【天下無双】

Last-modified: 2023-03-27 (月) 19:37:02

【とうこん】

【とうこん討ち】-【クイックアーツ】-【もろば斬り】-【無心こうげき】-【天下無双】-【テンションバーン】-【ミラクルブースト】-【灼熱とうこん討ち】-【古今無双】

概要

とうこんスキル100ポイントで習得できる【バトルマスター】専用特技。
また【きあい】スキル100ポイントの称号として天下無双がある。

性能

闘気を溜め、天下無双の連続攻撃を放つバトルマスター最大の技。
単体に通常攻撃の0.8~1.0倍ダメージを6回与える。消費MPは8。準備時間は1.5秒。
会心率補正は公式ガイドブックによると「▲+」(1/4よりやや高い)とされており、実際は0.3倍または1/3程度と推測される(【ばくれつけん】のように固定値の補正があるわけではない模様)。
【コロシアム】ではこのままでは強すぎるためか、倍率が0.5倍、会心率が1/4と、Ver.4.5前期に強化される前と変わらない性能になる。
 
武器スキルではなくとうこんスキルで習得できることから、バトルマスターであれば武器種を問わず繰り出せるのが利点。
Ver.4.4以前は両手剣片手剣は自前の主力特技があり、これ以上の火力を持つ特技がCT技に限られるハンマー以外では然程強力な技とは言えなかったが、Ver.4.5前期以降は非【CT】技としては破格の合計倍率を持つ技となり、両手剣、片手剣、ハンマー3種全てにおいて主力となる技となっている。
特にVer.1のストーリー攻略においてはこの段階で取得できる100までのスキルの中ではぶっちぎりの倍率を誇っているため、圧倒的な火力でボスたちをなぎ倒すバランスブレイカーと化している。
また、【輪王ザルトラ】を初めとするVer.3で実装されたDPSチェックボスにも効果てきめん。
 
多段攻撃の特技なのでテンションの効果は薄いが、元々の倍率が高いのでテンション20くらいなら【渾身斬り】よりもダメージを稼げ、テンション50以上でもあちらはダメージ上限に引っかかりやすいので結局こっちを使う方がいい。更に「特技ダメージ+○」は1発1発に効果が乗るため相性抜群。
また、非CT技故にダメージキャップが1999に設定されているため【強化ガジェット零式】【フォースブレイク】などのダメージ増要素が重なってしまうと容易にキャップに届いてしまうが、それでも合計で10000超えのダメージを連発できるため強化・弱体が重なったタイミングでの爆発力は非常に高い。
代わりにモーションが全特技中トップクラスに長いため、敵に範囲攻撃等に対してとっさに動いて避けることができないという欠点を持つ。
そして最大の欠点としては、その攻撃回数と威力の高さゆえに【やいばのぼうぎょ】等のダメージ反射系の特技を使用中の相手に打つと、反射ダメージでまず間違いなく戦闘不能になってしまうことである。この種の特技を使用する敵は要注意。
 
固有スキルで習得する特技のため、【二刀流】で左右の武器種が違っても宝珠の補正は問題無く掛かる。
細かいことに二刀流で打つとモーションが変わり、左手に武器を持たない場合や両手剣で打った場合は片手で振り回すが、二刀流の場合は両手の武器で連続して斬りつけ、最後の一撃は両方で同時に斬り払う。
 
【アスフェルド学園】でもこの特性はもちろん有効で、ヤリや弓などの武器攻撃力は高いもののCTスキルを用いなければ火力がいまひとつな武器との相性が非常に良い。
実用性はともかくとして、武器種によっては絵的にかなり面白い。
両手武器を装備していようが軽々と片手で振り回すし、ハンマーや素手、両手杖やスティックであっても斬撃音がするあたりはご愛敬。
ツメは右手のみでザクザク斬りつけるし、ムチは束ねたまま相手に打ち付ける。
弓に至ってはで敵に斬りつける。よく折れないものだ

天下無双の極意

Ver.3.0前期に追加。
1レベルあたりダメージ+3%、レベル6で+18%アップする。
目に見えて総ダメージが増えるため、バトマスをメイン職にしている場合は是非とも入手したい。
【キングリザード】【ヘルクラッシャー】【ずしおうまる】がドロップするが、どいつもこいつも光の宝珠を2種類落とすので鑑定でイラつくこともあるかもしれない。

変遷

Ver.1.3

PVにて圧倒的な存在感を見せつけ、公開当初はタイガークローの存在を脅かす新たな物理最強技として期待されていたがいざフタを開けてみれば0.5倍撃の6回攻撃で合計3倍。
両手剣の攻撃力を持ってしてもターンあたりのダメージはタイガークローとほぼ互角。
しかも発動前の長い溜め時間(当時3.5秒)により、DPSで見ればタイガークローとはまるで比べ物にならず、消費MPも8と燃費も悪いため雑魚には【すてみ】【はやぶさの剣】による【二刀流】で通常攻撃をしていた方がマシという有様であった。
 
敵では【闘士セインズ】がクエスト【剣となる者】での戦闘時に使用してくる。
実装当時はHPパッシブをフルに取っていてもすてみ使用後の天下無双を喰らえばまず一撃で戦闘不能になるほどの威力であった。

