概要
DQ8で登場して以来すっかりおなじみになりつつある状態変化。
効果も基本的には過去ナンバリング作品のものと一緒で、最大4段階まで溜める事ができ、直後の行動のダメージ、回復量を増加させる。
今作特有の性質
多段攻撃の場合は最初の一撃目にしか乗らず(初段ダメージのみが増加とも考えられ無駄ではない)、また2段階目(【武闘家】・【バトルマスター】のみ3段階目)から上昇に失敗することがある(旧作では3段階目のみ)ようになっており、過去作に比べて少々使いづらくなっている。またシステムが異なるため一概に比較できないが、ダメージ倍率も低下している。
そもそもテンションを上げる特技(後述)のうち、【ボケ】【おうえん】を除いた全てが武闘家またはバトルマスターの専用技になってしまったので、おうえん一回で到達できる1~2段階目までしか他の職業ではあまり縁がないだろう。
反面、【ためる弐】のような一度に2段階上昇させることが可能な特技も実装されたため、会得したプレイヤーは短時間に強力な攻撃をすることが可能になった。
うまく使うには旧作以上に下準備をした上で使い時を考える必要があるだろう。
なおDQ8のような、テンションを上げてないとダメージが大幅にカットされてしまう性質を持っているモンスターは今のところ存在しない。
ちなみに、一部の特技は誰にも当たらなかった場合はエフェクトが一切発生しないものがある(前方範囲の技に多い)が、その中でも【狼牙突き】等一部の特技はテンションアップ状態で不発にするとなぜかエフェクトが発生するようになる。
テンションの上昇確率
武闘家、バトルマスター | それ以外の職業 | |
0→1段階(5) | 100% | 100% |
1段階(5)→2段階(20) | 100% | 80% |
2段階(20)→3段階(50) | 75% | 60% |
3段階(50)→4段階(100) | 50% | 25% |
テンションの段階による倍率の変化
段階 | 倍率の変化*1 | DQ9(参考) | DQ8(参考) |
0段階(通常時) | 1.0倍(変化なし) | ||
1段階(5) | 1.5倍+1~10 | 1.5倍 | 1.7倍 |
2段階(20) | 2.0倍+2~20 | 2.5倍 | 3倍 |
3段階(50) | 2.5倍+3~30 | 4.0倍 | 5倍 |
4段階(100) | 3.5倍+4~40 | 6.0倍 | 7.5倍 |
4段階目は【スーパーハイテンション】(略してSHT)とも呼ばれる。詳細は当該項目にて。
なお、テンションは以下の条件を満たすと解除される。
- テンションの影響を受ける行動(ダメージか回復を伴う行動の殆ど)を実行する
- 【ロストアタック】やテンションダウン攻撃を受ける(この条件のみ完全解除ではなく1段階ダウン)
- 【ロストスナイプ】を受ける
- 【いてつくはどう】等の有利な状態変化全般を解除する効果を受ける
- 【おびえ】【転び】【マヒ】等の行動不能系状態変化を受ける
- 行動阻害の【呪い】などにより、行動しようとして失敗する
- スーパーハイテンションになってから30秒経過する
その倍率と技構成の都合で、武闘家の場合はためる弐と【一閃突き・改】や【なぎはらい】の組み合わせを除き、溜めてから通常技を使うと普通に攻撃技を連発するよりダメージ効率が落ちてしまう。
敵の技から退避している時に使ったり、【ピラミッドの秘宝】・【アストルティア防衛軍】における増援や【なかま呼び】待ちの時に使う、または初撃の倍率が高いCT技とあわせて使う等工夫が必要である。
なお、ダメージが倍化する影響か、【メタル系】に与えるダメージもテンションアップ2段階で0or2に、4段階で0or3になる。
もっともこの場合も、大抵の場合は攻撃を繰り返した方がダメージは入るので、この仕様を有効に使えるとしたらヤリ・オノを持たずにピラミッドの金色モンスター(ゴールデン~と名のつく)を相手にするときぐらいか。
なお、同じ現象は闇の宝珠で極意をつけた【石つぶて】等の特技でも発生する。
テンションを上げる方法(Ver.3.1後期更新、味方側Ver.5.4更新)
- 特技・必殺技・タロット
- 【ためる】(1段階)
- 【ためる弐】(2段階)※
- 【ためる参】(3段階)※
- 【とうこん討ち】(約66%の確率で1段階)
- 【灼熱とうこん討ち】(2段階。攻撃を2発とも外した場合は1段階)
- 【テンション轟奪拳】(1段階。テンションが上がっている敵を対象にした時のみ)
- 【ボケ】(笑ったモンスターの数に応じた段階)
- 【ティンクルバトン】(1段階)※
- 【一喝】(1段階)※
- 【アクロバットスター】(Ver.2.4後期以降)(1段階)
- 【テンションブースト】【猛きたましい】(4段階)※
- 【荒神の舞】(味方全員2~4段階)
- 【純真な祈り】(味方全員2段階)
- 【魔術師のタロット】(ランクに応じて1~2段階、オーラ時には必ず成功)
