【邪神】

Last-modified: 2023-07-24 (月) 10:38:53

概要

邪なる神々。DQシリーズでは様々な邪神の敵キャラが存在するが、ここでは【大いなる闇の根源】こと【異界滅神ジャゴヌバ】の配下である「七柱の邪神」を指す。
いずれも髑髏と王冠を合わせたようなマークがどこかしらに付いている。
作中では、どの邪神も一貫して真名判明前は「○○の邪神」と呼ばれ、判明後は「邪神××」のキャラ名義となる。おそらく、「○○の邪神××」名義では一部の邪神がモンスター名の文字数制限に引っかかるためであろう。
 
ジャゴヌバは【女神ルティアナ】が生み出した七柱の【種族神】に対抗するため、それぞれと対になる七柱の邪神を生み出した。
しかし、邪神達はルティアナ側に敗北し、現在その多くは各地で【女神の祠】という異空間に封印されている。
邪神を封じた場所はその影響で汚染されており、【呪われた大地】【けがれの谷】【魔瘴】に侵され、【カルサドラ火山】【魔瘴石】の採掘場所となっている。
また、ダビヤガは「傲慢」という技を使用する(加えて傲慢はナドラガにも通じる)ことから、これらの神々は七つの大罪と結び付けられるという説も唱えられたが、今のところ他の邪神には明確に七罪がモチーフであると分かる特徴は与えられていない。
一応、ヴァニタトスの台詞からは「色欲」の要素を感じなくも無い。
 
まともに対抗するには神のチカラが必要らしく、【六聖陣】によるとダビヤガを倒すことができたのは【主人公】【邪竜神ナドラガ】との戦いで種族神たちの加護を受けたことと、【イルーシャ】がルティアナの依代であるために神のチカラを持っていたかららしい。
それ以外のものが邪神に対抗するには、六聖陣の修行の許で「神殺しの秘技」を習得する必要があるという。
 
ジャゴヌバから生まれた存在であり、【魔瘴魂】のようにそれから溢れ出た分身のような存在なのか、ジャゴヌバ自身がそれを犠牲にして生み出したものなのかはわからない。
敗北して疲弊した邪神はジャゴヌバ本体のパワーアップのために吸収されてしまうことを考えると、ルティアナ陣営に対して頭数を合わせるために身を分けて生み出した、ということなのかもしれない。
 
Ver.5.4で七柱全員が判明し、かつてから情報の出ていた戦禍に加え虚無以外の五柱が登場したことで邪神と種族神の対応関係も全て判明した。
なお、Ver.5.5後期で【絶対滅神ジャゴヌバ】を討伐した後も一部の邪神はまだ潜んでいると【聖光教主】が述べている。事実、海賊クエストで怨嗟の邪神の魂の一部を宿したアイテムが登場しており、それらのことを指していると思われる。
彼から具体的な名や数には言及が無いが、【魔封剣姫】によると戦禍の邪神は未だ封印されているため該当するだろう。
また【賢者マリーン】に宝石内に捕らわれ、そのまま飲み込まれたピュージュも該当するかもしれない。
聖光教主は「ふたたび 相まみえる時が来たら バッサリと 返り討ちにしてやっておくれ。」とも言うので今後再登場する可能性もある。
戦禍・渇欲・怨嗟の三柱は作中で名前が明かされなかったが、彼らにも個別の名前が存在していることが『9周年特番』で語られ、後に書籍「アストルティア秘聞録」で公開された。
 
七柱の概要は以下の通り。ここでは大まかに記載するが、詳細は個別記事を参照。
(「※」の名前はアストルティア秘聞録で公開されているが、ゲーム内では登場していない。ここでは真名を記載するが、基本的に関連各記事の記述はゲーム内の名称に従うこと)
 
