2.2のボス群(【獣魔将ガルレイ】を除く)や【魔幻宮殿】の額縁のボス、【魔女グレイツェル】が追加された。
- 【残響の海蝕洞】にある間欠泉のザーという音がはっきり聞こえるようになった(Ver.4.5前期~?)。
- 【遥かなる未来への旅路】クリア後、【メレアーデのお部屋】で【メレアーデ】が永続的に不在という状況だったが、Ver.4.5.6から、【未来へ歩みだすために】をクリアすれば戻ってくるようになった(ネタバレ防止のためか、それらしきぼかした文章が発表されている程度)。
- Ver.4期間のどこかで、【大地の竜バウギア】のまめちしき解説文がこっそりと変更された。【ジェニャの未来】のネタバレ対策であると思われる。
- 【創生の邪洞】の戦闘から逃げられない設定が撤廃された(Ver.5.3までに確認)。
- 【ウルベア大魔神】の戦闘前後のムービーがスキップできるようになった(Ver.5.5後期までに確認)。
- 【ギュメイ将軍】【ゲルニック将軍】【ゴレオン将軍】【帝国三将軍】のBGMが【負けるものか】から【渦巻く欲望】に変更(Ver.6.0.3~)。ただし、Ver.6の導入が必要で、されていない場合は【戦闘 -生か死か-】になる。
といったものが挙げられる。
この他にも細かい変更点(特に【細かすぎて伝わらない地味な修正点紹介】で紹介しきれなかった分)が数多く存在している模様。
また、単に公表漏れで後に正式に発表された例もある。