Ver.1.4

タイガークローの弱体により、両手剣限定ではあるが1ターンのダメージが僅かにタイガークローを上回るように。

Ver.1.5

【サポート仲間】のAI調整により、すてみの使用条件緩和でサポバトマスの需要が増加。
サポートとして片手剣バトマスを雇う際には通常攻撃のみの方がダメージ効率がよく、これを覚えていない方が望ましいとされた。

Ver.1.5後期

プレオープンした【コロシアム】では発動の遅さが致命的。
こちらの体が光ったのを見てから相手がタイガークローを入力しても十分間に合ってしまうので、大抵発動前に沈められる。
このころにはだんだんとタイガークローやはやぶさの剣二刀流よりも弱い特技としての風評が広まってしまっており、もはやタイガークローの優位は揺るぎないものと思われた…。

Ver.2.1前期

発動までの時間が大幅に短縮(3.5秒→1.5秒)された。
一発あたりの威力そのものは変わっていないが、当然実質的な火力が大きく向上する事になり、特に両手剣天下無双のDPSはタイガークローをやや上回る形となった。
バトマスは二刀流しか能がないという不名誉な評価は払拭されるに至った。
 
ただし、燃費面や発動後の硬直時間の短さではまだタイガークローの方が上。
こちらは連発できるようになった分MP消費が今までよりも激しく感じられるはずなので、その点を錬金でカバーするなどの対策も必要になってくる。
同時にオノやムチ、短剣などの対抗馬も大幅に強化されており、同時期は単体・範囲攻撃両方が要求される【ピラミッド】が全盛期であったこともあって、それらに優れたオノが台頭した。

Ver.2.2後期

【勇者アルヴァン】も使用してくる。さすが魔王を退けた勇者。
しかし、発動前の溜め時間は短縮前と同様になっている。と言っても敵側が遅くても特に関係ないが…。
 
その他ではサポート仲間が【メタル系】モンスターがいる時に優先してこれを使ってくれるようになった。
以前は特に両手剣持ちはなぜかメタル系に通常打撃しかしなかったのでこの変更はありがたい。

Ver.3.0前期

【達人のオーブ】システムで「天下無双の極意」の宝珠が登場。
また、他の特技と同様に二刀流の場合は左手の攻撃力参照のダメージが+1打されるようになったが、この特技の場合元々の一撃あたりの倍率が低いので、追加ダメージはさほど期待できない。
他武器の特技も宝珠によって強化されたこと、改善されたとはいえ未だに長めのモーション、消費MPの多さや強化された【ミラクルブースト】との相性の悪さなどから「バトマスはすてみしてから天下をするだけ」という環境ではなくなっている。

Ver.3.4前期

両手剣装備時における主力特技であったが、【両手剣スキル】の大幅強化により【渾身斬り】の威力が2.7~2.8倍と強化。
更に宝珠を付けてレベルを最大にすればおよそ3.4倍と宝珠付きの天下無双と然程変わらない火力を得ることになった。
あちらは単発技故にテンションとの相性は抜群であり、更に消費MPが3とこちらの半分以下なのでバトルマスターには向こうの方が扱い易い特技になったと言える。
ただ【フォースブレイク】【強化ガジェット零式】【レボルスライサー】等の追加効果の【被ダメージ増加】の効果中等は渾身斬りだと簡単にダメージキャップに引っ掛かってしまい、その場合は天下無双の方が大きなダメージが期待できるため、両手剣における天下無双の出番が全くなくなるというわけではない。

Ver.3.4後期

職業【180スキル】の「特技のダメージ+○」と相性が良い。
1HITあたりにすべて加算されるため20の場合それだけで計+120、二刀流の場合+140になる。
この時点で渾身斬りより火力期待値は上になっている。

Ver.3.5中期

新しく実装された【死神のピアス】の合成効果に「特技のダメージ+5」が含まれており、合成効果をこれで埋めると特技のダメージが+15されるため多段攻撃の天下無双とは非常に相性が良い。
上記の職業160~180スキルの「特技のダメージ強化」と合わせると期待値で渾身斬りを上回り、またあちらはダメージのブレが大きいので安定したダメージを与えられる技として、両手剣装備時でも再び主力特技として返り咲いている。
普段は天下無双を使い、テンションが上がった場合は渾身斬りを使うという使い分けが必要になった。
また、単純な威力だけなら宝珠無しの【全身全霊斬り】とも大差が無くなっている。
 
このVer.からは【○属性耐性低下】【全属性耐性低下】が同時に入った場合は属性ダメージ増加の割合が100%を超えるようになったため、両手剣ならば装備次第では天下無双で4000を超えるダメージを出すことも可能になる。

Ver.3.5後期

このバージョンで実装された【武神の道着セット】のセット効果に「特技のダメージ+15」が付いているため、スキルと死神のピアスを併せると最大で+50に。
二刀流でダメージ+350、両手剣であっても+300伸びる。
 
