【ゆうべはお楽しみでしたね】

Last-modified: 2024-02-28 (水) 00:47:22

概要

【金田一蓮十郎】【ヤングガンガン】で月一連載する漫画。
ガンガンONLINEでもヤンガン発売から数日あけて公開され、つど【目覚めし冒険者の広場】にお知らせが上がる。
2019年には深夜枠でテレビドラマ化された(後述)。
 
略称は「ゆうおた」「ゆうたの」の両方が使われている。
タイトルはDQ往年の名台詞【ゆうべはおたのしみでしたね】の引用。
ちなみに、同台詞はVer.5の時点でDQ10に登場していない。
 
内容はDQ10内で知り合ったオタク系男子「さつきたくみ」とギャル系女子「おかもとみやこ」が現実世界でルームシェア生活を送るという、DQ10プレイヤーを描いた同居型ラブコメ。
DQ10あるあるが具体的に描かれ、プレイヤー的にきわめて共感できる内容になっている。
 
作中のDQ10キャラは、たくみが 【パウダー】(プク女)、みやこが【ゴロー】(オガ男)を使用。
この2キャラは実際のDQ10にもコラボイベントで登場したほか、ドラマ化に合わせてテレビCMにも出演した。
2キャラともプレイヤーがコーデで完全再現可能。
 
ちなみにDQシリーズのコミカライズといえば古くは『ダイ大』『ロト紋』、同じくDQ10なら『蒼天のソウラ』、実写ドラマも『勇者ヨシヒコ』があるが、これらはいずれもゲーム内世界の視点で描いたもの。
「『ドラゴンクエスト』のファン」を描いた作品は非常に少ないものであり、『ゆうべはお楽しみでしたね』登場前には「(進化した)『バトルえんぴつ』のプレイヤーが主人公の『ヴァーチャルバトラー仁』という漫画作品」や「『モンスターバトルロード』のプレイヤーを動かしてあちこちのライバルとカードゲームをする『バトルロードビクトリー』というゲーム作品」が該当する。
「現実的な世界観のファンが現実に存在するゲームをプレイする」がコンセプトの作品はかなり珍しい。シリーズ初のMMOだからこそ誕生した作品と言える。
ちなみに『ゆうべはお楽しみでしたね』の後には「『DQ5』のファンが第二の主人公として大活躍する『ユア・ストーリー』という映画作品」や「フジテレビ(『世にも奇妙な物語』)制作の『DQ2』のプレイヤーが主人公の『ふっかつのじゅもん』という実写ドラマ」が登場している。

コラボイベント

【パウダー&ゴローの わくわく! お散歩タイム】(2016年3月)

テレビドラマ

毎日放送の深夜ドラマ枠「ドラマイズム」で放送された実写TVドラマ版。
略称は「ゆうおた」でなく「ゆうたの」を採用。製作クレジットも「ゆうたの製作委員会」。
 
2019年1月から全6話放映。2020年7月には「ふっかつのほうそう」と称し再放送。
2019年7月10日にBlu-ray&DVD BOX発売。
ネット配信はU-NEXTが独占配信し、プレイヤー寄りなオリジナル外伝が2話追加されている。
 
ストーリーはDQ10要素を極力尊重しつつ、一般視聴者も楽しめるよう人間ドラマを主軸に作劇された。
 
本田翼(みやこ)と岡山天音(たくみ)によるW主演作品で、特に本田は3ヵ月でレグまで行ったガチゲーマーとして名高く、リアリティあふれるみやこを演じている。
ゲーム内キャラはドラクエ作品でおなじみの声優が別に用意され、パウダーはホミロン役の釘宮理恵、ゴローはハッサン役の安元洋貴が演じている。
 
ちなみにドラマイズム枠では2017年4~5月に「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」(FF14内で父子が交流した実話のドラマ化)が放送されていたが、本作にも「光のお父さん」制作陣がほぼそのまま当たり(渋谷恒一Pと吹原幸太脚本、ダブル・フィールド制作)、「光のお父さん」原作(=実話の当事者)のマイディーも「ゲームスーパーバイザー」としてドラマ内ゲーム画面のプレイを担当している。
 
ドラマの提供枠としてDQ10のCMも放映。
「ゴロパウTV」としてゲーム内のゴローとパウダーによる各種TV番組のパロディが全6バージョン放映された。