【ベホマラー】

Last-modified: 2022-12-14 (水) 20:46:48

ホイミ系呪文

【ホイミ】-【ベホイミ】-【ベホイム】-【ベホマ】

【ベホマラー】-【ベホマズン】

【キメラのいやし】(キメラ)

【ベホイミ】-【ベホマラー】-【ザオラル】-【天使の守り】

【ホイミン流回復術】(ホイミスライム)

【ホイミ】-【ザオラル】-【ベホイム】-【ベホマラー】-【天使の守り】

【スラソウル】(スライム)

【ザオラル】-【ベホマラー】

【ブヒブヒールII】(マジカルハット)

【ザオ】-【やすらぎハット】-【ベホイム】-【ザオリク】-【ベホマラー】

【たけやり介抱II】(たけやりへい)

【スクルト】-【ベホイミ】-【ザオラル】-【オートメンテナンス】-【ベホマラー】

【かいふく】(仲間モンスター)

【ホイミ】-【ベホイミ】-【ベホイム】-【ベホマラー】

概要

【ホイミ系】中級に当たる範囲回復呪文。範囲内にいる仲間にベホイミ程度の回復効果をもたらす。「マラー」と略される場合もある。
習得職業は【僧侶】【賢者】【デスマスター】の3職。仲間モンスターは【ホイミン流回復術】【キメラのいやし】【ブヒブヒールII】【スラソウル】【たけやり介抱II】【かいふく】スキルで取得可能。
消費MP16。基本詠唱時間3.0秒。効果範囲は使用者を中心とした半径20mの円形範囲。
基本回復量は80~90で、【かいふく魔力】が166以上になるとそれに比例して回復量が上昇し、回復魔力891で249~259回復する。
回復魔力891以上では回復魔力が6増えるにつれて回復量が1上昇するようになる。
回復量の計算式は次の通り。

回復魔力166~891:(回復魔力-166)×169/725+80~90
回復魔力891~:(回復魔力-891)/6+249~259 (※小数点以下切り捨て)

回復量は回復魔力300なら116程度、500なら約163程度、700なら209程度になる。
回復魔力891以上では回復量の小数点以下が切り捨てられるため、(回復魔力-891)が6の倍数になるように調整すれば無駄がなくなる。
 
回復呪文の専門職や、特化育成された仲間モンスターでしか扱えないハイレベル呪文で、パーティ全員のHPを大回復させる数少ないの手段の一つ。
リアルタイムである本作では、ターン制の他のDQ作品より「一人を回復している間にもう一人被弾する」という状況が起こりやすく、複数人の被弾をまとめて後出し回復できる範囲回復の優位性が特に高くなっている。
また、単体回復は対象を選択する一手間があるため、十分な詠唱短縮を積んでいる状態であれば対象選択の必要がない範囲回復の方が素早く出しやすい。よって、ベホマラーの習得後は多くの場面でこれが回復の基本となる。
パーティ人数が多くなる【パーティ同盟】コンテンツではなおさらで、同盟パーティの方は残HPが右下には表示されないのもそれに拍車をかける。
一方、【エンドコンテンツ】では「祈りベホイムなら一発で全快できるが祈りベホマラーでは全快できない」という意図的な調整をされた攻撃も飛ぶようになる。
こうした攻撃まで横着してベホマラーで対処しているとダメージの蓄積から決壊しかねないため、ベホイムとベホマラーの使い分け、そして一人ずつ回復する時間をしっかり稼ぐというベホマラー解禁前に立ち返った動きが必要になるだろう。
 
意外な欠点?として戦闘中のみ使えてフィールド上では使えない。
このため【まんたん】には対応しておらず、PTで回復できる呪文がベホマラーのみの場合「しかし何も起きなかった」と表示されてしまう。(スキルライン的にスライムはホイミなしでベホマラーのみ使える状態になりえる)
 
使いこなすには回復量と呪文発動速度の補強が不可欠。
上位呪文の例に漏れず魔力にかかる係数が高めに設定されており、回復魔力によって目に見えて回復量が上がる。
ベホマラー一発で範囲攻撃のダメージをケアしきれるか否かは非常に大きいため(回復しきれなければその分を追加の回復で補う必要が出てくる)、昨今の最大HP・ダメージインフレに伴い、使い手の回復魔力が重要視されるようになっている。
なお、Ver.5.5後期時点で僧侶の回復魔力は理論上は1000を超え、様々な要素を犠牲にすれば1100程度まで到達できる。
【聖なる祈り】【しんぴのさとり】の維持とスキル・宝珠による回復量の上乗せも欠かせない。
呪文発動速度については呪文詠唱速度の錬金装備や「ベホマラーの瞬き」、【詠唱時間短縮】のバフを駆使したい。
詠唱短縮バフを得る手段の少なかった初期は、【早詠みの杖】で最短詠唱のベホマラーを連打できる点が両手杖賢者の強みの一つとして見られていた。
 
