概要
【グレン城】国王。アストルティアの国家で彼の家族だけ登場していないが、グレン国が世襲制ではない事もあって今のところ跡継ぎ問題は起きていないようである。
人物
本来は優しい性格だが、ガートラントから贈られたネックレスの効果で魔瘴による頭痛に取り憑かれ、ガートラントに宣戦布告し戦争を始めようとする。兵士たちは王が正気でない事を見抜いており、王を赤子のときから知る【賢者エイドス】に助力を頼む。エイドスから頼まれた主人公が入手した【グロリスのしずく】を【ジダン兵士長】が受け取り、無理矢理羽交い締めにして強引に飲ませられ、魔瘴を打ち払って正気を取り戻す。
当初は「頭痛を治しただけ」と【黒のキーエンブレム】の授与を渋っていたが、【チグリ大臣】による耳打ちで自分がガートラントに宣戦布告していた事を知ると即座にこれを撤回、戦争を未然に防いだ功績として主人公にキーエンブレムを授けた。
メインストーリーを進める前には彼に関する話を色々と聞くことができる。
【グレン城下町】全体図のD-2、酒場の前にいる老人のゲイルは昔、血気盛んな若者だったと語り、またE-8の民家内にいるダイナスは、皆のために数々の凶悪な魔物を倒した勇士だと教えてくれる。
また【グレン城(ストーリー)】で投獄される前にグレン城の地下1階のD-5、地下牢にいるデイジャに話しかけるとバグド王はよほどの悪人でない限り、投獄しないことや人の本質が善だと信じていると聞ける。
なお、投獄されている囚人のゲルゲラも「温厚なバグド王に 投獄されるのは 大それた悪事をやらかした証」と述べている。
設定画によると髪の毛に見える赤い部分は具足の一部で、剃髪しているらしい。
活躍
Ver.3.0
【六種族の祭典】に出席。若い頃には【グロスナー王】のもとでオーグリード式レスリングを学んでいたいわば弟子だという。そんな相手に戦争を仕掛けることがどれほど不可解なことか兵士達もわかっていたのだろう。
Ver.4.2
グレン城上空に【終焉の繭】が現れたり、城(選王の儀礼場)に【原獣プレゴーグ】が現れたりと頭を痛める羽目になる。頭痛キャラが定着しつつある。
【悪鬼ゾンガロン】襲撃ではジダン達とともに主人公が来るまで持ち堪えるが、武闘派といえどさすがに伝説の魔物相手はキツかった。
直後の【喪心獣ゾンテドール】戦ではケモノ化を抑えるべく、兵士たちと共に背景で戦の舞を踊り続けた。
なおオーグリード大陸全体の危機だったが、グロスナーや【村王クリフゲーン】は駆け付けなかった。
ムービー限定での描写だが、戦闘の際にはオノを得物に戦うことが明らかとなった。
1300年前のオルセコ王国王子である【ギルガラン王子】が使っていた物と同じ【グローリーアックス】を使用する。まさかギルガランのものだったり…?
ちなみにクエスト【白き剣の下に】で六王会議に出席した際は片手剣を掲げていた。前述の漫画版でもこれに倣って剣装備である。やはり対ゾンガロン用にグローリーアックスを使用したのは何か理由があったのだろうか…。
蒼天のソウラ
【グレン城(ストーリー)】の後日談にあたる話が展開される。
歴史学者【ダンデル】とチグリ大臣と共に【竜の卵を調査せよ】というクエストを【旅のコンシェルジュ】経由で発布した事が【ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ】という物語のきっかけとなった。
クエストの顛末はこちらを参照。
【グレン城下町】が【魔工技師プラクゥ】によりけしかけられたマシン系モンスター達襲撃された際にはジダン兵士長と賢者エイドスを連れ、自らも右手に剣を、左手に槍を持ち、【キラーマシン】を一刀両断するという高い戦闘力と、魔瘴から回復した姿を見せた。
余談
DQH2にも、バグド王と同じく装備品によって正気を失った国王がいる。しかもこちらは完全に戦争を起こしてしまっている。
関連項目
登場
- 【グレン城(ストーリー)】
- 【白き剣の下に】
- 【万年雪の番人】
- 【赤き大地の双王子】(Ver.4.2ストーリー)