概要
今作は戦闘中は【戦闘エリア】というフィールドの中で戦うので「にげる」コマンドがなく、代わりに戦闘エリアの外へ出ることで逃げるというシステムになっている。
戦闘エリアの外まで無事逃げられれば戦闘は終了になるので「しかし まわりこまれてしまった!」ということはない。
ただし従来シリーズの様に全員がまとめて逃げられる訳ではない。戦闘エリア外に出た人についてくるのは、その人が雇っている【サポート仲間】・仲間モンスターだけ。エリア内に残っている人がいる限り戦闘は続くので、完全に戦闘を終了させるには全員が戦闘エリア外に出なければならない。
ボスのいるダンジョンも逃げ続けることで消費を抑えられるのでキーエンブレムのストーリーボス等は襲いかかるシンボルを避け、戦闘に入ってもすぐエリアの外に逃げるのが定石となった。
簡単に逃げられるので難易度が低く、道中のモンスターに意味がないとして提案広場にレベル差によって回り込まれることもあるようになどの提案が相次いだが、藤澤Dから敵を倒す意義のある仕組みを導入するとして【魔法の迷宮】や【闇の溢る世界】のようにエリア内の敵を全滅させることで進める仕組みが導入されるに至った。
逃げられない条件
簡単に逃げられるとはいえ、逃げられなくなる条件もいくつかある。
- 【呪い】にかかる
- 呪いにかかるとエリアにバリアがかかったように弾かれる。呪いの一番恐ろしい効果。
【ゴブル砂漠西】では絡まれた【グール】に呪われて【おはらい】をした直後にまた呪われる、という光景がよく見られる。 - 【ひとくいばこ】等のトラップ系モンスターや【ナドラガンド】の超強敵モンスター、【魔界】の【輝晶獣】との戦闘
- 普段は白い境界線が赤くなり逃げられなくなる。
【パンドラボックス】のような強敵を引き当てたり、
準備ができていない状態で超強敵モンスターや輝晶獣とぶつかってしまったら死を覚悟するしかない。
青い宝箱を開ける時は転ばぬ先の【みやぶる】を。 - 特定のダンジョンでの戦闘
- 上記と同様。該当するダンジョンでは入った際に逃げられない旨のメッセージが表示される。
初出はVer.2.0のラストダンジョン【創生の邪洞】。
その特別な仕様なためかシンボル同士のリンクが発生しなかったが、Ver.3.0辺りからリンクするようになった。
【不思議の魔塔(Ver.5まで)】では全ての戦闘が逃走不可、【ナドラガンド】ではメインフィールド以外では全て逃走不可となっている。
狭いマップや最高レベルでも襲ってくるモンスターも当然のごとく頻発する。
逃げられないダンジョンにおいて魔法主体の構成で【スライムマデュラ】にぶつかった時は目も当てられないだろう。
【竜王の城】でのザコとのエンカウントも逃げられない。ここはイベントフィールドのためかメッセージなし。
- ボス戦
- 部屋全体が戦闘エリアとなるため脱出不可能に。
なお、逃げられない状況に当てはまる戦闘では【しんだふり】が使えなくなる。
モンスターの行動
メタルスライムやはぐれメタル、極端なレベル差があるときのスライムなどでご存知のとおり、モンスターも逃げるときは逃げる。
モンスターの逃げる行動は100%成功する、というのはもはやRPGのお約束でもあるのだが、モンスター側は戦闘エリアの中央にいようが壁際に追い込まれていようが周囲を囲っていようがお構いなしに逃げる。さすがに行動できない間は逃げることはないが。
壁側に向かって逃げたら失敗する……なんてことはなく、その場で姿がフェードアウトしていく。明らかに逃げれてないのに逃げられるとはどういうことか。
「逃げだした」というメッセージが出たら最後、そのモンスターにはもう何もできない。
メタル系はもちろん、【転生モンスター】に逃げられたときの精神的ダメージは計り知れない他、攻撃対象に逃げられて【相手が いなくなった】ことによるタイムロスも地味に痛い。
【メタルトラップ】を当てて逃げれなくさせれば行動そのものが失敗するので、逃げる行動をとるモンスターにはかけておきたい。ただ、効果時間は短いので過信は禁物。
ちなみに【グレネーどり】【Sグレネーどり】も使用するがメッセージが「グレネード不発」となっている。