射程は自分を中心に半径20mと非常に広く、基本的に位置取りを気にする必要はないが、【Sキラーマシン】戦における【グレネーどり】を押している間などはこの射程外に飛び出してしまうこともあるため気持ち程度に覚えておくとよい。また、サポート仲間も広い戦場では範囲外に飛び出していく事も多いので注意。
もっとも注意すべきは広大な戦場を移動しまわることになる【アストルティア防衛軍】である。防衛軍においては個別に回復する場合は対象の射程範囲まで自動で移動する個別回復に頼った方が良い場合もある。と言っても雑魚を倒すのに移動しまわる段階では元より回復に頼る必要もない事も多いが。
 
敵においては【バサラーナ】【スターキメラ】など一部使ってくるモンスターも存在するが、敵側は回復魔力が0扱いとなっているため、85ポイント程度の回復にしかならず大した脅威にはならない。
ただし、Ver.2以降は【グリーターデーモン】【緑風鬼フー】など、一気に1000近く回復する特別仕様のベホマラーを使う者も登場している。
また、【プラチナキング】戦の【スライムマデュラ】が使うベホマラーも回復量こそ2桁だが、メタルボディの【ゴールデンスライム】と一定時間死ななくなる【変身!】とのコンボにより非常に厄介な技と化す。
ゴルスラが変身する→変身中にゴルスラに会心を当ててHP1にする→変身解除後に1ダメージ当てれば倒せるというところでベホマラーをされるとまた会心を当てなくてはならなくなる。その間に逃げられるというのは誰もが通る道。
 
他のDQ作品においても、比較的手軽に使用できて十分な回復量が出せる範囲回復手段は貴重であり、有無で戦闘難易度が激変する、後半のボス戦でほぼ必須の呪文として扱われることが殆どである。
(他の伝統的な範囲回復手段としては【ベホマズン】【ハッスルダンス】【けんじゃのいし】【せかいじゅのしずく】等があるが、習得難度や消費MPが極端に高かったり、習得者が限られていたり、回復量が低かったり、個数制限があったりと何らかの難点が存在する場合が多い)

Ver.3.1前期

【達人のオーブ】の宝珠「ベホマラーの奇跡」で回復量を強化、「ベホマラーの瞬き」で詠唱時間を短縮できるようになった(どちらもLv1で2%アップ、最大でLv5+飾り石により12%アップ)。
ボス戦でベホマラーは非常に重要となるので、どちらも入手しておきたい所。
特に回復魔力の低い賢者に回復量アップは非常にありがたい。ただし聖なる祈りの上昇分には含まれないので、回復量が110%×2の220%にはならず100%+100%+10%の210%になるという点には注意されたし。
瞬きの方は【ラピッドステッキ】の効果時間が短く、連発もできない僧侶にありがたい。

Ver.3.1後期

【スラソウル】が実装され、【スライム(仲間モンスター)】が習得可能になった。
聖なる祈りが使えないため本家のヒーラー職には及ばないが、同スキルのホイミ系強化効果や【古代王族のベストセット】のセット効果を活かせばそこそこの回復力を発揮できる。

Ver.4.0

【マジカルハット(仲間モンスター)】【ブヒブヒール】がIIに強化されると48Pで習得できるようになった。
これまで範囲回復はかいふくのスキルを習得しなければ使えなかったためスキルポイントが不足しがちだったが、追加スキル無しで習得できるようになったことでスキルポイントの負担が軽減された。

Ver.4.1

【たけやりへい(仲間モンスター)】【たけやり介抱】がIIに強化されると48Pで習得できるようになった。
とはいえ元々回復魔力が低く、50Pに「ホイミ系効果+50%」があるとはいえ回復力は物足りず、更にスキルポイントの都合であまりこのスキルラインにポイントが割けない場合も多いので使う場面を見ることはあまりない。

Ver.5.0

新職業の【デスマスター】がLv71で習得。
ただし回復魔力は賢者よりも低いので、ヒーラーとして使うならしっかりと補強しておきたい。

Ver.5.5前期

ベホマラーの回復魔力キャップが891から引き上げられた。
ただし回復魔力891以降は回復量の伸びが緩やかになる。

関連項目

【ホイミ系】