- アイテム
- 【愛のチョコレート】(敵モンスター対象)(1段階)
- 【ラブチョコ】【愛のマカロン】【パワーチップス】(1段階)
- 【ストロングチップス】(2段階)
- パッシブ効果
- 【きまぐれ】で自分をはげます(1段階)
- タロットカード「月」「太陽」、または【パーティーメガネ】等の装備、【海峡バンジー】、スキル【勇気】、【愛の魔人】の魔法の効果(戦闘開始時に一定確率で1段階)
- 【バトルマスターの証】の効果(ダメージを受けたときたまに1段階)
- 【ちからアップ】スキルの効果(ダメージを受けたときたまに1段階)
- 【ドラゴンビート】【海魔の眼甲】【機神の眼甲】の効果(敵を一体倒すごとに一定確率で1段階。倒すのは誰でもよい。)※
- タロットカード「死神」の効果、装備【大戦鬼のよろいセット】【ヴァルハラメイルセット】の効果(味方が一人倒されるごとに1段階、装備セットは50%で1段階)※
- 【占い師】のタロット付属効果(特定のモンスターを引いた時たまに1段階やオーラが宿った時確定で1段階)
- 【絆のエンブレム】(絆発動時1段階)
- 【絆のエンブレム改】(絆発動時1段階)
- 風の宝珠「共鳴のテンションアップ」「復讐のテンションアップ」の効果(条件を満たした時に1段階)
- 【オートクレール】【ベルセルクブレード】【エキサイトアクス】【サイレントアンガー】【魔人の勲章】【夢幻魔王の勲章】の効果(攻撃時一定確率で1段階)
- 【ボルテージアックス】【レギオンメイルセット】の効果(行動時一定確率で1段階)
- 【武闘家】の【ヤリスキル】130P(攻撃時5%で1段階)
- 【はどう】の130Pスキル(行動時5%で1段階)
- 【パーティーメガネ】(開戦時に10%で1段階。合成効果で開戦時に1~2%で1段階。これらの効果は個別で判定されるため、最大4段階まで上がる可能性がある)
- 【海峡バンジー】(開戦時に25%で1段階。効果時間30分)
- 状態変化
- 【行雲流水】(Ver.4.4以降、行動時たまに1段階)
- 【テンションバーン】の効果(ダメージを受けたとき1段階)
- 【ミラクルブースト】の効果(ダメージを与えた際に約50%で1段階。判定は初段のみ)
- 【テンションリンク】(1段階)
- その他味方が使用可能な手段
- 【おうえん】(バトルマスターなら一定確率で2段階、それ以外は1段階)
- 【マッスルポーズ・極】(自陣営全員強制SHT、味方側は【NPC戦闘員】の【カンダタ】のみ使用)※
- 敵専用技
- 【ちからため】(1段階、一部の敵は2回判定がある)
- 【超ちからため】(3段階または4段階。敵の場合は確実に成功するが、3段階までしか上がらないタイプの超ちからためは3→4段階にする際必ず失敗するようになっている模様。)
- 【超とうこん討ち】(4段階)※
- 【きあいの果実】(3段階)※
- 【びっくりした顔】(3段階)※
- 【排除モード】(4段階)※
- 【話し合いをはじめる】-話が盛り上がる(4段階または味方全員1段階。状況により変化)※
- 【ブラザーダンス】(2段階・範囲)
- 【キメている】(1段階・範囲。一部個体のみ)
- 【無我の心】(強制SHT)※
- 【突撃命令】(1段階・範囲)
- 【送り風】(1段階・範囲)
- 【裂気斬】(1段階)
- 【天竜のとどろき】(1段階)
- 【やだぁ イケメン!!】(1段階)
- 【キメ顔メイク】(4段階)※
- 【パワーチャージ】(2段階)※
- 【ぶきみにほほえんでいる】(4段階)※
- 【愛憎のムチ】(1段階・使用者および対象者)
- 【おとし玉】(1段階・範囲・プレイヤー側対象)
- 【おとし玉大連弾】(1段階・範囲・プレイヤー側対象)
- 【新春一発ギャグ】(自身3段階、プレイヤー側全員1段階)
※の場合は確実に成功する。それ以外は上に記載したとおり、上昇に失敗する可能性がある。
すごろく
すごろくではハイテンション(+1)とスーパーハイテンション(+2)の2段階となっており、1段階で直後の攻撃・回復効果が2倍、2段階で4倍となる。
多段攻撃の場合、全弾に補正が適用される。また、テンションを使わなかった場合は戦闘終了後も持続する。
DQ10オフライン
オフライン版ではテンションと【必殺技】が統合され、他のRPG作品でよくある「奥義ゲージ」的な全く別のシステム(本作だと【デスパワー】や【魔の波動】の方が近い)となっている。
端的に言えば、戦闘中の行動により徐々にテンションゲージが溜まり、ゲージの一部または全部を消費して必殺技を使用できるというもの。
また、オフライン版では【CT】も必殺技と統合する形で削除されており、CT技だった呪文・特技の多くは必殺技扱いに変更された(【メラガイアー】【不死鳥天舞】等)が、一部は通常技扱いとなっている(【バギムーチョ】【レボルスライサー】等)。
詳しくは本家大辞典の【テンション】(DQ10オフライン)等の項目を参照のこと。