Ver.3.4後期以降、多段攻撃系のスキルが様々な要素で強化されていく傾向にあるが、その中でも天下無双は攻撃回数が最も多い特技の一つであるため、強化の恩恵を最大限に受けている。

Ver.4.1

【NPC戦闘員】になった勇者アルヴァンがやはり使用する。
敵の時と違って発動も速いが、入るダメージはバイキルト込みで合計約600程度と、正直あまり火力的には期待できない。

Ver.4.4

NPC戦闘員の【ファラス】が使用。
プレイヤーですら両手剣で一発300に届くかどうかという現状で、片手剣で【バイキルト】込みで一発あたり約400~450と凄まじい威力を叩き出す。
通常攻撃の威力からみて倍率は約1.0倍前後で、更に【二刀流】で放つのだが追加攻撃の威力が落ちないことから7連撃となっているらしく、プレイヤーの物とは大きく仕様が異なる。
合計ダメージは3000前後にもなり、【フォースブレイク】等の複数のダメージアップ要素が重なろうものなら1回の天下無双で10000近いダメージを叩き出すこともある
但しCTが設定されているのか連発はしてくれず、プレイヤーのものより少し発動前の硬直が長い(2秒ほど)。
 
これだけでも十分すぎる火力を叩き出してくれるのだが、恐ろしいことにファラスにはこれをさらに上回る奥義が存在する。

Ver.4.5前期

一撃あたりの倍率が約0.5倍→0.8~1.0倍に、会心率の補正が1/4(0.25倍)から0.3倍程度に上昇と大幅な強化が施される。
非CT技としては4.8~6.0倍と破格の合計倍率となっており、宝珠の補正も据え置きのため、両手剣なら攻撃力にもよるが宝珠込みで2500前後、【フューリーブレード】+【プラズマブレード】の炎耐性低下状態では4000近くは行く。
片手剣やハンマーであっても2000前後のダメージは軽く叩き出せる。
会心率の方は大きく伸びたわけではないが、素の会心率が10%であれば約17%、15%であれば約20%の確率で6発中に1発は【会心の一撃】が期待でき、額面以上の火力を出してくれる。
このためほぼバトマス専用になってしまうが、元々の攻撃力の高い両手剣には会心錬金を付ける選択肢も現実的になった。
一見バランスブレイカーの性能に見えるが、これ以前は全特技中トップクラスの硬直時間と燃費の悪さを持っている割に目に見えて火力が高いというわけでもなかったため、ようやくデメリットに見合う性能に強化されたともいえる。
 
今回の調整で両手剣、ハンマーのみならず片手剣においても主力特技たりえる性能となり、会心率特化で【不死鳥天舞】も合わせれば両手剣以上の火力期待値を持つ。
但しモーションが【はやぶさ斬り】の倍以上の長さがあるため、回避が重要なエンドコンテンツ等では少々使い難い。敵の行動に合わせてはやぶさ斬りとの使い分けが必要になる。
 
モーションは長いが、立ち止まって天下無双を連発できる状況であればDPSは非常に高い。
倍率が上昇したことに伴い宝珠の有無で総火力が大きく変わるようになったため、扱うのであれば宝珠での強化はほぼ必須になる。
また、一撃ごとのダメージのばらつきが大きくなったため、合計ダメージにかなりムラが生じるようにもなった。
火力の大幅な上昇に伴い今度は1999のダメージキャップに引っかかりやすくなってしまっているが、それを攻撃回数で補っているため大きな欠点とはいえない。
 
もちろん、【不思議の魔塔(Ver.5まで)】やアスフェルド学園においてもこの大幅な強化は適用されており、戦闘バランスに大きな影響を与えている。
既にクリアしている人やコンテンツに興味がない人にはあまり関係ないことだが、これから攻略する人にとってはこの技の存在は決して無視はできないであろう。
 
また、【NPC戦闘員】【勇者アルヴァン】の天下無双にもこの強化が適用されているため、火力が大きく増している。
 
敵では【迷える勇者】【堕ちた剣聖】が使用してくる。
迷える勇者は1発100程度の6連撃なのでHPや守備力次第では十分に耐えられるのだが、堕ちた剣聖は1発400前後の7連撃なため、【きせきの雨】があっても連続してガードやみかわし等が発生しない限りは、プレイヤー達の2倍近いHPを持つパドレですらほぼ確実に戦闘不能に陥る。
墜ちた剣聖は【Wギガスラッシュ】をはじめとしたほかの技の威力が気持ち控えめになった代わりに、こちらがぶっ壊れ技になった形となる。

Ver.5.3

錬金効果や輝石のベルトの効果の「攻撃時確率で状態異常付与」の対象から職業スキルの攻撃技が外されたため、間接的に弱体化した。
【ガナドールスーツセット】の「攻撃時5%でチャージタイム短縮」の効果も発動しなくなっているため、特に【プラズマブレード】の周期がDPSに関わる両手剣装備のバトルマスターにとってかなりの痛手となっている。
ただ、【サポート仲間】の場合はCTが溜まり次第使用する傾向があることから攻撃のテンポが乱れるという欠点もあったため、この点に関しては一概に弱体化したとも言い切れない。