【ギラグレイド】

Last-modified: 2024-03-29 (金) 16:29:04

ギラ系呪文

【ギラ】-【ベギラマ】-【ベギラゴン】-【ギラグレイド】

【おどり】(踊り子)

【ふういんのダンス】-【こんらんのダンス】-【ねむりのダンス】-【ドラゴンステップ】-【ビーナスステップ】-【ロイヤルステップ】-【つるぎの舞】-【戦鬼の乱れ舞】-【ギラグレイド】

【れいかん】(デスマスター)

【死霊召喚】-【デスパワー解放】-【死霊の導き】-【呪詛】-【デスサイズ】-【深淵の契り】-【反魂の秘術】-【死霊の守り】-【サクリファイス】-【大呪詛】-【マヒャデドス】-【ギラグレイド】-【死霊覚醒術】

概要

【ギラ系】最上級呪文。消費MP24。CTはIで120秒(開幕60秒)、IIで80秒(開幕40秒)、IIIで60秒(開幕30秒)。
最初は敵専用呪文だったが、味方用としてはVer.3.4後期の【おどり】【180スキル】として実装され、その後Ver.5.0で【れいかん】の180スキルとしても実装された。
そのため、上級までのギラ系3種と同じように【踊り子】【デスマスター】が使用できる。
仲間モンスターはフリーバッジのシャイニング・壱で習得可能。

味方サイド

前方帯状に炎属性の呪文攻撃を放つ。
基本ダメージは430~470で、【こうげき魔力】が400以上になるとそれに比例してダメージが上昇し、攻撃魔力999で860~900ダメージとなる。
攻撃魔力999以上では攻撃魔力が3増えるにつれてダメージが1上昇し、攻撃魔力1500でダメージが最大の1027~1067になる。
ダメージ計算式は次の通り。

攻撃魔力400~999:(攻撃魔力-400)×430/599+430~470
攻撃魔力999~1500:(攻撃魔力-999)/3+860~900 (※小数点以下切り捨て)

【攻撃呪文強化】を2段かければ攻撃魔力が不十分でも1000ダメージ程度は出せ、他の補助も組み合わせれば更なる強化が可能。
 
踊り子は【覚醒のアリア】【風斬りの舞】の強化に加え、【荒神の舞】でテンションを乗せたり、二刀流【ディバインステッキ】で呪文耐性を下げたり、【ドラゴンステップ】で炎耐性を下げたりできるので、ある程度単独でコンボさせられる。
各種デバフが上手くかかる相手なら攻撃魔力や炎属性呪文を強化する装備をしなくても範囲に4000を越えるダメージを叩き出すことも可能なため、下準備に時間がかかる点に目を瞑れば【ロマン砲】として運用することはできる。
これを習得した踊り子が複数集まってこれをやると複数の敵に一気に大ダメージを与えることも可能である。踊り子が複数いる状況なら強化や弱体を手分けできるのも利点。
更に魔力や威力を強化する装備をした上で【全属性耐性低下】【被ダメージ増加】【災禍の陣】といったダメージを底上げする要素がいくつか重なる状況なら9999のカンストダメージが出ることも。
短剣では【ネメシスエッジ】以外では貴重なテンションの消化手段となり、扇では呪文関係の補助から繋げることができ、スティックは呪文が大きく強化されることから主力攻撃手段として使えるため、踊り子が使うどの武器とも相性が良いと言える。
【歌神のスコア】などでテンションが余る場合が多いので、Ⅰでも覚えさせておくとそれなりに活用できる。
 
デスマスターの場合は、役割上踊り子よりも攻撃呪文特化の調整をしにくいが、スキルラインに「ギラ系呪文+10%」を持つことから数値上の威力は【メラガイアー】にも匹敵する。
デスマスターの攻撃呪文としては最大の威力を持つため、チャンス時の攻撃用呪文として習得させておくと何かと役に立つ。
 
ただしギラ系共通の注意点となるが、左右や自身の背後に向かって動く敵に使うと外すことがあるため、使う場合はタイミングに注意しよう。
威力アップの極意宝珠はメラとギラが一緒になっているため問題ないのだが、詠唱速度アップのほうは別扱い。当初は「メラガイアーの瞬き」のみが存在していたが、Ver.6.1で「ギラグレイドの瞬き」が追加された(Ver.7.0でそれぞれ系統ごとにまとめられた)。
本格的に使うならスティック・鎌の呪文発動速度錬金や【神速シャンソン】【早詠みの陣】で詠唱の遅さを補うことも考えたい。
 
長らくは【スキルポイント足りない問題】の影響をモロに受けて習得すること自体稀な呪文であったが、徐々に緩和された後にVer.5.0の仕様変更によりこの問題からは解き放たれた。
とはいえ、踊り子・デスマスター共に180~200に重要なパッシブスキルが集中しているため、スキルセットの選択は相変わらず悩ましいところ。
IIIで特化させるか、テンション消費用と割り切ってIIやIで止めるか、あるいは他のパッシブを優先してバッサリ切り捨てるかは好みによるだろう。