ちなみに、邪神たちは七柱全員仲が良かったわけではなく、一部ではしばしば対立したり、理解不能で苦手だったり関わり合いを避けたりするようなこともあったという。

「暴虐の邪神」ダビヤガ

ジャゴヌバの暴虐なる闘争心から生み出され、破壊と殺戮を司る邪神。モーションは【ダークドレアム】の流用で、司る権能も似ている。
対になる種族神は【竜族】の神【ナドラガ】。しかし、後にナドラガは自らジャゴヌバと手を組んだため、ダビヤガの役割はジャゴヌバの守護に変わった。

戦禍の邪神」ジュネイラ

4本の腕を持ち、それぞれ死と破壊、憎悪と狂乱を司る邪神。対になる種族神は【オーガ】の神【ガズバラン】
神代の時代にアストルティアに襲来しガズバランと戦い、敗れて封印されたが、多くの【戦禍の眷属】を残している。
また、【神の覚醒】ストーリー中ではトドメはルティアナが刺していることが判明している。
 
Ver.6.1実装の天獄ボス【邪王の操り人形】のまめちしきにて、ゲーム内でジュネイラの名前が初出した。
それによれば優美な名前の響きから女神ではないかと噂されているとのことで、女性型の邪神である可能性が示唆されている。

虚無の邪神ヴァニタトス

ジャゴヌバの虚無なる心から生み出され、忘却と失意を司る神。対になる種族神は【人間】の神【グランゼニス】
神代の時代にアストルティアを襲った。それ以外の情報については忘却の彼方に消え去ったように、すべてが謎に包まれている。
 
Ver.5.4で訪れておらず封印場所は不明であるが、他の邪神の封印場所から考えると【レンダーシア】の何処かに封印されていると思われるが、現在それらしき個所は無い。
Ver.5.5前期ストーリー【闇の根源】で登場し、その名前が明らかになった。
真名判明前から【封魔フォーゲル】の主として存在が語られていた。

「禁忌の邪神」ヤファギル

ジャゴヌバの心から生み出された禁忌を司る邪神。対になる種族神は【エルフ】の神【エルドナ】
【呪われた大地】に封印されていた。

「嘲弄の邪神」ピュージュ

ジャゴヌバの嘲弄する心から生み出された邪神。対になる種族神は【プクリポ】の神【ピナヘト】
【旅芸人ピュージュ】および【けがれの大蛇】の正体で、けがれの谷に封印されていたが、500年前の天変地異の際に封印が解ける。
当初より旅芸人の姿で暗躍し、【戦禍のタネ】の回収などを行っていたが、【魔封剣姫】によるとこれは戦禍の邪神を復活させるためであった模様。
結果的に戦禍の邪神の復活には失敗しているが、代わりにジャゴヌバ復活を完遂してしまった。

渇欲の邪神」ガルザンド ※

【カルサドラ火山】に封印されていた邪神。
封印場所から【ドワーフ】の神【ワギ】を倒すために生み出されたと思われる。
復活直後に怨嗟の邪神と共に女神ルティアナに討たれ、ジャゴヌバに吸収されたため、詳細などは不明。

怨嗟の邪神」メゴーア ※

【シエラ巡礼地】に封印されていた邪神。
封印場所から【ウェディ】の神【マリーヌ】を倒すために生み出されたと思われる。
こちらも、復活直後に渇欲の邪神と共に女神ルティアナに討たれ、本体はジャゴヌバに吸収されたが、海賊クエストで自身の魂の一部を宿した【海神の秘宝】が登場したため、他のアイテ厶を通じて再登場する可能性がある。

余談

バルディスタ城の兵士詰め所階、休憩室に置かれている『魔界スポーツ ヘルリーグ増刊号』という本には「勝利の邪神」なる名が記されているが、「どちらにほほえむのか!?」と言われていることから勝利の女神を言い替えた言葉であり、恐らく無関係と思われる。
また、 ハロウィンイベント【第三の味覚! 狙われたお菓子の国】で初登場した【邪神バルサミコス】も、邪神を名乗っている。
 
【悪霊の神々】の3体も、特にDQ2においては邪神として扱われることもある。

関連項目