敵サイド

【竜将アンテロ】【赤の巨人レドノフ】【ダースギズモ】【ドルイド】【ジラフマスター】【ゼクレス魔導兵】【大魔獣イーギュア】【魔幻の芸術家】【狂信者ヤイル】などが使用。
基礎ダメージは多くの敵の場合300程度だが、イーギュアは600(魔力かくせい込みで1200)程度、魔幻の芸術家やヤイルは700程度となっている。
高威力のものを使う敵が相手の場合、呪文耐性や炎耐性を十分に積むか、回り込みで回避することが必須といえる。
なお、ゼクレス魔導兵は人型のため、プレイヤー側と同じ動作(下記余談参照)を取る。

変遷

Ver.3.4後期

味方用として初めて実装。しかし、実装段階では

  • 踊り子は短剣や扇による物理攻撃がメインの職であり、下手に呪文を使うより【タナトスハント】の方がダメージを出せることが多い。
    よって、【打撃完全ガード】で物理が通らないとか、【試練の門】などで踊り子のまま毒耐性持ちと戦わなければならないといった特殊な状況でなければわざわざ使う意味もない。
  • おどりスキルに160以上スキルを振るにはうたスキルでフルパッシブとなる90Pまで振れなくなるのでフルパッシブを諦める必要がある。
    うたスキルには【よみがえり節】や神速シャンソンなど強力な特技もあり、それらを諦めてまでこれを取る価値があるかといえば残念ながら無いと言わざるを得ない。
    さらに言えば覚醒のアリアと同時に取ることも不可能であり、風斬りの舞なしには自力で攻撃呪文強化すらできない。
    よって使える使えない以前に、スキルポイント面でのデメリットが大きすぎて習得自体が難しい。

…ととにかく不遇であった。

Ver.4.0

ドラゴンステップをはじめとしたステップ系特技の成功率が上がり、【呪文耐性低下】の効果量が増えたことにより間接的に強化。
特に【アストルティア防衛軍】では範囲に大ダメージを出しやすい環境が整っているので、充分実用可能な呪文になっている。
また、レベル100解放によりスキルポイントが計251(レベル203+特訓19+マスター29)ポイント使えるようになったため、I~IIに設定すれば覚醒のアリアとの併用も可能になった。

Ver.4.4

レベルキャップ(108)開放によるSPの増加によって、踊り子の重要特技の一つ【よみがえり節】との併用が可能になった。
またギラグレイドIIIと覚醒のアリアが両立可能になった。術者志向の踊り子が長らく待ち望んだ瞬間である。

Ver.5.0

スキルポイントの仕様変更により、ついにおどりとうたを両方MAXにしてギラグレイドIIIとよみがえり節や神速シャンソンを両立させることが可能になった。
また、本バージョン実装のデスマスターも新たな使い手となった。【デスパワー解放】時のゴーストも使用する。
 
【万魔の塔】においては、デスマスターの場合、雑魚に対してはより範囲の広い【マヒャド】【マヒャデドス】の方が使い勝手は良いが、時増しやボスに対しての火力はギラグレイドが上回るので有効に活用したい。
踊り子ならば雑魚に対しても十分主力となるが、そちらも他に強力な範囲攻撃を持っているため使いどころはデスマスターと同じ感じになるだろう。
どちらかと言えばゴースト・凶が連発する方がより印象に残るだろう。

Ver.5.1

攻撃魔力キャップが1500に引き上げられた。

Ver.5.2

職業スキルが200まで解放。踊り子は武器スキル2種と職業スキル2種を全振りすることが可能になり、デスマスターはギラグレイドIIIと「蘇生時100%でバイキルト・魔力かくせい」を両立させることが可能となった。
とはいえ、踊り子は攻撃時ためるという強力なパッシブスキルを獲得し、デスマスターの方も高位の枠が増えた分にそのまま蘇生時バフを詰め込むという選択肢があるため、安易にIIIへセットできるわけではないという状況は相変わらずともいえる。

余談

DQシリーズにおける【メラガイアー】等の4段階目の攻撃呪文は、【ドルマ系】と共にDQMJで初登場し、その後DQ9以降のナンバリングにも取り入れられた。
しかし、DQMJとDQ9ではギラ系の呪文系統そのものが削除されていたため、ギラ系の4段階目である本呪文の初登場は、ギラ系が復活したDQMJ2まで待つこととなる。
更に、DQMJには登場したがDQ9では系統ごと登場できなかった【ジゴデイン】も本作では先に実装されていたため、「DQMJ以前からあった攻撃呪文系統の4段階目」の中では本呪文が初登場もナンバリング入りも一番最後となった。
詳しくはこちらも参照。
 
呪文詠唱動作は「両手から吹き出す炎で頭上にアーチを描いた後、手を合わせて炎を押し出すように放つ」というもの。
これは漫画DRAGON QUEST -ダイの大冒険-の作中で、当時のギラ系最強呪文だったベギラゴンを放つ際の動作である。
何気に、詠唱・発動モーション共に専用のものが用意されており、本作においてもある意味で優遇されている呪文と言える(他の最上位呪文は発動・詠唱モーションの内どちらかが他の呪文と同じになっている)。

関連項目